……………あらかじめ言っておこう。
私は、至極真面目に体力測定を行った。
そのうえで、体力測定の結果をダイジェストにしようと思う。
結果が分かり切ってしまっているからな…。
50メートル走
「測定不能…一位だ」
握力
「…測定不能……一位」
立ち幅跳び
「…∞…はあ、一位…次…」
反復横跳び
「測定不能。次」
ボール投げ
「∞だ。次」
持久走
「スt…ゴール。測定不能。一位だ」
上体起こし
「測定不能…一位だ」
長座体前屈
「2m。……2m…? …一位だ」
…というわけで、
「んじゃパパッと結果だけ公開していく」
オール1位とか言う馬鹿みたいな記録で、私は個性把握テストを終わらせた。
除籍だなんだと言っていた相澤先生だったが、最後の最後で合理的虚偽だと言って去っていった。
――…外見で物を言うのはよくないと重々承知しているのだが、名前を知らない以上こう言うしかないだろう――胸の大きな女子が、あれは嘘だと推理していたが、恐らく的外れだろう。
あの先生の目を見れば分かる。完全に見込みのない者を除籍する気満々だった。
多分、そのことに気づけているのは私だけだと思うので、黙っておくことにした。
相澤先生の合理的虚偽に気付けるようになることも、一人前のヒーローになるために必要なことだろうと判断したためだ。
それはそうと、今日は数年ぶりに頑張った。
この体になってから、少し本気を出すだけですぐに疲れるようになってしまった。
早く帰って燈矢の夕飯が食べたい。
そんなことを思いながら、私は女子更衣室に歩いた。
後日譚
「研究員さん!」
疲れた体に鞭打って家に帰り着いた途端、ヒミコが私を指さしながら怒鳴ってきた。
その横には、何を吹き込まれたのか仁王立ちをした燈矢が突っ立っている。
「…ああヒミコ。おつかr…「おつかれじゃないです!」…なぜだ」
「今日の入学式! 研究員さん出なかったでしょう?!」
「え、入学式なんてあったのk「ごたごた言わないでください! 正座です!」だから話を…「正座!」…はい…」
ヒミコの話しぶりからすると、おそらくB組は入学式にきちんと出席したのだろう。
どうもヒミコは、私と一緒に入学式に出たかったらしく、それに賛同した燈矢も珍しく怒っているらしい。
A組は、合理的主義者の相澤先生のせいで全員出られなかった。そう説明したかったが、口を開こうとすれば暴言に酷似した叱責が襲い掛かってくるため、私は口をつぐむしかなかった。
それから数時間後に、相澤先生への呪詛を吐き続けるだけのアノマリーになってしまった私が発見されたとかなんとか…。
…オリジナルの方にばっかり集中してて全然こっち書けていなかったのと同時に、かんっぜんな手抜きクオリティになってしまい本当にすみません。
次回からUSJ編に入ろうと考えています。そっちは気合入れて書きますのでどうかお許しを…!