ペルソナ3 The second world with You   作:harbor

9 / 17
大掃除ってキツい。
毎日少しずつ整頓くらいはしようと思いました、ハイ。

というわけで、1日遅れで更新です。


第八夜

─side鳴上

 

「お邪魔します。」

 

「あれ、鳴上。どうしたの?」

 

鳴上悠です。

今、向かいの有里の部屋に来ています。

 

「いや、とりあえず今後の方針をたてないか?流石に行き当たりばったりってのは…」

 

「え?ダメなの?」

 

「は!?」

 

いやいやいや。

冗談だろう。

自分の命が懸かってるんじゃないのか。

 

「………死にたいのか?」

 

「いやいや、何言ってるのさ?そんなわけないじゃん。」

 

「じゃあなんで───」

 

「あのね、鳴上君。確かに二週目ではあるんだけど、どうも前のシナリオをそのままなぞる訳じゃないみたいなんだ。」

 

「というと、既に何かしらおかしな点が…?」

 

一体なんだろうか。

昨日までの様子からはそんな感じはなかったが…

 

「……まずは自分のイレギュラーさに気付こうか、鳴上?」

 

「あっ…」

 

灯台もと暗し、だな。

 

「それに加えて、幾つかのアルカナのコミュニティの対象者にも変化が出てる。例えば、魔術師や剛毅だね。」

 

「じゃあ、それ以外の事は?タルタロスの階層とか、シャドウに変化はないのか?」

 

「タルタロスの階層については、今度4人で入ってみなきゃわからない。シャドウについては、とりあえず前週よりも遥かに強いかな。」

前週の強さは知らないが、鍛えておいて損はないな。

 

「なるほど…。巨大シャドウはどうなんだ?」

 

「強さに関しては別格だね。気を抜いたら死ねるよ。時期に関しては、まだなんとも…」

 

そうだ、タルタロスに行こう。

あ、そういえば…

 

「そうか…。なぁ、有里?」

 

「なぁに?」

 

「"処刑"って、なんだ?」

 

「…………そっとしておけ。」

 

「?………そっとしておく。」

 

「まぁ、知らない方が幸せなこともあるよ。」

 

「そ、そうか。…ところで、巨大シャドウはいつ頃来る予定なんだ?」

「10日後。」

 

「タルタロス行くぞ、有里。」

 

「えー…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───タルタロス

─sideリセット

 

階段をかけ上がる。

有里、鳴上は颯爽と。

少し遅れて、一般人よりは体力のある伊織が。

さらに遅れて、一般女性よりは体力のある岳羽が。

 

「ね、ねぇ、ちょっと、待ってよ!!」

 

「ん?どうしたの、岳羽。」

 

「あー…すまない。有里、ペースを落とそう。シャドウに会う前に疲れていてはまともに戦えないぞ。」

 

「え?僕はだいじょ……あぁ、そっか。ごめんね、岳羽。ジュンぺーも大丈夫?」

 

「俺っちも…御手上げ侍。」

 

「侍…?」

 

「バカの言うことは気にしなくていいよー、鳴上君。」

 

「ヒドッ!?ゆかりっち、ヒドッ!?」

 

「ねぇ、みんな?漫才はそこまでにしよう?」

 

普段なら煽る筈の有里の言葉に、三人は周囲を警戒する。

 

「シャドウさんの、お出ましだよ。」

 

{敵は三体。強くはないが、油断するなよ!}

 

「岳羽と鳴上は後方支援。ジュンぺーは思いきり斬り込んで。背中は僕が守るよ。」

「「「了解!」」」

 

{総員、持ち場に着けッ!!}

 

各々広がるメンバー。

その目に油断も楽観もない。

普段はよく道化を演じる伊織ですら、アスリートを思わせる冷静な表情をしている。

 

「湊!背中は頼むぜっ!!」

 

「当たり前だろ?思いっきり暴れてよ、順平?」

 

「おうよ!いくぜ、ヘルメス!」

 

伊織が呼び出した神々の使者が敵の一体を切り裂いたのと、伊織本人がもう一体を切り裂いたのはほぼ同時だった。

───そして。

 

「ジュンぺー、有里君、しゃがんで!!」

 

 

「うおっ!?」

 

「おっと…」

 

その直後、岳羽の放った矢が残りの一体の息の根を止めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと、ゆかりっち!?危ないじゃんかよ!?モミアゲ巻き込まれたぞ!?」

 

「いっそ禿げればよかったんじゃなーい?」

 

「いよいよひどいぞゆかりっち!?俺何かしたか!?」

 

「うーん…日頃の恨み?」

 

「ヒドッ!!悠、湊、なんとか言ってくれよ!」

 

「そっとしておこう、有里。」

 

「……どうでもいい…」

 




以上で今年の投稿は終わりです。
皆様、良いお年をお迎えくださいm(_ _)m
来年もよろしくお願いしますね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。