一部の生徒に激重感情を抱かれる偽物たちのブルーアーカイブ 作:ヒッキーn世
ということで後先のことをあんまり考えずにヤベーやつをエデン条約にぶち込んでみたのがこちらになります
にしてもみんな感想でシュロのこと心配してて笑いました
約二分の一の感想に心配されてるって……愛されてますね
「セイカちゃん、お見舞いに来たよ」
「ああ、すまないね。一度気絶しただけなのに……」
「あの後急に倒れたからびびったんだよ、こっちは」
「心配をかけてしまったか。そういえばその時のことで少し聞きたいことがあるんだがいいかい?」
「いいよ、どんなこと?」
「あの時の私、何か変わったところはなかったかい?」
「変わったところ?あの時は意識が朦朧としてたし……始めて聞く口調だったことぐらいかな」
「う゛、そこには触れないでもらえると助かる……」
「あっ!そういえばあの時セイカちゃんのヘイローが光ってた気がするなあ」
「……やはり、か」
「何か心当たりでもあるの?」
「ああ、あの時は必死で気がつかなかったがよくよく思い返してみると、やけに体が軽かった気がするんだ。この中で一番貧弱な私がだぞ?おかしくないか?」
「まあ確かにね。それとヘイローが光ってたことが関係してるって?」
「そうだね、あの時私の身に何か起きていたんじゃないか、というのが私の見解だ」
「でもなんでそんな事が起きたの?」
「……口調が変わったから……いや、素に戻ったから?」
「その可能性は私も考えた。しかし今のボロボロの体でやるにはリスクがあるしね。どうやら回復力も落ちているみたいだし」
「それは……今試さない方がいいだろうね。ところでその力って……ゲマトリアに狙われるタイプのやつ?」
「あっ……」
「そうだね。そこは私も危惧しているよ。そうなった場合はよろしく頼むよ」
「はあ……まあそりゃ守るけどさ。自分でも注意はしなよ?」
「そうだよ!ホシノちゃんみたいなことはしないでね!」
「流石に一度見た愚を二度起こすような真似はしないさ」
「ならいいけどさ……もうすぐエデン条約か……」
「ストーリー通り進めばいいが……そう上手くはいかないだろうね。それでも私たちは最善を尽くすだけさ」
そして迎えたエデン条約調印式当日。
ヒフミたちは補習授業部卒業パーティーとして打ち上げをしていた。
「それにしても残念でしたね。アヤちゃんが予定が入っていて来れないなんて……」
「仕方ない。まああっちにも事情はあるんだろう。『こっちもそうするからそっちも楽しんで』なんて連絡も来たしな」
「そうね……ハナコ?ぼーっとしてるけど大丈夫?」
「(わざわざ調印式の日に用事……そこで何かあるんでしょうか……まあ、これをみんなに話すのは野暮ですね)どうしましたか♡コハルちゃん。心配してくれたんですか?」
「べ、別に!あんたがエッチなこと考えてないか不安になっただけだから!」
そんな風におしゃべりしながら、楽しい時間を過ごしていた。
一方セイカたちは調印式の会場から少し離れた地点。あえて言うなら
「もうすぐだね……それにしてもミサイルのこと言わなくてよかったの?」
「ある程度信頼のあるオリジナルならともかく、私たちが言ったところで信じてもらえないだろうからね。事が起きた後に加勢するのが精一杯さ」
「そうだね……私たちが介入できるのはそこぐらいだしね」
「ああ、最低でも先生が撃たれるのは阻止しないとね。ストーリー的な話だけでなく、彼には恩もある。……さて、最終確認をしよう。会場に巡航ミサイルが落ちたら私たちは3人固まって行動する」
「うん、で先生を見つけるにはこのドローンを使うんだよね」
「そして先生を見つけたら安全な場所まで護衛する」
「最警戒対象はアリウススクワッド。それ以外にも一般アリウス生徒やミメシスにも注意……だよね」
「ああ、問題なさそうだね。後はぶっつけ本番だ」
突如として襲い来る振動が落下地点から離れたここでも感じられる。現地民のダメージは想像もできない。
「さて、では行こうか。作戦開始だ」
彼女たちは動き出す。より良い未来に向けて。
そこに迫りくる本当の怪物の存在を知らずに……
「ねぇ……待っててね……アヤメェ……!」
爆心地付近に近づくと、被害の規模がわかった。
「これは……ひどいものだな……」
あちこちにいるのは倒れ伏している生徒。それに燃え盛る炎や散乱する瓦礫。
被害よりは災害と呼んだ方が適しているのではないか、と思えるほどの有り様であった。
「……セイカ、先生は?」
「……今探している。君はユメノを頼む」
放心しているユメノをアヤに任せ、セイカは手元の端末に目を移す。
複数機のドローンが映し出す映像をくまなくチェックすること約1分。先生の無事を確認した。
「居たよ。予想通り古聖堂の近くだ……ユメノ、大丈夫かい?」
「う、うん……」
「まあいい。行くよ」
現場へと向かう3人。
そこには正義実現委員会のハスミやツルギ、そして部隊を率いるアリウススクワッドのミサキがいた。
「セイカたち!?なんで……?」
「あの女が百合園セイア……悪いけどあなたも大人しくやられてもらうよ」
そう言ってターゲットに先生だけでなくセイカも加えるミサキ。
(やはり狙われている?いやこれはオリジナルが警戒されているだけか?)
「私たちが先生を守ろう」
「ケヒッ!?……セイア様!?」
「事情は後だ。今は私たちを信じてくれ」
「……わかりました。ここは私たちにお任せを」
「感謝する。先生、ついてきてくれ」
「"……わかった"」
その場から離脱するセイカたち。
残されたツルギたちはお互いに向き合う。
「いくぞ。ハスミ」
「はい」
「ツルギにハスミか……どちらにしろ制圧対象……やるよ、ついてきて」
両者が激突せんとするその時だった。
「……!?雪?」
戦場に雪が降り始める。これにはアリウス生たちも辺りを見渡す。彼女たちの作戦ではないようだ。
この場に似合わない真っ白な雪は、何かの到来を暗示しているようだった。
セイカたちは負傷したヒナと合流、ドローンによる索敵を続けながら安全地帯へと向かっていた。しかし、
「……ん?なんだあれは?」
それを見た時の最初の印象は白い、だった。服装も肌も、そして辺り一面も全てが白い。先程から降り出した雪はまだ積もるほどの時間は経っていないため、そこにいる者が元凶であることは明白だった。
ミメシスではなさそうだが正体がわからない。
その答えを出したのは端末を覗き込んだアヤだった。
「ねえそれ……ナグサじゃない?」
言われてみればそうだ。だがセイカは言われるまで気が付かなかった。
その理由は彼女が纏う気迫だ。
それは前に追いかけられた時とは全く別のものであることがカメラ越しでも伝わってくる。
まるで
「アヤメ?見てるの?」
「まずいな……こっちに近づいてきているぞ……」
当然のようにアヤの存在を感知している彼女がこっちに来てしまえば、アリウスどころではなくなってしまうことを悟ったセイカ。
「"どうかしたの?"」
「いや、急がなければいけない理由が増えただけさ」
だが、急ぐ彼女たちの前にアリウススクワッドが現れる。
「トリニティとゲヘナの主要人物は全部片付いた。残りは貴様らだけだ」
そう言ってこちらに銃を向けるサオリたち。
やむを得ず戦闘態勢になる一同。
(負傷しているとはいえこちらにはヒナがいる……があちらにはミメシスもいるし数の面で不利……どうする?)
戦闘が始まる。ユメノが守りセイカとアヤが援護、ヒナが暴れるというシンプルな作戦だ。
とはいえ相手も過剰なほどの戦闘訓練を受けてきた猛者ばかり。そう簡単にはいかない。
アヤが触手でサオリの体勢を崩す。その隙を突いてヒナが攻めるが飛んできた爆撃により引き下がる。
「ぐっ……!」
お返しとばかりに飛んできた対物ライフルによる狙撃にアヤが苦悶の声を漏らす。
その瞬間、戦場が
地面は雪に埋もれ、気温が急激に低下する。
そこには雪女が立っていた。
「アヤメ……み~つけた♡」
背に氷水を流し込むような声音で彼女は呟く。
「えっとさ……私、というか俺アヤメじゃないんだけど……」
「なんでそんなこと言うの?アヤメはアヤメでしょ?」
とりあえず今回も例に漏れず話が通じないことが確定した。
ナグサが吐息を吹きかける。
「"……! アヤ、避けて!"」
その言葉に咄嗟に反応して後ろへ跳ぶアヤ。
次の瞬間、さっきまでいた場所に巨大な氷柱が突き出していた。
「な、なんですかあれ……リーダー、逃げた方がいいんじゃ……」
「私も同感。幸い狙いは私たちじゃないみたいだし」
「……わかった。一度撤退するぞ」
去って行くアリウススクワッドたち。だが今はそれに気を向けている暇がない。
「アヤメ、アヤメ、アヤメアヤメあやめあやめ……一緒になろ?」
やったらめったらに凍りついた銃から弾を放ち、辺りに氷柱を乱立させていくナグサ。
それに対抗すべくこちらも銃弾を浴びせるが、威力の高いヒナのものすらも全くといっていいほどに効き目が感じられない。というかすり抜けている。
「ねぇセイカ!これってもしかしてだけど……!」
「ああ!これは恐らく怪談と化している!」
怪談化。時系列的にはこの後の話だが原作でもシュロがユカリに対してそうしようと企んだり、実際にアヤメが成ったもの。
怪談と成った者に対抗するには百花繚乱に受け継がれし銃、「百蓮」が必須となっている。要するに今の彼女たちには対抗手段がない、ということだ。
「"ちょっと待って!どういうこと!?"」
「端的に言えばギミック付きの敵ということさ。彼女の持っている銃でなければ有効打を与えられない!」
「じゃあどうするの!?」
「盗るしかないってことでしょ!百蓮を!」
ナグサが持つ銃を奪いにかかることを決めたセイカたち。とはいえそれは容易なことではない。
「”なら……するのはどう?”」
「え……正気?まあそっちがいいならいいけど……」
「私はそれで構わないよ」
突如としてライフルをバットのように構えるアヤ。そしてその前に立つセイカ。
「せぇのっ!」
「はっ!」
フルスイングしたライフルを空中で蹴って加速するセイカ。
しかし進行方向はナグサから少しそれてしまっている。
「……!……ふふっ」
それに見向きもせずアヤの方を注視し続けるナグサ。
彼女の近くをセイカが通り過ぎる瞬間のことだった。
「これでっ……どう!」
セイカの臀部からしっぽのように生えた触手が彼女の持つライフルをかすめ盗る。
「……よしっ!」
地面に転がりつつも着地するセイカ。その腕にはしっかりと百蓮が握られていた。
だがまだ問題……というか懸念点はある。
(そもそもこれ素人に扱えるのか?)
これを扱えることが百花繚乱紛争調停委員会の委員長になる条件だというが……
「(まあそもそもこの武器種は私には扱えない)……頼んだよ、アヤ!」
「……わかったよ、やるだけやってみる」
百蓮を構え、ナグサに向けて放つ。
その銃弾は確かに命中した。
「ねえ……なんで私を撃つの?……そうだよねちょっと間違えただけだよねアヤメはそんなことしない私をいじめたりしない!」
狂乱したナグサを中心に吹雪が巻き起こる。
「ひぃん!なにも見えないよぉ~!」
「これ、やばくない?」
「ああ、このままだと最悪凍死だ。とはいえ逃げても追ってくるだろうしね……」
「”ううっ……さ、寒い……”」
彼女らが作戦を考える間にも先生は衰弱していく。もうあまり猶予はなかった。
「もう時間もない、というか先生が持たない。とりあえず一旦離脱だ。先生を医療機関に引き渡すぞ」
「その後はどうするの?」
「後で考える、と言いたいところだが最終手段だけは決めてある……百鬼夜行だ」
こうしてエデン条約をほっぽり出して、百鬼夜行に季節外れの吹雪が来たる。
果たしてその結末は……
「まあ、怪談のネタバレなんて面白みに欠けること、させませんがね?これはお馬鹿な少女が自分を偽り、他者にすら自身の理想を押し付けそして最後は破滅する。そんなとっても愚かで―――素晴らしい物語、なのですからねぇ?」
碧園セイカ
序盤に撒いた伏線が回収できるかわからない人
依然として偽物たちのリーダー兼ブレイン役
話を動かす狂言回しでもある
鬼灯ユメノ
ミサイルの被害を見て呆然としてた人
彼女メインの話はさらに後になりそう
タンク役なので何気に彼女がいないと詰む場面が多い
六花アヤ
なんか書いてたらメインになった人
おめでとう!
さらっと百蓮をゲットした
御稜ナグサ
気づいたら怪談化してた人
求めるのはアヤメのみでそれ以外は何もいらない無敵の人と化した正真正銘の雪女
なんか気づいたらナグサが出てきてぇ……すごい強くなっちゃってぇ……もう止めるには百鬼夜行行くしかなくなっちゃてぇ……
てな感じで絶賛頭を抱えている最中の作者です
百花繚乱編のキャラの口調もよくわかってないので苦戦が予想されます
この作品はプロットとか何もない思い付きで書いているんですが、その悪いところがもろに出た感じですね
頑張って書きはしますがなんか思ってたんと違うな?ってなる可能性もあるので大目に見てください
あと明日投稿できない可能性がありますがそうなったら作者が書くのに苦戦してるんだなあ~と思ってください
モチベが切れそうなので感想ください!(妖怪感想乞食)
UAとか見てるとすごい多くの人に見てもらえてることはわかるんですがその実感があんまり湧いてこないんですよね……
この承認欲求モンスターめ!(自虐)
というわけでお願いします!(必死)