ペルソナ3 The second world with You 作:harbor
毎日少しずつ整頓くらいはしようと思いました、ハイ。
というわけで、1日遅れで更新です。
─side鳴上
「お邪魔します。」
「あれ、鳴上。どうしたの?」
鳴上悠です。
今、向かいの有里の部屋に来ています。
「いや、とりあえず今後の方針をたてないか?流石に行き当たりばったりってのは…」
「え?ダメなの?」
「は!?」
いやいやいや。
冗談だろう。
自分の命が懸かってるんじゃないのか。
「………死にたいのか?」
「いやいや、何言ってるのさ?そんなわけないじゃん。」
「じゃあなんで───」
「あのね、鳴上君。確かに二週目ではあるんだけど、どうも前のシナリオをそのままなぞる訳じゃないみたいなんだ。」
「というと、既に何かしらおかしな点が…?」
一体なんだろうか。
昨日までの様子からはそんな感じはなかったが…
「……まずは自分のイレギュラーさに気付こうか、鳴上?」
「あっ…」
灯台もと暗し、だな。
「それに加えて、幾つかのアルカナのコミュニティの対象者にも変化が出てる。例えば、魔術師や剛毅だね。」
「じゃあ、それ以外の事は?タルタロスの階層とか、シャドウに変化はないのか?」
「タルタロスの階層については、今度4人で入ってみなきゃわからない。シャドウについては、とりあえず前週よりも遥かに強いかな。」
前週の強さは知らないが、鍛えておいて損はないな。
「なるほど…。巨大シャドウはどうなんだ?」
「強さに関しては別格だね。気を抜いたら死ねるよ。時期に関しては、まだなんとも…」
そうだ、タルタロスに行こう。
あ、そういえば…
「そうか…。なぁ、有里?」
「なぁに?」
「"処刑"って、なんだ?」
「…………そっとしておけ。」
「?………そっとしておく。」
「まぁ、知らない方が幸せなこともあるよ。」
「そ、そうか。…ところで、巨大シャドウはいつ頃来る予定なんだ?」
「10日後。」
「タルタロス行くぞ、有里。」
「えー…」
───タルタロス
─sideリセット
階段をかけ上がる。
有里、鳴上は颯爽と。
少し遅れて、一般人よりは体力のある伊織が。
さらに遅れて、一般女性よりは体力のある岳羽が。
「ね、ねぇ、ちょっと、待ってよ!!」
「ん?どうしたの、岳羽。」
「あー…すまない。有里、ペースを落とそう。シャドウに会う前に疲れていてはまともに戦えないぞ。」
「え?僕はだいじょ……あぁ、そっか。ごめんね、岳羽。ジュンぺーも大丈夫?」
「俺っちも…御手上げ侍。」
「侍…?」
「バカの言うことは気にしなくていいよー、鳴上君。」
「ヒドッ!?ゆかりっち、ヒドッ!?」
「ねぇ、みんな?漫才はそこまでにしよう?」
普段なら煽る筈の有里の言葉に、三人は周囲を警戒する。
「シャドウさんの、お出ましだよ。」
{敵は三体。強くはないが、油断するなよ!}
「岳羽と鳴上は後方支援。ジュンぺーは思いきり斬り込んで。背中は僕が守るよ。」
「「「了解!」」」
{総員、持ち場に着けッ!!}
各々広がるメンバー。
その目に油断も楽観もない。
普段はよく道化を演じる伊織ですら、アスリートを思わせる冷静な表情をしている。
「湊!背中は頼むぜっ!!」
「当たり前だろ?思いっきり暴れてよ、順平?」
「おうよ!いくぜ、ヘルメス!」
伊織が呼び出した神々の使者が敵の一体を切り裂いたのと、伊織本人がもう一体を切り裂いたのはほぼ同時だった。
───そして。
「ジュンぺー、有里君、しゃがんで!!」
「うおっ!?」
「おっと…」
その直後、岳羽の放った矢が残りの一体の息の根を止めた。
「ちょっと、ゆかりっち!?危ないじゃんかよ!?モミアゲ巻き込まれたぞ!?」
「いっそ禿げればよかったんじゃなーい?」
「いよいよひどいぞゆかりっち!?俺何かしたか!?」
「うーん…日頃の恨み?」
「ヒドッ!!悠、湊、なんとか言ってくれよ!」
「そっとしておこう、有里。」
「……どうでもいい…」
以上で今年の投稿は終わりです。
皆様、良いお年をお迎えくださいm(_ _)m
来年もよろしくお願いしますね。