それいけ念能力者ちゃん 作:まるかいてちょん
公式大会/開催ワールド→
ルール :
1.戦士系職業を持ってるプレイヤーのみが参加できる
2.使用可能アイテム→課金アイテム以外制限なし
3.参加プレイヤーは高さ制限5m'全体50m四方の円形闘技場にて格闘を行う
4.不正が発覚した場合即退場
以上のルールに則って公式大会を開催します
……………。
・合計参加人数1567人
・予選終了
予選通過者64名
本戦第一試合
ほのかおるvsソウラ・ボナパルト
開始。
…………。
会場は熱気に包まれていた。50m四方のコロシアム、その中心には数え切れないほどのプレイヤーがひしめき合う。
そして最も中央に立つのは、私と重戦士プレイヤー。互いに顔を突き合わせ、静かに睨み合った。
いよいよ舞台は本戦。ここまで残った時点で、ほとんどが神器級装備持ちだ。だが──装備性能の差が戦力の決定的差ではないことを教えてやる。
私と重戦士の頭上に10カウントが表示される。数字が次々と減り、5を過ぎたあたりで構えを取る。
そして、0を迎えた瞬間──動き出し、激突した。
勝敗の行方は……
……負けた。
「バフ積み終わった瞬間リセット打たれてオワタ……オワタ」
結果は予想通りバフリセットからの殴り殺し。それでも今回はプレイヤースキルという名前の身体能力を開帳して赤い彗星バリの回避盾を見せていたのだが、それもバフリセットで動きが狂い、その後重撃ラッシュで敗退した。
やっぱりゲームアバターだと反射神経以外フルに受けれないからダメだね。全然思考に体が追いつかないよ(負け惜しみ)
「ソウラさんそんなに落ち込まなくても……。1部神器級だけで装備バフも全然だったのに、神器級で固めたガチの重戦士相手に大健闘じゃないですか。それにほら、仇はたっちさんが取ってくれたので落ち着きましょう」
最近入ったギルドのギルド長、みんなの相談役モモンガさんが私を宥めるが、そうじゃないのである。
ここまで来てまで回避盾の全霊まで持ち出した以上、回避盾の真価を見せたかったのだ。
何故なら回避盾は私がこのゲームにハマった最初の要素。これがなければ私はここまでゲームを楽しめていなかったかもしれない。だからその感謝も込めて1回戦位は勝ちたかった。
無論全霊で使ってるからって重戦士以外の普通の戦士系相手ではゲームアバターのスペックが枷となって全回避なんて出来ないが……それでも回避盾を推していきたかった。
「とりあえず観戦に戻りませんか?ソウラさんが歩きで帰ってくるまでにもう決勝戦まで進みましたよ。残念ながらたっちさんは準決勝でダビデ像さんに負けちゃいましたけど」
どうやらたっちさんにワルキューレを追加しても第1回公式大会で勝つのは無理だったらしい。
しかしダビデ像……そういえばセラフィムのダビデ像は私が持ってるセイヴァー系職業を中心に添えているオーソドックスな紀元前剣士スタイルらしいが、リトルセイヴァー系列を得ているなら変則的にどちらかと言えば魔法戦士型のワルキューレも取得できるかもしれない。
そうなると、考えてみればワルキューレをダシにして隠匿されている至高天の熾天使取得方法を聞き出せたのではと思うが……いや、無理か。少なくともこの大会で優勝してワールドチャンピオンになってからでもないとさすがのセラフィムの良心ダビデ像といえど教えてくれないだろう。
ならば、ここは祈るしかない。ダビデ像の優勝を。
私はモモンガさんの言う通り、運営が各ギルドに設置した観戦テレビの前に移動した。
その時、すでに決勝戦は始まっていた。
画面に映るのは──天使そのものなダビデ像と、全身を神器級の上位装備で固めた人間種。どちらもユグドラシル上位種族同士の対決だ。
オーソドックスな剣。ピーキーな日本刀。筋骨隆々の肉体美を誇るダビデ像と寡黙な戦武者。日本人同士の戦いなのに、まるで文化同士の殴り合いだ。
力量は互角。装備もプレイヤースキルも、差はほとんどない。攻防は一進一退。どちらが勝つか分からない。
だが今現在ははダビデ像が攻勢に出ていた。有名な戦武者「ごっつぁんニキ」は端に追い詰められて苦しそうだ。それでも刀で防ぎ、ダメージを最小限に抑えている。
だが、ここで焦れたダビデ像が必殺を放った。
リトルセイヴァーLv5スキル【活世斬陵】の上位版。セイヴァー系最上位職による「全攻撃力聖属性変換+通常攻撃500%以上」の攻撃。そして、至高天の熾天使補正で実質750%以上の火力。
刀で防御したはずのごっつぁんニキすら、余波で削られ、HPバーが半分を割った。
だが、これはダビデ像にとっても危険な状況。ごっつぁんニキの職構成は完全には明かされていないが、噂でその脅威性は知られている。
彼の本領はHPが割れてから。狂武者系統の典型だ。
ごっつぁんニキの体から、どす黒いオーラが噴き出す。
次の瞬間、パリィでダビデ像の体勢を崩し、無言で攻勢へ。速度は人間の限界を軽々と超えていた。
ダビデ像ですら虚を突かれたその速さ。
私も「あれなら戦士系相手でもやれるのになぁ」と羨みつつ、その尖り切った職業構成に驚愕する。
──おそらく、ごっつぁんニキは初期職業から全て「HP割れ後に火力が出る」系統で固めているのだろう。
狂武者を筆頭に、阿修羅やシヴァ……とにかくHPが割れてから本領を発揮するタイプだ。
その構成上、防御力は低いはず。だが現環境最強クラスの装備を防御特化にしているおかげで、十分な硬さを確保しているに違いない。
今度は形勢が逆転。ごっつぁんニキが飛びかかり、猛攻を仕掛ける。
その一撃一撃は先程の【活世斬陵】上位版には及ばない。だが、並のスキル以上の威力を誇り、ダビデ像の剣越しですらHPを大きく削っていく。
それでも持ちこたえるのは、さすが現ギルドランキング一位・セラフィムのギルド長といったところか。もっとも、その座も本人が望まず押し付けられたと聞くが……。
ごっつぁんニキが斬り、ダビデ像が受け、かろうじて反撃する。だが、その反撃を受けてHPが減るほど、ごっつぁんニキはさらに速く、さらに強くなる。
どう見ても、このままではジリ貧による削り負け。勝敗は見えていた。
画面越しに響く剣戟。ダビデ像は必死についていくが、いよいよごっつぁんニキの速さが極限に達し、防御が追いつかなくなる。
一拍、二拍。単純にステータス格差によって動きが間に合わなくなったその時──ごっつぁんニキの一撃が直撃。
ダビデ像のHPバーが一気に一割を切る。一撃で七割を削られた計算だ。
もはやその破壊力は、基礎攻撃力を1.5倍にする天使種族ですら及ばない域に達していた。
しかも、ごっつぁんニキのHPはまだ二割残っている。火力はさらに加速する余地を残しているのだ。
ここで、観客──私を含め全員の脳裏に疑問が走った。
ごっつぁんニキの火力は異常だ。下手なプレイヤーなら十人斬りできるほどの。ならば当然、時間制限があるはず。しかしごっつぁんニキの様子は平然そのもの。一体なぜか?
答えは単純──無尽蔵の課金。
制限時間というデメリットを、札束の力で踏み倒していたのだ。これにより、ダビデ像の勝機は潰されている。少なくとも試合中に制限時間が来ることは、あり得ない。
故に、ダビデ像の負け──というわけではなかった。
なおも剣戟が続く中、ダビデ像には何か秘策があるように見えた。
だが時間は無情にも、ごっつぁんニキに味方する。
やがてダビデ像は疲弊し、かつての圧倒的なプレイヤースキルは影を潜めた。
そして──数分に及ぶ攻防の末、ごっつぁんニキの剣が振り下ろされ、ダビデ像のアバターを撫で斬りにする。
静寂。
ダビデ像のHPバーがゼロを割り、崩れ落ちた。
これで勝者はごっつぁんニキ。観客プレイヤーたちは、長くも短い激戦の終わりを見届けると、歓声をあげて騒ぎ立てた。
──だが不可解なことが一つ。ごっつぁんニキの頭上に「YOU WIN」が表示されないのだ。
しかし「優勝したのだから特別仕様なのだろう」と誰も深くは考えなかった。
……その背後で、とある魔法が発動していた。
【
魔法陣が輝き、倒れていたはずのダビデ像が起き上がる。
放たれたのは【活世斬陵】上位スキルではなく、一段下の飛ぶ斬撃。ごっつぁんニキ目がけてそれが放たれた。
咄嗟に魔法光を察知したごっつぁんニキは回避。しかしその間に、ダビデ像が肉薄し──
「──ッ!」
何事か叫ぶごっつぁんニキを斬りつけた。
そして、ダビデ像は高らかに宣言する。
「ダビデの勝利だ」
天に指を一本突き立て、アバターを誇示するダビデ像。
観客席は大歓声。チートじみたごっつぁんニキを相手に、作戦勝ちを収めたのだから。
その瞬間、ダビデ像はユグドラシルのヒーローとなった。
……もっとも、見ていた全員が心の中で「背後から一撃とか……やっぱりセラフィムはクソ」と思ったのだが。
【ユグドラシル専板】始まりました公式大会【part3】
367 : 名無しのナノマシン
神器級痛すぎ&硬すぎ
368 : 名無しのナノマシン
結構参加したけどすぐ溶けたなぁ
369 : 名無しのナノマシン
神器級纏ったゴリラ達が伝説級以下を溶かしてましたね
370 : 名無しのナノマシン
半分神器級だったけどガチ勢に溶かされたわ
371 : 名無しのナノマシン
同じく
372 : 名無しのナノマシン
神器級全身という前提がないと本戦に出場できない狂気
373 : 名無しのナノマシン
そういえばもう本戦64名の選出終わったんだっけ?
誰が残ってるん?
374 : 名無しのナノマシン
とりあえずダビデ像ニキ-ごっつぁんニキ-たっち・みーは1回もHP半分削られることなく本戦やな
375 : 名無しのナノマシン
頭おかしい(褒め言葉)
376 : 名無しのナノマシン
そういえばSSN姉貴が1部位神器級で本戦出とったな
377 : 名無しのナノマシン
マジ?
378 : 名無しのナノマシン
>>377
マジ
↓
https://yggdrasil/honsen/wiki
379 : 名無しのナノマシン
うっそだろ
380 : 名無しのナノマシン
ほんまでくさくさ
381 : 名無しのナノマシン
1部位神器級とか……頭おかしい(頭おかしい)
382 : 名無しのナノマシン
無敵の回避盾はあったんだ!
383 : 名無しのナノマシン
だから回避盾は保険だって言ってんだろ!
384 : 名無しのナノマシン
てか第一試合SSN姉貴やん
385 : 名無しのナノマシン
SSN姉貴……
自分を犠牲にしてたっち・みーに最上位職を繋ぐ姿はまさに雨ニモマケズ
386 : 名無しのナノマシン
公式大会はやっぱ出るもんじゃないな
387 : 名無しのナノマシン
たっち・みーもなぁ
388 : 名無しのナノマシン
>>385
ニワカ雨ニモ負ケズ?
389 : 名無しのナノマシン
>>388
雨ニモマケズな
それはパロディ
なんでニワカ雨ニモマケズは知ってて雨ニモマケズは知らんねん
390 : 名無しのナノマシン
いやいつの時代の言葉か知らんけど22世紀の下層民がそんなの知ってるわけないだろ
391 : 名無しのナノマシン
そろそろ本戦第一試合始まるで
392 : 名無しのナノマシン
まあSSN姉貴もここまでやろな
今までは対戦相手が弱かったのもあるし
393 : 名無しのナノマシン
それでも!
394 : 名無しのナノマシン
それでもも何も次の対戦相手は神器級で固めてて一撃が重いタイプだから下手すればスキル一撃クリティカルで死ねるんだよなぁ
395 : 名無しのナノマシン
ほなSSN姉貴もここで終わりか
396 : 名無しのナノマシン
SSN姉貴会場入りやで
397 : 名無しのナノマシン
>>396
報告ご苦労
どうせ負けるだろうけど見てみるわ
398 : 名無しのナノマシン
見せてもらおうか
回避盾開祖の性能とやらを
399 : 名無しのナノマシン
何気に対プレイヤーの回避盾の本気見るの初なのか
400 : 名無しのナノマシン
おっ10カウントや
401 : 名無しのナノマシンまあ負けるやろな
だって2chガチ勢が回避盾やってたけどガチ勢でもたまに避けれればいいほうだったし
402 : 名無しのナノマシン
だから回避盾はここぞって言うときで使うんだって………は?
403 : 名無しのナノマシン
ファーw
404 : 名無しのナノマシン
試合始まったけどどういうことw
405 : 名無しのナノマシン
保険とは?
406 : 名無しのナノマシン
プレイヤー相手にはここぞという時にしか使うな←これw
407 : 名無しのナノマシン
一瞬で矛盾すな!
408 : 名無しのナノマシン
なんでそれ避けれるん?
409 : 名無しのナノマシン
相手プレイヤー絶望だろこんなん
SSN姉貴これ優勝有り得るわ
410 : 名無しのナノマシン
どういうこと?
試合見てないから状況がわからん
411 : 名無しのナノマシン
試合見ながらスレ覗けないならスレ見てないで試合見ろ
412 : 名無しのナノマシン
てかSSN姉貴おかしいだろ
回避盾どんだけムズいと思ってんねん
413 : 名無しのナノマシン
さすが開祖やでぇ
414 : 名無しのナノマシン
試合見てないやつ用
重戦士vsSSN姉貴
試合開始と同時に重戦士突っ込む
SSN姉貴それを避ける
重戦士さらに攻撃する
SSN姉貴それを避ける
──以下それを繰り返し←イマココ
415 : 名無しのナノマシン
改めて見るとめちゃくちゃやなw
416 : 名無しのナノマシン
ほのかおる(11歳)涙目w
417 : 名無しのナノマシン
これは勝ったなシャワー浴びてくる
418 : 名無しのナノマシン
>>417
そこは風呂だろ
419 : 名無しのナノマシン
風呂なんてものが下層民の家にあるとでも?
420 : 名無しのナノマシン
草や
421 : 名無しのナノマシン
そろそろSSN姉貴勝つんじゃない?
422 : 名無しのナノマシン
ほんとだ
SSN姉貴武器だけは神器級だから削るの早いな
相手腐っても重戦士なんだけど
423 : 名無しのナノマシン
この試合回避盾の可能性感じたわ
最近天使強いし転向しようかな
424 : 名無しのナノマシン
あっ
425 : 名無しのナノマシン
おっ゛
426 : 名無しのナノマシン
いっ
427 : 名無しのナノマシン
逝ったァー!
……姉貴が
428 : 名無しのナノマシン
ワロスw
429 : 名無しのナノマシン
えぇ……そこは勝つ流れだったじゃん
430 : 名無しのナノマシン
はぁーつっかえ
解散解散
431 : 名無しのナノマシン
SSN姉貴頑張ったけどあそこで負けるのはないわ
432 : 名無しのナノマシン
バフ積んでなければ勝ってただろ
よりによってバフリセットが初戦でなぁ
433 : 名無しのナノマシン
ままええわ
次行こ次
ロリに逝かされる姉貴15歳()