(仮題)ヴィークル・メアを求めて/(旧)母父の名で帰ってきた 作:MenoMash
どうも、リュウールドレです。冬が明けて春の訪れを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近になって知ったが、この育成牧場なる馬の学校には卒業課題のようなものがあるらしいのだ。それがゲートらしい。猫が言ってた。他にも、スピード調教とか、いっぱい練習したけど、犬君は根気よく付き合ってくれた。
それから、今回のご報告。
【朗報】私、ゲートから出るのすごく得意。
いや、最近忘れかけてたんだけど……私、元人間でしょ?最期の記憶なんて、知人に貰ったヨモギモチ食べてるところだけど、本当になんで死んだんだろうか。餅をのどに詰まらせたのかな?
それはさておき。とにかく、元人間だから、狭いところでジッとするのも大丈夫なのだ。そう、あの地獄の満員電車に比べれば半個室状態のゲートなど恐るるに足りず。
まあ、馬の習性のせいか、あまり長い時間は無理だけど。短い時間ならノープロブレム。それでも、隣のゲートの馬が騒いでいたりすると気になってしまうこともあるけれど、割とすんなりとゲートに入り、開いた瞬間ロケットスタートを切れるのだ。
この好スタートには犬君はもちろん、ベタベタ野郎も、小さい人間たちもベタ褒め。犬君が言うには、好スタートはレース展開を優位に進める要素のひとつなのだとか。
なるほどー。これは将来的にQOL爆上げするためにも重要だな。
そうそう。暖かくなってきたせいか、冬の間はよく傍にいた猫が出かけるようになった。お土産を持って帰って来てくれるのだが、どれもこれも犬君が取り上げる。結局、私の手元に残ることなく処分されてしまうのだ。
猫によると、私は図体は大きい癖に狩りが下手だから獲物を分けてくれているらしい。例の変な鹿を狩ったときも、仕留めたのに食べないから猫が食べたのだとか。狩りをしたときは、はやく食べないとカラスに取られる。自然界の掟を教えてくれるけれど、そういえば馬は草食だったような?
最近、良い子にしているとベタベタ野郎が飴をくれるから忘れていた。気が向いた時しか食べないけれど、なぜかミント味ばかりだ。ライオットに聞いてみたけど、ライオットはキャンディというのは、ミントキャンディのことではないのかと、逆に不思議がっていた。なんでも、ライオットの母の好物はミントキャンディらしい。お菓子か…。実家にいた頃も、コタローと愉快な仲間たちがキャロットケーキやブルーベリークッキー、イチジクマフィンを焼いてくれた。混ぜて焼いただけのイチゴケーキには、クリームなんてのってなくて、当時は不思議でたまらなかった。
元気かな、コタロー…。
いつか、いつの日か。ライオットや犬君に猫、ついでにベタベタ野郎のことも懐かしむ日が来るのだろうか。
コタローと愉快な仲間たちが作っていたのは、ちゃんと馬用のお菓子です。
4歳・秋の遠征先アンケート(本編の結末は大きく変わりませんが、ウマ娘編の展開には影響あります)
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アメリカ・BC(オールウェザー)
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オーストラリア・メルボルンカップ(芝)