目が覚める。やはり屋根裏部屋、夢オチということではないようだ
メモリもある。触りながら昨日の声を思い出す
"雨宮蓮"
それが名前、本当の名前を捨ててそれで生きろと、バレるってなにに?
とりあえず学校に行く準備するか
「ちゃんと行く気のようだな」
「まぁ一応は...行ってきます」
「何言ってんだ。飯食ってけ、後で食わせてないなんて言われても面倒だしな」
少し面食らった。昨日の印象で面倒くさがり、厳しいというのがイメージに定着してたから
お言葉に甘えて食べよう
「いただきます...」
あ、朝からカレーか
「ん、旨い」
「そうかい、それ食ったらさっさと行けよ」
「はい」
綺麗に食べ終え店を出る。出る前に看板をOPENに変えとけと言われていたため変え学校へ向かうための電車に乗る
電車の中はぎゅうぎゅうで、これが東京の朝の通勤ラッシュかと思うとこれからが嫌になる
「次はこれか...」
デカイため息が出る。暇ではないがスマホでニュースでも見て時間を潰そうとしたらなにやら怪しいアイコンのアプリがあった。なんだろうとタップして見るが履歴や音声認識としか書いていない。いや、異世界ナビとかアイコンの下には書いてあったっけ
異世界ナビって馬鹿げてる...いや、ガイアメモリを持ってる自分が言えたギリじゃないか。そもそも玩具な可能性もあるからなんとも言えないが
っと、蒼山一丁目に着いたか。1時間近く電車乗ったぞ...田舎な自分とは違う世界だ
「雨...」
チラホラ傘をさしてる人が見える。傘を持ってない人も、中には秀尽の制服が
登校途中なのだろう
「完全に雨にやられたな...もう少し小降りなら...ん?」
スマホ、異世界ナビが大きくなった。秀尽学園に反応してるのか?ナビならまぁ助かるが
そこへ、横に同じく雨宿りしにきたのか、フードをしている女の子が
あまり見ていても気味悪がられると思い顔をそらそうとしたら笑いかけられた
カレーのルーでも顔についてたか?
と、変な事を考えてると目の前に車が止まる
「おはよう、学校まで送ろうか?遅刻するぞ」
「...ありがとうございます」
なんだ?今の違和感は...あの女子生徒、躊躇ったような感じが...
「おっと君もか。早く行くんだぞ」
「あ、はい」
見逃さなかった。あの子の目を...そこへ
「はぁっ!はぁっ!クソっ!!変態教師が...」
「変態教師?」
「なんだよ、鴨志田にチクる気か?」
「悪い、転校初日だからそもそも先生の名前俺知らないんだよ」
このヤンキー丸出しのやつに面と向かって言う。中学生の頃はそういう奴と殴りあってたからな。友達守るために
「あー、なんか転校生が来るって聞いてたな、お前か。あんまパッとしねぇな」
「パッとしなくて悪かったな。雨宮蓮だ。そっちは?」
「坂本竜司だ。なんかやらかしてこっち来たってのはあの野郎が吹いて回ってたからな、悪ぃな、別に俺はどうこうしようって思ってねぇ」
別に何もしてないはず...なんだけどなぁ
「で、変態教師ってさっきの車の男の事か?」
「あぁ、噂じゃ暴力紛いの事してるってのもある...まるで秀尽学園が自分の城だと思ってるようにな、王様かよ」
『変態教師、鴨志田、秀尽学園、城、ヒットしました。ルートを検索します』
「あ?なんか言ったか?」
「いや、何も?」
「まぁいい、このままだと俺ら遅刻するぞ、この程度の雨なら大丈夫だろ、近道知ってっから着いてこいっと...?」
坂本がなにか気になったのか、そのタイミングで自分も立ちくらみがしたが直ぐに治まったため進む
「路地裏か、確かにあんまり人は通らないな」
「だろ?ま、そこ出たら学校だか...ら...」
「どうし...た...坂本、これが学校か?昨日来た時はこんな城みたいな建物じゃなかったぞ」
「秀尽学園って書いてあるし...まぁ入れば分かんだろ」
いや、明らかに怪しいが
ついて行かない訳にもいかず黙って着いていく
「これ、エントランスじゃないか?完全に城になってる...」
「んな、夢だろ...いや、夢に違いねぇ!」
「揃って同じ夢は流石に無理がある。」
「じゃあなんて説明すんだよ!?」
「落ち着け...騒いだせいか、変な奴来てるぞ」
剣に、盾...そして鎧、有り得ない。普通そんなの着てるのはこのご時世いるわけがない
「ちょうど良かった。お前、ここ秀尽学園だよな?」
「坂本!離れろ!」
「あ?ガッ...」
「坂本!グァッ...」
もう...1人...いた...のか...
薄れゆく中で坂本に手を伸ばしながら気を失う
「 い、おい!」
「ん...っ、」
「大丈夫か?」
「ああ、なんとかな...ってアイツら荷物わざわざ一緒にしてたのか」
「みたいだな」
普通、こういうの持ち物検査するだろうに
「クソっ、何なんだよコレ!夢にしちゃリアルすぎるだろ!」
「落ち着け」
「落ち着いてられるかよ!お前はヨユーだよな...まさかお前がやって「そんな訳ないだろ」だよな...」
メモリもスマホもある...
「足音?」
「ほう、坂本に例の転校生か。まさか貴様らが入ってくるとはな」
例の転校生...問題児扱いって事か
「鴨志田!?んだよその格好は!気持ち悪いんだよ!」
「フン、貴様には分かるまい、この俺様の素晴らしさが。さて、処刑の時間だ」
っ、処刑...どうにかする方法...生き返ったのか知らないがせっかく第二の人生を謳歌できるかもってのに、死ぬのか?
「なっ、何言ってガッ!?」
「坂本!?」
坂本は腹を殴られ、倒れ込む。いや、倒れ込むことすら許されていない。兵士に抑えられて
「俺の...事はいい...だからテメェはさっさと逃げろ!」
「見捨てるか、噂の転校生らしい行動だな」
頭の中が真っ白になった。でも、直ぐに思考は加速する
「...」
「どうした?今なら俺様は坂本の処刑に集中するから見逃してやっても構わんぞ?んん?」
逃げる?逃げない?そんなの決まってる
「....げない」
「あ?」
「逃げない!ここで逃げたら、絶対後悔する....それだけは嫌だから...」
「お前...」
これは極めて勝機のない、理不尽なゲーム。でも貴方なら...だから...貴方の力を試させてもらいます
ああ、誰だろうといい、この際なんだっていい、正義のヒーローじゃなくても、悪魔に魂を売ろうと、逃がしてくれようとしてくれたヤツを救えるなら...!
「なんだ!?」
俺を中心に風が巻き起こる。いつの間にか仮面をしていた...わかる。仮面を剥がせばいいんだろ....
「ぐっ、アァァァアアアア!!」
「お前たち!抑えっ...貴様は...一体...」
【我が名はアルセーヌ、貴様が望むなら力を貸そう】
見上げる。赤い仮面に、悪魔のような翼
アルセーヌと言えばアルセーヌ・ルパンをイメージするが、ハッキリとは知らない
【貴様の持つ異界のアイテム、それを使えば強くなれるのは確かだ】
っ、まさか...ガイアメモリの事を...だとしたら...
【ジョーカー!】
「...はァっ!」
カボチャの化け物2体を殴って蹴飛ばす
「坂本!逃げるぞ!」
「あ、あぁ!このや...ろッ!」
逃げる前に坂本は鴨志田だったか、にタックルしてこかした
「なにしてる?」
「なにって野郎を牢に閉じ込めたんだよ」
鍵を見せつけそれを水路に投げる坂本
「...まぁいい。行くぞ」
「お、おう」
ヒロイン
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真
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双葉
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春
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かすみ(✕✕✕)
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一二三
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10股
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いやダメだろ彼女がいてetc