元トレーナー(勤務0日)と不屈の王 リメイク   作:アズール

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お久しぶりの方はお久し振りです!アズールです。


 少しだけ時間が出来たので投稿しようかなぁとリハビリついでにやっていきます。また忙しくなると書けなくなるから書けるだけ全力で書いていきます!


 暫くは書いていたところまで一気に解放していきます!拙いものですが見ていってね!


第1R そのウマ娘の名は…

 

 

 ──声が、聞こえた。懐かしい声が……これは、おそらく夢の中、あの頃の幼い頃の記憶が鮮明に思い出す……

 

 

 『ええ!約束よ!貴方がこの私に相応しいトレーナーになりなさい!その時には私を鍛える権利をあげるわ。精々頑張りなさい……雄壱。』

 

 

 朧気に聞こえるその言葉とともに、微睡みから解放され、携帯のアラームが鳴り響く。

 

 

 

 

 ジリリリリリリリリ

 

 

 ──あぁ、目が覚めてしまった……か。

 

 

 それは過去に残した約束。一時は叶うことが出来たが、天から見放され、叶うことを許されなかった幼い頃の約束。重い体を起こし、空を見る。

 

 

 外はまだ薄暗く、肌寒い様な季節。日が出れば温かく、今はようやく春の兆しが感じる頃だ。しかし、時計を見る。今の時刻は4時半。夏でさえまだ少し暗いぐらいの時間から起床する。

 

 

 「まだ、真っ暗だなぁ……そろそろこの時間から明るくならないかなぁ……?」

 

 

 そう思いながら、欠伸を噛み殺しつつベッドから出て洗面所に向かい、顔を洗う。若干残っていた眠気も取れ、意識が覚醒する。

 

 

 「全く、まだ引きずってんのかよ……」

 

 

 そう呟きながら、先程の夢に関して愚痴りながら朝の準備をする。今日は月曜日なので、早めに終われるので気が楽だ。

 

 

 俺の名前は富水 雄壱(とみず ゆういち)。じいちゃん……実の祖父の喫茶店を引き継ぎ、店主として働いている。これでもまだ、21歳なんだけどね?

 

 

 じいちゃんの名前は富水 右近(とみず うこん)。喫茶店『プルケリマ』の創業者だ。名前の由来は、ばあちゃんに言えなかった事をせめてここで伝えるために作ったお店なんだって。ばあちゃんは既に俺が生まれる前に亡くなってて、俺は写真でしかみたことがないんだ。

 

 

 じいちゃんはコーヒーを淹れるのがとても上手で、「自分はバリスタじゃ!」と良く言ってたよ。俺はどちらかと言えば、紅茶の方が好きだったけど、じいちゃんの前では内緒にしてたなぁ。

 

 

 じいちゃんの推薦で調理師の学校へ入学。そこで三年間の間に先生と相談しながら様々な資格を取った。将来的には、じいちゃんの店を継ぐために、研鑽したつもりだ。……その時はな。

 

 

 それと同時に、2年の後半から、全く関係のない勉強も始めたのだが……案外遺伝子が良かったのか、平行しながら勉強しても頭に残るくらい、勉強は出来ていたと思う。

 

 

 その関係ない勉強……ウマ娘のトレーナーの勉強だ。幼い頃に交わした約束。一生心に残る出来事だった。そこから祖父との約束で、じいちゃんが亡くなるまで、トレーナーをやっていい……そう言う約束でトレーナーも目指した。周りは反対が多かったが、先生とじいちゃんだけは、賛成してくれた。

 

 

 そこから、18という若さでトレーナー学校に入学。次席で卒業し、トレセン学園の面接合格を手にした俺は、トレセン学園へ行ける………はずだった。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこから葬儀やら何やらがあり、相続は父が、父の兄弟……おじさん達と決め、じいちゃんが持ってた店だけは、俺が継ぐという遺言だけは、守られ、トレセン学園で1度も功績をあげることなく、一度も敷居を跨ぐことなく俺のトレーナー人生は、幕を閉じた。

 

 

 そこから約2年、いくら手伝っていたとは言え、一人で回すのはとにかく大変。常連さんの協力をして貰いながら、何とか回せるレベル。

 

 

 経営面も常連さんの中にいる税理士さんや、同じ飲食店の人達に聞きながら、ちゃんと出来ているか確認して貰っている。……これを若くない内に聞いてて俺は覚えられたのかなぁ……?ってレベルで難しかった。

 

 

 一応、年末年始お盆除いて、毎日お店を開いているけど、月曜日の夕方だけは早めに閉める。その理由は、また後でな。

 

 

 「さぁて、仕込み、仕込み……」

 

 営業時間は大体12時間。朝の7時から夜の7時まで。月曜日だけ4時には閉店する。仕入れや仕込みが在るから、3時にはもう起きて準備を始める。

 

 

 「よし!今日も1日頑張ろう!!」

 

 

 気合いを入れてテレビをつけながら、軽く朝食を作る。テレビからは、実況が流れてくる。

 

 

 『外から撫で切った!!勝ったのは■■■■■■■!!念願のG1、■■■■■を制しました。恐るべき末脚!!見事血統を証明しました!!』

 

 

 「……そっか、やっと…勝てたんだな。」

 

 

 昨日行われた、とあるウマ娘のレース。自分が叶わなかった彼女の育成。確か、あいつがやってたんだよなぁ……と思いながら静かに祝福をする。

 

 

 「……はぁ。」

 

 

 あぁ、ダメだ。邪念が出てくる。可能性の話を考えてしまう。終わったことなのに、どうしても思えてくる。

 

 

 「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……なんて。」

 

 

 彼女を裏切ったのは、俺の方だからな。そんなこと、考えるだけ無駄なんだよ。そう渦巻く感情に区切りをつけると、朝食を軽くとる。………不味い……

 

 

 「塩と砂糖間違えた……」

 

 

 どうやら、初歩的な事さえ出来ないくらい、深く考え込んでたらしい。どうにかコーヒーで無理やり胃の中に流し込み朝の準備を始める。

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

 

 

 

 午後4時、この日は早く閉める為閉店時間となる。常連さんもすっかり慣れたのか、

 

 

 

 「お邪魔虫は退散するわ!また明日来るぞぉ。」

 

 

 と言いながらニヤニヤして帰宅する……まったく、分かってるからたち悪いよな……

 

 

 「さて、準備しますか。」

 

 

 俺は2()()()()紅茶と、ケーキを用意する。紅茶はケーキに合うものを選んだ。ケーキは一応自分で作った物を、ホワイトチョコのデコレーション付で作るほど、俺は舞い上がったらしい。

 

 

 そろそろ説明しようか、何を準備するのか。何故、俺は、月曜日は必ず早く閉める。その訳は……

 

 

 カランカラン

 

 

 「おや?今回はかなり早かったな?」

 

 

 「えぇ、一流は早く来るものよ。それに、もう貴方も準備できてるじゃない?さぁ、特別に!貴方に私のお祝いを、一番最初にさせる権利をあげる。存分に祝いなさい!!」

 

 

 そう言って、なにかを期待する相手。そう、この人物を待っていた。今回のG1高松宮記念を制した。そのウマ娘を。

 

 

 「おめでとう。長かったが、良く頑張ったな……キング。」

 

 

 その名はキングヘイロー。黄金世代の一人であり、俺の、幼なじみ……かな?

 

リメイク終わってその後のキングの長編が終わった後の短編について

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