オラリオでDGPを開催するのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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第43話

【椅子取りゲーム】が終了した4日後

 

ベートとアイズは自身のファミリアの本拠の扉を開け中に入ると団員達が慌てふためいているのが見えた

 

「何だ?雑魚共が何騒いでやがる?」

 

「どうしたの?」

 

アイズとベートがたまたま通り掛かった団員に尋ねる

 

「あ、アイズさん!!ベートさん!!何処行ってたんですか!?探してたんですよ!?」

 

「大変なんです!!団長と副団長、あとガレスさんも居なくなっちゃいました!!!!」

 

「「ッ!?」」

 

2人は慌ててロキの私室に向かい扉を開ける

 

「ロキ!!」

 

「フィン達が居なくなったってどういう事!?」

 

「どわぁ!?な、何やアイズたんとベートかいな……………2人とも今まで何処行っとったんや!?」

 

開けるやいなや2人が部屋に飛び込みロキは驚きの声を上げる

 

「んな事はどうでも良い!!フィン達が居なくなったってどう言う事だ!!」

 

「ああ、2人も聞いたか。なら聞いた通りや。フィン、ガレス、リヴェリアが居なくなった。生きては居るようやが理由も原因も分からん」

 

ロキも疲弊した様にそう言いコップの水を飲む

 

「何時から居なくなったの?」

 

「気付いたのは3日前やから4日以上前やと見とる。特に3人でダンジョンに行くとか言う話も聞いとらんかったからな」

 

「何か手掛かりは?」

 

「例の怪物騒ぎの時に戦う3人が目撃されとる。それも複数回な」

 

「その時、私達もいた」

 

「ああ、俺達も一緒に戦ったからな」

 

「そうか、2人も3人の捜索してくれんか?」

 

「分かった」

 

「チッ、仕方無ぇな」

 

2人は同意すると直ぐに3人の捜索に乗り出した

 


 

ヘスティアも【椅子取りゲーム】が終わり自身の本拠とする廃教会に戻って来ていた

 

「…………また生き残った」

 

誰も居なくなった部屋でヘスティアはそう零すと部屋に掛けられている服に目を移す

 

それはベルが使っていたギルドから支給される軽装防具

 

太ももの部分にはナイフを入れるホルスターが付いておりボロボロの初心者用ナイフが入っている

 

「……………もう少しだけ待ってて」

 

ヘスティアは防具を優しく抱き締めそう言い残すとため息を吐きベットで眠った

 


 

「…………………………」

 

フィルヴィスは自身の部屋で1人バックルとドライバーを見下ろしていた

 

「…………………………」

 

私が人として死ねる世界

 

フィルヴィス・シャリア

 

「死を望んでいながら生き残った………滑稽な話だ」

 

コンコンと部屋の扉を叩く音が響きフィルヴィスはドライバーとバックルを隠し部屋を開ける

 

「あ、デュオニュソス様」

 

「どうだ?私が頼んでいた物は手に入ったか?」

 

「いえ、すみません中々機会が無く……………」

 

フィルヴィスはそう言うとデュオニュソスは笑顔を向ける

 

「そうか、まぁ無理はしないでくれ。絶対に必要と言う訳では無い」

 

デュオニュソスはそう言うとフィルヴィスの頭を撫でその場を離れる

 

『皆さん!!決勝戦を始めます。至急デザイア神殿にお越し下さい』

 

デュオニュソスが離れると同時にスパイダーフォンからツムリがそう告げるのが聞こえ、フィルヴィスは拳を握り締めドライバーとバックルに手を伸ばした

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