【悲報】ワイ転生者、皇帝の子として生まれたのに立場が終わっている 作:名無しの皇帝
戦争皇帝、必勝皇帝、その他の名声を持った男がいた。
その者こそ、コスラリワ王朝の中で独立した最初の領主たるアレクナル家の嫡男、後の皇帝である。
マルス・アレクサンドロスという自らの名前を皇帝になった後彼は捨てた。
そう、彼こそ全ての戦争で勝利した。伝説の生ける悪魔にして頂点。
ルイジェバル・アレクサンドロス・パニラエス・マルス。
とは言っても、皇帝になるのには時間がかかった。
タレント、または神の贈り物ギフトとも呼ばれる、人が稀に持つ才能。
彼が持つタレントは遠・隔・指・示・、生・命・力・、多・重・処・理・。
遠隔地へと兵を進める際に指揮を取り続け、戦場を常に把握する多重処理と遠隔指示。そして生命力のギフトにより得る圧倒的な力。
周りの近衛より頭2つ分ほど飛び出る、屈強な体格。 衰えを知らず、病にもかかること無く、そして圧倒的な力。
その神秘性故に、王ではなく皇帝と名乗った。
アレクサンドロスは自らの地方をパニラエス帝国と名前を改めて諸侯貴族から1国の王となった。
コスラリワ王朝はもはや腐り果てたかつての栄光など何も無い役人の腐敗や汚職に塗れた無法の王朝であった。そしてアレクサンドロスはそれを見て最優先で、統一指針を作り上げた。
これによりパニラエス帝国では役人はその人物がもつ才能により登用されるようになり、監査役をアレクサンドロスが担った。
そして次にパニラエス地方の村と村を繋げる道路整備を推し進めた。
次に識字の役人という職業を作った。
そして……ようやくアレクサンドロスはついに、パニラエス地方において完全な支配を確立した。
ようやくというには早すぎる、6年であった。
そしてついに隣の領主、アレクナル・ボークスと戦う。
この当時は24歳で、アレクサンドロスがした最初の戦争というのにはあまりに規模が足りなかった。
士気が下がらず98%〜100%付近をキープ、そして皇帝の命令なら死してもそれは正しいと思える、1種の狂信。
ボークスは逃げ出した。 少数ではあったが重装槍兵による騎馬突撃は力強く、徴兵された歩兵程度軽く薙ぎ倒してやれると確信していたのはどこへやら、羊が狼の群れに追い立てられるように逃げていた。
騎馬は突然騎士を振り落とし、自ら陣地に逃げ帰ったかと思えば水瓶を全て割り自害した。
(──どうしてこんなことに!)
唖然とすることしか出来なかったが、我に返り馬車で逃げようとしたころ……災厄と出会った。
「貴様だな。愚兄とはいえここまで愚かとは思わなかった。」
突然、天地が回った?いや、天地が回ったのではない。馬車が回転したのだ。
ボークスの馬車が横転していた。いや、横転させられたのだ。
車の重要な部品な、車軸。それがアレクサンドロスの蹴りで破られていた。
無茶な力が加わって、砕けた圧倒的暴力の君臨を示す車軸の完全破砕であった。
タレントまたはギフトとして表される、生命力は所有者に千人力の持久力、パワーを与える。
「血の繋がった兄とは言えど、それが容赦する理由にならない」
そしてボークスに馬車の扉を指で千切りながら冷酷な死刑宣告を通達した。
「反乱罪は鋸による指落としに加え領主の裁量により罪を上げ下げできるのだ。貴様が知っていないはずがあるまい?」
ボークスはまるで、玉のようなその体を贅肉の1片まで摘まれているように感じた。悪意の奔流に当てられたのだ。無理もない。相手は年の離れた弟と侮った相手が獅子より強く悪魔より恐ろしい人間だったのだ。
「お前には暗室で気が狂って自害するまで生かし続けるという償いをしてもらおうか。」
「安心しろ、治癒魔法なら私は何時でも発動できる。指先なんてすぐくっつくさ。」
「──あ、ああああああああああああ!」
ボークスが見たのは、暗がりから転がってきた血塗れの自分の頭。恐怖のあまり死の幻覚を見始めたが発狂には遠い。
皇帝になる前の話……需要あるかな?
ちなみにタレントは知力や力関係のものならどこでも優遇されるし、ものづくり系統なら職人としてめちゃくちゃ儲かるレベル。
3つも授かるアレクサンドロスは例外。基本はひとつのみ、もしくは2つまで。
設定集っぽいやつ……いりますか?多分活動報告に書きます
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いる!
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いらない!
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超ほしい
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超いらない