今日も〜いつーもの睡眠不足っ。身体が火照ってきゃったよ。
沢山やる事があるのに、頭はちっとも働かない。
てな感じで今回は、
『キテレツ大百科』です。
ヒョウガさん頭っからまたみたんですが、まだまだ話し方に違和感があるかもです。申し訳ない。
とりあえず、マーナの「ですぅ」とか「です〜」とかは、意識してます。頭の方の回のイメージが強いのかな?
陸は、………陸の良さが出し切れてないんじゃないかと、頭抱えてます。
前置きはこれくらいで───それでは、どうぞ。
───アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロスアラモス。
ロッキー山脈の南端の美しい森林に囲まれた広大な敷地。
ヘリコプターで上空から、約一一○平方キロメートルに二一○○棟もの施設が立ち並んでいるのが見える。ここには一万一三○○人の科学者・所員が勤務している。現在でも核兵器開発など合衆国の軍事・機密研究の中核となる研究所であるが、同時に生命科学、ナノテクノロジー、コンピュータ科学、情報通信、環境、レーザー、材料工学、加速器科学、高エネルギー物理、中性子科学、非拡散、安全保障など、様々な先端科学技術について広範な研究を行う総合研究所でもある。
年間予算は二二億ドル(日本円で二二○○億前後だと思えばいい)で、合衆国の頭脳が集まる名実ともに世界最高の研究機関であり、『合衆国の至宝』と称される。研究所は『The world's greatest science protecting America(アメリカを守る世界で最も偉大な科学)』を標榜する。
着いたみたいね…。緊張のせいか、通常の何倍にも建物が大きく見える。
首を軽く振って払い飛ばす。ふぅ……。
ここが、ロスアラモス国立研究所。
「緊張してるのか?」
横合いから声がかかった。
海谷だ。
「柄にも無くね」
軽く鼻で笑うの止めてくれる?
「理科さん、これ飲んで落ち着いてください。ハーブティーです」
海谷と違ってこの子は、気配りしてくれてる。まあ海谷は、……素直じゃないのかしら?
「ありがと、マーナ」
紙コップに注がれた熱い紅茶をふーっ、と二〜三度ほど息を吹きかけて一口飲んだ。
はぁ……。ハーブの香りも心地よく大分落ち着いた。
「……おいしっ」
「良かったです〜」
満開の花が咲く。マーナから喜びを表す記号が目に見えるようだ。
「律子さん、真由美さんも如何ですか?」
「せっかくだし、いただきます」
「じゃ、私もぉ」
「デコ助、英語は話せるのか?」
海谷からの呼び名は、これで定着したようね。
「えぇ。他にもドイツ、フランス、ロシア、中国、韓国、朝鮮、アラビア語、ラテン英語……と、粗方何処ともビジネスするからね」
「なんか、そこまでいくと呆れ果てちゃうわ」
「りかりかぁ。私は話せないけど、そんなんで約に立てるのー?」
真由美に返事をする前に、というか、少し間を開けたその僅かな透きに別のところから声が入った。
「本日は遠路遥々、ようこそいらっしゃいました。歓迎致します」
声に振り返ると、見知った顔があった。
「お久しぶりですね、阿部博士」
「ありがと。けれど、その呼び方はいただけないわ。Ms.にしてちょうだい、櫻木華菜(さくらぎかな)博士」
姫路の髪色より薄い桃色で光りの反射によっては白くも見えるその髪の毛は、まさに桜色。ゆるりとかかったウェーブが、その人を柔らかく見せる。それは綺麗だし、羨ましく思うけどね……。まぁ───
「はいっ、解りまし」
「いつも通りでいいわ、華菜」
ちら、と連れてる人達に一瞥をくれたが、気にしなくていいと軽く手を振る。
ならばと頷いて、華菜は話出した。
「賜った。助かる。私としては、此方の会話の仕方の方が良くてな」
───柔らかい、ふわふわした雰囲気と見た目なのに、話し方は堅い固い硬い。
それでも、話は弾んだ。改めて友達なんだと理解する。
「ふぁ〜っ……」欠伸を途中で噛み殺す。
「此処が理科殿方が宿泊して頂く事になる仮眠室。先ずは、荷物を置いてから施設を案内して回ります」
話してる間に着いたみたい。久しぶりに会うと、思っていた以上に話し込んでしまうわね。
案内に従って移動しながら、カメラや部屋の場所、警備員の装備から動きまでつぶさに観察する。当然、怪しまれる様な動作は欠片も見せない。そして、マーナにもセンサー類の捜索をしてもらっている。表向きは、誰がどう見ても人だしね。
律子には、渡したイヤリングから発する超音波にて、返ってくる時間と角度等によって詳しいマッピングを行ってもらい、真由美には、ほぼ360度撮影のできるペンダント形カメラによる動画撮影。
そして、エレベーターで地下へ。
乗る前に指紋・掌紋認証に加えて、声紋認証までしてから乗り込んだ。
「これから、実験?」
「そうだな……」
腕時計を見てから華菜は答える。
「もうそろそろ始まる時刻だ」
「そ」
エレベーターを降りて見えたのが白い廊下。時折左右に伸びている廊下が、他の施設や部屋がまだあるという事を教えてくれている。
まっすぐ伸びた廊下の先に見える一際大きなドアが、どうやら目的地のようだ。
実験を見学した後、華菜と別れる前に言葉を投げ掛けられた。
「私に対して言伝は無いのか?」と。
明日でもう帰るんだし、何か色々話してもいいんだけど……それこそ、時間が無い。またの機会を設けようと思う。
「良かったのか?」
「いいのよ。あれでも、結構付き合い長いから。今度旅行にでも誘うわ」
「ま、どの道……決行は、二時間後だ。それまでにカメラの位置から巡回経路までを確実にしてルートを決めないとな」
「うゎ……二時間って、なんかヤバくない?」
真っ先に反応を示したのは、律子。それを追う形の真由美も、焦燥が伺えた。
「こうしてるうちにもぉ時間経ってるからぁねぇ」
「そうね。二分無駄にしたわ。さっさと取り返しましょ」
「このカメラって、なんか携帯にも映像送れる?」
と思ったのに、律子は……
「貸してみろ。─────っと。こんなものだな。……ほら」
「私もぉ」
真由美もか……。
ていうか海谷、随分と余裕綽々ね。誰の為にやっているか、忘れてないかしら。全く。
ま、頼りになるって事かしら。
「おい、その腕輪は……?」
「ああ、召喚用の腕輪よ。『観察処分者』としての特典をこの二人にも付けたからね」
「操作能力が凄いのか?」
「正しくは、操作能力“も”。よ」
興味を持った海谷に能力の説明をすると、ものスゴく呆れた顔を見せた。
「オマエらは、ここを制圧する気なのか?」
「私達ってぇ」
「なんか、マズい?」
「今さらよ。ここにいる時点で大事なのに」
何だか煤けて見える二人をマーナが宥め賺していた。
でも、
「頼りにしてるわ」
「なんか嬉しいけどさ………」
「うん。素直に喜び辛いよねぇ。答えられるよーにはぁ、がんばるけぇどねっ」
こういうことは、口にして伝えないとね。
「ありがと」