「あらエミルさん、私を殺すのですか?」
そうしてセフィの姿をしたスライムをぶった切ろうとしたその瞬間、眼の前の相手の言葉に思わず動きを止めてしまった。が、即座に思い直し剣を振るう。やかましい、そもそもセフィならこんな攻撃で死なないんだよ。
バッサリと袈裟斬りにされたセフィは、そのまま倒れ悶える。そんなセフィの偽物に、コイナの偽物が駆け寄った。
「セフィーリア様……酷い、なんてことを」
やかましい。セフィとコイナの顔と声で変なことを言うんじゃない。迷いを振り切るようにコイナの偽物も同じように叩き切ると、悲鳴を上げて倒れ伏した。その拍子に体から飛び散った液体が顔にかかる。舌打ちしながら拭い取ると、切られた箇所を手で押さえながら苦悶の表情でこちらを見るコイナが。
「エミル様……助け、て……死にたく、ない」
あの時の光景がフラッシュバックする。助けた相手を今度は自分で殺すのか。そんな言葉が背後から聞こえてきたような気もした。
そんな俺の一瞬の葛藤が隙になったのか、コイナの偽物がドロリと溶け、スライムの本性を表して俺に覆いかぶさってきた。しまった、と思った時にはもう遅い。ドロドロの粘液が俺を溶かそうと迫ってくる。
「こ、のっ馬鹿!」
その直前、スライムが爆発した。ボタボタと破裂したスライムだった粘液が体に掛かるが、どうやらそれ自体には何かを溶かすような能力はなかったようで、ただベタベタするだけだ。
助かった、とアリアを見ると、呆れたような安心したような表情でこちらを睨んでいる。
「あんたね、いくらスライムだからって油断しすぎなのよ」
「いや、そんなつもりじゃ」
「エミル一人で突っ込んでる時点で言われてもしょーがないですよ」
「うんうんうん……」
アリアだけでなくスロウとシトリーにもダメ出しされる。ぐうの音も出ない俺は、申し訳ないと項垂れた。
そんな俺に、スロウがそれに、と声を掛ける。そもそも、仲間の形をしているものを倒すのに抵抗があるだろう、と指摘し、俺は思わず動きを止めた。
「エミルのことをどうやって読み取ったかは知らないですけど、その辺ちゃんと理解してきてますね、このスライム」
「ごめん」
「謝ることじゃないですよ。大切にされてるんだなーってむしろ喜ぶ方じゃないですか?」
ねえ、とスロウはアリアとシトリーに視線を向ける。シトリーは頷き、アリアもまあそうね、と笑っていた。
そうやって言ってくれるのはありがたいが、実際問題これは割と明確な弱点になりうる。以前のシェイプシフターと戦った時に偽スロウを斬り殺したのがどうにも心の中に残っているのだ。そのせいで、仲間の形をしているものを倒すのに抵抗がある。明確に偽物だ、と分かっている方が抵抗があるのだ。本物ならばこの程度じゃ死なないと信頼しているが、偽物だとそうはいかない。仲間の死体を擬似的に見せつけられる羽目になるのが、どうにも。
「まあ、とにかくあんたは下がってなさい。セフィーリア様の偽物はあたしが片付けておくから」
「……ごめん」
「スロウも言ったでしょ、別に謝ることじゃないのよ。ま、あんたのその辺をわざわざついてくるこいつらにはムカついてくるけど」
そう言ってアリアは起き上がり逃げようとしていたセフィの形をしたスライムに扇を向けた。鱗粉が周囲を舞い、そして爆発。セフィの偽物は木っ端微塵になってスライムの粘液が周囲に弾け飛ぶ。
ふう、と息を吐いたアリアは、とりあえずこれで終わりだろうかと周囲を見た。別段他に襲い掛かってくる何かも見当たらず、村人が何事だと遠巻きに見ているのみだ。
「どうやったかはよく分からないが、さっきみたいに人の思考を読んで、弱点になるような相手に擬態して奇襲したんだろうか」
「件の中級冒険者もそれでやられたってことかしらね」
弾け跳んだ粘液を突きながらそんなことを述べる。流石にここから復活するようなことはなさそうで、しばらくするとその粘液も蒸発して消えていった。
ともあれ、そうなると調査としては終了、でいいのだろうか。そう皆に相談すると、もう少し調査はした方が良いだろうという意見が来る。まあ確かに、こんなことをするスライムがいたとなると、沼のあれそれも怪しく見えてくるし、そもそも他にも何かに擬態している可能性だってなくもない。
とりえあえず今日はここに泊まるなりなんなりして、明日改めて沼や村を調べてみよう。そう提案し、小さな村にある唯一の宿屋へと足を進めた。
食事も済ませ、後は寝るだけ。そんな状態で俺は部屋のベッドで寝転んでいた。今日のあの戦闘、俺の弱点を突かれる形になったのがなんとも歯痒い。いっそ操っている方がまだ戦えた。そんなことを思っても、所詮言い訳に過ぎなくて。
コンコン、とドアがノックされる。どうした、と問い掛けると、ドアの向こうからスロウの声がする。別に気にせず入ればいいのにと思いながら、俺はスロウに中に入るよう告げた。
「どうしたんだ?」
「エミルが今日のことで落ち込んでないかなーって」
そう言って俺の寝転んでいたベッドに座った。そのままゆっくりと俺の手を取り、そしてすりすりと頬に持っていく。
「弱音なら、聞いてあげますよ」
「いや別に、弱音っていうほどじゃ」
「むー。そーゆーときは素直に言わなきゃだめですよ。ほら」
そう言って俺に抱きついてくる。柔らかな感触と、風呂上がりだからなのか甘い香りが漂ってきて、俺のは思わずクラリときた。
そうしながら、俺はゆっくりとスロウを。
「…………」
「どーしました?」
「いや……」
「……わたしなら、大丈夫ですよ。これからエミルにえっちなことされても」
ぎゅっとさらに強く抱きしめてくる。そうしながら、スロウはゆっくりと目を閉じ、俺に顔を近付けてきた。スロウと俺の唇と唇の距離がゼロになり、柔らかな感触と、そしてくちゅりと音を立て粘性のある舌が俺の中に。
「ぶはっ!」
「わ、いきなりどーしたんですか」
「どうしたもこうしたも、てめぇ、スロウじゃないな!」
若干凹んでいたので気付くのが遅れた。そうだ、そもそもさっきの甘い香りもいつものスロウとは違った。そこで違和感を覚えたのだが、スロウがエッチなことをしてくれるって言ったことで一瞬思考が鈍ってしまった。駄目過ぎる。
「何を言ってるんですか? わたしはスロウですよ、ほら」
そう言って着ている服のボタンを外す。プチプチという音を立てブラウスが開かれ、下着に覆われた胸が顕になった。そのまま下着をずらした偽スロウは、完全に丸出しになった胸を見せながら俺に迫ってくる。
「エミル。わたしとこーゆーことしたかったんですよね? いいですよ。わたしはエミルになら、何をされても」
ふざけるな、と言いつつ丸出しのスロウのおっぱいから目が離せない。偽物だとは分かっている。分かっているけど、つい。
「ほら、エミル。素直になってください。それとも、エミルはこっちのほうが見たいですか?」
す、とスカートに手をかける。ゆっくりとたくし上げると、スロウのパンツが目に飛び込んできた。ほら、ここ、と俺の手を取って、スロウはその下着をずらすように促してくる。
「やめろ、俺はこんなことで」
「そーですか? エミル、したくないんですか? えっちなこと」
「本物ならともかく、偽物のスロウとなんかお断りだね」
「ふーん」
そんなことを言いながら、じゃあ自分から、とスロウがパンツを脱ぐ。ねっとりとした粘液の着いたそれを床に落とすと、上も下も丸出しのスロウがもう一度俺に抱きついてきた。
「ねえ、エミル。わたしときもちいいこと、しましょう?」
「だから、俺は偽物となんか」
「わたしは本物ですよ」
ね、と俺に微笑んでくるスロウ。服に覆われていない胸の感触と、甘い香り、そしてスカートの下は何も身に着けていない下半身。それらが俺に密着し、誘惑してくる。
違う、こいつはスロウじゃない。押しのけるように目の前のスロウを引き剥がすと、ベッドから距離を取り立てかけてあった悪徳の剣を抜き放った。
「エミル?」
「これ以上その顔と声で俺を呼ぶな」
そう告げると、眼の前のスロウは悲しそうに顔を伏せる。そうした後、それがエミルの願いなら、と無理して作ったような笑顔を向けた。
そうして、一歩俺に踏み出す。悪徳の剣の前に立って、はいどうぞ、と手を広げた。
「わたしは、エミルに殺されるのなら本望です」
「スロ――」
「ちゃんと、わたしを殺してくださいね、エミル」
猛烈に込み上げきた吐き気に思わず剣を取り落とした。俺は今、何をしようとした? スロウを殺そうとしたのか? いや違う、眼の前のこいつは偽物だ。偽物に決まっている。
本当か? 本当に偽物なのか? 実は俺が錯乱しているだけで、眼の前のスロウは本物なのではないか? 本物のスロウがただ、俺を慰めるために。
「スロウ……?」
「はい、どーしました? エミル」
「スロウ!」
「きゃ! もう、エミルったら甘えん坊さんですね」
そう思ったらもう、止まらない。スロウに抱きつき、そのままベッドに押し倒す。既にスロウはほぼ裸だ。胸も丸出しだし、下も顕になっている。いつでも、スロウと。
「エミル……」
「スロウ……」
違う。そうじゃない。直前に正気に戻った俺は、押し倒しているスロウを見た。本物じゃない、本物のスロウじゃない。そう念じるように頭を振るが、ベッドのスロウはえへへ、と嬉しそうに笑いながら俺を導いてくる。
「エミル……いっぱい、いーっぱい、気持ちいいこと、しましょう?」
駄目だ。俺は思っていた以上にスロウに弱かったらしい。偽物と分かっている、分かっているのに、俺はこいつが殺せない。ベッドから再び離れ、悪徳の剣を構えることが出来ない。
「あー! エミルがわたしと浮気してる!」
ばぁん、と盛大にドアが開かれた。弾かれるようにそちらを見ると、怒ってますと言わんばかりの表情のスロウがそこに立っている。ああ、あっちが本物だ。今度こそ本物のスロウだ。ベッドから離れて俺はそんなプンスコ怒っているスロウへと歩みを進めて。
「エミル! そっちは偽物ですよ!」
「何を言っているんですか、わたしが本物です」
ベッドに押し倒されていたスロウが俺を呼び止める。だが、俺はそんな言葉を気にすることなく、今度こそ本物のスロウを抱きしめた。
「わ。もー、こんなことでは誤魔化されませんからね」
「悪い。でも、俺は――」
そうして抱きしめたスロウから漂う甘い香り。え、と思わず体を離すと、どうしたんですかと首を傾げているスロウの姿が見える。普通に考えれば偽物の後に出てきたほうが本物のはずだ。でも。
「しょーがないですね。はい、もっとぎゅっとして、キスしてくれたら、許してあげます」
そう言ってハグ待ちのポーズを取るスロウ。だが、俺はそんなスロウを抱きしめることが出来なかった。そんなまさか。一瞬よぎった考えが消えず、思わず数歩後ずさる。
とん、と何かにぶつかった。いつの間にかベッドに押し倒されていたはずのスロウが俺を背後から抱きしめていた。柔らかな感触と、そしてくちゅ、と湿った粘液が服についた感触がする。
そんな光景を見ていた眼の前のスロウは、浮気の続きですか、とふくれっ面をしながら、部屋のドアを閉めるとこちらに歩みを進めた。
「だったらこっちも考えがあります」
そう言ってスロウが前から抱きついてくる。前と後ろ、両方からスロウの柔らかな感触が伝わってくる。ついでに、全く同じ甘い香りが漂ってくるのも感じた。
「お前ら、どっちも偽物か……」
「もー、わたしは本物ですってば」
「わたしも、本物ですよ、エミル」
スロウとスロウに挟まれて、俺は身動きが取れない。前のスロウは後ろのスロウに対抗するかのように服を脱ぎ始め、再び目の前にスロウのおっぱいが顕になった。それだけではない、スカートもパンツも脱いで裸になった眼の前のスロウは、これでどうですかと言いながら俺に抱きつきキスをねだってくる。
眼の前には裸のスロウ。背中には裸のスロウ。もう何が何だから分からなくなってくる。
「エミル……気にしなくてもいーじゃないですか」
「気持ちいーこと、しましょう?」
そうしてスロウとスロウにベッドまで誘導された俺は、スロウとスロウを同時に押し倒す形になった。どちらも全く同じ顔、同じ体で、甘い香りまで同じ。
ああ、そうか。スロウが二体いるのならば、二体とも食べてしまえばいい。
「な、に、を」
そんなことを思いながら、俺はスロウとスロウに自分の欲望を――
「してるんですかエミル!」
ぶつけようとした直前、何かが俺に激突した。ベッドから思い切りぶっ飛んだ俺がその方向を見ると、何だか滅茶苦茶怒っている芋虫の姿が見える。
見間違えるはずもない。その芋虫は、間違いなく。
「スロウ……?」
「なーにが、スロウ? ですか!? わたしの偽物相手にデレデレしちゃって! 本物のわたしには全然そんなことしてくれないじゃないですか!」
「あ、いや、それは、俺がただ単に意気地なしなだけで」
「むー。じゃあそこの偽物みたいに裸で迫ればエミルも覚悟決めるってことですね。まあそもそもこの状態が裸なんですけど。どーですかエミル、ドキドキします?」
そう言ってぐねりと上半身を持ち上げ多足をウネウネさせるスロウ。そんな芋虫を見ていると、俺の思考がすっきりとしてくるようで。ああ、そうか、そうだよな。
俺は芋虫のスロウへと近付くと、そのままギュッと抱きしめた。ブニブニとした虫の感触を感じ、俺は安堵の息を吐く。
「ふう、すっきりした」
「え? 何かわたしの思っていた結果と違うんですけど」
「助かったスロウ。やっぱりお前が最高だ」
「そーですか? まあ、それならよかったですけど」
そう言いながら何だか誤魔化されている気がすると首を傾げるスロウを見つつ、向こうで目を見開いている裸のスロウと裸のスロウへと視線を移した。その表情は、どうしてここに、という顔だ。
「へ? ああ、なんか睡眠の状態異常掛けられましたけど、わたしもアリアちゃんもシトリーちゃんも状態異常効かないですし」
誰かさんはその辺耐性ないから魅了が掛かったみたいですけど、とスロウは俺をジト目で見る。いや、そこら辺はまあ、その、ごめんなさい。
そんなことをしつつ向こうを見たが、どうやらどうしての意味合いが違ったらしい。スロウの言葉を聞いても向こうの驚愕は収まっていない。
「あ、ひょっとしてわたしたちの正体気付いてなかった感じですか?」
ぽん、と器用に多足を叩いたスロウが擬態をしてそこで裸になっている二体と同じ姿になる。残念ながら本物は服を着ているが。
「エミルのえっち」
「ぐっ」
そんな俺の思考を読んだのか、スロウは俺を見てそんなことを言っていた。
まあそれはそれとして、とスロウは裸のスロウ二体を見る。驚愕がさらに強くなったその表情を見ながら、さてどうするかと顎に手を当てた。
「エミルはわたしの姿してるのを殺すのが嫌ですよね」
「当たり前だ」
「まあそうなると、わたしたちでやる方がいいですね」
ねえ、と振り返ると、アリアとシトリーもいつの間にか合流していた。そうしながら、アリアは状況、裸のスロウが二体いるのを見て俺をジト目で見やり、まあいいわと扇を広げた。
その一方でシトリーは、なるほど、と手を叩く。
「理由が分かったよぉ……このスライム、トラップレシアと同じ方法を使ってるんだよぉ……」
「同じ? ってことは、あれは疑似餌か」
裸のスロウ二体を見る。言い当てられた、と判断したのか、二体のスロウはやれやれといった風に肩を竦めた。
「バレたら仕方ないですね」
「本来なら、気持ちいいことしてる間に捕食するんですけど」
こうなれば無理矢理、と裸のスロウ――スロウの姿をしたスライムが俺に迫る。
が、一体はアリアの一撃であっさりと弾け飛んだ。びちゃびちゃと粘液になったスライムの破片が辺りに飛び散る。
「あ、え?」
「言っておくけど、あたし達、これでも勇者級冒険者と魔王級モンスターなの。スライムの分裂した疑似餌ごときにやられるほど弱くはないわ」
ふん、と鼻を鳴らすアリアを見て後ずさりをしたスロウ型のスライムは、ちらりと窓を見てそこから脱出しようと逃げ出した。
が、その頃にはシトリーが大剣を振り抜いているところで。
「いや! エミル、助け――」
「終わりだよぉ……」
斬、とスロウの形をしていたスライムが両断される。上半身と下半身に切り裂かれた偽スロウは、ドチャリと床に落ちるとドロドロと溶けて粘液へと変わっていった。その光景に思わず吐き気を覚えた俺は、口に手を当て目を逸らす。
「大丈夫ですよ、わたしはここにいます」
「スロウ……」
すがるようにスロウに抱きつき、スロウの温もりを感じて気持ちを落ち着ける。ふう、と息を吐くと、申し訳ないと三体に頭を下げた。始末をさせてしまったこともそうだし、そもそも罠に嵌ったこともそうだ。
「まあそれはしょうがない部分もあるからいいわ。それより問題なのは」
「これ、多分村そのものがスライムに侵食されてるよぉ……」
流石に、こんな夜に騒ぎを起こしたのにも拘らず宿の住人も村の誰かしらも出てこないなんてことはありえない。小さな村なら尚更だ。
つまり、この村自体が巨大な疑似餌、そういうことになる。
「村の住人、どーなったんでしょうか」
「まあ、全部食われたって考えるのが妥当だろうな……」
「そこまでの被害となると、流石に魔王級かしら」
「ちゃんとした魔王級、ってことぉ……?」
だろうな。シトリーの言葉に頷いた俺は、さてではどうするかと皆を見た。依頼は調査なので、ここまで情報を手に入れれば依頼としては達成したということになる。
なるが、じゃあこの村一つ壊滅させたであろうスライムを放置しておくのかと言われれば。
「こいつには個人的な恨みもあるしな」
仲間の姿をコピーされたり、愛しの彼女の姿で誘惑してきたり。俺としてはまあ討伐するには十分な理由がある。
そんな俺の意見に、スロウはエミルがやりたいなら、と同意した。それについてはいつも通りだが、それに加えて自分も個人的に恨みがある、と言葉を続ける。
「あのスライム、エミルにキスしたらしいじゃないですか! 絶対ぶっ倒します!」
そう言って拳を握るスロウを見て、まあ元々反対する気のなかったアリアとシトリーであったが、そういうことならと頷いた。