元トレーナー(勤務0日)と不屈の王 リメイク   作:アズール

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こちら6話目となってます!


 今回は複数人……なるべく全員に話して貰ってるはず……


拙いものですが良かったら見ていってね!


第6R 意外なお客様 黄金世代(キング除く)編

 

 

 

 やぁ、みんな。何時ものように暇を持て余してる雄壱だよ。今日もモーニング終わり、ランチもそこそこで閉店までのアイドルタイムを暇を持て余す雄壱だよ。今日もなんか起きねぇかなぁ…数日前は名前聞きそびれたけど黒いウマ娘の子が来てくれたし…キングの知り合いだったのかな?

 

 

 そうやって色々考えていると、扉のベルが鳴る。お客様だろうかと扉の方に目をやると、そこには4人の人影が。

 

 

 「キングちゃんに教えて貰ったのって…ここだよね?」

 

 

 「多分そうだよ~お?やっぱり、ここだね。例のお兄さんもいるし。」

 

 

 「エル参上!ここが例のハウスデース!色々調査するデース!」

 

 

 「エ~ル~?ここはお店なんですからもう少し慎みを持って下さいね~?」

 

 

 「グラァァァァス!?クビキマッテ…」

 

 

 店の中に入るや否や賑やかになる……おおースゲー。リアルチョークスリーパー見れるとは思わなかったわ。おっと感心してる場合じゃないな。賑やかなのも良いが、ここはいっちょ接客しますか。そう気合いを入れつつお客様に挨拶をする。

 

 

 「いらっしゃいませ。キングのお友達かな?テーブル空いてるから自由に座って下さいね。」

 

 

 俺がそういうと、皆元気良く(一人瀕死になって)返事してくれた。俺はメニュー表を手にカウンターから出てテーブルに向かう。4人は席に着くと少し店を興味深そうに見渡す。

 

 

 「これがメニュー表ですね。食事はあんまりないけど、ゆっくりしてくれたら嬉しいよ。」

 

 

 そう言ってメニュー表を渡す。少し緊張しているかも知れなかったから、砕けた口調で話しかけてみる。キングの知り合いだろうから。しかし…先日の彼女はどうやってこの店を訪れたんだろうな?彼女もキングの知り合いだった可能性も…?と思いつつ伝票を取りに行く。その間にも声をかけられたりしている。

 

 

 「あっ!ありがとうございます!…うーん…」

 

 

 「料理は……そんなにないって言ってたけど結構あるみたいだね~。ここってお兄さん一人?」

 

 

 「そうですね。今は自分一人でも回せていけるので、バイトも人件費などがあるからね。」

 

 

 恐らくキングの友人であろう芦毛の子が質問してきたので答えつつ、隣の流星が特徴な黒鹿毛の子がずっと悩んでるのを見つつ、今度は俺からも質問してみる。

 

 

 「皆様は、キングの友人であってるかな?」

 

 

 「はい、そうですね。自己紹介が遅れました。私はグラスワンダーと申します。どうぞよろしくお願いしますね」

 

 

 「エルはエルコンドルパサーデース!よろしくデース!」

 

 

 「私はセイウンスカイだよ~。よろしくねお兄さん。スペちゃん。自己紹介しないと」

 

 

 「うーん…はっ!すいません!私、スペシャルウィークです!よろしくお願いします!」

 

 

 とみんなから自己紹介を受ける。うーん、みんな個性的な自己紹介。纏めると、おっとりとした栗毛がグラスワンダー。マスク…?をした黒鹿毛がエルコンドルパサー。流星が特徴な黒鹿毛がスペシャルウィークで芦毛がセイウンスカイだな。覚えたぞ…ということでこちらも自己紹介をしておこう。

 

 

 「よろしく。ここの店主の富水雄壱だ。店長、大将、店主とか好きに呼んでね。注文は決まりそうかい?」

 

 

 そう問いかけると、スペシャルウィークさん…だったかな?が元気良く返事をする。

 

 

 「はい!決まりました!とりあえずここからここまでの料理5人前で!」

 

 

 ……?俺の聞き間違えかな?少し思考が停止をしてしまいページを確認する。そのページは色々なパスタやら単品のページ…つまり、料理があるページだが。そこには約30種類の品目がある…それを…5人前…

 

 

 …なるほどな。そう来たかぁ……っ!売上的には助かるが…ハッ!これがキングが言ってた…良く食べる友人…しかも…あれ?5人前…?妙だな…?そう困惑していると芦毛の……セイウンスカイさんから声をかけられる。

 

 

 「スペちゃんだからね~。分かるよ。お兄さん。あれ、一人で食べる奴だから。私達の注文とは別だよ?」

 

 

 セイウンスカイがそう俺に囁く…なるほどな。今日は俺の命日か…じいちゃん…俺もそっちに行くよ…と走馬灯をみつつ覚悟を決めて注文を受ける。

 

 

 「俺1人だから遅くなるけど良いかな?時間とかは。」

 

 

 「はい!大丈夫です!楽しみだなぁ…!」

 

 

 目茶苦茶キラキラした目で期待している……そして他の子のオーダーも聞く。そして裏に行き、俺はせっせと準備をする。…ブシドーとは…死ぬことと見つけたり!!!!と謎のテンションになりながら料理を作る……

 

 

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

 

 

 

 「ご馳走様でした~!美味しかったです!またお邪魔させて頂きますね。」

 

 

 「うん…また来てね…今度は電話で予約欲しいかも…」

 

 

 そう言ってお見送りをする。ちなみに事前に閉店を掲げていたのでお客様の対応はなかったが……燃え尽きたぜ…真っ白にな…流石に料理運び終わって食べ終わったらデザート巡りをするとは…恐るべし大食い…

 

 

 カウンターの中にある椅子に腰を掛け燃え尽きていると、セイウンスカイさんが声をかけてきた。

 

 

 「いやぁ…お疲れ様ですよ~。あのスペちゃんの料理を2時間で捌けるなんて…」

 

 

 感心したようにこちらに言ってくる…まぁ普通だったらあれだけのメニューをやるのは難しいだろうな。苦笑いをしつつネタバラシをしていく。

 

 

 「作り置きもしていたから何とか…って感じだな。多分明日はもう無理…またちょっとずつ作り置きしないと…」

 

 

 そう話していると、グラスワンダーさんがこちらへ歩いてきた。先程までは楽しく話していたのになんだろう…?と疑問に思いつつグラスワンダーさんの方に顔を向ける。

 

 

 「本当にお疲れ様でした。スペちゃんはとても食べるのでお手伝いする予定でしたが…」

 

 

 そうやって話しかけてきた。まぁ食べる量考えたら手伝ってくれたら楽だけどお客さんに手伝って貰う訳にはなぁ…と思うから多分断ってたな。と思いつつ営業スマイルで対応する。

 

 

 「いえ、お客様に手伝わせる訳にはいかないよ。これでも、一流の喫茶店店主だからな。」

 

 

 「いえ、あなたの中にある武士道精神に感化され身を引いた次第です。お邪魔かと思いまして…」

 

 

 と伝えられた……ん?もしかして……キミ少しずれてない?確かにさぁ…ちょっとそういう感じのをやったけど…うん、まぁ…なんか面白い子だなぁ…流石キングの友達だ。っと出口でこちらを見てくる待ちきれない様子の2人がこっちを見ている。

 

 

 「君たちもそろそろ行かなくていいのかい?待ってそうだけど…?」

 

 

 2人の後ろでこちらを見ていたので、セイウンスカイさんとグラスワンダーさんに声をかける。すると2人は振り返り気づいたような表情をする。やっぱり気づいてなかったんだな。

 

 

 「待たせてたみたいだね。それじゃあお兄さん。またね~。」

 

 

 こちらに手を振りながら合流していくセイウンスカイさん。マイペースだなぁ…逃げウマだったら間違いなくペースを持っていくタイプだ。と思った。

 

 

 「失礼致します。今度来た際は緑茶の種類も…」

 

 

 去り際にそう告げられた。あー…緑茶は確かにあんまり置いてなかったなぁ…今度仕入れてみるかぁ…

 

 

 「分かったよ。仕入れたらキングを通して連絡するよ。またのご来店を。」

 

 

 そう伝えると喜んで向こうに行くグラスワンダーさん。4人が帰ると訪れる静寂。気力で動いていたけど体は限界だよー。閉店も近いし溜まった洗い物消化するか…と重い体を動かしつつ片付けをする。

 

 

 

 キングの友達()も帰ったのを見届け、営業時間ギリギリまで瀕死の体を動かしつつ、営業を終わらせ戸締まりと元栓確認をしたらそのままベッドにダイブした。

 

 

 …まさか、ここまでの猛者を連れてくるとは…あんなに食べるの…他に居ないよね?流石に何人も同時に来ると死にそうだからなぁ…いないと信じる。

 

 そう思いつつ、勉強は今日は出来ないと判断し、寝る準備をすると、電話が掛かってきた。はじめは取れない…と思っていたが着メロがキングのだったので無理矢理体を起こして取る。

 

 

 

 「………………もしもし?」

 

 

 

 『あら、随分お疲れね。』

 

 

 電話に出るとキングが俺の声色から疲労を理解してくれた。疲れの原因を少し言うのを躊躇したが、おそらく話しているとおもうので素直に伝える。

 

 

 「お前の友人がうちに来てさ…」

 

 

 「知っているわ。ちゃんと貴方が必死に料理を作って運んでたって…私の忠告通りね…とりあえずお疲れ様。ゆっくり休みなさい。スペシャルウィークさんの相手は疲れたでしょうし。お休み。雄壱」

 

 

 そういって電話を切っていく。…あいつ…心配して電話を掛けてくれるのは嬉しいが…内心笑ってないだろうな…?ま、いいや。寝よう…

 

 

 俺はそうしてすぐに寝れた。ちなみに次の日のオープンにはしっかりと回復していたので難なく過ごせているが…毎日あれ以上捌くトレセンの食堂…尊敬だな。

 

 

リメイク終わってその後のキングの長編が終わった後の短編について

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