ベレス先生の剣道指導   作:バズートル

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三本目

午前の稽古を終えた土曜日の昼頃。道場では顧問のベレスが部員のマリアンヌと個人指導をしていた。

 

マリアンヌ「やぁぁぁ!!面!」

 

ベレス「踏み込みが甘い!もっと強く来い!」

 

マリアンヌ「は、はい!」

 

普段は物静かなベレスであるが、稽古の時は勝気な程に厳しい性格に変わる。

 

マリアンヌ「はぁぁぁっ!!小手!胴」

 

ベレス「浅い!!もっと気合いを入れろ!」

 

マリアンヌ「はい!やぁぁぁ!!」

 

それから1時間稽古した後、二人は防具を取って休憩を取り、スポーツドリンクを飲む。

 

マリアンヌ「ぷはぁ!」

 

ベレス「ふぅ〜。まだまだ未熟な部分があるが、上達はしているな」

 

マリアンヌ「ありがとうございます!日々鍛錬してますので!」

 

ベレス「そうか・・・。もう少し休憩したら再開する。次は“掛かり稽古だ」

 

マリアンヌ「はい!」

 

その後、二人は再び防具を付けて稽古を再開する。

 

ベレス「遠慮せずに全力で打ってこい!」

 

マリアンヌ「はい!やぁぁぁ!!」

 

マリアンヌはベレスに打ち込んでいく。竹刀や防具が激しくぶつかる音が、途切れることなく道場に響き渡る。

 

それから30分、マリアンヌの掛かり稽古は続き、最後に切り返しをして稽古は終わった。

 

マリアンヌ「個人指導、ありがとうございました!お陰でより自信が付きました」

 

ベレス「それは良かった。これからも頑張るんだぞ」

 

マリアンヌ「はい!」

 

この個人指導で、マリアンヌはさらに自信が付いたようだ。

 

それから翌週の土曜日。今度はイングリットがベレスの個人指導を受けていた。

 

ベレス「はぁぁぁ!!」

 

イングリット「やぁぁぁ!!」

 

今は試合稽古を行なっており、激しく当たる竹刀と防具を叩く音が響き渡る。

 

イングリット「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

ベレス「はぁ、はぁ・・・どうした?もう疲れてきたか?」

 

イングリット「いえ、まだまだです!てゃぁぁぁ!!」

 

すでに稽古を始めてから2時間が過ぎているが、二人は少し息が上がる程度で、まだ余裕のようであった。

 

イングリット「やあっ!メーン!」

 

ベレス「やぁぁぁ!!」

 

それからしばらく、二人の打ち合いは続いた。

 

イングリット「ありがとうございました!」

 

ベレス「ありがとうございました!」

 

お互いに礼をして、試合稽古は終えた二人は、正座して面と小手を外す。

 

イングリット「今日はありがとうございました!充実した稽古ができました」

 

ベレス「それは何よりだ。私も満足できる稽古ができた。ありがとう」

 

ベレスとイングリットは互いの健闘を讃えあうのであった

 

続く

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