ペルソナ3 The second world with You 作:harbor
今回から地の文(第三者目線)追加しました。
では、今回もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
「……ねぇ、鳴上?」
有里は神妙な面持ちで訊ねた。
「どうした、有里?そんなに真面目な顔をして?」
「どうして君は、ここに……いや、この世界にいるんだい?」
「ッ!?」
思わず後ずさる鳴上。
タルタロスのエントランスには、先程までの和やかな雰囲気はなく、むしろ………疑心。
決して心地よいとは言えない雰囲気が漂った。
「なぜそんなことが言える?」
「質問に答えてくれないかな?そしたら答えるよ。」
「………はぁ。わかった。なぁ、有里…」
『マヨナカテレビって、知ってる?』
─side鳴上
なぜ有里は俺がこの世界の人間でないことを知っているのかは分からなかったが、話さなければ話は進まないだろうし、話すことにした。
マヨナカテレビのこと。
ペルソナのこと。
八十稲羽の仲間達のこと。
そして…全ての元凶と、俺の手にした"世界"のアルカナのこと。
有里は質問もせずにただ聞いていた。
「……大体、こんなところだ。質問はあるか?」
「鳴上が目覚めたのは、"世界"?」
「あぁ、そうだが…?」
「"宇宙"じゃ、ないんだね?」
「"宇宙"?」
「そうか…なら、次は僕の番かな?」
「鳴上、君は…」
「一日が24時間じゃないと言われたら、信じるかい?」
─side有里
世界のアルカナ、か。
どんな違いがあるんだろう。
『時が止まる、とか?』
僕にジョジョネタは通じないよ、ファルロス。
『なん…だと!?』
いつの間にそんなに漫画を読んでたのさ…
疑問を残したまま、すべてを話した。
影時間のこと。
10年前の事故のこと。
ストレガのこと。
綾時のこと。
仲間達のこと。
そして…"ユニバース"と、"大いなる封印"のこと。
そして、僕に今起きていること。
流石にスケール大き過ぎたかな。
鳴上の顔が真っ白だ。
─sideリセット
「じゃあ、有里は…幽霊なのか?」
「違うよ?祟るよ?」
「祟るよ?って…。やっぱり幽霊じゃないか。」
「……ただのジョークだよ…」
「自虐か(笑)」
有里は少ししょんぼりしている。
と、有里は何かを思い出したように顔を上げた。
「ねぇ、鳴上。」
「ん?」
「S.E.E.S.に入らない?君の力を借りたいんだけど?」
「よし、わかった。入らせてもらう。」
「じゃあ…」
そう言って、有里は手を出す。
「これからよろしく、鳴上。」
「あぁ、よろしくな、有里。」
二人は堅く握手した。
と、その時。
『我は汝、汝は我。汝、"世界"("宇宙")の絆を得たり。』
二人の頭に『声』が鳴り響く。
身を竦める互いの仕草に、何が起こったのかを察した二人。
「ねぇ、鳴上?世界のアルカナを持ったペルソナ、作れるのかな?」
「……さぁな。」
冗談こそいっているが、二人ともこれが未来を変える鍵だと気付くことはできていた。
───巖戸台分寮
─side有里
「いったい何をしていたッ!!!」
桐条先輩が激おこです。
いや、僕のせいだけどね?
寮に帰ると、二日経っていた。
何を言っているのかわからないかも知れないが、僕にも(ry
つまり、どうやら鳴上と話し込みすぎて一日分の影時間量をオーバーしたらしい。
『その言い方、まるで薬の服用量みたいだね?』
例えが雑だよ、ファルロス。
「君は自分の体を大切にしろ!!何かあったらどうするつもりだったんだ!!」
「すみません…」
「……次同じようなことをしたら…処刑だ。」
「!?」
『!?』
気を付けよう。
「見苦しい物を見せたな、鳴上。」
「い、いえ…」
「力を貸してくれるんだったな?」
「はい。全力を尽くします。」
「わかった。手続きはしておこう。部屋はとりあえず、有里の向かいを使ってくれ。いつ引っ越して来ても構わないぞ。」
「オス!!」
あれ?
鳴上って…体育会系?
てっきり文系男子(もやし)だと思ってた…。
───巖戸台分寮
─side有里
「………………」
『ねぇ湊、すっごいジト目で見られてるよ?』
リバース、かな?
(お前、俺に対して失礼なこと考えなかったか?)
こいつ、『直接脳内に!?』
………台詞とられた…