午前の稽古を終えた土曜日の昼頃。道場では顧問のベレスが部員のマリアンヌと個人指導をしていた。
マリアンヌ「やぁぁぁ!!面!」
ベレス「踏み込みが甘い!もっと強く来い!」
マリアンヌ「は、はい!」
普段は物静かなベレスであるが、稽古の時は勝気な程に厳しい性格に変わる。
マリアンヌ「はぁぁぁっ!!小手!胴」
ベレス「浅い!!もっと気合いを入れろ!」
マリアンヌ「はい!やぁぁぁ!!」
それから1時間稽古した後、二人は防具を取って休憩を取り、スポーツドリンクを飲む。
マリアンヌ「ぷはぁ!」
ベレス「ふぅ〜。まだまだ未熟な部分があるが、上達はしているな」
マリアンヌ「ありがとうございます!日々鍛錬してますので!」
ベレス「そうか・・・。もう少し休憩したら再開する。次は“掛かり稽古だ」
マリアンヌ「はい!」
その後、二人は再び防具を付けて稽古を再開する。
ベレス「遠慮せずに全力で打ってこい!」
マリアンヌ「はい!やぁぁぁ!!」
マリアンヌはベレスに打ち込んでいく。竹刀や防具が激しくぶつかる音が、途切れることなく道場に響き渡る。
それから30分、マリアンヌの掛かり稽古は続き、最後に切り返しをして稽古は終わった。
マリアンヌ「個人指導、ありがとうございました!お陰でより自信が付きました」
ベレス「それは良かった。これからも頑張るんだぞ」
マリアンヌ「はい!」
この個人指導で、マリアンヌはさらに自信が付いたようだ。
それから翌週の土曜日。今度はイングリットがベレスの個人指導を受けていた。
ベレス「はぁぁぁ!!」
イングリット「やぁぁぁ!!」
今は試合稽古を行なっており、激しく当たる竹刀と防具を叩く音が響き渡る。
イングリット「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
ベレス「はぁ、はぁ・・・どうした?もう疲れてきたか?」
イングリット「いえ、まだまだです!てゃぁぁぁ!!」
すでに稽古を始めてから2時間が過ぎているが、二人は少し息が上がる程度で、まだ余裕のようであった。
イングリット「やあっ!メーン!」
ベレス「やぁぁぁ!!」
それからしばらく、二人の打ち合いは続いた。
イングリット「ありがとうございました!」
ベレス「ありがとうございました!」
お互いに礼をして、試合稽古は終えた二人は、正座して面と小手を外す。
イングリット「今日はありがとうございました!充実した稽古ができました」
ベレス「それは何よりだ。私も満足できる稽古ができた。ありがとう」
ベレスとイングリットは互いの健闘を讃えあうのであった
続く