オラリオでDGPを開催するのは間違っているだろうか? 作:寝心地
ヘスティアがジャマトライダーを倒した少し後、ガネーシャ達も周囲のジャマトを殲滅し終わっていた
『ジャマジャマ……………ジャマジャマ』
しかしジャマトは相変わらず無数におり次々と群がってくる
「クソ!!これじゃあ脱出のヒントを探すどころじゃないぞ!!」
「必要なのは最初の一歩です。取っ掛かりさえあれば案外物事はすんなり行くものですよ、何事も例外はありますがね」
「……ベートさん」
「…………………………チッ、仕方ねぇ、お前ら!!俺とアイズで奴等の相手をしてやる、その間に手掛かりなりヒントなり探しやがれ!!」
ベートとアイズがジャマトを押し返しベートがそう吐き捨てる様に言い残すとヴェルフ達は一般人を連れジャマトの群れから逃れる
「ん?」
その途中、一般人の後ろを走っていたリリルカがベートとアイズと戦うジャマトに目が行った
『『ジュラピラ……………ヘンシン』』
「ジュラピラ……………ヘンシン………………!!もしかして」
「何してるんだい
「ッ!!は、はい!!」
ベートとアイズがジャマトを惹きつけたお陰でヘスティア達はすんなりと戦闘域から脱出する事が出来た
「まぁ、脱出のヒントは何も掴めてないんだけどね」
「ヒントならあります」
ヘスティアの呟きにリリルカが反論しその場にいる全員の視線がリリルカに刺さる
「何?」
「ヒントなんてあったか?」
「俺に聞くな」
「そのヒントって何だい?」
「ジャマトライダーです」
ヘスティアが尋ねるとリリルカはそう返す
「ジャマトライダー?」
「はい、皆さん最初にここに来た時の鉄門を覚えてますか?」
「ああ、あの馬鹿でかい鉄門だろ?」
「はい、あの門の横に何かの装置がありました。それには何かが描かれていたのですがそれがそこにある物と一部同じでした」
リリルカはそう言い壁に掛けてある絵画を指差し全員の視線が絵画に向く
「…………………………どれ?」
「いえ、絵ではなくその下の題材と思われる物です」
絵画から視線を下げるとそこにはリリルカの言う通り何かの模様が描かれていた
「恐らくそれはジャマトの言語、【ジャマト語】とでも言うべき物で書かれているのでしょう」
「???つまりどういうことだ?」
ちんぷんかんぷんなヴェルフに呆れながらリリルカは簡単に纏める
「つまりジャマトの言語さえ翻訳出来ればここから出られるかもしれないと言う事です」
「待て
アレンはリリルカの言葉の信憑性を探るべく尋ねる、自身とその主神の命が掛かっているとなれば当然とも言えるが
「……………正直自信はありません。ですが何のヒントも無い今これに賭けるしか無いとリリは思います、【剣姫】様や【凶狼】様も無限に戦える訳ではありません恩恵を封じられているなら尚更です」
「…………………………」
「僕は信じるよ、その話」
ヘスティアがそう言いリリルカの肩に手を置く
「うむ!!オレも信じよう!!他に手掛かりも無いしな!!」
「まぁ、俺もさっさと椿とヘファイストス様を返してやりたいしな」
「…………………………」
「アレン、私もそろそろ帰りたいわ」
「仕方ない、手伝ってやる……………で?何をどうしたら良い?」
アレンが尋ねると再びリリルカに視線が集まる
「恐らく辞書の様な物がある筈です。文字の解読や翻訳等は数分で出来る物ではありません。そんな理不尽なゲームをやるとは思えません、だからリリ達がするべきは」
「解読が記された本か何かを見付ける、か」
「はい」
「ならとっとと探すぞ」
アレンがそう言い全員でその何かを探す為動き始めた