こちら9話目となってます!ここから独自設定や展開が強くなりますね。
拙いものですが良かったら見ていってね!
side テイオー
うーん…昨日の店主さん。急に真面目な顔してあんなこと言ってくるなんて…と昨日言われたことを思い出すボク。
『トウカイテイオー。君がもし、菊花賞を走りたい。もしくはまだ走るために全力で努力すると誓うなら…明日。君のトレーナーを連れてきてほしい。』
って言っていたけど……あれって…どういう意味なんだろう?ボクは確かに走りたい…菊花賞とって三冠ウマ娘になるって…会長みたいになるって…でも…お医者さんから言われたことも思い出す。
『怪我の具合からして、菊花賞は無理でしょう』
…どうすればいいんだろう…ボクは……と悩んでいるとマックイーンから声をかけられる。
「テイオー?どうかしましたか?」
「あ、ウウン!ナンデモナイヨー!」
危なかったかも……あんまり考えすぎるのもよくないよね。と思ってるとマックイーンが心配層に声をかけてくる。
「そ、そうですか?何かありましたらすぐにおっしゃって下さいね?」
「ありがとね!マックイーン!」
マックイーンに心配かけちゃった…確かに最近、ボクは菊花賞のことを……走ることを考えないようにしてた…けど…やっぱり…
「…また走りたい……会長みたいに……なりたいなぁ………」
ボクは隣のマックイーンに聞こえないくらいの声で呟いた。ボクはずっと…会長みたいになりたくて…あの日のシンボリルドルフ会長みたくなりたくて、ここまで来たんだ!だからこそ…決めた。ボクは立ち上がって歩き出す。
「…マックイーン!ボク、そういえばトレーナーに用事があったんだった!先行っててー!」
「あっ!テイオー!?…もう、仕方ないですわね…」
マックイーンの声を背中で受けつつトレーナーのところに向かう。ごめん、マックイーン…目標になるって言ってくれてありがとう…でも、ボクは、もう迷わない。だから、君も、君らしく、頂点を目指してほしい。だから…
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トレーナー室に着いて昨日のことをトレーナーに話す。急なことにトレーナーは困惑してる。そうだよね……ボクも分かんないけど、でもどうしても行かないとダメだと思ってその事も伝えないと。
「えっと…なんだ?つまり…」
「ボクと一緒に、その喫茶店に行って欲しいんだ。」
ボクは結局、トレーナーにお願いをして、行ってもらうことにした。あの時の店主さん…どうしても気になってしまったからだ。トレーナーは少し悩んだ末にこう答えてくれた。
「うーん……別にいいが、それはどうして?」
「わからない。だけど、なんとなく、行かないといけない気がして…」
トレーナーはしばらく悩んだ後に、覚悟を決めたようにこちらを見てくる。
「…わかった。今からでも良いんだよな?」
「うん。時間は指定されてなかったから…」
明日に来てほしいとしか聞いてなかったし…多分…大丈夫…ダヨネ?と少し不安もありつつトレーナーと2人で喫茶店に向かう。何が待ってるかは怖いけど……ボクは後悔を絶対にしたくない。だから待っててね。店主さん。
side out
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side雄壱
あ、やべ…昨日のテイオーに時間言うの忘れたなぁ…ま、まぁ…学校終わりだろうし、この状況ならいつ来ても大丈夫ではあるが…
そう思っていると、ドアの方からベルの音が鳴る。入店の知らせを伝えるそれがなり、そちらへ目を向けると
「こんにちは!店主さん。」
「へぇ~ここが…って!お前は…!」
そこには2人立っており1人は昨日来てたトウカイテイオーさん。そしてもう1人は………お?なんか見たことある人が立ってるぅ~ヤバイかもしれん(手遅れ)まて、慌てるような時間じゃ…と内心慌ててるときょとんとした顔をして自身のトレーナーに話しかけるトウカイテイオーさん。
「あれ?トレーナー知り合いだったの?」
「知り合いも何も…期待の新人トレーナーだって目茶苦茶言われていたのに急に辞めてった噂の『0日トレーナー』じゃねぇか!久しぶりだなぁ!」
あ、おい待てぃ!(超焦り)それは言わない約束だるるぉ!(そんなことは言っていない)と心の中で超慌ててるのが現実にも出るくらい慌ててる……それをみてにやついている……くそっ!やられたぜ……と改めて来訪者に挨拶をする。
「お久しぶりです。沖野さん……それだと俺目茶苦茶印象悪くなっちゃうぜ……?」
まったく……事実陳列罪は極刑だぞ!と思いつつカウンターから入り口に向かいながら話しかける。ひどい対面を見た…とりあえず店をclosedにしながらテーブルの方へ案内する。俺の対応をみてイタズラを成功させたように笑いながら謝ってくる。
「すまんすまんww …さて、富水元トレーナーって言った方が良いか?」
「まぁ、好きにどうぞ…」
まだ言うかっ!……とはいえこの際この人に何言われようとも構わん…トレーナーになるのに手伝ってもらった節もある。今回とは話は別になるんだがな…そう思いながらトレーナーにはコーヒーを…テイオーには紅茶を出す。そして持ってきた桐の箱を隣に置きつつ2人とは反対側に座りながら向き直る。すると沖野さんから話しかけられる。
「…すまんな。…単刀直入に言う…何が目的だ?」
と尋ねられた。隠すつもりも、探り合うつもりもないので直球に伝えるとしよう。俺は沖野さんとトウカイテイオーさんの2人の顔を見つつ伝える。
「では、遠慮なく。トウカイテイオーの怪我を治せる手段がある。…と言ったらどうする?」
「「!?」」
そう伝えると2人とも驚いた顔をする。当然だろう。そりゃ驚くよなぁ…そんなこと突然言われたら、そうもなる。2人とも顔が険しくなり、沖野さんから口を開く。
「冗談…じゃ、ないんだな?」
そう疑うように口を紡ぐとこちらを睨んでくる。だからこそこちらも用意していたものを出す。隣に置いてある桐の箱を机の上に置く。そして箱の蓋を外し中身を取り出す。布に包まれたそれは中身が見えない状態になっており、布の上に紙が置いてある。取りあえず中を開けずに説明をする。
「もちろん。噂になってるであろう"秘伝の軟膏"。その現物を持っている。その証拠に…」
と布の方に張られていた紙を見せるそれを裏返すと、達筆でこう書かれている。
"この薬は
「!?…どうやら…本物らしいな…」
沖野さんはそれをみて納得をする。……そうだろう。名前見て分かってるんだったらなおさらな……俺だって気になって調べたらビックリしたもん……
「?どういうこと?」
「…俺から簡単に説明するとだな…」
と沖野さんからトウカイテイオーさんにに分かりやすく説明をしている。内容としてはこの証明者にある安田という方はG1レースの名前にもある安田記念…その由来にもなった安田の一族がこれを本物だと証明しているということになる。他にも高松宮一族(皇室がこれに当たる)が存在しており、つまりは…URAの恐らく偉い方からの証明となる。この証明を得るにも生半可なものじゃつけれるわけもなく…まぁ、高松宮一族よりも取りやすくはあるだろうが…
と自分のじいちゃんにさらに敬意を持ちつつ説明が終わったらしく再び思考の渦から現実に戻る。
「…これ以上ないほど、これが本物であると証明されるんだ…」
そう呟く沖野さん…まったく、なんでこんなもんをあの時俺にくれるかねぇ…じいちゃんの人脈がまったくわからん!なんでこれを安田のお偉いさんに書いてもらえるんだ!?と改めて思いつつ使用方法を伝える。
「使用方法は簡単だ。患部に1回塗る…それだけだ。」
「…それで、治るんだね?」
そう問いかけてくるトウカイテイオーさん。使用方法も紙に書いてあるけど俺だって完全に信じてる訳じゃないし……答えないわけにもいかないよなぁと俺も返事をする
「……必ずしもすぐに治るわけではない…かも……俺にも分からん。でも、記録によると不治の病である繋靭帯炎ですら完治したらしいからな。しかも1ヶ月程度でだ。でも…」
そういいながら俯く沖野さん。…まぁ、言いたいことは分かる。俺は沖野さんからその言葉を聞くまで黙っていることにしよう。トウカイテイオーさんの方は沖野さんの方を見ているが何も言い出せないらしい。それはそうだ。今の沖野さん。物凄く真剣な顔してるもんな…思わず独り言のようにポツッと呟くように声が聞こえた。
「…俺は、どうすればいい?」
「…どうすれば良いとは?」
とあえて、回答を求められているようだったからあえて問いを返してみた。そうすると再び黙り込んでしまった。……そうだ。俺は具体的なことは言わない。だってこれは……沖野さんとテイオーが決めなきゃいけないこと…俺は二人の覚悟が見たい。どれだけ三冠に思いを込めてるかを…俺は見たい。俺が
「俺は…金を出せと言っても……この薬に対しての支払いが出来ない。絶対に払えねぇと思うぐらい高額なもんだ……でも、テイオーに話を持ちかけ、俺と2人で来いと言った。じゃあ、何かしら条件ありで呼んだに違いない。だからこそ、改めて言いたい…何をしたらこいつを使わせてくれるんだ…ッ!」
そう俺に懇願するように伝えてくる沖野さん。まるでこのまま土下座する勢いだ…テイオーの方は何を言ったらいいかわからず動揺している……でも、ケガを治したいって意思は変わらなさそうだね……沖野さんもトウカイテイオーさんも覚悟は決まっているようだな…流石だ。その覚悟を見たかっただけだったんだ……と俺は優しげに沖野さん達に語りかける。
「…そうですね。お金を要求するつもりはありません。今のところは。」
俺がそう言うと、沖野さんは表情を歪ませる。…俺、もしかして金にがめついと思われてる?……まぁいいや……俺の要求は既に決まっている。俺はそれについて2人を睨み付けるように話しかける。
「まぁ、待ってください。今から条件を伝えます。俺からのお願いは1つです。…必ず俺に三冠ウマ娘になったと報告してください。絶対に三冠を取れると思うのなら…この薬を使ってください。」
俺はそう言うと…布を取り中身を……あれ?意外とこの中に入っている…恐らく10回分くらいかな?小さい壺が10個程入っており、その中から1つ取り出す。それを2人の目の前に置く。そうすると沖野さんが俯きながらポツリと呟く。
「…必ず三冠を報告しろ…か…」
沖野さんはそう呟くと顔を陰らせる。すると隣から今まで何も言わなかったテイオーが顔を俯かせたまま声を出す。……フフッどうやらトレーナーよりもウマ娘の方がやる気が出てみたいだねと何を言うか予想しつつ表情に出さないように話を聞く。
「トレーナー…やろうよ。」
「なに?」
トウカイテイオーさんの言葉に反応し、困惑した表情のままそちらの方を向く沖野さん。トウカイテイオーさんは顔を上げて真剣な眼差しでこちらを見つめる…どうやら、大丈夫のようだね。と確信めいた思いをしつつ黙って話を聞く。
「ボクは三冠ウマ娘に絶対になる。だから、店主さん。この薬を使わせてください。ボクは必ずここに来るよ。」
「テイオー…」
少し、泣きそうな顔をしてる沖野さん。昔から涙脆いところあったなぁと思い少し笑いそうになる。トウカイテイオーさんはそんな沖野さんに向けて煽るように話しかける。
「トレーナーも!まさか…ボクが三冠ウマ娘になれないと思ってる?」
「んなこたねぇよ!でも…」
恐らく沖野さんはもし取れなかったことを考えてるんだな…トレーナーとしては当然だろう。俺は確実に取ってこいと無茶振りをしている。でも、そんな不安を払拭させるようにテイオーは声を出す。
「必ず取るよ。トレーナー…だから、ボクと一緒に三冠取ろうよ!」
テイオーがそう言うと、涙を拭き取り気合いを入れ直すように頬を叩き、こちらに振り向く。……なんかこっちが悪いことしてるみたい…と気まずいなぁと思いつつ決まったらしく向き直る。
「テイオーが言った通りだ。必ず報告しに来ると約束しよう。だから、この薬を使わせてくれ!」
とまっすぐこちらを向いて宣言してくる……うん。ここまで言われて渡さない人…逆にいるか聞きたいぜ!ということで…俺は笑顔を向けながら取り出した壺を2人の方へ渡す。そして一言。
「…はい、お待ちしております。三冠を取る前提でお祝いの準備とかもさせてもらいますね。」
そう言って薬を渡し2人を見送る。そして、空を見上げる。すっかり夕暮れ時になり、茜色の空が広がる。
「…いい関係だったなぁ…」
そう思いながら店の片付けや掃除を始める。勉強もやらないといけないし…いつもの日常が戻ってきた感じがする。1つ、変わったことがあるとするならば。果たして、あの2人は必ず勝てるのだろうか……楽しみが増えたことだし……俺も勉強頑張るとしますかっ!と本に向き直り勉強を始める。2人の勝利を信じて……
リメイク終わってその後のキングの長編が終わった後の短編について
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