赤髪海賊団副船長 赤鼻のバギー   作:あんこロ。

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第二話 さらば赤髪海賊団!また会う日まで

フーシャ村─────

 

 

 

「よう、ルフィ。早速だが、能力者になる気はねェか?」

 

パカッ

 

「それってもしかして、バギーが言ってた悪魔の実ってやつか!?」

 

「ああ。詳しくは中で話そう」

 

 

 

 

酒場──────

 

 

「それでな、ルフィ。バギーのやつが、どうしてもって言うから……」

 

「ああ。おれの弟子だからな。強くしてやりてェんだ。

奪ったときにやつらは身体がゴムになるって言ってたし、

きっとゴムゴムの実なんじゃねェかなってな」

 

「そっか!わかった。

それじゃあゴムゴムの実、食べさせてもらうよ」

 

ガブリ

 

「不味い!」

 

モグモグ

 

ガブリ

 

モグモグ

 

「……って食い続けるのかよ!」

 

「うん。残したらもったいねェしな」

 

「ぎゃーっはっは!まあいい!

これでゴムのような身体になったハズだ!」

 

「うん!それで、どうやって戦えばいいんだ?」

 

「ん?」

 

「だから、どうやって戦えばいいんだ?バギー」

 

「………ノリで?」

 

「おい!バギーは能力使いこなすのにどれだけかかったんだ!?」

 

「そう熱くなるな!とりあえず外でだな………」

 

 

ガランガラン……!!

 

「邪魔するぜェ」

 

「おっ、山賊か」

 

「ああ。おれ達は山賊だ。

────が、別に店を荒らしにきた訳じゃねェ。

酒を売ってくれ。樽で10個ほど」

 

「ごめんなさい…お酒は、今ちょうど切らしてるんです」

 

「おっ?酒なら船にあるぜ?おれが取ってこよう!」

 

「おお、心優しい海賊さん達でよかった。

しばらく居座らせてもらうぜ」

 

十数分後────

 

「ほらよ!酒樽10個!」

 

「ああ、ありがとよ。いくぞ、てめェら!!」

 

スタスタスタ………

 

ガランガラン

 

「ふぅ、行ってくれたか」

 

「いいのか?シャンクス、バギー」

 

「いいんだ。ああいう連中は、関わると面倒だ」

 

「だな。それに、嫌な感じの未来が見えたんでな。

触らぬ神になんとやらだ」

 

「そうなのか。よし、修行だァー!」

 

「おう!とりあえず外に行こうぜ!

てめェらも一緒に来い!」

 

「はいよ」

 

「じゃあな、お頭。行ってくる」

 

「おう」

 

 

 

森────────

 

「よし。ここなら被害もそう出ないだろう。

いいか?まずはどこまでが能力の効果範囲なのか試してみるんだ」

 

「う、うん!」

 

「たしかゴムになるんだっけか………

よし!腕を後ろに引いて、腰を落とす。

そして少し助走をつけてから、そのあと思いっきり素振りしろ!

地面と平行……つまり下や上に向けないで

まっすぐ一直線に向かってだ!それと、武装色は使うなよ?」

 

「わかった!ゴムゴムの……(ピストル)!!」

 

ぐ───ん

 

「うーん、ざっと20メートルくらいだな」

 

「そっか」バチンッ

 

「ところでルフィ。ゴムゴムの(ピストル)ってなんだ?」

 

「バギーみたいに、技に名前をつけた方がかっこいいだろ?」

 

「そうだな!それじゃあ、毎日殴ってた岩を見せてくれ」

 

「おう!こっちだ!」

 

タッタッタッ……

 

 

森の奥────

 

 

 

「………でっけェな」

 

「うん!これで4個目なんだ!今までのは素手で簡単に割れちゃってさ!」

 

「武装色は使ってねェよな?」

 

「ああ!もちろんだ!!」

 

「なるほど。ならネクストステージに行ってもいいかもな」

 

「ネクストステージ?」

 

「ずっと前に、おれとシャンクスが触れねェで

剣と拳(に挟んでたナイフ)をぶつけ合ったことがあっただろ?」

 

「あー!あれか!」

 

「あれは武装色を極めるとできるようになるんだ。

もちろん、それ以外の要因もあるがな」

 

「どうやるんだ?」

 

「そうだな……まずは通常の武装色をおれに打ってみろ」

 

「うん!「武装色」硬化!ゴムゴムの……(ピストル)!!」

 

ぐ────ん

 

「「武装色」硬化!」

 

ガチィン…

 

「いってェ!!」

 

「やはりな……

ちなみにいまの武装色が未熟だったら、お前の拳が砕けてた」

 

「まじか!」

 

「武装色のネクストステージは、一部分にだけ覇気を流すんだ」

 

「ん?どういうことだ?」

 

「たとえばだが、ルフィは武装色を使うときに、

拳にのみ意識が行ってるだろう?」

 

「うん!」

 

「そのときに、拳以外の場所の覇気も拳にまとめて流すんだ。

すると、覇気が拳の内と外、両方に流れるんだ。

そのとき、武装色はネクストステージに上がり、内部破壊を可能とする」

 

「なるほど……?」

 

「要するに、破壊力が増すんだ!!わかったか?」

 

「うん!拳以外の覇気を拳にまとめて流すんだな!」

 

「おおとも!ただし寸止めだ。拳を当てたらダメだからな!」

 

「えぇ~、ムズかしいな……

まだゴムの身体に慣れてないしな~」

 

「まあいい。これは宿題だ。つぎに見聞色を見せてみろ」

 

「わかった」

 

ブン     ブン

 

ひょい    ひょい

 

キイィィィィン

 

『どうだ?成長しただろ!』

 

『ああ。上出来だ』

 

『おっ?このガキ、おもしれェ動きしてたなァ……』

 

『なんだ!?離せ!』

 

シュゥン

 

「どうだ?成長しただろ!」

 

「ハデにまずいな…ルフィは隠れてろ!」

 

「なんでだ?」

 

「いいから!岩の陰に隠れろ素っ頓狂が!」

 

「……わかった」

 

「副船長の見聞色か。

おれはルフィが自慢したところまでしか見えなかったぞ」

 

「おれも!」

 

「いいかァ!野郎ども!!とりあえずルフィを守れェ!!」

 

「「「おう!!」」」

 

「………ん?こんなところでどうした?海賊さんたちよォ」

 

「なぁに、ピクニックですよ。天気もいいんでね」

 

「そうかい。この森はたまに熊が出るから気ィつけるこったな。

あばよ」

 

「はい!ご親切に、どうもありがとうございます」

 

テクテクテク…………

 

「「「ふぅ~~~………」」」

 

「副船長、下手(したて)に出過ぎじゃないすか?」

 

「いいんだよ!ルフィを守れるなら………」

 

キイィィィィン

 

『見損なったぞバギー!いくら相手が偉そうだからって、

ケンカを挑まないなんて男じゃないぞ!海賊じゃない!!』

 

シュゥン

 

「まずい!おれの信用がなくなる………」

 

「おれも見えた。どうするんだ副船長」

 

「ここは、素直に説明すべきか………?

いや!あえて山賊とケンカさせてみよう!」

 

「おいおい、そりゃ危険すぎやしないか?」

 

「大丈夫!アドバイスはする!」

 

「フッ、そういう問題か?」

 

「見損なったぞバギー!いくら相手が偉そうだからって、

ケンカを挑まないなんて男じゃないぞ!海賊じゃない!!」

 

ダッ……

 

「どこへ行くんだ?ルフィ」プカプカ

 

「あの山賊たちにケンカを挑む」

 

「ならアドバイスだ。おれもやったが、武装色は身にまとえるんだ」

 

「あっ!そういえば!!」

 

「全身を武装色で硬化させると、どんな銃弾や刀も効かねェんだ。

修行の成果を見せてくれ!おれは空から見てるからな!じゃあな」

 

「うん!おれ頑張るよー!!」

 

しゅるるるる…………

 

「よし!各自、剃か月歩でルフィのことを見張るように。

できない新入り共はあとから追ってこい。じゃあな!」

 

タタタン!!タタタン!!

 

「よし、それじゃあおれは……剃!」ビュン

 

「副船長やベックマンに続け~!」

 

「「「おお!!」」」

 

タン!タン!タン!

 

ビュン

 

ヒュン

 

 

 

 

「おい、山賊!」

 

「あァ?なんだ?小僧」

 

「シャンクスとバギーたちの代わりに、お前を成敗してやる!」

 

「生意気な………やっちまえ!」

 

ブン

 

ひょい

 

ブン    ブン  ブン

 

ひょい   ひょい ひょい

 

「どうした?そんな遅いと当たらないぞ?」

 

「くそっ!なにやってやがる!!なら銃だ!」

 

バンバン!

 

びよ────ん

 

「ふんっ!」

 

びゅん!

 

「なんだこいつ!?バケモンだ!!逃げろォ!!」

 

「なるほど。身体がゴムになったから、銃は効かねェのか。

あっ!逃すか!たしか前にバギーはこう……

一瞬で地面を何回も蹴ってたな」

 

「なにっ!?ルフィのやつ…

いつの間におれの剃を見ていたんだ?」タンッ!タンッ!

 

「たしか名前は……ソル!!」シュン

 

「なにィ!?いつの間にか正面にいるだと!?」

 

「観念しろ!山賊!」

 

「だったら……煙幕だ!」ボウン!!

 

「なんだと!?」

 

「来い!ガキ!」

 

「うわぁ!!助けてくれ~!!」

 

「よォ──し、野郎ども!ルフィを助けるぞォ!!」タンッ!タンッ!

 

「「「うおおおおおお!!」」」

 

「見聞色と目視もあるから、簡単に居場所はわかるぜ!

あそこだ!!」

 

ヒュン!

 

グサッ

 

「うおっ!?いてぇ!なんだ!?」

 

「このナイフは、バギーか!」

 

タタタン!タタタン!

 

「すげェ……空中を歩いてる…!」

 

「なんだこいつは!?」

 

シュタッ…

 

「いい加減に観念するんだな」

 

「こうなったら、コイツを海に投げ捨てて……!」

 

ヒュン!

 

グサッ

 

「ぐおっ!目がァ~~~!!」

 

「これ以上ふざけたことをするんなら、

出るとこ出てもいいんだぜ?」

 

「わかった……なら道連れだ!!」ブンッ

 

ルフィが海に投げ捨てられ、当然のようにおれの意識はルフィに行く。

 

「よっしゃ!死ねェ!」

 

カチャッ

 

「や、やべェ!硬化が間に合わね………」

 

「ふっ!」ドヒュン

 

「なんだ!?」

 

「神避!!」

 

「ぐあああああ!!」ボチャッ

 

「よくやったシャンクス!バラバラ緊急救助!!」バラバラバラ……

 

ポスッ

 

「ふぅ、助かった。ありがとな、シャンクス!バギーも!」

 

「いいってことよ」

 

それから数日間、おれはルフィに覇王色の覇気のコツを教えた。

 

きっとおれのいない時間に覇気を成長させるだろう。

 

こいつ……ルフィは、教え子の中で一番成長速度が早かったからな。

 

ついでに、六式の剃と月歩もしっかりとやり方を教えた。

 

いつか役に立つだろうしな。

 

「……でな、覇王色の覇気は、一瞬だけブチ切れるイメージだ」

 

「なるほどな」

 

「よう、バギー。ルフィも!やってるな。調子はどうだ?」

 

「あァ?歴代一位の吸収率だ。コイツはおれの愛弟子さ!」

 

「しししっ!」

 

「そうか。………それとルフィ。大事な話があるんだ。

悪いが、酒場に来てくれ」

 

「なんだ?」

 

「………そうか、もうこんな時期か」

 

「?」

 

 

 

酒場─────

 

「なんだよ?シャンクス。改まって」

 

「実はなルフィ……

これからの船出で、もうフーシャ村には戻ってこない。

すまないな」

 

「そっか。まぁ、いつか来るって覚悟してたけど、さみしいな」

 

「おれたちもだ。なんかできれば嬉しいんだが………」

 

「じゃあ、シャンクスの麦わら帽子くれよ!!

おれ、絶対シャンクスたちよりすごい海賊になってやるから!!」

 

「そうか。なら、貸してやる。いつかきっと返しに来い。

立派な海賊になってな」

 

「うん!バギーは?」

 

「え?」

 

「バギーも思い出のアイテムくれよ」

 

「……つってもおれ様は特製ナイフ30本くらいしか渡せねェぞ?」

 

「うん!じゃあ3本くれ!!」

 

「いいだろう!ルフィはおれにとっても愛弟子だしな。

でも、おれたちのこと、忘れんなよ?」

 

「うん!!」

 

 

 

港──────

 

 

「ナイフも無くすなよな!ワイヤーでキツく縛っておいたから!

投げたら回収しておけよ?失くしてたら、再会したときに怒るからな!」

 

「おう!!」

 

「そして覇気も鍛えておくんだな。つぎ会ったら、敵同士だ!!」

 

「ああ!!そのときは、勝ってみせる!!」

 

「ぎゃーっはっはっは!!ならせいぜい、

俺たちの背中を見て育ったって証明してみるんだな!

それじゃあ、シャンクス!」

 

「ああ!錨を上げろォ!!帆をはれ!!出航だ!!」

 

「元気でな────!!」

 

「ああ!!ルフィ!いつかお前が海へ出てから、

お前の手配書が出回ったら、絶対チェックするからな!!」プカプカ

 

「わかった!!」

 

しゅるるるる…………

 

「じゃあな!!」ポロポロ

 

 

 

 

数ヶ月後─────

 

シャンクスやバギーがいなくなって数ヶ月が経った。

 

おれはバギーに言われたとおりに、

 

森の猛獣たちを相手に、覇気と剃や月歩を実戦で鍛えまくっていた。

 

そんなある日、じいちゃんが帰って来た。

 

「あっ!じいちゃん!」

 

「よう、ルフィ。村に海賊は来なかったか?」

 

「来たぞ!シャンクスとバギーってやつらがかっこよかった!!」

 

「なんじゃと!?よし!わしについてこい!!」

 

 

コルボ山─────

 

ドン  ドン

 

「ダダン!!出てこい!!」

 

「~~~~~~」

 

「──────」

 

じいちゃんたちが話してる中、近くに小さい気配がした。

 

ぷっ

 

ひょい

 

「ほう、おれのツバを避けたか。やるなお前」

 

「ああ!見聞色の覇気って言うんだ!!」

 

「おお、エース」

 

「うおっ!!帰って来てたのか、エース!!」

 

「ところでルフィ!お前、覇気が使えるのか?」

 

「うん!バギー師匠に教えてもらったんだ!

未来もちょっとなら見えるし、たまになら触れねェのもできるぞ!」

 

「本当か!?将来有望じゃな!

そしていずれは最強の海兵になるんじゃ!」

 

「ちがう!!おれは海賊王になるんだ!!」

 

「フザけた口をたたきおって!!」

 

ぶんっ

 

ひょい

 

「おせェぞ?」

 

「なんじゃと!?」

 

ぶんっ   ぶんぶんっ!

 

ひょい   ひょいひょい

 

「す、すげェ……あのガキも、ガープさんも……!」

 

「ふぅ………まあいいわい。ルフィ、あいつがエースじゃ。

歳はお前より3つ上。今日からこいつらと一緒に暮らすんじゃ。

仲良うせい!」

 

「決定ですか!!?」

 

「………何じゃい」ギロッ

 

「お預かりします!!!」

 

ダダンのすみか──────

 

キイィィィィン

 

『さっき見てたけどお前すげェな!

おれにもそのハキっての、教えてくれ!』

 

シュゥン

 

「いいぞ!」

 

「さっき見てたけどお前すげェな!おれにもそのハキっての……

って、あれ?なんでおれの言おうと思ったことがわかったんだ?」

 

「だからさっき言っただろ!バギー師匠に習ったって!」

 

「まじかよ……ならおれも、そのバギーって人に習いてェ!

そいつはいまどこにいるんだ?」

 

「海賊だからなー。どこだろうな?

心配すんな!おれが教えてやるよ!!」

 

「そうか。じゃあ、明日はおれについてこい!

会わせたいやつがいるんだ!」

 

「おう!わかった!」

 

 

翌日──────

 

「テストだ!本当にお前がおれより強いなら、ついて来てみろ!!」

 

ガンッ

 

ゴロゴロゴロ…!!

 

「大木か!!避ける必要もねェ!「武装色」硬化!」

 

バリバリバリィ

 

「す、すげェ……」

 

 

橋────

 

キイィィィィン

 

『おれが殴り落とすから、なんとかしてみろ!』

 

シュゥン

 

「おれが殴り……」

 

「剃!」シュン

 

「落とすから………って、いねェ!」

 

「こっちだぞ!」

 

「わあああああ!?」

 

「おいおい、驚きすぎて落ちるなよな」

 

「あ、ああ」

 

「つぎは川だ。岩から足を滑らすなよ?」

 

「なら平らにしてやる!」

 

「は?」

 

「「武装色」硬化!ゴムゴムの………(ピストル)!!」

 

ぐ───ん!

 

ドガッ

 

ガラガラガラ………

 

「す、すげェ……!てか、なんで腕が伸びるんだ!?」

 

「ゴムゴムの(ピストル)だ。まだ腕を押さえないと制御できないんだけどな」

 

「話聞けよ!!」

 

「ああ……おれ、ゴムゴムの実を食ったんだ!」

 

「………世の中にはそんなモンがあるのか!?」

 

「ああ!世界は広いんだ!!」

 

「そうか!よし、おれたちの仲間にしてやる」

 

「おれより弱いのにか?」

 

「なんだと!?」

 

「ていうか、おれたちってどういうことだ?

もうひとりいんのか?」

 

「……昨日話したよな?まあいい。ついてこい!」

 

 

 

グレイ・ターミナル─────

 

「この奥だ!」

 

「おえっ!!くっせ~、何だここ」

 

「いいから来い!」

 

ひょい

 

ぐ────ん

 

キイィィィィン

 

『サボ!サボいるか!!』ボソッ

 

シュゥン

 

バチンッ

 

「サボって誰だ?」

 

「なんでそれを!?」

 

「未来が見えたんだ!」

 

「………ウソだと思ってたが、どうやら本当らしいな」

 

「おっ、エースじゃねェか。ん?誰だそいつ?」

 

「おれはルフィ!いつか海賊王になるんだ!!」

 

「ただの生意気そうなガキじゃねェか」

 

「いや、こいつは本物の海賊に修行をつけてもらったらしいんだ。

すげェつえぇぞ」

 

「うーん、エースが言うなら本当みたいだな」

 

「ん?大人の気配がする……しかもこっちに来るぞ?」

 

「本当か!?隠れろ!」

 

「おう!」

 

「よし。……って、ルフィがいねェ!」

 

「ようお前ら。海賊か?」

 

「ああ、そうだ。小僧、エースってやつ知らねェか?」

 

「おれに勝てたら教えてもいいぞ?」

 

「あのバカ……!」

 

「よし!まずは手始めに、おれと戦うにふさわしいか調べてやる!

おいっ……!!!」ギロッ

 

ドサ……ドサドサッ……

 

 

「ひとりだけ残ったな。お前は、おれと戦うにふさわしいみたいだ!」

 

「なにをした!?」

 

「覇気」

 

「ハキ?なんだそりゃ?ふざけたことを!!」

 

ブンッ

 

「一発だけ受けてやる。来い!「武装色」硬化!」ガッチリ

 

ドカッ

 

バリバリ………ブシュッ

 

「いってェ────!!」

 

「バギーの言ってたことは本当だったのか!

たしかにあのオッサンの拳が砕けたぞ!」

 

「ひ、ひいぃぃぃ!!」

 

タッタッタッタ………

 

「しししっ。猛獣たちよりは弱いな!あのオッサン」

 

「お前、本当につえェな!」

 

「だろ?おれの言ったとおりだ!」

 

「弟子になりたいんだったか?」

 

「ああ!」

 

「教えてくれ!!」

 

「えー…!?いいぞ!」

 

「最初のえー…!?は何なんだよ!」

 

「まあまあ。それよりルフィ、お前教え方ヘタとかじゃないだろうな?」

 

「大丈夫!おれの師匠のやり方を思い出しながら教えてやるよ!」

 

「不安だ……」

 

「おれもだ……」

 

 

 

 

そして 7年後………

 

 

「……あれから、色々あったな……」

 

「ああ。サボは海で消息不明……

ダダンたちが言うには死んだらしいが、おれは信じねェ!」

 

「そうだそうだ!サボはエースと並ぶ強さだったからな。

ふたり合わせてやっとおれと互角だったけど」

 

「ああ。……ルフィ、お前は本当に海賊王になるかもな」

 

「しししっ!ああ!絶対になってやる!」

 

「おれは海賊になって、お前に負けねェくらいに強くなる!!

そして、おれの名を世界に知らしめてやるんだ!!」

 

「おう!3年後におれも出航だ!必ず強くなれよ、エース!!

そして、今度会うときは敵同士だ!!」

 

「おう!すぐに名を上げてやる!!」

 

「頑張れよ~!エース~~!!」

 

「ああ!」

 

 

エースを見送って数時間後────

 

「ゴムゴムの………弾丸(バレット)!」ピタッ…

 

ドゴォン

 

ガラガラガラ………

 

「よし!触れない武装色は完璧だな。つぎは見聞色だ!」

 

ガヤ   ガヤ

 

「よし。このコルボ山からフーシャ村の人たちの気配がする!

見聞色も………」

 

キイィィィィン

 

『クワァ』プッ

 

ぽとっ

 

べちゃっ

 

『うわァ!鳥のフンだ!汚ねェ!』

 

シュゥン

 

「クワァ」プッ

 

ぽとっ

 

ひょい

 

べちゃっ

 

「危ねェな……見聞色も完璧だ。覇王色はいいや。

よし!じゃあ、新技を考えるか」

 

「ゴムだからできること……ゴムだからできること……

うーん、思いつかねェ!!

………まァ、仲間が増えてからでいいか。

それまでは覇気と月歩と剃ってやつの修行だ!」

 

 

そして3年後………………

 

 

 

フーシャ村─────

 

 

港──────

 

「グルルル……」

 

「近海の主か!!ちょうどいい!腕試しだ!「武装色」硬化!」ガチィン…

 

ガギッ!!

 

ボロボロボロ……

 

ザパン…

 

「はっはっは!!歯が砕けたか!!武装色も絶好調だ!!

シャンクスの帽子に、腰にバギーのナイフ!

準備万端!よっしゃいくぞ!!!海賊王におれはなる!!」

 

 

 

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