オラリオでDGPを開催するのは間違っているだろうか? 作:寝心地
ベルが消え2人は暫くそのまま立ち尽くす
「…きっと………きっと元の生活に戻っただけ、ツムリさんが言ってた…………記憶を消されて元の生活に戻されるって………………」
アイズはリューに向けてそう呟く、その言葉がリューへの慰めが或いは自分への慰めか分からないまま
「………………そうですね、これは私が頂いても良いですか?」
「………………うん」
リューはアイズにニンジャバックルを見せながらそう尋ねアイズは頷く
2人は一度歯噛みすると気持ちを切り替え缶蹴りに戻る
「クラネルさん、力をお借りします」
新たにニンジャバックルを使ったリューはアイズの走る方とは逆に走る
「…………これは、あの時と同じ、いや、それ以上の力だ」
リューは走りながらその力を実感し走る
『ポルガビ!!』
サボテンナイトジャマトが無数の棘を飛ばしリューの進路を塞ぐ
更にその棘を矢鱈に飛ばし他の仮面ライダー達も攻撃を受ける
「アイツ無茶苦茶に攻撃し始めたぞ!!」
「あれ!!リューじゃない!?」
ルノアは建物の上を走るリューを見て指を指す
リューは飛んでくる棘を避け建物から建物へ飛び移る
業を煮やしたサボテンナイトジャマトは自身の手でリューを砕く事にした様でその巨大な手を振り下ろす
「リュー!!」
「クソ!!またやられた!!」
サボテンナイトジャマトは満足した様に手を挙げるがそこにリューの姿は無かった
『ジャ?』
何処かからそんな音が聞こえる、出処はサボテンナイトジャマトの足元
「これで幕引きです!!」
完璧な死角から放たれた蹴りはサボテンナイトジャマトの反対方向に飛びエリアを区切る透明な壁を突き破り外に飛び出す
『ベララサポスビラサ〜!!!!』
サボテンナイトジャマトはそんな叫び声と共に消滅する
『ミッションコンプリート デザ神降臨でs…』
ツムリがゲーム終了を知らせようとした時、突然透明な区切りが広がり缶がエリア内に戻りサボテンナイトジャマトが復活する、更に
ゴクン
と缶を取り込み更に巨大化する
「おいおいおい、そんなのありかよ」
ヴェルフは目の前で起こった事態に思わずそう漏らす
『皆さん緊急事態により一度サロンに戻ってきて下さい、お渡ししたい物がございます』
スパイダーフォンからツムリがそう言い全員目の前の怪物に敵わないと判断し一度ツムリの指示に従う事にする
「ツムリさん、ただいま戻りました。幾つか聞きたい事がある」
リューはサロンに戻るとツムリに疑問を投げ掛ける
「まず、クラネルさんはどうなったのですか?明らかにアポロン様やアーニャの時と違った」
「それにあの化け物どうなってる?エリアが広がったし復活した、それに缶を取り込んだぞ、あれじゃあ缶蹴りなんて無理だぞ」
「はい、まずベル・クラネル様は退場となりました」
「答えになってない、具体的に言いなさい」
「………………これ以上は規則により申し上げられません、ご理解下さい」
ツムリは一礼しそう言い次の話を始める
「あの現象は我々にとっても想定外の物です、なのでミッション変更とサブミッションをお知らせします」
「変更とサブミッション?」
ルノアが首を傾げるとギロリがトレーを持って現れる、そこには人数分の卵の様な物があった
「この卵は孵化するとバックルが孵化する特別な物となっております。そのバックルを使えばあのジャマトにも対抗出来るバックルが生まれるかもしれません」
ギロリが説明し皆が卵を一瞥し1つずつ卵を取る
「育て方は?」
「皆さんの自由です」
「その卵を育てながらサボテンナイトジャマトを倒した方がデザ神となります」
ツムリがそう言い参加者達は卵の育て方を熟考する事になった