オラリオでDGPを開催するのは間違っているだろうか? 作:寝心地
『以上で前半戦を終了します!!後半戦は1時間後、それまではサロンで休憩なさって下さい』
笛の音とツムリの声が響き前半戦の終了を告げる
| 仮面ライダー 27点 | ジャマト 36点 |
|---|
「……………………負けてる」
「だが挽回出来ない点数じゃない。まだまだこれからさ」
「………………………………うん」
アイズの言葉にフィンはそう言うと、アイズも頷き全員サロンに戻る
「さて、君達が見た物について教えてもらえるかな?」
フィンはアイズとベルにそう言うと、全員の視線が自然と集まる
何も言おうとしないベルに、アイズは自分から言った方が良いだろうかと考える
「………………………………ジャマトが」
しかし、アイズの中で結論が出るより早くベルが口を開き、全員がベルの言葉に耳を傾ける
「ジャマトが…………僕の姿に変化したんです」
「ジャマトが?」
「私も見た。ジャマトライダーのベルトを壊したら進化して、その後ベルの姿になった」
アイズの証言も加わり信憑性を帯びてきた問題に、フィンは思考を回す
「2人とも確認だけど、ジャマトが姿を変えたのはベル・クラネルだけなんだね?」
「うん、短い時間だったから他にも変身出来るか分からないけど、私達が見たのはベルだけ」
「他に他人に変身するジャマトを見た者は?」
フィンが確認の為参加者全員に問い掛けるが、フィンを含め見た者は居ない
(となるとベル・クラネルの動きが悪くなった理由も分かる。問題なのは何故ベル・クラネルだけかと言う事だ)
「ベル・クラネルと一緒に過去に参加した事があるのはアイズとヴェルフ・クロッゾだったね。その時何かベル・クラネルに異変が無かったかい?」
「そうは言われてもよぉ、特段これと言って思い至るのは……………………あ」
何か思い至る事があったのか、ヴェルフは暫く考え込んだ後に声を上げる
「そういや第一回の時お前退場したよな?」
「うん、大っきいジャマトに蹴り飛ばされて私達の前で消えた」
「俺の知る限り、そんな風に消えた奴はコイツともう1人、エルフだけだ」
それを聞いたフィンは、それこそジャマトがベルの姿になった要因だと確信する
「なら、もう1人のエルフの子の姿を取るジャマトが出てきてもおかしくないな。大体の状況は分かった。ひとまず次の作戦について話そう」
フィンはそう言いソファに座ると、ヴェルフがベルに話し掛ける
「彼奴等がどんなにお前の姿を取ろうとお前はお前、だろ?」
「ヴェルフ…………」
「勝って本物のベル・クラネルの力を見せてやろうじゃねぇか、な?」
「ヴェルフ……………………うん!!」
ベルは立ち上がると、今度の後半戦に向けて元気を取り戻し、その様子を見ていたフィンは何処か嬉しそうに笑った