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参加してくださいm(_ _)m
解釈違いは受け付けません
夜更け
机に突っ伏したまま眠っていたプレイヤーの肩を、誰かが優しく揺らす。
「……おい、起きろ。風邪ひくぞ」
クールな瞳なのに、どこか包み込むような温かさを湛えている。
「ったく……本当に世話が焼ける。私がいなきゃ、何もできないんだから」
口では呆れたように言いながら、そっと毛布を掛けてくれる。
頬に触れる指先は驚くほど柔らかく、心臓の鼓動が一拍遅れて跳ね上がった。
「ありがと、ダピコ」
「ふん……別に当然だ。だって――お姉ちゃんだからな」
そう言って微笑むその顔は、頼れるお姉ちゃんそのものだった。
その夜、安心したまま眠りに落ちた。
次の日。
プレイヤーがルピコと笑い合っているのを見たダピコの視線は、微かに冷たい影を帯びていた。
「……仲いいな。良いことだ」
そう口にしながらも、笑みはどこかぎこちない。
その場では何も言わなかったが、帰宅したときには、いつも通りの声で迎えてくれる。
「おかえり。今日は……楽しかったか?」
優しい声色。
けれどその瞳の奥には、張りつめた光が宿っていることに気づいてしまう。
「お前、私よりあいつを選ぶのか?」
ある日、不意にそう問い詰められた。
言葉に詰まる私を見つめながら、ダピコは小さく笑う。
「……冗談だ。お前が誰と遊んでもいい。だけどな――忘れるなよ。私はお前のお姉ちゃんだからな。誰にも譲らない。お前の隣は、私の席だからな」
その声は、甘やかすようで、どこか命令のようでもあった。
それからの日々、ダピコは私のすべてを仕切るようになった。
宿題、食事、休む時間さえも――。
「考えなくていい。お姉ちゃんが全部やってやるから」
そう言って笑う彼女の姿は、優しさと同時に、逃げ場のない檻のようでもあった。
夜更けに、冗談めかして囁かれた一言が耳に焼きついて離れない。
「……逃げようとするなよ?」
その声音は穏やかなのに、抗えない力で心を縛りつける。
やがて、私が「自分でやりたい」と口にしたとき。
ダピコの表情が、ほんの一瞬だけ凍った。
「……そうか。わかったよ」
柔らかい声。
だが次の瞬間、カチリと鍵が閉まる音が響いた。
「いいんだ。全部私に任せなくても……ただし、どこにも行かせない。ここにいろ。私が守ってやるから」
笑顔のままの彼女が近づき、そっと頭を撫でる。
「安心しろ。怖がることはない。お姉ちゃんがついてるんだから――お前は、私だけ見てればいい」
その手のひらは温かい。
なのに、背筋を這い上がる寒気が止まらなかった。