オラリオでDGPを開催するのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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第52話

フィン達はその後も周囲を警戒しながら残り10km地点まで辿り着いた

 

「まだ悪魔ライダーが潜んでいる可能性がある、皆警戒を怠らないでくれ」

 

フィンの言葉に参加者は頷き周囲を観察する

 

そんな参加者を背後から狙う1人の人影に最後尾にいたアイズが気付いた

 

「フィン、何か来てる……」

 

「対処できるかい?」

 

「多分」

 

「なら頼む」

 

アイズは頷きワイバーンを反転させバックルを嵌める

 

SET

 

「変身」

 

BEAT

 

READY? FIGHT!!

 

「ッ!!」

 

ワイバーンから飛び降り追跡していた悪魔ライダーと揉み合う様に掴み掛かりフィン達から無理矢理距離を取る

 

体勢を立て直し悪魔ライダーを見ると目の前には女性と思われるシルエットに全身青で整えられ手には鉄扇を持っていた

 

「邪魔しないで!!」

 

「邪魔してるのはそっち……………」

 

「なら、押し通るよ」

 

2人はそう言い激突した

 

悪魔ライダーは鉄扇としなやかな動きでアイズを狙うがアイズもまた力強い攻撃を繰り出し応戦する

 

互いに互角の戦いを繰り広げていると突如背後から攻撃を受け2人は同時に振り返る

 

「…………………………」

 

アイズの背後には金に近いオレンジの体をした蟹の仮面ライダーがおり悪魔ライダーの方には黒と暗い青をした騎士の様な仮面ライダーがいた

 

「死にたくなければ逃げろ」

 

「私は逃がしませんよ」

 

そう言い蟹の仮面ライダーはアイズに迫り攻撃を受け仕方無く対処する

 

一方悪魔ライダーの方は自分から騎士風のライダーを攻撃し反撃を受けていた

 

「戦わなければ、生き残れない」

 

騎士風のライダーはそう言い残しその場を去っていった

 


 

「…………………………」

 

フィン達は残り5キロ地点まで進んでいた

 

「待て〜!!」

 

そんなフィンに走り迫ってくる悪魔ライダーが1人

 

フィンはワイバーンを器用に操りその手を何とか逃れているが悪魔ライダーはしつこくその手を伸ばしてくる

 

「クッ!!まだ来るか……………」

 

「幸四郎の悪魔を返せ!!」

 

「コウシロウ?」

 

聞き慣れない名前にフィンは首を傾げ悪魔の話を聞くためその場に留まる、しかし悪魔との距離は一定以上に確保している

 

「幸四郎は俺の弟だ、ソイツは弟に宿っていた悪魔だ。一刻も早く悪魔を幸四郎に戻さないと、幸四郎は死ぬ」

 

その言葉にフィンはフレイヤを見る、フレイヤも意味が分かった様で首を振る

 

「成る程、事情は分かった。だが此方にも譲れない物がある、そこで提案だが僕達と共に来る気は無いかい?」

 

「良いのか?【勇者(ブレイバー)】」

 

「相手の狙いが分からない以上無闇に近づけたくは無いが神の目から見て彼の言っている事が本当だと言うなら事実なのだろう。それにいくらゲームの為とはいえ赤子の命を奪うのは目覚めが悪過ぎる。何よりそれは勇者らしくないだろう?」

 

シャクティの質問にフィンはそう返しシャクティはそのまま黙り込む

 

「どうする?僕の提案に乗るかい?」

 

「…………………………分かった」

 

悪魔ライダーはそう言うとベルトに手を掛け何かを引き抜くと人間の青年が現れる

 

「お〜い!!一輝〜!!」

 

名前を呼ぶ声が聞こえ振り返るとそこにはボロボロの悪魔とヴェルフの姿があった

 

「バイス!!」

 

「無事だったか……………」

 

「無事じゃねえよ。気を付けろ、このゲームでヤバいのは悪魔じゃねぇ、他の仮面ライダーだ」

 

「他の仮面ライダー?」

 

ADVENT

 

音声が聞こえ振り返ると紫色の巨大な蛇が現れワイバーン達に牙を剥く

 

参加者達は咄嗟にワイバーンから飛び降り辛うじて蛇の牙から逃れる

 

「アイツだ。気を付けろ、アイツは悪魔以上に悪魔らしいぞ」

 

「良いな、お前ら……………ゾクゾクするぜ」

 

紫色の仮面ライダーはそう言い首を回す

 

フィン達もその間に体勢を立て直しフィンの指示を待つ

 

「相手をするな、このまま一気にゴールまで押し通る、そうすれば奴らは消える筈だ」

 

フィンの言葉に全員が逃走を選択しゴールまで走る

 

その後ろを紫色の仮面ライダーが追ってくるがフィンは地の利を生かしゴールに向かう

 

「おお!!ゴールが見えてきたぜ〜♪」

 

バイスがゴールを指差し全員がゴールに走り滑り込んだ

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