ハスターなオリ主と米花町   作:ラムセス_

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黄昏の館〈犯人特定!〉

 

 あれから屋敷に到着するまでに、怪盗キッドは盛大に喚いた。

 

 アレは何だだの、なんで誰も何も突っ込まないんだだの。

 あんまりうるさいから、諸伏さんがマジ顔で「それ以上喚き散らすならその脳天吹っ飛ばすが」と後ろから脅しかけたほどだ。

 さすが元マフィア。迫力が違う。

 

 コナン君が阿笠博士特製のゲームをプレイしながら詰まらなさそうに呟くなど。

 

「諸伏さん、アンタ霊体の銃でどうやって脳天吹っ飛ばす気だよ」

『おっとうっかりうっかり。どうぞお気になさらずー』

「マジでこの悪霊後ろに乗っけたまま俺が運転するの?ほんとに?」

 

 怯えている怪盗キッドのことを、コナン君は特に興味なさそうにチラリと確認するだけだ。

 どうやらコナン君は怪盗キッドは守備範囲外らしい。

 まあ、コナン君って殺人事件専門みたいなところあるしな。

 

 キッドは滑らかに車を発進させながら、大きく肩を落とした

 

「ったく、道理で紅子が五月蝿いわけだよ…こんなん想像もしてないっつーの!」

「アカコ?」

「俺の知り合いのオカルト担当だよ。絶対に今回のヤマに関わるのはやめておけとか言っててさぁ」

 

 その言葉で俺もピンと来た。

 あの新幹線で出会った魔女(サーヘロン)の人のことだ。

 よく見れば、彼の身体にかかっている追儺の魔術からは彼女と同じ波長が香っている。

 

「紅子って言うと、もしかして小泉紅子っていう女の子か?」

「!っおいおい、まさか知り合いか?」

「前に遭ったことがあるんだ。優秀な魔女で、俺の魔術を手伝ってもらったんだ」

「……へー、同業者ってやつ?」

「まあな」

 

 俺はキッドの言葉に頷いた。

 広義で言えば俺も魔術師だし、同業者で間違ってないはずだからだ。

 後ろのコナン君達も「ああ、あの」と新幹線の時彼女が名乗った名前を思い出したらしい。

 意外なところで人間関係というのは繋がっているものだ。

 

 

 さて、15分もすれば現地に着く頃合いだ。

 

 入り口にある駐車場には、既に高級車が何台も停まっていた。

 探偵業ってそんなに儲かるもんなの?と若干胡乱な顔になりつつ。

 とはいえ、何故か警察が現場検証している中に突っ込んで行っても「探偵です」って言うだけで顔パスな立場を思えば不自然でもないか。

 

 いや絶対何かがおかしいような。

 これ以上考えるとSAN値が減るやつかコレ?

 

 うむ。あまり深く考えて良いことは何もない。

 気分を切り替え、そのまま「ごめんくださーい!」と言いながら大きな両開きの玄関扉を開ける。

 

 そして目に入ってきた光景に、俺達は思わず息を呑んだ。

 

『オオ…オオオ…』

『たすけ…たすけてくれぇ…』

『ヒャアアアア!!』

 

 発狂した叫び声を口から垂れ流し、館内は醜い不協和音で溢れかえっていたからだ。

 亡霊があちらを、こちらを彷徨い歩いている。

 もはや魂が崩れかかって原型を留めていないため、正確な数はわからない。

 しかし、少なくとも一人や二人でないことは確かだった。

 

 贅を尽くし、気品あるエントランスルーム。

 そこには正気を失った亡霊達が蠢いていたのだ。

 

 諸伏さんが青い顔をして一歩後ずさる。

 諸伏さんに扮した怪盗キッドが「……マジ?」と顔をひくつかせて言葉を失ったようだった。

 

 幽霊というのは、そもそも存在が意外と稀だ。

 かなり強く心残りが無いとそもそも幽霊には成れないし。

 加えて、人間はそこまで一つの思いに長く執着し続けられない。

 だから遠からず存在を霧散させてしまうのだ。

 

 今、ここにいるのは皆発狂した亡霊達だ。

 己の在処すら分からなくなっても、その執着に喘いでいる哀れな魂。

 

 コナン君が、彼らを憐れむように、弔うように静かに瞳を伏せた。

 

 慄く皆の後ろで、俺はこの惨状の背後にいるものについて考えを巡らせていた。

 

 最悪、ニャルラトホテプの仕業の可能性も考えられる。

 奴はこの手の催しに俺を招くことは少ないが、無いわけではないからだ。

 狂いゆく人間達を守ろうと四苦八苦する俺を見て楽しむのも、奴の趣味のうちの一つだ。

 

 とはいえ。

 そんな中であっても、幽霊が見えなければ何もないのと同じ。

 先に来ていたらしい晩餐会の出席者が、崩れかけの幽霊に混じって思い思いに屋敷内を見てまわっていたらしい。

 

 俺たちの姿に気付いて、出席者達は此方に近寄ってきた。

 

「ほう、6人目の探偵は新進気鋭のコールドケース専門の子連れ探偵、黄衣ハスタか」

 

 まず話しかけてきたのは、一階で絵画を見物していたらしいハードボイルドかつダンディなおじさまと言った様子の男性だ。

 おそらく、あれは茂木遥史探偵だろう。

 若い頃から探偵として活躍し、今年40になる実績豊富な名探偵だ。

 

 そんな先輩探偵に名前が知られているとは、まさにコナン君の腕が素晴らしすぎる弊害ということだろう。

 俺は何にもしてないのに名声だけ高まるなんて、やはり居心地のいいものではない。

 

 あっちは元検視官女探偵。メディアでチラッと顔を見たことがある美食家探偵もいる。

 あとは現警視総監の息子で探偵という、TVドラマの主人公みたいなプロフィールの白馬探偵。

 むこうからゆっくりと階段を降りてきているのは安楽椅子探偵で有名な千間さんだろう。

 

 まさに錚々たる顔触れだ。

 

 俺がこの高INT(知性)だらけの空間で探偵の一人として数えられるのは、ちょっとどころでなく困るところ。

 この場にいる皆がINT16以上という脅威の空間なのだ。

 

 俺はコナン君の後ろに回り込み、彼の肩を掴んで苦笑いで盾にした。

 

「いやいや、俺はコナン君の補佐だけで、とても探偵とは言えないよ」

「あん、この坊主が?」

 

 コナン君は「えっちょっ」という顔をしたが無視。

 本当のことだし、俺が祭り上げられるよりずっといい。

 

「ギフテッドだよ。俺よりずっと頭が良いんだ。俺なんてコナン君におんぶに抱っこさ」

「……へぇ、そうかい。じゃあそっちは?」

「俺は黄衣探偵の助手の日色ヒカルだよ」

 

 どこか油断ならない、裏のある雰囲気ではあるものの、怪盗キッドは諸伏さんそのものの姿形で微笑んだ。

 さすがは怪盗キッド。

 誰かになりすますことにかけては超一流であるということだろう。

 

 ふわりと右隣を浮遊する諸伏さんが、むっつりと『俺はそんなんじゃない。やり直し』などと文句をつけた。

 怪盗キッドの顔が引き攣っている。

 うるせーーとでも言いたそうだ。実際、本人が逐一文句つけてくるのは凄くうるさいだろう。

 

 

 

 それからすぐに、この家のメイドさんが来て晩餐会会場への案内があった。

 

 どうやら到着時間は結構ギリギリだったらしい。

 間に合ってよかった、とほっと一息つくなど。

 

 食堂はある程度の広さがあって、美しい絵画に装飾の細かな調度品、そしてシャンデリアが俺たちを迎えてくれた。

 

 並べられたシックなカトラリーには一つずつカラスの意匠が彫られていて、それがどれほどの財で作られたのかが伝わってくるようだ。

 諸伏さんが無言で食器類に刻まれたカラスの意匠を覗き込んでいる。

 

 そして、部屋の中央にはなにやら大袈裟な覆面を被った主催者らしき人物が一人。

 

 俺はすぐにそれが人ではないことに気付いた。

 俺は常に「ハスターの瞳」を通してものを見ている。

 俺本来の視線というのはそれだけ物質界には毒だからだ。

 時々本来の目を使う時もあるが、そういう時だって細心の注意を払ってうっすら細目でぼんやり見るなどしているし。

 

 ともかく、今も「ハスターの瞳」は起動しているというのが前提だ。

 

 そして、「ハスターの瞳」には各種機能が付属している。

 その人物の能力をクトゥルフ神話TRPGのそれに合わせて数値化する機能があるのだが…それが人物ステータスを数値化しなかった。

 

 つまり、視界に写すそれが無機物、マネキンだという事が俺にはすぐにわかったのだ。

 

 軽く中も「見」てみると、どうやら中にはカセットテープがセットされていて、それがタイマーと繋いであることもわかった。

 

 ぼそぼそとコナン君に分かったことを共有する。

 

「コナン君、あれ、人間型のカセットテープ再生機だよ。手が込んでるよね」

「!ならつまり…」

 

 背後で浮かぶ諸伏さんと頷き合い、コナン君は視線を鋭くした。

 そろそろ二人だけで分かりあうのやめてもらっていいですか…?

 

 ジト目でコナン君をじいっと見れば、「つ、つまり、この主催者は今この場に集まっている人間の中にいるかもしれないってこと!」と俺に教えてくれた。

 

「え、どうして?」

「どこか別のところで声を出せる状況下にあるんなら、マイクで直接喋った方がずっと手間がないよ。わざわざカセットテープを使うのは、そうせざるを得ないからと考えた方が自然だ」

「なるほど…!」

 

 隣で諸伏さんもうんうんと頷いている。

 どうやらあの瞬間で二人はそのことにすぐに気がつき、意識を共有していたらしい。

 うーん、INT(知性)格差がひどい。もう帰ろうかな。

 

 再生が始まったのはその直後であった。

 

 くぐもった男の声らしき音声で、この屋敷で起きた惨劇と、俺たちに殺し合いをして欲しい旨を芝居がかった口調で話し始めた。

 加えて、車を爆破したこと。

 橋を落としたこと。

 そして、この料理が最後の晩餐となることを話していく。

 

 実に悪趣味な催しだ。

 

 俺はどう足掻いたってこれが最後の晩餐にはなりようがないが、普通の人間はそうではないのに。

 

 例えばこの料理に毒が盛られていれば、俺たち以外の探偵達は命を落とすことだろう。

 というか、以前にニャルラトホテプの野郎に面白半分で毒を盛られた事があったが、あの時は酷かった。

 触手という触手から虹色のゲロを吐きまくる羽目になったからな。

 今でも俺はあの件について奴を許していない。

 

 さて。

 そんなわけで何となく気乗りしない心地でもそもそと食べ始めたものの、すぐにその料理の美味しさに目を瞬かせることになった。

 流石、美食家探偵の大上さんが腕によりをかけた品々だ。

 絶品と言っていいだろう。

 

 諸伏さんが今にも噛みつきそうな勢いで怪盗キッドの背後に立って念を送っているが、それもまぁご愛嬌。

 おお、何故そのように荒ぶるのか…。

 この事件が終わったら高級フレンチに連れてくから、怪盗キッドをいじめるのはおやめなされ…。

 

 ふと、自分の親指についたソースに気がつく。

 行儀が悪いがペロリとそれを舐めとる。

 

「……?」

 

 一瞬、何か妙な感覚が腹の中でしたような。

 それをまあいいかと流しそうになったが、次の瞬間起こったことでそうも言っていられなくなった。

 

「ぐ、ぁ、あぁあああ!!!」

 

 苦悶の声が部屋に響く。

 美食家探偵の大上さんが、首を押さえて立ち上がり、そのまま床へと崩れ落ちたのだ。

 

 ざわめいたのも一瞬、その場に集まる探偵達は冷静にその場の状況を観察した。

 心肺停止確認。死因は青酸系毒物。紅茶に毒は仕込まれてない。

 誰も叫んだり悲しんだりしないあたり、探偵の集いというか何というか。

 実に淡白である。

 

 

 俺もコナン君をちょいちょい、と手招きして情報を伝えることにする。

 

「ん?どうしたの黄衣さん」

「あの、たぶん青酸系毒物が付いてたの、親指だと思う」

「え……っまさか黄衣さん!」

「うん。偶然舐めたんだ。俺には効かないけど。俺だけじゃなく、みんなの親指に付いてるんじゃないかな」

 

 俺たちの内緒話を聞いていた怪盗キッドが青い顔で身震いした。

 

「おいおいおい、青酸カリは経皮吸収もするんだぞ…!早く手を洗わねーと!というかドアノブもうかうかさわれねーじゃねーかこの屋敷!」

「とりあえずみんなでお手洗い行くか。キッド、死んだら小泉さんに魂ぐらいは届けてやるから安心してくれ」

「どうして紅子に!?!?」

「え、そんな魔術かけるくらいだし、お前の良い人なんじゃないのか?」

「知らない知らない紅子は俺に何の魔術かけてんだよ!!!!」

 

 声を潜めて絶叫するという器用な真似をする怪盗キッドを、特に興味もなく「入口、詰まってるんだけど。早く行ってくれね」と急かすコナン君なり。

 みな怪盗キッドに冷たい世の中だ…。

 

 

 

 

 外に出て確認してみると、やはり車は爆破炎上。

 すっかり燃え上がっていた。

 

 ああ、俺が買ったプリウスが!

 と悲しみに暮れるなど。

 プリウス、高いけど安全補助機能がたくさんついてるから俺が将来乗る時に安心だと思ったんだよね。

 しかし、悲しいがこれはお別れするしかなかろう。

 

 諸伏さんが鋭い目で思考を回しながら俺に問いかけてきた。

 

『どうするんだ、奴の言葉を信じるならここからの脱出は不可能。あとは奴の隠したというお宝を探し出すか、殺し合いに興じるしかないと来た』

「魔術的にこの場から脱出するのは簡単だけど、それじゃ根本的な解決にはならないんだよなぁ。犯人を探し出す必要があるってことか」

「そうだね。あとキッドを警察に突き出すのとか」

「おい坊主、俺はオメーらのこと黙ってやってんだろ!見逃せよそのくらい!」

「ふーん。幽霊が拳銃持ってると銃刀法類違反になるんだ。僕知らなかったや!」

「このガキ…!」

 

 怪盗キッドも随分このメンバーに馴染んできたようだ。

 仲良きことは善きことなり。

 

 それはそうと、事件が解決したらこっそり車は元に戻そう。高かったし。

 そのように決意を新たにしていると、コナン君がそっと俺の耳元に囁きかけてきた。

 

「黄衣さん…犯人捕まえた後なら補償の話もあるし面倒くさいことになるよ…車を戻すと…」

「うっ、やっぱそう?」

「うん」

 

 コナン君は沈鬱な様子を作って頷いた。

 ご愁傷様ですが、貴方の車は既に…という事らしい。ちくせう。

 

 

 ひとまず、俺たちは落とされたというこの館に繋がる一本のみの橋を見に行くことになった。

 

 そこまでは少し距離があるため、唯一残ったメイドさんの車で見に行くらしい。

 

 コナン君の発案で、コイントスで誰が橋を見に行くかを決めることにしたらしい。

 結果は橋へ行くのは諸伏さん(怪盗キッド)と千間のおばあさん、検視官探偵の女性。

 残りがお留守番だ。

 

 しかし、気になったのはコイントスの時のことだ。

 何故か千間さんがコインに手を伸ばした瞬間、皆に一瞬ピリリとした空気が走ったのだ。

 

 橋へ向かって走り出す黄色い車の後ろ姿を眺めながら、俺はそっと聞いてみることにした。

 

「なになにコナン君、どゆこと?さっきみんな何に気付いたの?」

「アンタ、ホントにわかんなかったのかよ」

 

 それに答えたのは呆れたような茂木探偵の声だった。

 ひっそりと心が傷付いたが、それは見せずに涙を飲んでコナン君の解説を待つ。

 

 コナン君は「酸化還元反応だよ」と。

 それだけでわかるでしょ、という口調で俺へと微笑んで見せた。

 残念ながら一般人はそれだけではわからないのだ。

 

「それが、えーっと?」

「驚いたな、本当に素人なんですね、あなたは」

 

 白馬探偵が嫌味でも何でもなく、驚いたように目をぱちくりさせている。

 もう本当に帰ろうかなこれ。

 ベコベコに落ち込む俺を見て、コナン君が慌てて追加の説明をしてくれた。

 

「千間のお婆さんはわざと一番遠くにあるコインを取ったんだ。他の人に銅製である10円玉を取られたら、親指に付着した毒に気づかれちゃうから」

「つまり、千間探偵はみんなの親指に青酸カリが付着してるのを知ってて黙ってた。いや、隠してたってこと?」

「そう。それって犯人としか思えない行動だよね?」

 

 俺はほえー、と口を開けて感嘆符を漏らした。

 あの一瞬でみんな気付くとかどうなってんだこの空間。

 

 コナン君は俺の手を取り、何故か神妙な顔をして俺を見上げてくる。

 

「でも、どうして黄衣さんは色々なことに気付かないふりをしてるの?」

「へ?」

「だってさっきも僕らの気配の変化を敏感に見抜いてた。そもそも察しが悪いわけがないんだ」

「……うーん、考えすぎじゃないか?」

 

 実際のところ。

 黄衣の王のINTは人類の遥か上をいく。

 具体的には50という人外の数値だ。

 コナン君ほどの知恵者が17だということを考えれば、ほぼ全てを理解できると言って過言ではない。

 

「そうかなぁ」

「それに、不必要なことに気付いていいことなんて何もないだろ。危険な目にも遭うし」

 

 コナン君がやや苦笑して「そうかもね」と笑った。

 己の好奇心と知力とが原因で幼児化なんてファンタジーに突っ込んでしまったのだ。

 それは同意せざるを得ないのだろう。

 

 けれど、彼は不敵に笑って、それだけじゃない事をまざまざと見せるのだ。

 

「大丈夫、黄衣さんは僕が必ず守るから」

 

 トゥンク……でなく。

 俺は思わず背後に宇宙を背負った。

 俺を…守る…?誰が…?

 コナン君……?

 

 俺が何回も死んでしまったからなのか、最近コナン君は俺のことを幼女だと思っている節が見受けられるんだよね。

 

 旧支配者ハスター幼女概念…?

 

 いかんな。間違ってもニャルラトホテプに知られるわけにはいかない概念だ。

 奴の化身が笑いすぎて破裂死するのが目に浮かぶようだ。

 流石のアンチクショウとはいえ、破裂死なんて愉快な死因で死んだら可哀想だ。

 

 茂木探偵が大きなため息をついた。

 

「ガキに何言わせてんだ、しっかりしろよ。男だろうが」

「まあ…はい…すんません…」

 

 ほんとだよ。

 ひどく申し訳なくなった俺は方々に頭を下げ、コナン君はむっつりと頬を膨らませるなどするのであった。

 




・ニャルラトホテプ
無事笑い袋ののち破裂死。
降谷零が謎の腹痛に見舞われるなど。
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