【CLATTANOIA】黄昏の超越者(オーバーロード)‐ファイナルファンタジーXIV‐   作:ウルトラナポリタン

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忙しすぎて書く暇がありません。

が、失踪するつもりはありませんので生暖かい目で見守っていただければ幸いです。


第19話 蒼穹の明眸と黄金の光彩

 

 娼館を壊滅させた次の日の朝一番。普段ならブレインの鍛練か依頼の物色前に一杯やっている時間帯に、光の戦士はブレインを伴って首都で最も栄えているの通りを歩いていた。アルコールが入っていないので気分は乗らないが、当然体調は万全である。

 そして、現在の光の戦士はウンバス製の鎧は身に着けていない。軽装どころか防具は一切装備しておらず、動きやすい半袖のシャツと少し厚手のズボンのみ。腰には申し訳程度に、その辺りで売っている安物のブロードソードを帯びているだけだ。

 そしてブレインも例外ではない。いつもの刀は宿に預け、帯刀どころか手ぶらである。

 

「なぁ旦那、本当に良かったのか?」

 

 ブレインの疑問は、2人のあまりにも無警戒な振る舞いについてではない。彼が光の戦士の奇行には慣れているからだ。つまるところ、目的地についてだろう。

 

「冒険者が登城ってのは……体裁的に不味いだろ。俺らは仮にもアダマンタイト級なんだぜ」

 

 そう、光の戦士とブレインが向かっているのは、リ・エスティーゼ王国国王ランポッサⅢ世が御座す、ロ・レンテ城である。本日明朝に蒼の薔薇の使いが宿やってきて、非武装で城へ来るよう言伝があったのだ。内密に、冒険者組合長のリードに確認も取っていると。

 昨日の今日で、行動のツケを清算することになろうとは。多少のリスクを承知でセバスに恩を売ったが、こうも爆速で取り立てられるとゲンナリしてしまう光の戦士。

 

 話は戻し、良いか悪いかで言えば非常に悪い。いつか国と本格的に絡むことになるとは考えていたが、あまりにも早すぎる。光の戦士は腹芸は得意ではないので、もっとこちらに切れる手札がある時に絡みたかった。

 当たり障りの無いよう努めるつもりだが、蒼の薔薇が暁の肩を持ってくれるよう祈るばかりである。

 

 光の戦士が内心で少し焦っていることに気が付いたのか、ブレインは大きくため息を漏らす。この王国そのものに未練は無いが、セバスという特大の可能性が残っているのだ。出来る限り情報を得てから離れたいところ。

 

 

 そうこうしている内に、気が付けば城門前。城門は固く閉ざされており、左右の端と中央に1人ずつ衛兵が立っている。

 

「そこの2人、止まりなさい。ロ・レンテ城に何用だ」

 

 街を警邏している衛兵たちはいい加減だったが、流石に直轄ともなればしっかりしているらしい。光の戦士は初めてウルダハのロイヤル・プロムナードを訪れた光景を思い出す。

 

「おいコイツら……暁じゃないか?」

「あの頭のネジが外れてるっていう!?」

「ああ、見覚えがあるぜ……2日で3つの依頼を達成するヤバい奴らだ」

「こんな奴ら通せるわけないだろ」

「直ぐにストロノーフ戦士長に知らせなければ」

「目を合わせたら牛でも絡まれるって本当か?」

 

 光の戦士の心は怒りに支配された。懐かしい情景に漆黒のコーティを着込んだ変顔の異丈夫が映り込んできたかと錯覚するほどには血が煮えたぎっている。メテオって多重詠唱化できるのかな。

 

「我々はラナー第三王女のお召しにより参上した。王女が憂慮されているエ・ランテル南西の森で目撃された正体不明のモンスターについて、蒼の薔薇殿を交え意見交換を行う目的だ」

 

 震えるしかない光の戦士を見かねて、慌てて光の戦士と衛兵たちの間に入ったブレインが口上を述べる。

 冷静に考えてみれば、ここまで酷い言われようなのは癪だが思い当たる節はいくつかある。暁だし、そのペースで依頼を進めていたこともあるし、酔った勢いで羊と取り組みを行った記憶も薄っすらと残っている。牛じゃない、羊さんである。

 若干こちらに非があるか? とクールダウンを図る光の戦士。

 

 どこでそんなお上品な話し方を覚えたのかと後になってブレインに聞いてみれば、「旦那といると必要だと思ったから」とのこと。光の戦士以上に貴族と絡む機会のある一般人など居ないのだが、本当に失礼な話だ。

 

 流石に改まった物言い、自信のある実力者のブレインの佇まいに気圧されたのか、衛兵たちは即座にこちらへ頭を下げて謝罪する。光の戦士は広い心の持ち主なので、うむうむと数度頷いた。

 

 2人の衛兵が潜戸から場内へ引っ込み、待つこと10分。確認が取れたのか先ほどよりも畏まった態度で戻ってくる。そのまま中へと案内されそうになるが、光の戦士は自身が帯びる剣への指摘が無いことに気づき、同行する衛兵に語りかける。

 

「ラナー様から直接許可をいただいています。ガガーラン様が貴方は鎧は脱いでいるだろうが帯剣しているはず、指摘してもゴネるので最初から無視しろ、と」

「バレバレじゃねぇか」

 

 全くもってその通りである。舐められたくない……というのは冗談で、国に所属しない冒険者として一線は引いているという主張だ。もちろん固辞するつもりはないので真面目に注意されれば従うつもりだったが。

 

 城門入って直ぐのそれなりの広さの庭園を抜け、居館と思わしき大きな建物に入る。城下街の貧富の差がより鮮明に印象付けられる豪奢な廊下が続き、客人や来訪した貴族、使用人たちが使うであろう部屋の扉が並んでいる。

 よそ様の国に対して口出しするほど、光の戦士は図々しくはない。それでも――一人の"冒険者"として、思うところはあった。

 

 階段を一つ上がり、2階。少し進んで、先導していた衛兵が足を止めた。

 

「こちらになります」

 

 光の戦士たちに一礼し、衛兵は立ち止ったすぐそばの扉にノックを数度刻み厳かに開いていく。

 鼻孔をくすぐる、柔らかな果実を思わせる紅茶の香り。6人の女性が円卓を囲み、白銀の鎧を身に着けた少年が入り口直ぐ近くにマネキンのように立っている。衛兵は光の戦士とブレインの入室を確認し、そそくさと退室する。

 

「暁の皆さんっ! ……失礼しました」

 

 マネキンのクライムが、光の戦士の顔を見て目を輝かせる。しかしすぐさま感情を引き抜き、マネキンへと戻っていった。

 

「お待ちしておりました。私はラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ。第三王女という肩書ではございますが、この場では是非忌憚のないご意見とご指摘をいただければ幸いです」

 

 ラナーと名乗った少女は椅子から立ち上がり、光の戦士とブレインへと深々と礼をする。王家の人間がこうも簡単に頭を下げるのはどうかと思う光の戦士だったが、この場の者は全員関係者であると察した。

 

 ラナー第三王女。当然、光の戦士もよく知っている。少ないとはいえ彼女が通した既設法への改革は、貧困と飢餓、疫病の恐怖に喘ぐ民草や識者からの評判が高い。この文化の中でも、彼女を次期国王にと望む者も多いほどだ。

 

「お久しぶりです」

「男前、明日稽古つけてくれよ」

 

 ラキュースにガガーラン、彼女たちは私服のようだ。武器を携帯しているようにも見えず、光の戦士と違ってキチンとしている。今日は酒じゃないのかとラキュースをからかうと、茹でだこのように顔を真っ赤にしてしまった。どうやら普段はしっかりとお嬢様を通しているらしい。

 

「…………おはよう、です」

 

 イビルアイは相変わらずである。いつもの仮面にいつものローブ、代り映え無し。昨日の買い物で若干仲良くなったつもりだが、何がきっかけで使いものにならなく無くなるか分からないので弄りは無し。

 

「おは、私はティア」

「初めましてー、私はティナ」

 

 THE 忍者。知る者であれば誰が見ても、彼女たちが何か解る。金髪を頭頂で髷の様に結い、そこまでするか? と思えるほどに露出の高い金髪の2人組だ。

 赤と青という小物の色の違いはあれど、瓜二つの顔を持つ少女たち。双子だろうか。

 光の戦士としては好ましい緩さ。出されている紅茶をぐびぐび飲みながら、気怠そうにひらひらと手を振っている。

 

 当然だがラナーを除く、この5名が蒼の薔薇のフルメンバーなのだろう。メインタンクのガガーラン、オフタンク兼司祭のラキュース、DPSのティアとティナ、魔法職のイビルアイ。非常にバランスの良い、優秀なパーティ構成だ。光の戦士とブレインとは大違いである。特段困ったことは無いのだが、比較すると恥ずかしさを覚えるほどだ。

 

 まぁそれは置いておいて、雑談に花を咲かせに来たわけではない。以前光の戦士とイビルアイが対応したエ・ランテル近郊のモンスターについての話だが、それも建前だろう。いまさらだ。

 

「はい、おっしゃる通りでございます。単刀直入に申し上げますと、お二人にも我が国の汚点の一つ――八本指の一斉摘発にご協力いただきたいのです」

 

 用意されていた椅子に光の戦士とブレインが着き、ラキュースが注いだ紅茶を回されたところでラナーが口火を切る。

 

 一部の貴族とも繋がりのある、リ・エスティーゼ王国裏社会に蔓延る犯罪組織。裏金と麻薬、奴隷売買で資金を回し、特に麻薬は貧困層を中心に民にも流通しており非常に影響力が大きい。裏社会とは言ったものの国外にもその存在は知られており、王国そのものの存在感が年々弱まり続けている。

 

 中小貴族はもちろん、六大貴族の末端も八本指に加担しており、一枚岩ではない王国――というよりも王家が頭を悩ませる文字通りの汚点だ。

 その中でも六腕と呼ばれる警備部門の6人は、それぞれがアダマンタイト級冒険者に匹敵すると言われている。当然彼らの部下も精鋭が揃い、内部工作の類は意味を成さないとのこと。

 

 昨日、何者かによって八本指奴隷売買部門の長、コッコドールが死亡した。行き先も死体も依然不明のままだが――そんな噂が流れたそうだ。真偽は確かではないが、真実であれば、一部門のトップが消えたこのタイミングはチャンスである。内部がゴタついている間に一網打尽にするのは良策だ。

 逆にこの機を逃せば、報復に出られることになる。王国の主要人物が狙われでもすれば、周辺国家に大きな隙を晒す。

 当然嘘であれば前提条件が無くなるが、この噂が八本指の耳に入っていない訳がない。何かしらの行動をとるだろう。一斉摘発は前々から立案されていたようで、今後の動きに影響が出かねない。

 

 背景はともかく、問題なのはなぜ暁がその一斉摘発とやらに関わらなければならないのか、ということだ。蒼の薔薇はラナーと深い関わりが有り、手を貸すのは解る。私的な繋がりは噂にもなっているほどだ。

 だが、暁は関係が無い。王女直々の召喚ということで足を運び、この様子では光の戦士が絡んだことはバレていなさそうだ。

 

「この作戦は、王国の今後を担う重要なものです。ストロノーフ戦士長を筆頭にその直轄の戦士、ラナーが信頼できるというとある貴族の私兵もお借りする予定……この王国の未来を左右する一石なの。決行は今夜――どうか、お力を貸してください」

 

 その言葉は、ラキュースから紡がれた。彼女は椅子から立ち上がり、最敬礼もかくやという勢いで頭を下げる。続いてラナー、ガガーラン、ティア、ティナも続く。イビルアイは椅子から動こうともしなかった。

 

 

「断る」

 

 

 しかし、光の戦士の回答はNoだ。どこまで金を積まれようが、名誉や名声を手にしようが、この話を飲むことは無い。

 逡巡も無い返答に、ブレインとイビルアイは小さくため息を漏らす。2人とも光の戦士の回答は予想できていたようだが、ブレインは若干様子が違うように見える。

 

「……そんな。八本指の暗躍により、多くの無辜の民の安全と幸せが脅かされています。今がチャンスなんです。彼らを打ち滅ぼせば、きっと、この国は」

「ラキュース」

 

 まさか光の戦士が断ると思っていなかったのか、拒絶の言葉を聞いたラキュースは頭を上げて光の戦士へ駆け寄ろうとする。その様子を見たガガーランは、彼女の右腕を掴むことで引き留めた。

 どうして。涙声で、ラキュースは訴える。彼女から見た光の戦士の印象が気になるところだが、理由は単純に3つだ。

 

 1つ、光の戦士とブレインは冒険者だ。国家の問題に中立であることを条件に依頼者、組合から金銭を得ている以上、その立場が大前提であることに変わらない。

 

 2つ、この話はラキュースを遮ってでもラナーが最後までするべきだった。立案者であろう彼女が控えているということは、戦力的には既に足りている、もしくは別の意図があると取らざるを得ない。情に頼った泣き落としが成功の前提など話にならない。

 

 そして、3つ。昨日の娼館襲撃は自分も関わっており、目撃者がいないのは確認済みで敵は全員殺害している。恐らくコッコドール、ついでにサキュロントとやらもなんやらかんやらで死んでいるだろうが、具体的に"死んだ"と噂が立つのは早すぎる。誰かが意図的に、それも思いもよらない場所から出てきた話ではないだろうか。

 

「えっ」

 

 まくし立てたので、ラキュースを筆頭に蒼の薔薇とラナーが面食らったような反応を示す。ちなみに声の主はクライムであり、隠すようお願いしていたので当然だ。無駄骨になってすまん。

 イビルアイの顔は見えない。ブレインは……また変なこと考えてるなコイツ、といった具合の呆れ方である。

 

 ちなみに、この3点は破綻している。冒険者としての立場を示しながら、八本指の件に顔を突っ込んでいる。つまり、表立っては手伝えないがたまたま通りがかった時に巻き込まれたら対処せざるを得ないな~、程度の含みである。

 この場に居る人間にどう思われようが光の戦士としては気にすることではないが――理不尽な暴力で奪われる命を無視するつもりもない。ただ光の戦士がハイデリンに戻れなければ、この世界の現状以上に、ハイデリンに理不尽な波が訪れるのだ。光の戦士が帰還を最優先する理由は、この一点に他ならない。

 

 拾えるものは拾おう。ただ、指針の全ては『多いか少ないか』。それ以外、必要無い。

 

 少し頭が痛む。拾えるものは拾う、拾っているはず、拾うのだ。

 

「なるほど、確かに噂の出どころは六大貴族そのものに操を立てている中立貴族です。八本指と六大貴族の一部に癒着があるのは暗黙の事実、わざわざ王家とのバランスが崩れるような情報を上げるのは不自然ですね」

「バカならともかく、普通は王家には伝えない。こうも大事になっているなら、何か裏がある」

「面倒だけど情報収集くらいはしておく」

「でもよぉ、なおさら今動くのは危ねぇんじゃないか? 相手は六腕……男前(おっとこまえ)がいるならともかく、夜間戦闘かつ相手のシマってのは不利すぎるぜ」

 

 ラナー、ティア、ティナ、ガガーランは光の戦士の意図を汲み取ったようである。ぽかんとしたままのラキュースを無視したまま、『とりあえず突撃して問題が起きたらなんだかんだで解決する作戦』を練り始めた。

 

 実際のところ、この王国には微塵も興味が無いが、八本指という組織にはメスを入れる価値があると光の戦士は考えている。腐敗していたとしても、ここリ・エスティーゼ王国は紛れもない国家だ。個として扱える集団の最大単位である国家を相手にここまで虚仮に出来るなど、生半可な影響力では出来るはずもない。

 そうなれば、何かしら外部の力が働いた可能性があると考えるのは自然なことだ。例えば――かつてこの世界に居たという、プレイヤーの残滓を利用しているなど。

 

 

 そして、一つ懸念がある。

 セバスほどの強者を従える誰か。そんな主人を持ちながら、なぜ彼は八本指についてそこまで知らなかったのか。この街で活動する以上、強大と思われる彼の主人がセバスへ情報を与えていないなど理解できない。

 

 考えられるのは三点。セバスはただの駒の一つに過ぎないか、知っていて明るくない振りをしていたのか、そして――主人ですら知らない、あるいは『情報収集中』か。

 

 いずれにせよ今夜何かが動くだろう。それがこの世界へどう影響するかは、光の戦士の知ったことではない。

 

 

 光の戦士は使命を果たすだけだ。その障壁となるのであれば、誰であろうと粉砕する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少女ラナーはこの日、生まれて初めて『恐怖』を覚えた。

 

 眼前で衛兵に持って来させた酒を呑気に煽る、庶民が着る軽装を纏った男。一般的な感性では精悍な顔つきで、恐らく美男に分類されるであろう青年。

 蒼の薔薇の面々ですら装備は全て衛兵へと預けている。その中で、彼は堂々と腰に剣を帯びていた。

 

 曰く、ラキュースの友。曰く、ガガーランの師。曰く、イビルアイの気になる彼。

 すでに面識のある蒼の薔薇からの評価は上々。市井から得ている情報でも絵に描いたような冒険者という性質(たち)で、彼に救われたという王国民は数知れない。

 

 誰が見ても英雄に相応しく、最高戦力である仮面の君が太鼓判を押すアダマンタイト級冒険者。それが、暁のリーダーである彼の総評。

 

 

「断る」

 

 

 ラキュースの要請を、彼は退けた。

 当然だ。冒険者である彼がこの話を飲む道理はない。冒険者組合長のリードから上がっていた報告書では、彼は己の価値観に徹底していながら酷く現実主義である人格破綻者とされていた。ルールに忠実、しかし己の物差しですべてを量る男、と。

 

 この話に彼が乗る要素は無い。例え懇意にしている蒼の薔薇からの要請であっても飲むことは無い。故にまずはラキュースに話をさせて彼の様子を伺い、二の矢を射る必要がある、と。

 

 

「断る」

 

 

 そのつもりだった。それが最善であると理解していた。あらゆる状況を想定し、20以上策を用意していた。

 彼の目を見た。その瞬間、死を覚悟した。

 

 彼の瞳は、16年間生きてきた中で最も美しい空の色だった。引き込まれ、閉じ込められてしまっても仕方がないと思えるほどに。

 

 

 ――――もし彼の歩み妨げることがあれば、なんの躊躇も無く首を刎ねれられるだろう。

 

 

「断る」

 

 

 彼の言葉が頭の中で反響する。子犬の発する一言一句と同じように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうだ、私の死はこの方が良いな。

 




「ロイヤル・プロムナード」
エオルゼア南部の砂漠地帯『ザナラーン』を領土とする、交易都市国家であるウルダハの王宮へに連なる豪奢な通路。光の戦士はウルダハ女王・ナナモに高い酒を集るべく定期的に訪れていた。

「漆黒のコーティを着込んだ変顔の異丈夫/ヒルディブランド」
FF14において"事件屋クエスト"群にて登場する筋骨隆々の髭面のオッサン。事件屋とは創作における探偵のようなもので、本名はヒルディブランド・ヘリオドール・マクミリアン・マンダウィル。助手は猫耳(ミコッテ)のナシュ。
完全なギャグテイストで、MMORPGにあるまじき途轍もない工数を用いた変顔と演出が魅力。
光の戦士は彼の右腕として数多の難事件を解決してきた。

「空色の瞳」
目は、口ほどにものを言うとされる。聡明であればあるほど、触れられ、溺れ、焼き入れられ――そして閉じ込められる(Trapped)のだ。
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