今回は甘い感じかな?
タイトルは
『キミキス』と『アマガミ』
です。
メインは、岩下律子。だけ。オンリー。膝裏にキスとか無いはず……
ではでは、どうぞ。
第三二問 キミとキスとアマガミと………
ハイハイ。なんか春休みも黄金休みも勉強漬けの毎日な私だったワケなん、です、が。
まぁ、和寛さんと一緒にいれるっていうのは悪くないかなぁ〜、なんて。
勉強を頑張ったご褒美という名のデートもご満悦だったワケですよ。
あ、うん。なんか、ぶっちゃけ付き合ってるんだけどね♪
「りっちゃん、どーした?」
「うぅん。なーんでも」
「そ? ならいいけど」
ぽわぽわ〜。っていうか、ほんわかっていうか……、うん……なんか、あったかい人。
仲野
「あ。今失礼な事考えたでしょ?」
存外、勘がよかったりするのよ。
上目遣いで聞いてみる。
「怒った?」
「ははっ。オレの事考えてくれて嬉しいよ」
「私も。一緒にいれて嬉しい」
この人は、ストレートにモノを言うから反応に困ることもある。
そして、意外にも“オレ”っていう。ボクとかの方が似合いそうだけどね。
聞いてみたら……、「男だし、オレっていうもんじゃない?」って。ボクもあるよね? って聞いたら、「“オレ”の方がカッコいいじゃん」って笑ってた。
こっちも笑顔になれた。
なんか、「どっちがいい?」って聞かれたから、「どっちでもいい。和寛さんがいい」って言うとさっきより笑顔いっぱいって感じで「そっか」って言われた。
ただ……
重ねる程度の、普通に繋いでいただけの手は、
「ん……」
しっかりと、指と指が絡み合う恋人繋ぎってヤツになって、チュッ、ズズッ。とキスしてた。うん、少し舌を吸われた。ホントのホントに恥ずい。
「ごちそうさま」
「…もうっ……」
人前での恥ずかしさがあって、こっちなんか顔が熱いっていうのにっ………、はぁ……。
「適わないなぁ……」なんて思い知らされる。
しかもこの人、大手からお誘いが来てるって。三菱だよ? 三菱。なんか、頭のできも違うんだろうね。自慢? 惚気? まぁね。否定しないよ? 全然自慢だもん。私の彼なんだよ。って☆
☆
「和寛さん、わざわざ送ってもらってありがとう」
「いいよ。オレは、りっちゃんと少しでも長く一緒にいたかったってだけだから」
「ふふっ♪ 私も。っん……」
ばいばいのチュウ? それとも、おやすみのチュウ? かな。
「ぷはーっ……。ははっ。長かったね、今日は」
しかも、かなり激しかったなー。舌も唇も甘噛みされた。照れる。
「まぁ、お別れのチュウでりっちゃん分をいっぱい補充したかったからね……」
「そんな寂しそうな顔しないで。ね? 私も寂しくなる」
「……うん。じゃあ、ばいばい。律子」
「うん。またね、和寛さん」
和寛さんは、振り返ることなく去って行った。
「……和寛さん……?」
いつもと、何か違う気がした。それが気になって、和寛さんが見えなくなっても暫く見続けていた。
ママから呼ばれるまで。
……ずっと、……ずっと………。
それは、学園祭の前の日の出来事でした……。