(仮題)ヴィークル・メアを求めて/(旧)母父の名で帰ってきた 作:MenoMash
後で段落下げます
どうも、お久しぶりです。重賞馬リュウールドレです。
今日はなんと、な・な・な・なんと。テレビ局の取材が来ています。
このクリスマスイブに馬の生取材に来るなんて暇なのかと思っていたのですが、どうやら白毛が重賞勝ったことはニュースになるレベルらしいです。
東京テレビトゥエンティ『速報!!』平日 16:54 - 17:20
「本日は滋賀県の栗東トレーニングセンター、その中にある菅井厩舎を訪れています」
「ここには、つい先日のラジオNIKKEI杯2歳ステークスで白毛馬として初の重賞勝利を飾ったリュウールドレ号がおります」
女性アナウンサーの朗々とした声が響く。
それほど大きくはないが、よく通る良い声だ。
なんか色々喋ってるけど、不快にならないのはいい事だ。
「リュウちゃーん」
「リュウちゃん、こっち向いてやぁ」
サトリうぜぇ。でも、こいつは私が勝っても、負けても、何も変わんないんだよなぁ。外厩から戻ってきた時もなぁんにも。
「あっ、今リュウールドレ号がこっちを向いてくれましたね」
「はい。意外と気まぐれなワガママ姫なので、運がいいですね」
「大人しそうな子に見えますけど」
「生まれた時から可愛い可愛い言われて甘やかされた娘なので、可愛い自分の言うことを周りは聞いて当然みたいな所があるんですよ」
「お猫様みたいな?」
「はい、それです。よぉ柴犬が猫っぽい言われますが、リュウールドレ号は馬界の柴犬ですね」
「柴犬…」
「猫と違て、調教は出来ますし、騎手の指示も聞けますから」
「なるほど」
「今は機嫌も良いみたいなので、少し撫でて見ますか?」
「え、良いんですか?」
「あまりベタベタされるのは好きやないんで、少しだけなら」
「それでは!」
ふむ。ファンサービスか。いいだろう。
「あ、ふかふかスベスベ」
「今は比較的リラックスしてますんで」
「可愛いですね」
「そろそろ機嫌悪なるんで」
「あ、はい。ありがとうございました」
さすがサトリ。よくわかったな。
「石端騎手相手なら割と平気なんですが、厩務員の私でも長時間撫でているとダメな娘なんですよ」
「繊細さんなんですね」
「いや、意外と図太いです。ベタベタ触られるんが嫌なだけで」
「なるほど。ちなみに、今日はお帽子やリボンをつけてますが、オシャレが好きなお馬さんなのですか?」
「帽子はクリスマスイブなので、しっぽの方は蹴癖があることの注意です」
「蹴癖ですか」
「ちょいちょい前科ある娘なので、こないだも鬣毟った烏相手に」
あー、なんか言ってるけどしーらない。覚えてないですぅ
「本日はありがとうございました」
東京テレビトゥエンティ=テレビ東〇
作中時間でつい2年ほど前まで、昭和タワーの敷地内に局舎があった。
社長は株式会社日本電波塔の社長。
昭和タワー=東〇タワーなので、そう考えると…
4歳・秋の遠征先アンケート(本編の結末は大きく変わりませんが、ウマ娘編の展開には影響あります)
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アメリカ・BC(オールウェザー)
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オーストラリア・メルボルンカップ(芝)