一部の生徒に激重感情を抱かれる偽物たちのブルーアーカイブ   作:ヒッキーn世

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筆が進まない……キャラが掴めない……
そんな感じの作者です
なんとか投稿はできましたが明日は駄目かもしれません
原作の流れという下地があったエデン条約編と違って、設定を汲んだオリジナルストーリーを作っているから労力が違う……!
こんな稚拙な文章を面白いと思っていただけたら幸いです


百鬼夜行は迫りくる

 

 先生を救急医学部に預けた後、セイカたちは車に乗って百鬼夜行へとやってきた。

 ちなみにアヤはその辺で買ったお面で顔を隠しているし、百蓮もしまってある。

 

「でもなんで百鬼夜行に来たの? 俺ストーリー読んでないからその辺わかんないんだけど」

「私もわかんないな。百花繚乱の子たちに助けてもらうの?」

「まあそれもあるさ。人手は欲しいからね。とはいえ本命は花鳥風月部……それに本物のアヤメさ」

「花鳥風月部ってシュロのいるところだよね。まあナグサが明らかに怪談化してたし何かしら関わってるとは思うけどさ。後本物のアヤメ、だっけ?会ったらまずいんじゃなかった?」

「まずいことはまずいが今よりましだという判断さ。というか今の状況が最悪すぎるからね。そう悪くはならない……といいんだけど」

「ええ……不安になること言わないでよ……」

 

 彼女たちは話しながら百花繚乱の本部へと向かう。

 故に見られていることに気が付かなかった。

 

「ふーん……あれがそう、なんだ。……馬鹿みたい」

 

 

 

 

「うぇーん!風船とんでっちゃったぁ……!」

 

 獣人(見た目が動物の方)の女の子が泣いていた。どうやら持っていた風船が飛んでいって木に引っかかってしまったらしい。

 

「大丈夫?」

「ひっく……ふうせんがぁ……」

「わかった。取ってあげるね」

 

 そう言うと彼女は近くにあった柵を踏み台にしてジャンプし、風船の紐を掴む。

 

「はい。もう離さないようにね」

「うんっ! ありがと!」

 

 

「なんというか……お人好しだね」

「ええ〜私はいいと思うよ」

「お人好し以前に泣いてる小さい子放っておくのは駄目じゃない?」

 

 そんなことを話しながら表に止めた車まで戻ろうとする3人。

 

「泣き声はこちらから聞こえたはず……!あら?」

 

 そんなところにダッシュでやってきたのはミドモちゃんことユカリ。

 

「あれ?もしかしてアヤメ委員長ですの!?」

 

 見つかったぁ(某ハンター風)

 

「え?やばあれユカリじゃん」

「いや、逆に好都合だ。……すまない。君にちょっと話があるんだがいいかい?」

「……? なんですの?」

 

 

 

「……なるほど。こちらのアヤさんはアヤメ先輩とは別人だというわけですのね」

「ああ、そうだ。それで今から百花繚乱に用があってね。その時に混乱を防ぐために君の口から説明を頼みたい」

「わかりましたの!」

 

 セイカはユカリに車内で説明をしていた。今回に関しては事情を知る者は多い方がいい。そんな判断の元の行動である。

 

 

「キキョウせんぱーい、お客様ですの〜!」

「おかえり、ユカリ。それでお客って?」

「はじめまして、百花繚乱の参謀殿。私は碧園セイカ」

「私は鬼灯ユメノ!」

「そしてこちらがアヤメ先輩にそっくりのアヤさんですの!」

「え? ユカリ、どういうこと?」

 

 お面を取ったアヤが前に出る。

 

「えっと……はじめまして……」

 

 少女説明中……

 

「なるほど……化け物になったナグサ先輩に狙われている、ね……あまりこんな事を初対面の相手に言いたくないけど……馬鹿にしてるの?」

「そうだったらむしろ話は早いんだけどね……残念ながら事実なのだよ」

「といってもこれだけの話、流石に証拠がないと信じられないんだけど」

「じゃあこれはどう?」

 

 アヤがそう言って見せたのはクロノスのネットニュースだ。

 そこには『季節外れの大雪発生!』と見出しが書かれていた。

 しかもその範囲はトリニティから百鬼夜行まで直線距離で移動しているように見える。

 

「この雪をナグサが降らせてるわけなんだけど」

「これだけじゃ雪雲がそう移動してるってだけの話だし……」

「……仕方ないか。アヤ、あれを出してくれ」

「……わかった」

「……! これは百蓮!?なんでこれを……」

「君たちからしたら許されない事かもしれないが、彼女から奪った物だ。対抗策として必要だったものでね」

「……わかった。ナグサ先輩と会ったことは信じる。じゃあそっちは私たちにどうしてほしいの?」

「説得ないし鎮圧の手伝い、といったところかな。私たちだけでは彼女に対抗できない。素の状態での彼女の強さは君たちも知っているだろう?」

「そうだね、あの人は強い。いいよ、手伝ってあげる」

「感謝するよ、キキョウ」

「いいよ、もしその話が本当ならこれは私たちにとっての不祥事でもあるから。でも本当にここに来るの?何処に逃げたかなんて分からないんじゃ……」

「それがどうやらあちらはこっちの居場所がわかるようでね」

「……信じられなくなってきた」

「まあこういう時は最悪を想定するのがセオリーというやつだろう?」

「まあそうね。じゃあ細かい話をしましょうか」

 

 細かい計画を立てていく2人。

 その間暇な余り者たちもコソコソと会話を始める。

 

「にしても本当に似てますわね……親戚か何かで?」

「別に関係ないと思うよ」

「私たちは百鬼夜行と関係ないからね~」

「ではアヤメ先輩の事も知らないと?」

「まあ私トリニティの生徒だしね」

「ではせっかくですしご紹介を……アヤメ委員長はすごいんですの! 誰かの助けにはすぐに応じ、戦闘だってお手の物! とっても優しくて頼りになる先輩ですの!」

 

 セイカたちからある程度のあらすじを聞いたアヤは知っている。その姿が作られたものであると。

 そして思い返す。友の言葉を。

 

『ともすれば君は、見なくて正解だったのかもしれないね。きっと君は彼女に共感できるだろう……できすぎてしまうだろう。故にきっと君と彼女は相性が悪い。自己嫌悪、というやつだね』

 

(ああ確かにそうだ。彼女と俺は似ている。……鏡を見ているようで嫌になりそうだ)

 

 そんなことを思考するアヤ。

 

「へぇ~!すごいんだね!」

 

 彼女の気持ちを察しつつ相槌を打つユメノ。

 

「終わったよ」

 

 そこに話を終えた2人が寄ってくる。

 

「それでどう?」

「計算してみたところ、決戦は今夜だ。そこで手を貸してくれるという話になった」

「勿論説得にも協力する。それまでは観光でもしてたら? ここは初めてなんでしょ?」

「ではそうさせてもらおうか。行くよ、ユメノ、アヤ」

 

 再びお面を着け直したアヤたちは町へと赴いていく。

 その背を見送りながらキキョウはばれない様に溜息を吐く。

 

『彼女に―――ナグサにあまり戻ってきてほしい、という類の言葉をかけないでやってくれないか?』

『なんで?こっちとしては今一番の立場にある人に早く戻ってきてほしいんだけど』

『その気持ちはわかるが……彼女にも事情、というか悩みがあるんだ。実は……』

『……そんなこと思ってたんだ、ナグサ先輩。まあそれに気付けなかったのは確かに私たちの責任』

『別に責任の所在を問いたいわけではないのだけどね……とにかく頼むよ……まあ彼女にその辺りのことを考える頭が残っているかは別だが……』

 

「はあ……とんだ貧乏くじを……いや、これは自業自得か。先輩たちに頼りすぎてきた私たちの」

「……どうかしましたの?」

「……ちょっとみんなに話すことができただけ」

 

 

 

 

 

「……それで? アヤメの話を聞いていたらしいが感想は?」

「聞こえてたの? なんというか……セイカが言ってたこともわかるなって感じだったよ。本当に俺みたいな子だね」

「問題の人物であるナグサの件もアヤメに大きく関わってくるからね。彼女のことを知ることは大切だと思うよ」

「でも今回の問題はそう単純じゃないよね? アヤメちゃんのことも何も解決してないんだし……」

「その辺りが今回の件をややこしくしているんだが……とりあえずナグサ回りのことを片付けなければね」

「でもどうやって止めるの? 悪いけど俺はあの子たちの言葉ももちろん俺の言葉も届く気がしないよ?」

「私の、というかミカの時とはまた話が違うだろうね。私たちでは彼女がアヤメに執着する理由をどうにかしてやることはできないし、本物を連れてくることもできない。なんならそれは逆効果であるとまで言える」

「じゃあどうするの?」

「決まっている。君の思いを叫ぶんだ」

「は?」

「ブルアカにおけるほとんどの問題は対話不足により起こっている。今回の事もまたしかりだ。助けを求められなかった優等生、それに追従しながらも釣り合わないことに不安を抱いていた少女、彼女たちが悩みを吐き出していればこんなことにはならなかっただろう。無論、それが難しかったことは私にもわかっている。だが君はそうするべきだ。それがきっとこの問題を解決する鍵になるのだから」

「それ、だいぶ無茶言ってない?」

「だがそうしなければ、きっと君はオリジナルと同じ末路を辿ることに……いや、もっとひどいかもしれない。……これでも私は君に傷ついてほしくないんだ。だからそのために無茶も言うし厳しい言葉だってかけるかもしれない。それでも私は君という友人を失いたくないんだ」

「セイカ……なんかすごいDVしてくる人みたいなこと言ってるね」

「あ、確かに」

 

 思わずといった感じでユメノが呟く。

 

「別に私にそんな気はない!というかこれでも真面目に話しているんだぞ⁉」

「あはは、わかってるよ。ちょっとふざけてみただけだって。わかったよ、そうしてみるよ。大事な友達の忠告だもんね」

 

 そう言って笑うその顔は憑き物が落ちたように晴れやかだった。

 アヤメの話を聞いていろいろと考え込んでしまっていたらしい彼女ももう大丈夫だろう、とセイカは1人肩の力を抜く。

 

 

 これで残る問題は当日、ナグサの説得のみとなった。それだけ、といってもそれはきっと困難な事だろう。

 でもきっとどうにかなる。絶対にみんなが助けてくれる。

 そんな思いで彼女は歩みを進めていった。

 

 

 

 

 

 

「友達……そんな人がいれば……いや、どうせ何も変わらない。私に期待するだけの奴らも、”アヤメ”を求めるだけのナグサも。なのにあいつは……なんで……!」

 

「……ふむ、そうなるか。ならば……」

「どうしたの? セイカちゃん?」

「いや、なんでもないよ」

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど……手前さん方は百花繚乱のところに行きましたか……ですがぁ、最後に勝つのは手前です……!さて、仕込みをしておくとしましょうかね……」

 

 

 

 

 

 

 

「アヤメアヤメっ!今行くからね!アヤメじゃない人アヤメのこと邪魔する人全員凍らせて、私のこと褒めてもらうんだ……♪ だってアヤメは一生私のモノ、だもんね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 怪談家は嗤い、彼女は憎み、雪女は微笑み、狐は企む。

 それぞれの思惑はぶつかり、絡み合う。

 最後に笑うのは果たして誰なのか。

 今、人と人ならざるものが交わる夜がやってくる。




 碧園セイカ

 今回も頼れるブレイン
 とはいえ今章の役目はあくまで補助


 鬼灯ユメノ

 いつも書くことに困る枠
 ごめん……ちゃんとこの後出番作る予定だから……
 君のこと気にしてくれてる人もいるから……



 六花アヤ

 アヤメに似た、それでもアヤメではない人
 そんな彼女の思いとは


 箭吹シュロ

 感想で心配されてた子
 今回の騒動の半分くらいの原因


 桐生キキョウ

 百花繚乱の参謀にして今回の協力者
 何か思うところがあるようで?


 御稜ナグサ

 ”アヤメ”を求めるもの
 彼女の認知は歪み、都合よく変化する


 七稜アヤメ

 行方不明となっていたはずの少女
 彼女の増悪の行き先は……




……これでよかったのかなぁ?
って思いながら書いてます
終点すらあんまり見えてません
こんなやつに任せてていいのか?(自問自答)
実際レンゲは出せなかったしアヤメもなんかやばくなりかけてるしどうしようね、これ
あ、面白いと思ったら感想くださーい!
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