さて、収穫作業も無事に終わり、1556年の国力チェックと参りましょう。
農業170万石
(三河72万石、遠江58万石、駿河40万石)
商業30万石
工業25万石
貿易20万石
合計245万石
うん、農業がバグり始めているが、米の収量が多月農法と新種の種籾を使うのお陰で4倍に増えたこと、灌漑技術の向上、鉄の農具の普及、効率的に脱穀できる農具の普及、多種多様な作物の普及など様々な要因があるが、これらが相乗効果を生み出し、生産量が跳ね上がっていた。
治水工事を行えばもう少し生産量が増えると思うが、荒れ地の開墾も進んでいるので200万石が一つのボーダーとなるかもしれない。
そうなると商業や工業、貿易で伸ばしていくしか無い。
商業は新規商人の参入を許した為、ここからどんどん上がっていくと思うし、工業も主に軽工業が盛んになるのと、鉄の生産量が更に上がれば、自ずと上がっていくだろう。
貿易は三河港が完成すれば大幅に上がるだろう。
「クフフ、国力上がってガチャチケットも増加。更にガチャを回して国力増強……うは! 夢が広がる!」
人知れず俺が発狂していたが、この前時行との脱走で、監視が強化されてしまい、今川館からほぼ出られなくなってしまっていた。
「クソ! せめて料理だけはさせろ!」
せめてもの抵抗として台所に立つことは貴族の教養である包丁術を学ぶとして許され、あとは山のように積み上がった書類を処理する作業と領地改革のさらなる一手を打つための準備を行うのだった。
「ふんんん!」
ニュルン
側室の直虎が出産し、今川元康待望の男子が誕生。
直虎の肥立ちも良く、授乳も乳母を頼る必要が無いくらい乳が出た為、直虎自身を中心に育てていくことになる。
「元康! 見てくれ! 元気な男の子だ!」
「直虎が元気なのが一番嬉しい。子供も元気に産んでくれてありがとうな」
「元康! で、この子の名前はどうするんだ?」
「うーん……側室の子供だからな……悪いが井伊家の慣習に則った幼名にさせてもらう。虎松。この子は虎松だ」
「虎松……いい名前だ。良かったな虎松」
「あう」
虎松は指を突き出して嬉しそうにも見える。
「直虎が良かったらこの子には将来松平の分家を作ってもらおうと思うが」
「うん、俺はそれでかまわねぇよ。大切に扱ってくれるならな」
よし、そしたら虎松が元気に育ってくれるようにスキルの付与だ。
ガチャ回して余りまくっているが、有用な奴を付けていこう。
【今川虎松】
統率 1
武力 1
知略 1
政務 1
魅力 1
器用 1
特性
・健康長寿・頑強・勤勉・覚え上手・鍛錬上手・発育◎
とりあえず有用そうな特性をガン積み。
武将として育てたいし、鞍馬の軍事学校に将来ぶち込むか。
「わ、私も早く子供が欲しいです!」
「千代はもう少し身体が大きくなってからね」
直虎が妊娠して以降、千代ちゃんも俺に子供が欲しいとせがむようになっていたが、流石にまだ幼すぎる。
あと4年は我慢してもらわないと……。
そう思っていたのだが……ある日のこと、俺と直虎が出産後に互いの性欲を満たすために交わっていると、裸になった千代がいきなり乱入してきた。
「私だってもう初物は来ているのです! 子供は産めます!」
それでも若年の妊娠は危ないと説得しても聞かずに仕方がないので俺は交わって中出しをしないようにして、俺自身が律することで避妊しようとしたが、俺が抜こうとしたところ足でガッチリガードされて、中出しを決めてしまった。
や、やっちまった……。
俺は冷や汗が止まらなくなり、千代は逆に満足気。
その後、俺は千代が妊娠していないことを願ったが、そういう時に限って当たるもので、千代は数え年10歳……実年齢9歳で妊娠してしまう。
最悪だ……千代の体が妊娠に耐えられるか分からない。
千代は前から幸運と安産、健康、良妻賢母の特性を付与していたが、母子共に無事産まれて欲しい事を願い、スキルをガンガン付与していく。
畜生腹、長寿、母子健康、成長促進、回復◎、自然治癒、胎児成長◯……。
とにかく健康と安産に良さそうなのを片っ端から付与した結果、千代の肉体にも変化が現れるのだった。
「千代……なんかお尻大きくなったか?」
「あ、わかります? 妊娠してから下半身の肉付きが変わった感じがするんですよね」
身長もお腹が大きくなると共に一気伸びて、現在145センチくらい。
尻の肉付きも良くなり、安産体型と呼ばれる体付きに変化していた。
「ここに元康様の赤ちゃんが居ますので……元気な子を産んでみせますから」
「子供もそうだが、千代がとにかく健康ならそれでいいから。それ以上は望まないから」
「ふふ、任せてください!」
10歳の少女を孕ませておいて何を言ってるんだと思うが、俺の今川家での立場は千代が保証していることもあり、とにかく無事を願うのであった。
千代の妊娠が発覚して、俺が慌てていた頃には年が明けて1557年スタート。
かと言ってやることはアニバーサリーガチャを回して人材や道具を当てていく。
最近ガチャの回す量が凄まじい回数になってきたので100連や1000連を追加して欲しいと神様に願ったら、アップデートされてそれぞれのガチャが追加された。
で、今のうちに人材を確保しておいて、戦国の世に馴染んでもらいたいのと、政務の規模が農業や産業が雪だるま式に増え、豊かということを聞いて人口の流入が止まらなくなり、流民への対応が忙しくなったので、多くの人材を求めていた。
その為、ガチャで当たった使えそうな人材をガンガン召喚していく。
その中で、平安時代に四人組と呼ばれた偉大な武士のうち藤原利仁と源頼光の召喚に成功。
藤原利仁は藤原氏の武士進出の先駆けになった人物で、武士の系譜で祖先の苗字は源平藤橘のどれかと言われる中で藤の字の源流を作ったのがこの人物である。
特に坂東武士の親玉として活動していた時期もあり、群馬周辺の山賊を千組余り討伐した逸話や今昔物語集の芋粥という話で主要人物として登場したりするなど、有名な人物である。
源頼光は某ゲームで女体化していたが、鬼や妖怪退治が有名な人物で、頼光四天王を引き連れて、京周辺の治安維持や源氏の武士団形成、時の権力者である藤原道長に近づき、政治的利用をするなど、武人でありながら政治力にも長けていた人物である。
源頼光が出た時に頼光四天王の渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武の4人も輩出したので召喚し、彼らも鞍馬の軍学校に参加してもらい、武士の育成に注力してもらった。
あとは国造り神話に出てくる4人の未婚の女神……スヒヂニ、イクグイ、オオトノベ、アヤカシコネを召喚した。
彼女達はそれぞれ神話時代の産まれたばかりの日本を整えた女神として登場しているのだが、男女のペアで国造り神話では現れたが、それぞれ未婚のまま消えてしまったというお前ら何しに来たみたいな女神達である。
まぁこの後にイザナギとイザナミのペアが誕生して日本を作っていくのであるが……。
そんなちょっと良くわからない女神達であるが、召喚早々にイケメンの時行にナンパされてホイホイ体を預け、4人全員懐妊させていた。
流石何人子供が居たが不明だが、数多くの隠し子が居たことで有名な北条時行である。
しかもそのまま四女神を室として迎え入れ、侍らし始めた。
ま、まぁ……召喚したは良いが、活用方法に困った女神達だし、これで良いのか……。