オラリオでDGPを開催するのは間違っているだろうか? 作:寝心地
蛇の仮面ライダーと騎士の仮面ライダーは一進一退の戦闘を繰り広げていた
力に任せた攻撃をする蛇の仮面ライダーに対し、騎士の仮面ライダーは冷静に状況を見極め的確なカウンターを行い、着実にダメージを与えていた
「終わらせる…………」
「ああ、これか?」
蝙蝠の様な怪物と蛇の様な怪物が現れ互いに衝突し、騎士の仮面ライダーはマントを槍の様に変形させ蛇の仮面ライダーは剣を突き立てる
大きな爆発が起こり2人は動きを止める
「ッ!」
騎士の仮面ライダーは膝を付き、蛇の仮面ライダーはゆっくりとその振り返る
「楽しかったぜ」
蛇の仮面ライダーはそう言うと剣を手に走り出すが、数歩で違和感に気付き足を止める
バキバキと何かが砕ける音が聞こえ、やがてバラバラと蛇のマークのバックルが音を立てて、崩れ蛇の仮面ライダーは倒れた
殆どの仮面ライダー達が決着をつけたと同時にシーカーの建設する塔に注目が集まる
塔は次第に大きく高くなっていき闘技場を破壊し更に成長していく
瓦礫に巻き込まれては堪らないと闘技場に残っていた仮面ライダーは全員外に飛び出し、塔の建設を見ることしか出来ない
「奴は何を…………」
フィンがシーカーを見てそう呟くと同時に、ツムリが何時もの格好をして現れる
「皆さん!!これよりデザイアグランプリ1回戦【シカゲーム】を始めます」
「また姿が変わってる…………」
アイズの言葉に答える事もなくツムリは粛々と続ける
「現在、仮面ライダーシーカーは下界と天界の狭間に空いた亀裂を安定させる為の破滅の門を建設しています。仮面ライダーシーカーを倒し破滅の門建設を阻止すればミッションクリア、第2ゲームへと進めます」
ツムリがそう言うと全員が頷きシーカーの元へ向かう
しかし適当に建築された建築物は仮面ライダーを惑わし、まるで縦に伸びるダイダロス通りの様だった
「駄目だ。普通に登ってたんじゃ何時まで経ってもシーカーに辿り着けない……………………そうだ!!」
ベルはギロリを助けた際に現れた銀色のバックルを取り出す
「一か八かやってみよう」
「え?これだけ?仕方ないやってみよう」
ベルは現れた剣で壁を破壊しつつ頂上を目指す
どれだけ登ったのか分からなく成る程登った時、剣が光を放つ
「???こうかな?」
「取れた…………」
「おお〜凄い!!カッコいい!!これなら!!」
背中のジェットから炎を噴き出し空を飛ぶと一気に頂上まで飛んだ
頂上に辿り着くとシーカーが武装を駆使し塔の建築を続けていた
「シーカー!!!!」
ベルが斬り掛かるとシーカーもベルに気付き建築を一度止め迎撃する
「ベル!!」
「居た〜!!逃さねぇぜ♪」
そこにリバイスも加わり3対1で戦う
「やるな、そこまでして願う世界は何だ?」
「家族が幸せに暮らせるなら、他の願いなんて無い!!なのに、どうして他人の不幸を願うんだ!!」
「黙れ!!戦いには必ず勝者と敗者が存在する。勝者が幸せに成る程敗者が不幸になる。戦いとはそういう物だ!!」
「だからって…………それは誰かを不幸にしていい理由にはならない!!僕は皆を幸せに出来る英雄になりたい!!」
「力こそ俺の全てだ!!」
シーカーはそう言うとハンマーを取り出し地面に叩き付けると、更に上へと続く階段が出現する
「待て!!」
3人はシーカーを追い更に建物を登る
「俺の邪魔をするなぁ!!」
全ての武器を展開したシーカーは三人を相手に一歩も引くことなく戦闘を繰り広げる
「デザ神になるのは俺だ!!俺にはその力がある!!」
シーカーはそう言いハンマーを振り抜こうとした瞬間、何処からか銃撃が聞こえシーカーのハンマーを撃ち抜く
下を見ると、そこには今まで姿が見えなかったフレイヤとフィンの姿があった
「中々面白い武器ね、これ」
「ここは君に譲るよ、ベル・クラネル」
2人の攻撃を更に受けシーカーは武器を全て失い、一気に劣勢に立たされる
「一輝さん!!」
「ああ。ベル、バイス一気に、いや、一緒に行くぜ!!」
「おう!!」
「はい!!」
「これ以上お前のせいで誰も不幸にはしない!!」
ベルはそう宣言し最後の戦いに乗り出した