ペルソナ3 The second world with You 作:harbor
では、よろしくお願いしますm(_ _)m
目が覚めた。
起きて真っ先に携帯やカレンダーを確認した。
「夢じゃないのか…」
どこかで嘲るようなファルロスの笑い声がしたけど、気にしないでおこう。
……後で暴君ハバネロ買っとくかな。
そんなことを考えつつ支度をしていると、学園のツンデレアイドルこと岳羽の声がした。
「ねぇ、起きてる?」
「いや、寝てる。」
「ねぇ、起きてくれなきゃ困るのー。起き……………起きてんじゃん。」
『起こそうと入ってきてから気づくなんて、やっぱり岳羽さんは抜けてるね。』
ファルロス、それ出てきた後に言うなよ?矢が飛んでくるぞ?
「おやすみ、岳羽。」
まだだ、まだ終わらんよ。もう少し漫才に付き合ってね、岳羽。
「寝るな!!…もう、始業式から遅刻なんて嫌でしょ?ほら、早く降りてご飯食べよ?」
「岳羽が作ったの?」
「惣菜パンあるよ?」
「……できないの?」
「………できるよ!?」
あ、やばい。眉間にシワよってる。
降りよう…
「……お詫びに朝御飯作るよ。座ってて?」
「へぇ、有里君料理するんだ?」
「うん、それなりに。嫌いなものある?」
「うーん…辛いものは苦手かなぁ。」
「わかった。桐条先輩まだいる?」
「私を呼んだか?」
噂をすればなんとやら、ってね…
完璧系天然女子、桐条先輩が階段から降りてきていた。
……なんで足音しないんだよ…
「先輩、苦手なものはありますか?」
「いや、特にない。朝食か?」
「はい。座って待っててください。」
「ふふ…ありがとう。」
「いえいえ。あ、飲み物は何が良いですか?」
「私はコーヒーを頼む。」
「あー…じゃあ私も。お砂糖とミルクもお願い。」
「はいはーい。」
もちろん手は動かしてるよ?
今日の朝御飯はスクランブルエッグとウインナー、トーストです。
桐条先輩の御口に合えばいいけど…
「どうぞ、召し上がれ。」
「「いただきます。」」
「美味しい!け、けどまだこれじゃ料理の腕前はわかんないよね?」
あ、岳羽がなんか焦ってる。
問題の桐条先輩は…?
「うん、美味しい。よく料理はするのか?」
「はい、コンビニ弁当に中学生で飽きて以来ずっと。」
「なるほど。道理で手慣れているな。大したものだ。厨房の道具は自由に使って構わない。それと、使用した食材と買い足した食材はそこの台帳に書いておいてくれ。」
「わかりました。」
良かった。好評だ。
「ここ好きなんだ。海の上を走ってるみたいじゃない?」
「うん、いい景色だね。」
通学中です。周りの視線が刺さります。リア充は爆散すべし…みたいな怨念をひしひし感じます。僕はリア充じゃないよ?この子とは寮が一緒なだけ。
『でも前回は五人のうちの一人目の彼女だよね、確か。』
よし、タバスコも買っておこう。
ファルロス、食べてね。
『えっ(´・ω・`)』
そうこうしてる間に、学校についた。
「ようこそ、月光館学園へ!これから一年よろしくね?」
青空と桜が良い感じです。
えっ、岳羽?
そりゃかわいいと思うよ?
人気があるのもわかるよ?
でも……ねぇ?
前回がある僕にはさほどの破壊力何てあるわけ………
わーお。
『破壊力ないんじゃなかったかな?』
失言でした。
かわいいものはかわいいね。
ここまでは前回と同じだったんだけど…
なんかイレギュラーがいる。
銀髪の男子生徒なんていなかったよな…
あれ?しかも転校生?
……やな予感しかしないよ?ファルロス?
『彼……へぇ…。ふふっ、楽しみだなぁ。』
あ、ダメだ。知らない世界に行ってる。
まぁ、警戒しておこう。
始業式?校長先生の話?
いつのまにか終わってた。
今日はもう終わりだね、帰ろうかな…
「いよっ、転校生!」
忘れていた。
「なんだよ、そんなマジビックリした顔すんなって。俺っちは伊織順平。ジュンペーで良いぜっ!」
テンション高いね、今回も。
「有里湊だ、よろしくね?」
「おう、よろしくな、湊!で、そっちは?」
後ろに立ってたよ、例の転校生。
心臓に悪いなぁ、もう…
思わず飛び上がっちゃったよ。
「鳴上…鳴上悠だ。よろしく、有里、ジュンペー。」
「……コンゴトモヨロシク。」
「まぁ、二人とも、困ったことがあったら俺っちに相談しろよ?転校生って色々と大変だろ?」
「ちょっと順平?少しは相手の迷惑も考えなよ?」
「ゆかりっちヒドイ!俺っちはただ単に善意で…」
「だからそれがお節介かもーって言ってんの!」
やっぱりこの二人は仲が良いね。
見ていて楽しいや。
「同じクラス…だね?」
岳羽、上目遣いは反則だよ。
顔赤くなってないと良いけど。
「……ただの偶然だよ。」
「…まぁね!」
「君とは運命を感じる…位言えば良いじゃないか、有里。心なしか岳羽さんしょげてるぞ?」
「しょげてないわっ!!」
あれ。案外鳴上と岳羽のコンビも面白いかもしれないぞ…?
「あれ?君達付き合ってるんだよね?」
鳴上君!爆弾やめて!!
「いや、まさか。」
「付き合ってないわ!!」
「でもみんな言ってたぜ?ゆかりっちが珍しく女の子オーラ出してたーって。」
あ、蹴られた。
見え…惜しい。
「そんなんじゃないから!部活行くけど、変な噂、流さないでよね?」
「へいへーい。」
「鳴上。」
「どうした、有里。」
「君わかってたでしょ、付き合ってないの…」
「……あぁ。」
確信犯だった。
「ちょーっと自意識過剰っぽいよな、ゆかりっち。でもスゲーじゃん、湊!初日から浮いた噂なんてよ!」
「そうかな?」
「そうなのか?」
「あーっ!!イケメン二人にはわかんないってか!憎いねー、この色男達め!」
「………どうでも良い。」
「…そっとしておこう。」
おまけ:その日の影時間
「湊。」
「どうしたの?」
「明日は満月、試練が………!?か、辛い!?な、なにこれ!!」
「暴君ハバネロwithタバスコ。食べさせるって言ったよね?」
「だからってわざわざ人が警告に来たタイミングで食べさせることないじゃん!!」
「いや、ファルロスがすました顔で忠告してるからちょっと昼間のイライラが…」
「せめてボクの意志で食べさせてよ!!不意討ちで口に突っ込むのはなしだよ!?」
………。
そんなに辛いのかな…?
「あっ!?湊、何……あー。知らない。」
?
普通に美味いじゃない……!?
「¢£%#&*@§℃¥><!?」
「ボクの反応で辛いことはわかったでしょうに…一気にたくさん食べるからそうなるんだよ?」
ファルロスはまるでタルタロスの頂上で会った時のように冷ややかな笑みを残して消えていった。