闇深い世界で…悪化させた日々   作:不良品の主人公

2 / 11


色々駆け足で詰め込み過ぎたかもしれない。

4月の様子です。







ポイントとクラス

 

 

 

入学して3日が経った。

 

Dクラスは早くも乱れ始めていた。

 

須藤が昼寝。池と山内は雑談。女子達も雑談。あるいはタブレットを弄りながら授業を受けている生徒もいる。

 

 

(このままだと0ポイントになるか…)

 

 

原作通りだと怠惰な生活を続けたDクラスは0ポイント生活を強いられる事になる。

 

その後の特別試験で巻き返していく形になるが、8月まで0ポイントは流石にきつい。

 

 

(少し目立つが仕方無い…)

 

 

俺は原作知識を使うことにした。

 

放課後茶柱先生の元に行く。

 

 

「先生、ポイントで買い取りたいものがあります」

 

「なんだ?」

 

「明日のホームルームの時間を買い取らせてください」

 

 

と言うわけで翌朝のホームルームの時間を茶柱先生から購入した。

 

Dクラスは困惑を隠せなかった。完全に目立ってしまったが仕方無い。

 

 

「皆に聞いて欲しいことがある」

 

 

それから俺は知り合いの先輩に聞いた体でSシステムとクラス分けについて説明した。

俺の説明に高円寺以外は驚愕した。

 

上級生のDクラスの机の数や、山菜定食を利用する人達のクラス。更には無料コーナーの存在について話すと何人かが納得した。

 

 

「けど、水野月の勘違いじゃないか」

 

「そうだよ、授業中何してても怒られないもん」

 

 

池と篠原が反論する。俺はそれに対して後ろの監視カメラを指さした。

 

あれで授業態度を監視している事。そして確実に減点されてる事を説明。

 

監視カメラの存在にDクラスは驚いた。

 

だがそれでも疑問は残る。

 

 

「けど、Dクラスだから最下位ってのは無いんじゃない?平田君とか多分頭良いもん」

 

「そうだ、俺も勉強なら自信あるぞ」

 

 

軽井沢に平田の事をあげられた。幸村も追従する。

 

俺はそれに対して成績が良くても中学で内申点が傷つく何かがある生徒もDクラスになる事。運動も実力に含まれてる事を説明した。

 

ここまで来てDクラスはやっと少しだけ俺の意見を聞き入れたようだった。

 

 

だがしかし…

 

 

「けっ、それはお前の考えだろ。俺達を巻き込むな。この話は終わりだ」

 

 

須藤の言葉にDクラスは再び振り出しに戻ってしまった。

 

俺の説得駄目だったよ。

 

 

茶柱先生の方を見ると溜息をついていた。

席に戻ると堀北が話し掛けて来た。

 

 

「貴方の考え、興味深いわ。けど私がDクラスというのは納得がいかないの」

 

 

結局その日もDクラスは怠惰な生活を送るようになった。

 

昼になった。

 

 

「水野月君、ちょっと良いかな」

 

 

俺が机で弁当を食べようとすると平田が話し掛けて来た。後ろには軽井沢や松下、王、篠原達もいる。

 

 

「折角だから今日は一緒に食べないかい。長谷部さんも一緒にどうかな?」

 

 

俺は承諾し、長谷部を誘ってみた。長谷部は平田の後ろの女子達。軽井沢と松下を見て俺についてきた。

 

 

食堂でランチを摂る。

 

俺と平田が向かい合わせ。俺の両隣には長谷部と松下が座った。

 

 

「水野月君、今朝のホームルームなんだけど…」

 

 

それから平田は俺に話してくれた。曰く平田は俺の話しを信用してくれた事。毎月0ポイントはおかしいと思っていた事を話した。俺は彼に感謝し、どう対策を取るかを意見交換した。

 

 

「注意喚起するしかないと思うよ」

 

「須藤達が聞く耳持つとは思わないが」

 

「それでもやるしか無いと思う」

 

「女子は?」

 

「僕から言っておくよ」

 

「あたしも賛成ー、平田君と水野月君が言うならー」

 

「私もだよ水野月君」

 

 

 

どうやらここにいる女子達は平田の言う事を聞いてくれそうだった。

 

後は男子と須藤達だな。どうしたものか…

 

 

放課後になった。

 

 

俺は須藤に話しかけに行った。

 

 

「須藤、俺とバスケしないか?」

 

「ああん?」

 

 

というわけで須藤との1on1の勝負をした。長谷部が見ていた。

 

 

「恥かかせてやるぜ」

 

須藤が笑っていた。

俺のドリブルで勝負が始まる。

 

 

「なっ、水野月っ!!!」

 

 

一気に須藤を振り切り、そのままスリーポイントシュートを決める。

 

 

「ちっ…俺の番だ」

 

 

次は須藤の番だった。須藤がドリブルする。

暫く拮抗していたが、須藤の一瞬の隙をついて手を伸ばした。

そのボールを一瞬で奪い取りドリブルし、再びスリーポイントシュートを放つ。

 

 

「っ…やるじゃねえか…」

 

 

その後の勝負も俺の勝ちだった。

 

俺は自慢の身体能力で須藤を全抜きし、1点も取らせずに勝利した。

 

須藤の方を見ると相当悔しがっていた。

そんな須藤に声をかける。

 

 

「また勝負しようぜ」

 

「くそっ、今度は負けねえっ」

 

 

前言撤回。滅茶苦茶悔しがっていた。

須藤の肩を叩く。

 

 

「須藤」

 

「何だ」

 

「お前の力が借りたい」

 

「ああん?」

 

 

それから俺は須藤に皆の授業態度の改善の為に協力して欲しいと頼んだ。

 

 

「お前が改善すれば他は触発される。だから力を貸してくれ」

 

「だから言ったろ。朝の話しはお前の勘違いだって」

 

「そうかもしれない。だが…」

 

 

この後を強調する。

 

 

「1%の可能性にかけて俺の言葉が正しかったら来月振り込まれるポイントは0ポイントだ」

 

 

そう言うと須藤は無言になった。

 

 

「バスケ部だろ。シューズが駄目になった時にポイントが必要なはずだ。やっておいて損は無い。そうだろ」

 

 

そして肩を叩いた。

 

 

「もし協力してくれたらシューズ一足奢ってやるよ。だから頼む」 

 

「へっそこまで言われちゃやるしかねえな。いいぜ貸し1つだ」

 

 

そう言って笑った。よしっ、良いぞ。後は池と山内だった。

 

 

翌日、Dクラスは授業を真面目に受けていた。

 

女子達が真面目に受けている為、雑談していた男子達も白け始めて形だけでも真面目に授業を受けるようになった。

 

俺は1時間目が終わった後に未だに雑談している池と山内に話し掛ける。

 

 

「女子が真面目に授業を受けている。お前達も彼女達の仲間にならないか?」

 

「えっ」

 

「成績が良いほうが女子からの受けも良いと思う。この際に頑張ってみないか?」

 

「いや…でもよ…授業わからねえんだもん」

 

「最悪ノート取らなくて良い。聞いてるだけで良いんだ。難しすぎてついてけないんだろう?」

 

「そうだけど…いや、やっぱ良いわ。俺お前嫌いだし。お前の言う事なんか聞かねー」

 

「俺も」

 

 

池と山内はそう言ってそっぽを向いた。

 

すると後ろから須藤が肩を掴んだ。

 

 

「お前ら、俺が真面目に授業受けてるのにお前らだけサボる気か?」

 

「す、須藤…」

 

「なんだよ、お前も平田や水野月の味方するのかよ」

 

 

2人が不満を漏らす。

 

 

「味方じゃねえ、この1ヶ月だけこいつの言いなりになってやるって決めたんだ。お前らも巻き込まれろよ」

 

「面倒だしやらねー」

 

「俺も」

 

 

結局俺の話しは聞いて貰えなかった。

 

須藤は溜息を吐くと眠り始めた。

お前なあ…

 

 

ある日の放課後。

 

 

「1年Dクラスの水野月君、至急職員室に来てください」

 

 

そんな放送があった。

何かやったっけ?

 

 

そう思って職員室に入る。

 

茶柱先生が俺に話し掛けて来た。

 

 

「水野月、ある企業からお前への発明対価がきた」

 

 

それは3月に企業に提出したある商品の発明対価だった。ポイントにすると相当な金額になるらしい。

 

 

「本来なら数千万のポイントを与えるべきなのだがあまり高額なポイントを生徒に与えるのはどうかということでな。今回お前にはプロテクトポイントと1000万のポイントが譲渡される。プロテクトポイントは退学を無効にするポイントだ」

 

「充分です。ありがとうございます」

 

 

充分過ぎる。これでこの学校からでも色々出来るぞ。

 

俺はそれを受け取るとパソコンを購入し、更にロボット研究部に入った。

 

そして新たな商品を作りだす事を決めた。

 

この学校に入ってからも今まで通りやる。

 

それで良い。

 

出来れば長谷部のクラス移動権利も揃えておきたい。

 

 

 

 

水泳の授業があった。その日は池と山内が大騒ぎしていた。

 

止めたが、彼らは強硬にもやめなかった。

 

長谷部は見学すると言っていた。水着は後で見せてあげると言っていた。

 

結局多くの女子が見学した。

 

クラスポイントは大きく減っただろう。

 

 

 

「水野月君、凄い筋肉だね」

 

 

須藤と並んでプールを見ていたら櫛田が近づいて俺の筋肉を触ってきた。長谷部がガン見していた。

他の女子も集まってきた。松下が俺の身体を見ている。

 

平田が来ると大半がそちらに行った。

 

 

「くそっ」

 

 

須藤がプールサイドを蹴っていた。

 

 

「水野月君なんか運動してたの?」

 

 

松下が俺の腹筋を見ながら聞いてくる。

細身だが良い身体だった。

 

 

「小学の時まで空手とボクシングをやってた」

 

「結構鍛えられてるわね」

 

 

堀北も後ろから近づいてきた。

身長は松下の方が高いか?

 

 

競泳が始まった。

 

第4レースで三宅と当たる。

 

 

「陽哉ー、頑張ってー」

 

 

見学席で長谷部が応援している。

一応手を振る。

 

池と山内達の目線が凄い事になっている。

 

やるか…

 

 

一気に飛び込む。

そのまま横を気にせずにぐんぐん進んで行く。

 

 

「20.83だと…」

 

 

水泳の先生が驚いていた。

そのまま俺をスカウトするので大会くらいは出ると言っておいた。

 

予選で三宅を破り、本戦に進んだ。

 

タイム順に高円寺、須藤、平田、三宅と水泳で競争した。

 

 

「19.94だと…」

 

 

結果は俺の勝利。女子からの声援が凄かった。

何気に松下や軽井沢、小野寺、櫛田の応援が大きい。

 

 

女子の試合が始まった。

 

1位は小野寺だった。2位は堀北。櫛田は4位。

 

 

その後の自由時間で女子達が絡んできた。

 

櫛田と松下、小野寺が俺の周りに来ていた。

 

 

「運動全般得意なの?」

 

「スポーツなら大抵の事は出来る」

 

 

剣道やフェンシングはやったこと無いがな。

 

 

授業が終わった後長谷部に問い詰められた。

 

 

「ねえっ、何を話してたの?」

 

「スポーツについて」

 

「他には?」

 

「特にない」

 

「本当に?」

 

 

その日の長谷部は凄く重たかった。

 

月の終わりになった。小テストがあった。

 

 

俺はすんなりと解けた。

 

隣の堀北は最後の3問で止まってるようだ。数学と思われる問題を必死に解いていた。

 

 

 

そして遂に5月1日を迎えた。

 

 

 

Aクラス 940cp

 

Bクラス 700cp

 

Cクラス 510cp

 

Dクラス 200cp

 

 

 

池達の行動まで抑制出来なかった為、ポイントが大きく減っていた。

 

原作よりはマシだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 







というわけでポイントを大きく減らしたDクラス


駄目ですねやっぱり

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。