デスノートさえなければ強くてニューゲームなのに! 作:世界三大探偵って実は同一人物ってマジ?
Side:死神『リューク』(2017年5月、夕方)
連絡求ム。
注釈:透明文字とかは別に必要ありませんよね?
三四代は激怒した。必ずかの 邪智暴虐な男たちを除かねばならぬと決意した。
「あ、あいつら私の黒歴史をほじくり返しやがって!」
『黒歴史ってなんだ?』
「それ僕のパソコンなんだけど……」
パソコンの前で恐ろしい化物を相手にまるで怪獣のようにギャーギャーと言い合っている女子からパソコンを取り上げるのを諦めた田中は、はあ〜、とせめてもの抵抗としてため息を女子に聞こえるように吐く(当然無視された)と窓の外をみて黄昏た。田中実、中学3年生の夏。彼は人生で初めて(!)自分の部屋に年下とはいえ女子を上げたが、これが全く嬉しくなかった。というか怖い。田中は、彼女が入ってきたせいで開け放しになった窓からは緩く湿気た風が入り込んでくるのをうざったらしく思いながら呟いた。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう……」
学校のほうから聞こえるナイターの騒めきを鬱々しく聞きながら、田中はベッドに座り込んで非現実的な今の状況に陥らないためにはどうすればよかったのか考え始めた。
学校から返却された英語のテストの結果に憂鬱な気分になり、なんとなく家に帰りたくないなあと思ったのが今思えば非常によくなかった。ここで素直に帰っていれば俺がここまで事態に巻き込まれることはなかった。
自分の前に突然現れたリュークと名乗る死神。そして使えば人を殺せてしまうというデスノートとかいうふざけた名前のノート。
なぜ自分を巻き込んだのか問えば、学校の先生たちが知能テストの結果について俺の名前を出したからだと言う。
(ひ、人には結果を言わないくせに迷惑すぎるだろ!)
必死に知能テストというのはあくまでパズルが得意かどうかといったもので自分は学力が高い方ではないし、知能テストの結果が良いのはそれに特化した訓練を積んでいる(つまりIQテストのアプリで遊んでいるだけ)からだと弁明すればするほど、
「でも地頭がいい奴の方が向いてるって
「なんか筋道立てて理由を説明できるとか頭良さそうだな」
「リンゴうまっ」
とかどんどんドツボにハマっていき、まあ立ち話もなんだから、などとキャッチセールスのような強引さでリュークを家に上げさせられてしまった。
というかこの化物にお願いされて断れる奴が居たら教えて欲しい。あとなんかずっとリンゴ食べてるの何?
ただ、自分の部屋まで来てしまった死神が話した内容は、正直に言って凄く刺激的な内容だった。
一時期、世界中を騒がせて日本史のコラムにも載っているあの『キラ』がどうやって人を殺したのか。匿名掲示板でも永遠に蒸し返されるテーマの答えがこのノートだって言うからだ。
それどころか、アメリカで現在進行形で社会問題になっているあの『救世主』ですらこのノートを使っていたなんて例のカルト教団に知られたら殺されるんじゃないかとすら思う。
「いやあいつらはノートのこと知ってるから」
「え、そうなの?」
それってぶっちゃけやばいんじゃないの? とは思う。だって表紙裏に書かれている『使い方』(親切にも日本語)がやばすぎる。
『このノートに名前を書かれた人間は死ぬ』
これなら、確かに『キラ』が数日であんな人数殺害できた理由も納得できるし、どうやって捕まったのかも想像がつく。
死神は機嫌が良かったのか『キラ』について知る限りを話してくれた。
その長い話で分かったのは、こんな殺人兵器が今まで何度も地球に落とされて使い倒されてきたという絶望的な事実だった。
そのほとんどが現地の警察組織に逮捕されるかすでに故人というのは不幸中の幸いというか。
(と、とにかく悪いことはしないようにしよう……)
できることならこんなノートのことなら今すぐ忘れてさっさとベッドに入って今日のことを夢にしてしまいたい。
だが悲しいことに死神が帰らない。というか『どうやってこのノートを使うのか』という最悪の要求をしてくる。
「いや今の話を聞く限りこれ使ったやつ全員不幸になってるような気がするんだけど!?」
「そーでもないぞ。彼氏ゲットした奴もいたし」
「どうやってこのノートから彼氏に繋げられるんだよ」
出会い系に『特技:完全犯罪』とでも書いたのか? しかし、今の死神のセリフで俺の脳裏には確かに閃くものがあった。
(このノート、確かに人を殺す以外の目的には使えるか?)
実際、死神が話す歴代のキラの中には、ノートそのものを人を殺す以外の方法で使用した奴が結構いた。
最終的にそいつらはデスノートを人殺しに使い始めることで破滅していったが、逆に言えばノートを持ち続けなければいい、筈だ。
(でもただ手放すだけではダメだ。ノートについては忘れて終わりだが、もし次にノートを手に入れた人間が『キラ』だったらどうする? いやどうなる?)
(人を殺すことでしか使えないノートを、人を殺す以外の目的のために……)
「突然黙り込んでどうした?」
「ん?」
死神に声をかけられると、すでに窓の外は夜になっていた。星の一つも出ていないのが何とも不吉だったが、自分の運勢を空に託すというのも馬鹿らしい。
「大体考えはまとまったんだけど……リューク、ひとつ聞きたいことがある」
「おっ何?」
俺は、『死神はノートの所有者からどれくらい離れることができるか』を質問し、リュークがその場で『14km』に決めた。
死神界のルールって適当なんだな、と俺は後々に手のひら返しが起きないか薄ら不安になりつつも、考えた通り、一度リュークにノートを返そうとした時。
「そこの少年、所有権を捨てるの待ったぁ!」
「は!?」
「おっ来た来た」
俺の部屋の窓に女の子が張り付いて窓ガラスをバシバシと叩いているのが見え、死神なんかよりこっちのほうが余程幻覚だと思った。
で、とりあえず女の子を室内に入れた結果。
「どうせ、
月『L、五七川を釣り出すためのトラップについて何か考えはあるのか?』
L『夜神くん、実は連絡手段についてはほぼ思いついているんですがこれが難しくて』
月『難しい? Lがか?』
L『ええ、よければ夜神さんも一緒に考えてください。今投稿しようとしてるのは『ちょっと未来から転生した俺、現代知識を活かして田舎でスローライフを送ろうと思っていたがもう遅い。〜デスノート世界救世主RTAで世界で一番頭のいい高校生たちとイチャイチャ頭脳バトル〜』って名前なんですが」
月『草』
L『しかも見てください、これは当時のアカウントの写しなのですが、書きかけの小説が20件以上もありますね』
月『なぜ完成させずに次を書き始めるのか僕には理解できないね、しかもどれも投稿していないなんて益々意味不明だよ』
とか言われてるに決まってるんだ! これは罠だ!」
「警察組織のエリートが小説のタイトルについてそんな本気で考えてるのかよ」
「う、うーん……そう言われると世界トップクラスの頭脳が小説のタイトルを考えると結局目立つために長文タイトルに行き着くのか」
俺のパソコンを半ば奪い取るようにしてネットサーフィンを始めてすぐ喚き散らし始めた女の子は、三四代さんと名乗った。
本人が言うことを信じるならば、俺と同じ中学校に通う中学1年生らしいが制服姿でもなければ校内で見かけたこともないので真偽は分からない。
曰く、「死神が田中さんに憑いているのが見え、助けるために来た」などとアドバイザーを自称していたが、リュークの発言を鑑みると普通に死神とグルだろう。
それ故に、この女の子からいくつか情報を引き出さなければいけないと強く感じる。
俺は、暴れ疲れて肩で息をしている三四代さんにおずおずと声を掛けた。
「それで、なんで所有権を捨てるのにストップをかけたんです」
「あ? ……ああ、それは2つ理由があります」
「2つ?」
俺の代わりにリュークが首を傾げて疑問符を浮かべる。
「まず1つ目は、いま感じた疑問点や不安が2年と言う年月に押し流されて薄れるという点。多分、えーと」
「田中です」
こいつ絶対僕の学校の生徒じゃないだろ。
「田中さんは、さっきノートをリュークに返そうとした時、ちょっぴり不安を感じてそうでしたよね? 所有権の返却による記憶の復活っていうのは正確に記憶が戻ってくるものではないんです。あくまで忘れてた記憶を思い出すだけで、その時に見聞きした内容や不安感といった感情は相応に薄れてしまうんです」
「……成程」
確かに、俺は『ルールがガチガチに固められてないのは怖いな』と手のひら返しをちょっとだけ危惧している。
そもそもリュークが約束を守れる死神なのかテストする必要性を天秤に掛けてテストを優先しようとしていたが、もしこのまま2年後に記憶を戻したとして、この危機感を維持できている自信はない。
意外と危ない橋を渡っていたのかもしれないと俺は反省し、この謎の女の子のことを少しだけ信用してみることにした。
「もう一つの理由は……その前に、田中さんがデスノートをどのように使うつもりだったのか教えてもらっても?」
「うーん、まあいいか」
俺は『デスノート売買計画』について一通り話した。リュークにテレビ局まで行ってもらい、デスノートの力をオークションに掛けると宣言すること。
恐らく国同士の競り合いになると思われること。金の受け取り方については秘密にしたが、三四代さんは気にする様子もない。
そして、俺の話を聞き終わるが否や。
「これは無理ですね」
「えっ」
とバッサリ俺の計画を一刀両断した。
「ええー! 面白そうじゃねえかデスノートをそのまま売るなんて、しかもそれ確か前にやってるだろ!」
「ええ、そうですね」
そうだ。リュークから聞いた話の中には、デスノートを粉にして信者にお布施の形で売りつけているキラがいた。
だからこそ、デスノートを国に売って管理させるというアイデアをいけると思ったんだ。どこか俺の考えているところの他に落とし穴があるのか?
「『直接』売るというのが駄目なのか?」
「いいえ、田中さんの考えた計画に穴があると言うわけじゃないんですよ。ただ、間違いなくデスノートの売買は許されません」
「いやでもよ、そんなルールねえし現にHキラの時にやってるよな?」
「あれは単にデスノートの売買だってバレてないだけです」
「バレてない? いやそんなわけある?」
「あります」
三四代さんは言い切って、俺の勉強椅子から立って親指でリュークを指差して言う。
「いいですか田中さん。基本的に死神は適当なんです」
「えっ俺も?」
「ルールは死神の大王が勝手に増やしたり減らしたりしますし、しかもそのルールは遡及したりしなかったりします」
「そんな曖昧な」
と言おうとして俺は黙った。
(そういえばさっき、リュークが勝手に死神界の掟をひとつ決めていた。しかもそれをほかの死神に全く伝えてない……)
「じゃ、じゃあもし仮にさっきの計画を実際に実行したらどうなってたと思う?」
「そうですね、例えば金を受け取る段になって『デスノートを金儲けに使うとは何事か!?』とか言い出して『デスノートで売買した者は死ぬ』とか金を受け取る直前に追加されて詰むんじゃないでしょうか」
「あー大王なら言うかもな」
「言うかもじゃないよリューク!」
そんな適当に殺されてはたまったものではない。俺は思わずベッドから立ち上がって、すぐに座り込んだ。
「ダメか……」
じゃあどうすれば良い、とまで考えて俺は思った。
というかそこまで詳しいならこの女の子にデスノートを押し付けて終わりなのではないか?
「なあ、三四代さん」
「じゃあ、ここまでの話を踏まえてやりましょうか」
君がノートを、と俺が言おうとしたのを分かっていたかのように三四代さんが遮って言う。
「な、何を」
「何をって……今自分で言ってたじゃないですか」
三四代さんは、勉強椅子をくるくると回しながら宣言した。
「デスノートを売ります」
ただし、お金を受け取る計画は諦めてください。三四代はいたずらっぽく笑った。
「っとその前に」
三四代さんが後ろ手にパソコンのエンターキーを勢いよく押す。
404
Not Found
The requested URL was not found on this server.
「『お前らの力は借りん』とでも思ってそうなログイン即削除だなL」
Lに言った月の顔は勝ち誇っている。五七川が連絡をとってくるのかどうかについてLと賭けをしていたからだ。
Lは、月に構わずぬるくなったコーヒーを飲み干し、ジャリジャリと砂糖を微妙な表情で噛み砕いていた。
が、やがて画面に表示された『404』の数字を目に写したまま月に問いかける。
「月さん。ある日突然、この世の全てが作り物だと分かったらどうしますか?」
「どうだと言ってもな……別にどうもしないんじゃないか?」
「いえこれは私の言い方が間違って」
「いや今のは無しにしてくれL。自分が『本物』で、それ以外が『偽物』だったらどうするかだったら僕なら『脱出』一択だ、外が本物だからな」
月はそう言うと、わざわざ恭しくお辞儀をしてみせて言う。
「おや、月くんはてっきりサングラスを掛ける方を好むと思いましたが」
「昔はそうだったかも知れないが、今や僕たちがエージェントだからな」
「では五七川さんはどうでしょうか」
「む……」
月は少しだけ言葉に詰まった。それは、先ほどの疑問の繰り返しに思えるが間違いなく違う。思考を整理するためにLに手でちょっと待てとジェスチャーをして考え込んだ。
(まず、五七川にとってこの世界は『本物』の世界の人間の創作物でしかない。つまり彼にとっては『偽物』の、しかも状況証拠から推するにその事実を五七川は僕の名前によって突然に暴露されてしまった。その結果として五七川はデスノートに自身の名前を書き『脱出』しようとした。だが……)
月がまるで独り言のような口ぶりで思考を外に出し、Lに伝える。
「脱出を失敗した以上、次は『適応』しようとするのが筋だ。しかし」
「ええ、五七川さんは表面上はともかく、本心ではこの世界に馴染めてはいないのではないか、と思います」
(五七川さんが『ゲーム』、ひいてはデスノートに関わる目的が『不利なルール』の追加にあることは明らか。だが、根本的に五七川さんは『ゲーム』に関わりすぎている。勿論、『この世界を人間の手に取り戻そう』とかそういう聖人のような思想で関わっている可能性も否めないが……)
「一度は殺人の罪悪感と天秤にかけて『使命』を捨てることができた以上、五七川さんの一連の働きは執着といっても過言ではありません」
「L、そういう言い方は五七川に失礼だ。その『使命感』だって本心のはずだ。──ただ」
「ただ?」
「その使命に『世界を本物にしよう』とする意思が重なっていたのだとは思っていた」
普段、Lの物言いにはきっぱりと反論する月だが、今回は歯切れが悪い。大体、ここまでの話は月も何度か考えていた部分であり、月としても言い返せるところはない。
(後で知った『規則』ではなく『法則』としてルールを創造できる死神大王の話を前提に考えれば、僕たちがルールを構築させられた『ゲーム』には、『この世界からデスノートと死神がなくなれば良いのに』という意図が含まれるような意識づけが最初からあった。Lだけでなく僕を運営側に含んだのも、僕がそういうルールを志向するだろうと五七川が読んだうえでの人選だったに違いない)
最初の小説に金融事件などの日付が記されていたことから、五七川がいた本物の世界が、デスノートの有無以外、完全にこの世界と同じということはすでに証明されていると言って良い。デスノートさえなければ、と五七川が考えていたことは想像に難くない。
Lが月の思考を読んだように話を返す。
「しかしデスノートを追放することはできない。本物の世界には行けない。世界は本物にならない。五七川さんがあとに取れる手があるとすれば」
「自分が偽物になるか」
「それもできなかった。死んだ後、デスノートのルールによって五七川さんは前世絡みのデスノートの記憶も一緒に消えていたと仮定していたはずです」
「記憶が簡単に書き変わってしまうのは恐怖でしかないな。自分の連続性がこうも簡単に失われると直感的に『我思う、ゆえに我あり』と納得するわけにもいかなくなる」
「月くんはそこらへん余裕みたいですけど?」
「人間、向き不向きがあるという話だ」
しかし、五七川は違うだろう。
月はあの日1日しか会わなかった五七川の考えを、それでもトレースし結論を出した。
「ここからは根拠のない話なんだが、もしも世界が全て創作物だと思った人間が、その創作こそが現実だったと考えるようになったら、その人間が疑うものは何だ?」
「それは勿論自分です、今の五七川さんは自分自身をかなりイマジネールに捉えているでしょうね、明らかに死、自身の消滅に対するハードルが低い……ああ、おっしゃるとおりだと思います」
「そうだ。今の五七川は、間違いなく自分を退場させることを目的にしている」
月のセリフを聞いてLが質問した。多分、その疑問はLの中にずっと巡っていたものだったのだろう。Lにしては喋り出しが随分と重々しく、真剣みのある声色であった。
「やはり五七川さんは、本当に死にたがっていると月さんも思いますか?」
月はその質問には答えず、『404』の画面を消して言った。
「僕はこれからの『新世界』に五七川の居場所がないとは思わない」
画像ファイル名:6666666666666.jpg-(131313 B)
17/05/16(火) 21:07:56No.6666666666+ 21:25頃消えます
何これ?
fuXXXXXXXX.jpg
17/05/16(火) 21:08:01 No.6666666666 そうだねx16
何駄コラ
というかもうSOZAIにしたのか
まあスケッチブックの中身を消すだけだからすぐできるか
17/05/16(火) 21:08:34 No.6666666666 そうだねx1
だってさくらテレビが自分からコラみたいな映像流すから……
17/05/16(火) 21:08:36 No.6666666666 そうだねx1
なー
17/05/16(火) 21:09:37 No.6666666666
ニューススレdelと思ったんだけどさくらテレビはニュースじゃねえか
17/05/16(火) 21:11:07 No.6666666666 そうだねx5
これは作り話なんぬがぬは某テレビ局のスタッフなんぬな
今大騒ぎなんぬ、ていうか警察の人が駆け込んできてすごいんぬ
ドキュメンタリー番組みたいで興奮するんぬ
17/05/16(火) 21:11:07 No.6666666666 そうだねx1
>ニューススレdelと思ったんだけどさくらテレビはニュースじゃねえか
冷笑系は今のうちに卒業しておいた方がいいですよ
でも今回はマジでニュースどころじゃないからそうだね
17/05/16(火) 21:11:21 No.6666666666 そうだねx8
なんか今めちゃくちゃ隔離されてる? スケッチブックになんかまずいこと書かれてるの?
しかも火消し? なのかほかのスレが爆破されてるし荒らしだらけだし何ならなーだらけなのは何?
もしかして今からでもハマチ買ってきた方がいいの?
17/05/16(火) 20:11:39 No.6666666666 そうだねx1
なー
17/05/16(火) 20:11:49 No.6666666666 そうだねx1
>なんか今めちゃくちゃ隔離されてる?
されてる
スケッチブックに『遠隔で人を殺せるキラの力を競りにかけ売ります』
書いたい人はヒリにアメリカドルで金額を書けってあった
ただなーされてるのはなんか化け物がスケッチブック持ってるって騒いでるやつがピンポイントで消されてる
多分これも消える俺もなんか化け物見えてるし
17/05/16(火) 20:12:07 No.6666666666 そうだねx28
fXXXXXXXX.webm
17/05/16(火) 20:12:09 No.6666666666 そうだねx3
だからキャッツがいるわコラでスレ立ってるわ集合してるのか
作り話でよかったんぬなー
17/05/16(火) 20:13:01 No.6666666666 そうだねx28
>fXXXXXXXX.webm
なんでこんな中途半端な位置からHIRAKIに
17/05/16(火) 20:13:33 No.6666666666 そうだねx0
よくこんな化け物をHIRAKIにするな呪われても知らんぞ
数分前にさくらテレビの夜のニュース番組でリュークが『デスノートのオークション』を宣言してきた後、三四代さんがテレビとネットを見比べながら訝しげな声を上げた。
「何だ……? 異常なほどネットの対応が早いぞ」
「ていうか三四代ネットサーフィンが主目的になってるよね? 今日ずっとネットの掲示板見てるよね?」
「なあ、俺ってそんなに顔怖いか?」
「戻ってくるの速っ」
とはいえ、三四代さんの言うことには一理あった。俺たちはこの『デスノート売買作戦』を今日考えて、今日開始しているのだ。
たとえ内容が全て外部に筒抜けだとしてもこんな場末のネット掲示板まで手が回るというのはおかしい。
『臨時ニュースです。いま、アメリカ政府からの公式発表がありました! 『即決で1億ドルで購入する、もしも15分以内に返答がないようであったらアメリカはこれ以降の競売参加国を平和に対する──』』
全員でさっきまで見ていたスレを見ると、『アメリカの自作自演』だとか『だれかが株価操縦のためにデマを流している』といった陰謀論染みた内容が高速でレスされたあと、『満員です』と掲示板そのものから締め出されてしまった。三人で顔を見合わせながら、俺は三四代さんに話し始めた。
「なんだろう、この手回しの速さは一体」
「……いや、これは私のミスかも知れない」
「えっ」
「多分、さっきネット小説のアカウントが悪い。あれは私を釣り出すためのエサみたいな、まあ私と相手にしか分からない暗号みたいなものだったんだけど、それを消しちゃったせいでタイミングがバレたかも」
「そ、それだけで?」
「残念ながらそれだけでわかっちゃうくらい頭がいい人間の集まりなんだなこれが!」
そう言う三四代さんはなぜか嬉しそうだったが、俺はそんなに頭のいい相手だったら自分が捕まるのではないかと気が気でない。
というか普通に逆探知みたいな方法で家を追われてるのでは、と暗い方へ思考が傾いたのをリュークの「あれっ」という驚きの声が遮った。
「なあ、これってこの後俺がやるはずのやつだよな!?」
「こ……ここまで読まれてるのか!?」
2人がモニターに齧り付いて叫ぶ。俺は戦慄しながらも、モニターに映った映像を何度も確認し、とりあえず逮捕されることはなさそうだとホッとして二人に言う。
「でも……これって俺たちのやろうとしてることに協力してくれてる、ってことでいいんですよね?」
俺はインターネットの動画サイトがミラー配信しているさくらテレビの中継を指差した。
映像の中では、アメリカがデスノートを落札したことが決定したあと、2回目の入札が始まっているところだった。
「なあ、外からサイレンの音がしねえか?」
「言われてみれば……やばいリューク逃げるぞ!」
「例のやつやるならリンゴ1ヶ月分な」
「やるから早く! 顔を見られたら流石に住所が割れる!」
「えっ」
三四代さんが急に叫び、ここへ来た時と同じように窓から飛び降りるつもりなのだろう。窓枠に手をかけこちらに一度振り向くと、
「ちょ、ちょっと!?」
「すまん田中くん、実は
「それは知ってた」
「そして先に言っておくけど……就職おめでとう」
「え!?」
そして窓枠から手を離し空中に飛び出すと、リュークの両足に捕まってそのまま夜空に向かって飛んでいった。
「え……ええ……?」
何だか俺は狐に摘まれたような気持ちになりながら、近づいてくるサイレンの音を聞きながら力なく笑った。
『キラオークション』から一週間経った日のある朝。
シドウは困惑していた。
「だからこれは名前を書いたら人が殺せる不思議なノートで……」
「いや知ってるよつまり国が持ってるアレだろ!?」
「え!? 国が持ってるの!?」
「オレはいらねえからどっか行け頼むから!」
久々に『ゲーム』の順番が回ってきたシドウは前回の失敗を踏まえ、家の中にいる人間に片っ端からノートを渡してまわるという作戦を立てた。
実際、今回は地面に落とした瞬間に猫にノートを持っていかれるといった失敗も起こさず、やっと俺もゲームに参加できるぞ! とウキウキ気分で人間の次の言葉を待っていたらこれである。
それも、1人や2人ではない。すでに5人もの人間に受け取り拒否をされ、今回で6人目なのだ。
流石のシドウもこれではおかしいと思い、遂に人間に疑問をぶつけてみたが……。
「な、なあ」
「何だよ!? 頼むから帰ってくれよ! もし警察にこんなとこ見つかったら」
「け、警察? なんで警察が出てくるんだよ」
「お前知らねえのか!? 先週ウチの国がこのノート買ったんだぞ!? ってことはよ、もしこのノートを使ったのが国にバレたら、オレ消されちまうよぉ!」
「え、いやバレねー」
「とにかく要らねーって! 頼むから帰ってくれよお願いします!」
「あ、あれ?」
男はほとんど錯乱状態と言ってもよい状況で、シドウは勢いに押されて家を追い出される。
シドウはあ、あれ〜? としきりに首を傾げながら次の家へと向かう。
その様子をつけていたレムは、ほくそ笑みながら翼を羽ばたかせ、今や我が家と化したデスノート対策本部へと戻る。
レムの戻ったデスノート対策本部は鉄火場と化していた。
「松田はそのままさくらテレビで待機! 父さんはそのままアメリカの事務官と打ち合わせを続けてくれ!」
「Lは南半球を頼む!」
「わかりました南は、半球ですか!?」
「僕は北半球と話をつけてくる! 相沢さんと模木さん、伊出さんたちは警察本部に……」
『デスノート捜査本部』はかつてないほどの仕事量に忙殺されていた。
彼らは一週間前、さくらテレビの報道を見て一瞬で今回のキラの手口を看破。
相手をAキラと呼称するとともに、デスノートのオークションという前代未聞の事態を解決するために少ない人員をフル稼働して事に当たった、ところまでは良かったのだが。
オークションそのものを乗っ取ってから今日で一週間、各国が実質金銭交換になるように落札額を調整するなど、トップの夜神総一郎から松田までほぼ不眠不休で関係者の調整を行い続け、それでなお処理が終わる目処が立っていないのが現実であった。
月が今日でもう20杯くらい飲んでいるコーヒーを飲み干しながら恨み言をLにこぼす。
「まさかとは思うが……
「だとしたら我々は今までで一番追い詰められていると言わざるを得ませんね……」
Lがコーヒーを冷まさずに飲み、後から口に角砂糖を入れてむせる。Lですらこの始末なのだから、当然ほかの人員全員がほぼパンク状態である。
本来あくまで気が向いた時にのみ協力するという約束であったニアとメロまでもが語学力の高さ、その一点を頼りに言い値で雇うという異常事態に陥っていた。
それでも、誰も業務を投げ出さないのには、このオークションに隠された真意を捜査員全員が読み取っていたからだ。
「月、これがまとまれば本当にデスノートによる殺人は減少するんだな!?」
「ああ、間違いなくそうなる。結局『Dキラ』も『Pキラ』も一時的に犯罪を減らしはしたがキラがいなくなった途端世界は元に戻った」
月もいい加減寝不足なのか、そのセリフ回しはどこか高揚した演技臭いものになる。それは、事ここに至るまで自身の理想を捨てきれなかった男のせめてもの防衛反応だったのかも知れない。
「新世界の『神』じゃダメなんだよ父さん。結局、人間はいるかどうかも分からない神ではなく、現実的に自分を攻撃してくると想像が及ぶ人間、同じ人間相手じゃないと欲望を抑えられないんだよ」
世界中の政府機関がキラの力を持っている、と思わせることでデスノートの所有者の行動を抑制するという目的は、この一週間で予々達成されていると言っていい。しかも、そのついでに僅かながら軽犯罪から強盗殺人といった重大犯罪まで一律に発生率が下がっているというのだからお笑いだ、と月は思った。実際のところ、デスノートの売買について案の定というか死神大王が立腹し、ルールが追加された結果、どの国もデスノートを所有していない。疲れたように笑う月を見て、単なる疲労以上のものを感じ取った総一郎は月をいたわるように優しい声をかけた。
「月、今は大変な時期だが必ず終わりは来る。そうだな……これが終わったら久々に家族旅行で温泉にでも行くか」
言った瞬間、月が驚いたように目を見開いて総一郎の肩を掴み叫ぶ。
「父さん、死ぬのか……?」
「え? どうした急に!?」
「死ぬな父さん!」
五七川に連絡をとるためだけにネットの小説を読み漁った月は死亡フラグについて完全に学習していた。
「本当に大丈夫か月!」
「……」
「うわあ! いきなり落ち着くな!」
月は錯乱していた。
Lはその様子を呆れながら無視し、レムにある指示を出して死神界に送り出した後こっそりトイレに向かい5分だけ寝た。
東京の朝は5月ともなると過ごしやすく暖かい。死ぬには良い日だな、と我ながらつまらないことを考えながら俺は銀行に入った。
結局、このオークションは全ての国家がキラの力を手に入れたと
そして、世界中のすべての国でほんの僅かに犯罪率が下がり、デスノートを使った殺人は今のところ感知されていない、らしい。
どうせいつかはメッキが剥がれ、人々の意識が元に戻ってしまうときは来るだろう。
だから、それまでに世界をより良い方向へ導くのは世界中の人々の気持ち、そして『デスノート対策本部』がどれだけ頑張るのかにかかっている。俺は知らん。
それに、文字通り俺には関係なくなるからな。
ATMから”100円”を引き出そうとキャッシュカードと通帳を入れようとしたとき、
「おい」
背後から聞いたことのない死神の声と何かが触る感触がして、俺は振り向かずに声だけで答えた。
「初めまして、私はレムだ……どうせ知っているんだろうが」
「まあ、正直もう顔もおぼつかないし本当の意味で初めましてで良いんだけど……ただ、もうさようならなんだ、ごめんね」
「ああ。そういうだろうと月も言っていたな」
「え?」
困惑する俺をよそに、急に レムが勝ちほこったような顔をたっぷり5秒間くらいした。
「今のは月の顔真似だ」
「ええ……」
「次にLからの伝言だ」
「え!? 月のは何でやったの」
「『原作に引っ張られすぎですよ』だって。これだけ伝えるように言われたが……どういう意味だ?」
「は?」
呆然としているといつの間にか並んでいた利用客に怒鳴られ、俺は咄嗟に出てきた100円玉を握ってその場を捌ける。
「おい姉ちゃん、終わったなら代わってくれる!?」
「あっすいません」
そして100円玉を握ったという事実そのものに愕然として、思わずレムの方を見る。レムは溌剌と笑っていた。
「ふふ、その顔! リュークも言っていたが……結構人間も面白いな」
じゃあな、と特に引っ張ることもなくあっさりと帰っていったレムをただただ見送りながら、全てを理解した俺は叫んだ。
「ここが……」
「ここが『デスノート』でさえなければ強くてニューゲームなのに〜!」
突然の奇行に銀行中の視線を集めてしまったことに気づき、俺は赤面した。
あとはおまけを1つ投稿して終わると思います。
文章は後々修正します。
長期間お付き合いいただきありがとうございました。