ナザリックレ○プ!至高の"元"御方と化した先輩!   作:ニコラス―NICORUTH―

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 ポケモンもやり始めました。
ミアレシティ治安悪化しててこれもうわかんねぇなとなっています。ハンサムおじさんでてくっかな?
マチエールがきれいなお姉さんに成長してて感慨深くなってる自分がいたんだよね。
KSRSK大先輩「 行きてぇなぁ・・・ 」 

あと最後ら辺にぃ、今さらながらのオリキャラ紹介が、ありまぁす!(STAP細胞並感)


悶絶のギルマス

 

「 KMRァ、なにが起こってるか説明して、どうぞ。 」

 

『 シモキタザワが、何者かに襲われています。それも単騎で! 』

 

「 単騎!?この中の中で!? 」

 

『 こんなの前代未聞ですよ。うちは上位7位なんですよ!? 』

 

「 そんなことオレがよく知ってるってそれ一番いわれてるから。MURこれ知ってる?知らないならあく伝えて、どうぞ。 」

 

『 しかし奇妙だ。 』

 

「 どういう意味(レスリング)? 」

 

『 中央にすぐ向かおうとしていない。パターンのない、ランダム的な動きです。まるでなにかを探しているように・・・ 』

 

 洗面所をでると、同じく異変に気づいて、酔いを覚ましたであろうタドコロが〈伝言〉で連絡を取っていた。

どうやら敵は一人で乗り込んできたらしい。

 

「 現地人とは考えにくいな。話に聞く真なる竜王にしては、規模が小さい。 」

 

 言葉にしてみると、確かに妙な事態だ。ホモの団は上位ランクに入るほどのギルド。セキュリティのレベルだって高い。それこそナザリックには劣るだろうが、それでも難攻不落と呼んで差し支えない。

さらに今はオレの高レベルドラゴンやタドコロの魔獣たちが守りについている。そんな状況下でそれもたった一人で乗り込むなど考えられない。よほどのバカか死にたがりでない限り。

 

「 べっきぃ、これはナザリックの奴らか? 」

 

 オレは即座にメガネのメイドに尋ねてみる。こうやってみると、彼女にはツインテールもよく似合っている。変に若作りしてる感もあるが、これはこれでいい。

そして、ユリ改めべっきぃは丁寧に答えてくれた。

 

「 いいえ、階層守護者といえども、ここまで迂闊な真似をするとは考えられません。血の気の多い方は確かにおりますが、たとえシャルティア様でもこんな所を何の策もなしに攻めようなんてほどバカでもありませんよ。

・・・ありえなくはないですが。 」

 

 なるほどなー。シャルティアは頭の弱いNPCらしい。ペロロンも頭悪そうだったからな。親譲りなのかも。

しかしそれでもタドコロ曰く、ワールドチャンピオンでもなければ、正面から勝つのは難しいくらいに、ビルドのレベルは高いらしい。

オレは先ほどペルソナに目覚めたばかりな上、ドラゴラムを失っている。

これは少し・・・ん?

オレは気づいた。我がギルドマスター(マイトリックスター)の鬼気迫るような神妙な表情をしていることに。

まるで、なにが来たのか知っているようだった。

 

「 ルル、どうした? 」

 

「 違う。来たのは、ナザリックじゃない。 」

 

 

 ドーン!!

 

 という轟音、いや正確には雷音とともに、紫色の雷が迸るのが見えた。みたところ雷属性の攻撃に見える。それも続いて二度三度と雷光と共に響いてくる。

敵さんは相当暴れているらしい。

これ以上、被害を広げられたら不味い。

 

「 ナザリックじゃない?どういうことだ。あんなの奴らじゃないのか? 」

 

「 いや、あるじぇんと。確かにナザリックには、あんな攻撃してくるNPCはいないです。

それに・・・ 」

 

 タドコロはタソさんに袖を掴まれているルルの顔をみた。やっぱりこいつ絡みであるらしい。

そういえば、酒のんでるときになんか言ってたっけな。

前日のバレンタインがどうとか、それで最終日はシモキタザワにこれなかったとかって。

 

「 お前さルルさ、終了日当日にさ、女に追い回されてたんだよな? 」

 

 このステロイドハゲ、なにかを勘づいて・・・いや、まさかそんな。いくらなんでもそれは・・・

 

「 あり得るのか?そんな痴話喧嘩のノリでお前の女が乗り込んでくるなんて。 」

 

「 お前、オレが話したことを何処まで覚えている? 」

 

「 確か、ユグドラシルで追いかけられてたんだろ。それで集まりにも来れなかった。でいいな?

・・・待て。じゃあタソさんはなんだ? 」

 

 問いただそうとした時、また雷の眩い光が目に映り、耳に轟音が鳴り響く。さっきよりも近い。どうやら相手は手当たり次第に探し物を探しているらしい。このままではここに来るまでにシモキタザワを破壊しつくされる。

そうなったら不味い。これはバカにも分かる。

 

「 クソ、時間がない。話はあとだ。先ずは、お前のやらかしの尻を拭わにゃならんか。〈転移門〉。 」

 

「 あ待ってくださいよぉ! 」

 

「 これはルルの不始末だ。であれば、ギルドメンバーのオレがいって止めてやらねばなるまい。 」

 

「 これはもう千年王国だけの問題じゃ、ないです。 」

 

「 だがこのままシモキタザワをやらせるわけにはいかない。そしてこんな真似にでる危険な輩に、ギルマスをくれてやるほどオレも薄情でもない。

・・・ルル、大方察しはつくが、アンタが何やらかしたか聞くのは後回しだ。

ここで待っていてくれ。

タドコロ、うちのギルマスを頼む。 」

 

「 おい待て、あるじぇ・・・ 」

 

 そういってオレは闇の門の中に入った。一瞬、彼がオレを引き留めようとしたのが映ったが、それでもオレは行く。

行かねばならなかった。だって、アイツはかなりモテるし、実際経験豊富だ。そんなギルマスが女から逃げる。

必ずなにか理由があるはずだ。

そしてそれは、彼が逃げだしたくなるほどのなにか。

ただの恋愛トラブルとは思えなかった。

だからこそ、オレが盾にならねばならないと感じたのだ。

 

 

 

 

 

 地面に横たわるドラゴンや魔獣、NPCたち。そのど真ん中に、彼女はいた。

こう怪傑ゾロを女性にしたような、上品な雰囲気のする軽装の仮面騎士といった感じの人だ。

 

「 御機嫌よう。月が綺麗ですね。 」

 

「 ・・・口説き文句?それ。 」

 

「 まさか。貴女のような方、私には勿体なさすぎる。お付き合いなど畏れ多い。 」

 

 ひえー怖え・・・普段は温厚な人なのかもしれないが、その分怒るとおっかないなぁ。

口説くなんて冗談じゃない。きれいな人ではあるが、こうもアグレッシブすぎるのでは、付き合いが難しそうだ。その点、我がギルドマスターの女癖には困ったものだ。

 

「 貴方、千年王国の人でしょ? 」

 

「 あるじぇんと、といいます。お嬢さん。

よろしければ、それを手から離してお話しできるとこちらとしても安心できるのですが、どうでしょう? 」

 

「 冗談で言ってるのかな? 」

 

 その笑っていない目は、オレをジッと見据えている。ルル、本当にお前なんで見境ないんだよ。マジで怖いんだけどこの人。

しかし、ギルマスを守る為にも、狼狽えてはならない。

弱みを見せれば、殺られる。

 

「 本気ですよ。じゃなきゃとっくに仕掛けてる。 」

 

「 ・・・彼、何処? 」

 

「 答え兼ねますね。今の貴女の状態をみるに。 」

 

 その手には日本刀が握られていた。金色の鍔と如何なる理由か紫電迸る白銀の刃身が月明かりに照らされているその刀には、見覚えがあった。

 

「 斬神刀皇・・・ 」

 

 クラン時代、ワールドチャンピオンであるたっち・みーに挑もうとしたメンバーがいた。

武人武御雷。半魔巨人の異業種ビルドで前衛職。

気さくな性格で、少なくともナチュラルに相手をディスったりする二式炎雷とか中途半端なクズことペロロンチーノよりは好感が持てる人だったが、たっち・みーが引退してモチベーションが落ち、そのまま辞めてしまったと聞いている。

今彼女が手に持っているのは、その彼が使っていた刀だ。

武やんの引退後はカレの手掛けたNPC、ナザリック第五階層守護者が持っていたらしいが。

確かコキュートスっていったか?名前。

如何にもAOG(こどおじの集まり)らしい、厨二臭い名前だことだ。

ガチビルドらしいが、それでも目の前の怪盗少女、いや、淑女かな?には敵わなかったらしい。

それがあるということはつまり、我々の仕事が一つ減って楽になったことになるが、また別のが増えてプラマイゼロだな、この分では。

 

「 それを何処で? 」

 

「 失礼な虫さんを駆除したら、ね? 」

 

 薄っすらと愛想笑いを浮かべるその女性は、こう続けた。

 

「 彼は何処?言わないと同じようにするよ?虫さん。 」

 

「 名前は先ほど述べたはずですが。 」

 

「 あれ?そうだっけ? 」

 

 恐怖とともに、悪意を感じる。やはりというべきか、女というのは興味のない男にはとことん冷酷らしい。

ぶくぶく茶釜もあのモモンガに色目を使っていたらしいしな。まったく、あのサラリーマンのどこが良いのやら。

その点彼女は分かる。ルルに比べれば、オレは魅力に欠けすぎた男なのだろうしな。

あいつが中世ヨーロッパでパンに使われていた一等麦ならば、オレはケーキにすらなれない三等以下だ。

職業柄上仕方のないことかもしれないが、バレンタインだって、一度も異性からチョコレートなど貰ったことはない。

・・・多少の情のあったお袋を除いては。

あのユグドラシル終了の前日はアーコロジーの街並みは浮き立った女連れだらけで不愉快極まりなかったものだ。

アレを毎年みる羽目になるのなら、こうしてこの世界に来られたのは、幸いだ。

 

「 恐縮ですがどうか、矛を納めて、お引き取り願えませんか? 」

 

「 無理。彼も連れてく。 」

 

「 お引き取りください。 」

 

「 無理だってば。 」

 

「 お引き取りください。 」

 

「 無理っていってるでしょ・・・ 」

 

「 お引き取りください。 」

 

 なんとかこの困った客人に帰ってもらいたいところだ。彼女をKILLしてしまったら、ギルマスの心情も悪くなるし、蘇生できるかどうかも不確かだ。

穏便にまとまってくれるほどこの場でありがたいこともない。

しかし、そう上手くいくわけでもない。

 

「 だから、無理。邪魔しないで。 」

 

 女性の身体から、禍々しいまでの青いオーラ、そしてそれから漏れ出すように、瘴気が発せられる。

同様に、刀身の纏う雷もより強くなっていた。

正直、オレは彼女に恐怖を覚えている。

あんなもの、ユグドラシルでも出くわしたことはない。ワールドチャンピオンやワールドディザスター、いや、あの日のワールドエネミーだって、ここまでの殺気は持っていない。

彼女もオレやタドコロと同じくプレイヤー、つまり中身は同じ時代の人間であるはずなのに、

まるで、神話の怪物が、目の前に現れたようだった。

さながら彼女はクシナダヒメを喰らいに来たヤマタノオロチか。はたまたアンドロメダを捧げられる化鯨ケートスか。

だが、いやだからこそ、彼女をギルドマスターと会わせるわけにはいかない。

 

「 彼は貴女とは会わない意思を示している。それを差し引いても、今の貴女を会わしてやることはできない。のでどうか日を改めて出直して・・・ 」

 

「 うるさい! 」

 

 凄まじい圧とともに斬り掛かってくる女性。降りかかる紫電奔る刃。

まともに受けるのは、得策ではない。

 

( 〈 魔法三重無詠唱化スカラ 〉! )

 

 極限まで防御力を上げて、手に持っていた杖で受け止める。

ユグドラシルでも特に使い込んだ十字架と竜の意匠のスタッフは、恋に狂った凶刃をみごとに受け止めてみせた。

が、やはりというべきか、その一撃は恐ろしく重く、電流がこちらにも伝わってくる。これはやはり前衛職か。接近戦ならば、彼女の方が分がある。かち合うのは得策ではない。

オレはシャーマン。召喚魔法を得意とする信仰系魔法詠唱者だが、周囲の高レベルモンスターのやられようをみるに、呼び出してもすぐやられてしまうだろう。

そうしてMPが尽きてしまえば、殆ど勝ち目もなくなってしまう。

もう〈 巨竜化 〉も使えない。魔法の使い所さんは見極めねばならない。テイマーとしても、すでに何体か使役している個体がやられてしまっていることと、彼女を退けた後を見据えて、ドラゴンをけしかけるのも慎重にならねばならない。

モンスターカードを使えば、補充は容易だろうが、なるべく消費を抑えたい。

最もそんなことを気にする余裕は、今はない。

防がれたのをみるや、彼女は同様の斬撃を次々と繰り出してくる。オレはそれを凌ぐので手一杯だ。

なんという暴威。

これほどまでの激しい攻撃。果たしてユグドラシルにはあっただろうか。

こんなもの慣れっこだと思っていたが、こんなに緊迫するのは初めてだ。一度でも通せば、それが致命傷に繋がりかねない。

しっかりと刃の軌道を見ろ。集中を絶やすな。

自分にそう言い聞かせ続けて、反撃の機会をうかがう。

鳴り渡る轟音。毒々しくも煌めく紫光。そしてオレの身体を斬り裂かんと迫る剣閃。

それらすべてがオレを追い詰める。

耐えろ。耐えろ。ひたすらに。

点を突くように、閃を遮り続ける。

しかしこれもいつまで保つかわからない。

 

「 なんでやられてくれないの?退いてよ! 」

 

「 そういう貴女こそ、何故引き下がってくれない?

そんな暴力で、アイツが貴女になびくとでも? 」

 

「 うるさいうるさいうるさい!! 」

 

「 ・・・! 」

 

 急に、その一撃一撃が軽いとまでは言わなくとも、そこまでずっしりとした重みを感じられなくなった。

なんだ?この青黒い瘴気のようなものは?オレの身体からでているのか?

 

『 Arrrrr・・・ 』

 

「 ん?誰だ? 」

 

 このままじゃ埒が明かないと考えたか、彼女は後ろに下がり、凄まじい怒気とともにあの言葉を発する。

もう一人の自分を呼び出す、あの言葉だ。

 

 

 

「 ペールーソーナー!! 」

 

 彼女が仮面を外すと、その身体からそれは姿を現す。

豊満な女体と鎧武者のような意匠、そして手に持つ刀は美しさの強かさ、そして抗いがたいような怖ろしさを雷とともに醸し出している。

なるほど、あの女性にはよく似合うな。

恐らく、あの刀の雷も・・・

 

「 ライコウ!〈刹那五月雨撃ち〉! 」

 

 不味い!

 

「 〈 上位転移 〉! 」

 

 大弓より放たれる、無数の矢。即座に転移魔法を発動させ、これを躱す。

その凄まじい光の数々は、シモキタザワの、上位7位にまで食い込んだギルドの拠点の大地に降り注ぎ、ぐさりグサリと突き刺さり、いとも容易く蹂躙する。

 

 女性の後ろに転移した後、視線に映ったオレのいた場所は、矢の跡が深く地面を抉っていた。あんなものを喰らったらと思うと、ゾッとする。

今の彼女はまさしく、この世界の脅威の一つ。

恐らくどのプレイヤーよりも強い。そう、あのたっち・みーよりも。彼女の望むものはただ一つ。

我がギルドマスターだ。

それが今、どういうわけかその所在はここに、このシモキタザワにあると知り、オレの前にいる。

この恐るべき力の前では、ナザリックの痛ましいNPC連中など、霞んで見える。

なにせ、奴らとは違う。薄っぺらいゲームの世界の住人ではない。本物の人間、それがこの畏れを、さながら神代のそれを纏いて顕現し、オレを殺さんとしている。

さながら雷神、或いは大江山の鬼をも滅さんがごとき、威圧。

まったくギルドマスター、アンタなんて女とつるんでるんだ。

 

「 魔法詠唱者なんだ。どうだっていいけど・・・ん? 」

 

 

身体が震える。ゲームと違ってリアルで生き死にが懸かっているからか。

生命の危機を身体が訴えかける。

そしてそれは、あちらも認識していたらしい。

 

「 怖いの?私が。ならさ、彼をだして。そしたら生命だけは見逃したげる。 」

 

だが・・・

 

『 Arrrrr・・・! 』

 

 もう一人のオレはこう囁く。

"戦え。彼を守るのだろう?"

 

「 こんなん初めてだ。素敵だよ、お嬢さん。 」

 

「 何、急に。キモいんだけど。 」

 

「 ふふ、キモいか。 」

 

 思わず笑みがでてしまう。

 

「 ・・・言われ慣れてるよ。貴女のような化け物女に言われるのは初めてだが。 」

 

 そう、あの日に大物の声優に言われてるし、なんならそれ以外にも、女には死ぬほど言われてる。

だが、笑わずにはいられない。

一度でも相手を恐れても、それはこの場を退く理由にはならない。

何故なら、オレはあるじぇんと。

龍の求道者。そしてそれ以上に、ギルドマスター、ルル=ルルの友。

この友情、この忠義に一点の曇りなし。

 

「 人を化け物なんて呼ばないでほしいな。 」

 

「 フフ、今の貴女が、化け物でないのならなんだ?

22世紀に至るまで、人類は様々な物語を紡いできた。その中には、恋に狂い、破滅したものの話もある。

あるものは海神との姦淫により、怪物となって英雄に滅ぼされ、またあるものは男に騙されたのを苦に竜となり、その者を追い立て焼き殺した。

今の貴女はそれらと同じだ。

オレはそれを止めねばならない。そう・・・ 」

 

「『 我が友に誓って!! 』」

 

 心の昂り。それとともにオレの身体から力が溢れてくる。その己の内から身体を通してでる力、その正体がなんとなく分かっていた。

そうか、これが・・・

 

 

「 ペルソナァァァァァァアアアッッ!!! 」

 

 その言葉、待っていたとばかりに身体の奥からなにかが引き揚げられていくような感覚を覚えた後、それは現れた。

 

『 Arrrrr・・・! 』

 

 見事なまでの黒。墨を塗ったが如き暗黒を纏う、漆黒の鎧。表情をうかがうことのできない鉄兜から、赤い視線が、目前の敵を見据えている。

さっきからArrrrrしかいっていないが、その意思はオレにはよくわかる。

なにせ、コレはもう一人の自分なのだから。

それ故に、彼がなにを求めているのかも自然と理解できた。

 

「〈 上位道具創造(クリエイトグレーターアイテム) 〉!」

 

 第七位階に位置する、道具を作成する魔法。これにより、武器を作成し、我がペルソナに与える。

長く鋭利な、十字架の意匠を象った大剣。

いわゆるクレイモアというタイプの剣だが、黒い騎士の手に握られたそれに、赤い葉脈のようなものが入っていく。

見れば、オレのスタッフにも、手に握った部位から似たような物がでてきていた。

そうか。さっきのあの感覚。その正体はこれか。

このペルソナに備わったスキルだろうか。

まぁ、どうあれ、この場を乗り切らねばならないことに変わりない。

 その名は、アーサー王伝説の騎士の名。

王妃と禁断の恋に落ち、ブリテンの、円卓の滅ぶ要員の一つとなってしまい、すべてを失ってしまった裏切りの騎士。

 

「 暴れろ、ランスロット!! 」

 

『 Arrrrrrrrrrr!! 』

 

だが、自然とその姿がこの上なく頼もしく思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 オリキャラ紹介

 

あるじぇんと

 

 ユグドラシルのサービス終了時、異世界に転移してしまったプレイヤーの一人であり、タドコロ率いる連合ギルド

"ホモの団"傘下のギルド、千年王国のメンバー。

ドラゴンテイマーという、ドラゴンしかテイムできない代わりに、レベル補正が大きい職業を修めている他、酒を飲んだ拍子に召喚器を自身に撃ったことで、ペルソナ使いのスキルも会得する。

過去にはクラン"九人の自殺点(ナインズオウンゴール)"に属していたものの、ある出来事がきっかけで離脱。

その後、紆余曲折あって、千年王国に加入したという経緯を持つ。

 

その為、クランが再編されたギルド"アインズ・ウール・ゴウン"に関しては一部のメンバーを除いては快く思っておらず、彼らのNPC、特にぶくぶく茶釜の手掛けたダークエルフ、"アウラ"とその弟ペロロンチーノの手塩にかけた吸血鬼"シャルティア"には殺すよりも酷い真似をして、"至高の御方々"への復讐、または意趣返しをしようとしたが、ギルドマスターに諌められ、アウラが自害したことも相まってあっさりと引き下がる。

ちなみにユリにもムチを振るっているが、これは捕虜への最低限の拷問、と多少魔が差した結果の行動である。

 

ギルドマスター、ルル=ルルには野良になった自分を拾ってくれたことや、長い期間、同じ釜の飯を食ったこともあって、強い友情や忠誠心を抱いており、彼のためならば、如何なる手を尽くし、如何なる敵にも挑む覚悟すら決めている。

 

タドコロやウルベルトとは、クラン時代からの知古であり、彼の陽気な性格もあって仲が良い。

ちなみにリアルでの職は調教師。

つまりタクヤさんの同業者なんだが、少しジャンルが違う。

 

 

 ペルソナ 剛毅 ランスロット

 

 あるじぇんとの初期ペルソナの一体。

常時発動スキル"ナイトオブオーナー"によって、手に持った物を武器として最適化できる。

アーサー王伝説にて語られる、裏切りの騎士。

アーサー王の親友であり、それに匹敵する武勇を誇りながら、その妃との恋によって、ブリテンを滅ぼしてしまった、悲劇の英雄である。

この漆黒の鎧を纏った彼は、その側面がより濃く反映されている。

その名はまた、ブリテンが世の多くを統べた別の物語においても語りつがれている。

 




 次回、タドコロ視点。
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