転生したら黒蝕竜だった件 作:転スラ好きのライズ民
勇者の卵とかいう不穏なものが手に入ったとかそんなこと言ってなかった……?
だが、勇者と名乗りさえしなければ因果は廻らないはず。
だが私は
魔王種はどこいった?
まあ、別にこのままでも強いからいいけど。
不穏な感情を感じつつも、ラミリスにまた来ると言って転移。
リムルに精霊の棲家を見つけたことを報告……しようとしたが戦ってるな。
あの竜はスカイドラゴンというらしい。
まあ、リムルにとっちゃ雑魚だろう。
ちょっとは苦戦するかと思ったが、
出るタイミングを見逃したので、リムルが正体がバレない辺りの場所に行った瞬間私は姿を現す。
「よっ。情報を集めてきたぜ」
「見つかったのか?」
「勿論だ。ウルグレイシア共和国っていうところにあるぞ」
「マジか!助かった、ありがとな!」
「それじゃあ、いつ行くんだ?」
「明日にでも行こうか」
ということで、リムルに情報を伝えて精霊の棲家に向かうことになった。
普通にワープポータルを設置していたので、さらっと向かい、ラミリスに事情を語ってリムル達を通してもらう。
そこでリムルはラミリスにゴーレムを作るとかの取引をして精霊の加護を受けることにしたようだ。
シャガリの兄だからって容赦はしないのよさ……とかなんとか。
私の時はそんなのなかったけど……。
ともかく、リムルはさも当然のように何体もの上位精霊を統合、付与して子供たちに付与させていった。
一人には自我のある光の上位精霊がついたけど。
……けど、最後の一人だけ様子がおかしい。
精霊、じゃないよな?
ヴェルドラ並みのエネルギーを持ち、明らかに異様だ。
少なくとも私とリムルを足したエネルギー量よりも圧倒的に多い。
その人影がこちらを見る。
その瞬間――
――誰……!?――
という思念が送られたきたような気がした。
……ただ、もうクロエ・オベールという子供に融合してしまったので真相は分からないが。
なんとなく不穏なものを残しながら、私は子供が救われたのを見届けたのでここを離れる。
ラミリスはいてほしそうだったが、情報者が新しい情報を手に入れたと息巻いてるからな。
ゴーレムはリムルだけが作るだろうし。
そもそもラミリスには
「じゃあなー、ラミリスー」
「また来なさいよね」
そうだ!次はシオンの料理でも持ってきてやるか!
あれだけ 咤激励したんだしシオンも成長してくれてるだろう。
情報者が提示した場所へ向かった私は、現在二匹の魔物の前にいる。
傷だらけの
ヘルモスは虫系の魔物だから仲間に加えようかと前から思っていたが、この菌は何だ?
《解。
なるほど、そういえばそんなこと言ってた気がするぞ。
あの粘菌を私も使えるとなれば、テンションが上がること間違いない。
さて、じゃあ早速改造と名付けをしていこう。
ヘルモスは、鉄蟲糸を使って様々な攻撃をする感じのモンスターになればいいな。
フウガやスズネはサポート、ネーロは糸は搦め手。
だったら、ソウエイみたいに普通に糸で戦う奴がいてもいいはずだ。
こうしてみると、私の仲間って糸を使う奴が多いんだな。
折角だし粘菌にも付与してみるか。
ということで、ヘルモスは
粘菌は
見事なことに、数日ほど特訓するとビアンカは人に化けられるようになった。
それも、私そっくりの。
しかもソウエイの動きを教えるなり、忍者のようなことを特訓し始めたのだからすごいもんだ。
まあ、隠密能力はちょっとあれだけど。
正々堂々正面から戦う忍者とかいう、何言ってるのか分からない感じになってしまった。
ちなみにこの姿は糸で再現してるだけだから、燃やすと中の本体が露出してしまう。
成長して人型になってみせると息巻いていたが、どうなることやら。
で、ロッサだが、爆発を自在に操るユニークスキルを早々に手に入れた。
粘菌特有の爆発するアレもできるが、爆発する粒子を撒いて何かしらのトリガーで起爆など、文献で見た炎の古龍と似たようなこともできる。
糸に爆破属性をつけることもできるぞ!
粘菌特有のやつよりこっちの方が使い勝手いいぞ。
何日経ったのかは分からないが、ビアンカもユニークスキルを獲得。
ビアンカが「
形容変化に比べてスキルとかの面への干渉力は弱いが、現世への力が強い。
それも、固有スキルの鉄蟲糸と組み合わせることによって猛威を振るう。
うむ。中々頼もしい配下ができたもんだ。
そろそろテンペストに帰るとかリムルも言ってたし、頼もしい仲間を連れて凱旋だな。
この時私は知る由も無かった。
この後に起こる、悲劇を。