はい、ども\(^_^ )( ^_^)/
今回タイトルは、
『黒神』
理由としては、ドッペルゲンガー。黒神でいうドッペルライナー。
話的には、7.5巻の『僕とホンネと召喚獣』です。
バカえろ?(苦笑)
楽しんでってください。
Aクラス戦が終結してからの週末。約束通りにカヲルさんの手伝いに来ている。
キーボードを打ちながらパソコンの画面を睨む。時折、眼球をマッサージして目薬をさす。
カタカタカタカタ……。
何時間経ったろうか……。時間感覚が狂ってしまう。部屋の中、ただずっとこうして、規則的に聞こえる音だけが響いてた。
「カヲルさん」
返事が無かったのでそちらへ向いてみると、醜い姿を曝していた。
「そんな……。まさか、死んで「生きてるよ!」───あら?」
「しかも醜い姿ってなんだい! わざわざ口に出すことかいっ!」
「ミステリーちっくな感じでいいんじゃない? 特に“醜い姿”とか」
「ホラーじゃないんだよ!」
「自覚あり。ただの屍のようだ……」
「どういう事だい!? って、そんな事はどうだっていいんだよ。それで、何々だい?」
今やっている作業を中断し、別ウィンドウを開いてピックアップした情報群を表示させる。
「───亜音速の風をぶつける,金剛石も豆腐も同じように形を崩す事なく貫く刺突,触れただけで吹き飛ばす……これら全て腕輪の力。
十分以上異常な、これらの力を上回る腕輪能力もありますよね?」
返答を待たずして会話を進める。
まずは、
「佐藤美穂の『守護
纏う光は、熱も光も冷気もウィルスでさえ通さない。最強の守り。おそらくは、核も水爆も効かない。
まさに英雄イージスの盾。アイギスやアイアスの方が伝わるのかしら? アテナの盾の方かもね。
あ、次に霧島翔子の『死角強誘
どこまでの範囲かは解らないみたいだけど、信じられないことに成長するみたい。しかも、効果範囲内であれば召喚フィールド“外”にいる者も対象者となる上に、人数制限も無い。
同じ様な広範囲の異常能力として上がるのが、菊入真由美の『混乱世界
そして、吉井明久の『儚却止考
極めつけが、阿部理科の『化学科学
もうちょっと消費点数とかの調整や展開スピードなど色々しなきゃいけないところはまだまだある為、一番の試作品と言ってもいい。
「全く、冗談じゃないわよ。なんてモノ作ってんのよこの老怪わ……」
「まぁ、できてしまったんだよ」
だからと言って面倒事を押し付けるのは、勘弁願うわ。手伝わされるこっちの身にもなってみなさいっていうの、……ほんとに。
「子供じゃぁないんだから、しっかりしてくれない? あなたには何度となく言ったと思うんだけど? カヲルさん」
「ハッハッ! まぁ、いいさね」
「良かぁないわよ。だから言ってんでしょーが。
そうそう。予想以上に面倒なんだから、報酬は弾んでもらうわよ?」
「ちょっ! 約束と違うじゃないかい!」
「だぁれのおかげで、」
人差し指を眼前に突き出す。
「幾つもの製薬会社がスポンサーについてくれていると思っているワケ? ……切るわよ?」
「くっ…!」とか言って渋々下がった。反省するって事を知らないの……でしょうね……。
ふぅ……。そろそろ明久達のとこ行って召喚獣を使って見ないとねー。あっ、と。その前に、
「召喚システムを見てみたけど、理解できなかった事があるのよ」
「何だい」
「姫路瑞樹の人となりは知ってますよね? その姫路が“好戦的”な性格になってたんですよ」
「あの姫路がねぇ……」
呟いて、カヲルさんは真剣な顔を見せた。
「特に顕著だったのがAクラス戦の時です。闘士が剥き出しな姫路のあまりの変わりように、おぞましく思ったくらいですよ」
「そこまでかい。もっと調整が必要だね」
「最悪、学園の閉鎖を考えないといけませんよ?」
「解ってるよ」
「研究者としての気持ちも理解できるつもりですけどね」
ちょうど良いタイミングでドアがノックされる。
「失礼します。───理科、終わったよ」
明久の報告を受けて、無色の腕輪をつけて立ち上がる。
一年生の時から使っている、教師無しに召喚ができる腕輪……『白黒
物理学的には色の無いのは、『白』と『黒』だが、一般的には黒は切り捨てられ、『白』と『(無色の)透明』をあわせて無色と呼ぶ。
例えば、水は『無色の液体』であるが、多量の液体として存在する場合、透明に見える。他方、霧のように細粒状に散在するとき、光を乱反射して透明ではなくなるが、色はないために白く見える。つまりは、どちらにも染まる無色。だから『白黒の腕輪』。
阿部理科だけが使える。ま、他にも幾つか能力があったりもするんだけどね。
「律子達は?」
「翔子ちゃん達とアリス世界を堪能してるみたい」
「多様はあまりしてほしくないけどね。……じゃ、行ってくるわ」
「うん。いってらっしゃい」
☆
召喚獣の数が結構いる。今日の元々の予定人数よりも多い。
さらに言うなれば、スゴく面倒な混沌とした事になってしまったらしい。つーかなったわ。
『白黒の腕輪』を使ってなぜか学校に来ていた者達と一緒に召喚した。いや、そこまでは良かったんだけど………召喚獣が操作できず、しかも勝手に動き始めた。勝手に腕輪をいじくったわね?
「ちっ!……」
「なんかダメだって理科」
「いいのよ、律子。学園長に罪を贖ってもらうから」
「阿部、男前過ぎだろ……」
「須〜川っ、弁当いらないわね。うん、解った」
「すみませんでしたぁっ!!!」
奇跡のジャンピング土下座をかました。そこまでするのならば、許そうかしら。約束を反古にするのも好きじゃないし。
「まぁまぁ……、落ち着きなってぇ〜。ゆーじくんもぉやられてあげな?」
「何でだよ! しかもやられるって何だ?! 俺も被害者だっつーの。っておい、真由美、聞いてねぇだろ?」
「……おまえも落ち着け。勝手に動くらい大したことないだろう」
「あれ? 康太くんがまともだ。どうしたの?」
「……どうもしない。いつもこう」
ちらっ。と工藤がスカートめくった。透かさずカメラに納める土屋。
「確かに。いつも通りじゃな」
「……〈ブンブンブンブン!〉……違う、偶々」
「たまたま〜?」
ニヤニヤと言ってのける工藤。
アクセントが違う。字で書くとこうね……『玉々』。
「……!〈ブシャアァァッ!〉」
「それでこそ、ムッツリーニだね」
「……明久明久」
「何? 翔子ちゃん」
翔子がブレザーのボタンを外して、両手でぽにゅん。と下から胸を持ち上げた。
「……たまたま」
「「「「ぐはっ!!〈ブシャアァァッ!〉」」」」
木下と久保以外の男共がダウン。その二人も顔を真っ赤にして、明後日の方を向いていた。
負けないから。
「おしりの形は、いいと思うんだけどね」
少しむちっとしたおしりを突き出すと、スカートが少しズレて黒の下着が見えた。
「あら?」
「「「「「「ごはっ!!〈ブシャアァァッ!〉」」」」」」
男全滅。
「私? 下着での魅力アップしてるよ? 今日のは、えっと……」
律子がスカートのホックを外して後ろを見ながらずらした。半分……見えた。
「なんかローライズだった」
男子が倒れた。みんなガン見し過ぎ。
「私は、内緒ぉ」
ちょうど坂本が目線を上げた先にそれがあった。
真由美も気づいてスカートを押さえたが、坂本と視線が合った。
「あはは……。ゆーじくん、……見た?」
「………Tっ?!〈ブシャアァァッ!〉」
「「「「「Tっ!?!?〈ブシャアァァッ!〉」」」」」
oh…。坂本が一番に離脱。
「あ、阿部さん! 岩下さん! 菊入さん! え、えええっちなのは、いけないと思いますっ」
そう言う姫路のブレザーについた胸元のボタンが弾け飛んだ。
「きゃぁっ?!」
「いいな姫路さん。でもボク、形はいいんだよ? ほら。あっん☆ ……ブラしてないんだった」
工藤が胸を寄せた瞬間に反応してた。
何人か痙攣してるわ。
「そ、そうよ! ウチだっておしりは負けないわ!」
『そ、そうよ! ウチだっておしりは負けないわ!』
「美波ちゃんっ!?」
島田のは、ぷりんっ。って感じ。召喚獣も一緒におしりを突き出す。
男共がさらに血でアーチを描く。
……ん? 島田の声が二重に聞こえなかった?
『……ん? 島田の声が二重に聞こえなかった?』
あら?
『あら? もしかして……』
「「「召喚獣がしゃべったぁっ!?」」」
『『『召喚獣がしゃべったぁっ!?』』』
女性陣だけ声を上げた。
いや、ホントに余計な事するの止めてほしいわね、あの翁。
『いや、ホントに余計な事するの止めてほしいわね、あの翁』
男共は血の海に沈んでぴくりともしない。