『あなたの転生』~一般通過宝具持ち転生者の人生~   作:砂漠谷

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幼少期の成長パートは一回で終わりました。それに応じて、サブタイトルをわかりやすく変更させていただきたいと思います。


幼少期シナリオ・成長パート4&result

 『あなた』は、ウェルスの判断が正しいと感じた。

 あなたは、父が用意する鳥籠での教育も、母の願う普通の小学生への道も選ばなかった。

 その小さな手でつかみ取ったのは、目の前の胡散臭い老賢者――ウェルスの手。

 この身に宿る呪いをただ封じ抑えるのではない。完全に支配し、我が物とするために

 

『修行』重点の幼少期を送る

小学校には行かず、呪いのコントロールを中心に、念能力についても学ぶ。

 

 そして用意されたのは、都市の喧騒から遠く離れた、静かな村落の外れに立つ一軒の別荘だった。豊かな森と清流に囲まれたそこは、修行の場であると同時に、世界からあなたを隠すための結界でもあった。

『ここであれば、万が一呪いが漏れても被害は最小限に抑えられる。最悪の場合が起こっても、村ごと買収して"もみ消せる"』

 父らしい、愛情と合理主義に満ちた言葉だった。

 

 こうして、あなたの新しい日常が始まった。

 師匠であるウェルス、そして父の使用人からあなたの専属の世話人となったイヴァンとの、三人だけの閉鎖された生活。

 

 ウェルスは週に数度、山のような古文書と課題を携えてやってくる。彼の指導は驚くほど理論偏重だった。オーラを練るための瞑想一つにも、心源流の裏指南書から、果ては古代山岳密教の経典まで、膨大な知識を詰め込まされる。十分な理解なき実践は死を招く、というのが彼の口癖で、毎日のように行われるペーパーテストに合格するまで、実践的な修行は一切禁じられた。

 食事や掃除、体術の基礎訓練はイヴァンの担当だ。彼は寡黙だが、その所作は、念を使えないながらも一切の無駄がなく、あなたを常に守る影のようだった。

 

 そして、月初めの週末は、世界で一番待ち遠しい日。父母と姉が、たくさんの荷物と都会の匂いを乗せて、黒塗りの車でやってくる。

 父は修行の進捗をウェルスとイヴァンに厳しく問い質し、母はあなたの頬の痩け具合や心の調子を心配し、姉は高校であった他愛もない出来事を、宝物のように話してくれた。

 嵐のような二日間が過ぎ、彼らが帰っていく日曜の夕暮れは、いつも少しだけ寂しかった。

 

 修行を始めて半年ほどが経ったある日のこと。

 その日、あなたはついにオーラを“覚醒”させた。

 世界が色鮮やかになり、全身を駆け巡る万能感に打ち震えた瞬間――パリン、と首元の『安全装置』に小さな亀裂が入った。

 『いかん!』というウェルスの声と同時に、制御を離れた呪いの奔流が周囲の空間を歪ませる。慌てて抑え込んだが、床には黒い染みが、壁には奇妙な傷が残った。あなたの呪いは、あなた自身には牙を剥かない。だが、あなたの周囲にあるもの全てに、無頓着で、無慈悲だった。

 この日を境に、あなたは呪いの完全な『制御』を修行の最重要目標に据える。

 瞑想や自己暗示、そしてオーラコントロールによる内的統制。呪い封じのネックレスの自作を目標にする外的統制。あなたはその二つを主な目標にし、修行に励んだ。

 

 修行を始めてから一年目。

 心源流でいう『凝』がようやくモノになり始めた頃。その夜は妙に寝付けず、あなたは小さな冒険心に駆られて、師であるウェルスの書斎をそっと覗き見た。

「クソっ、何度計算しても同じ結論に行き着く…!」

 

 月明かりに照らされた机で、ウェルスが頭を抱えている。その声には、焦りと、そして純粋な探求者の興奮が入り混じっていた。

 

「乳幼児が無意識に纏うオーラが、"発"として周囲に影響を及ぼす…最初はそう考えた。だが、__の呪いの力は、そんな生易しいものではない。この構築式は、既知の念能力の十一次元的な解釈では説明がつかん。――まさか、"外"から持ち込まれた『厄災』そのものだとでも言うのか…?」

 

 自分の力が、この世界の常識では測れない何かであること。それは、幼心にも理解できた。

 だが、本当にあなたを凍りつかせたのは、その次に続いた、絞り出すような師の呟きだった。

 

「ベルよ……お前のように、__を死なせはせん。ワシが必ず、あの子にこの呪いを乗りこなさせてみせる」

 

 ――呪いは、あなたを殺しうる。

 その言葉が、冷たい楔のように胸に突き刺さる。なんとなく、味方だと信じていたこの力は、本当は私を殺すためのものなの?

 もやもやとした黒い霧が心を覆う中、あなたはその夜、初めて悪夢を見た。

 

次の日、あなたは意を決してウェルスに尋ねた。昨夜の言葉の意味を。

 ウェルスは一瞬目を見開いたが、すぐに全てを察したように深く頷くと、あなたの目線まで屈み、諭すように語り始めた。

「お主の呪いは、どうやら術者を直接傷つけるようには出来ておらん。ワシが言ったのは、そういうことではない。…もし、お主がこの力を制御できず、仲間を、家族を傷つけるような事態を招けば、お主自身が『危険因子』として、誰かに処分されかねんということじゃ」

 彼は、そこで一度言葉を切った。

「…ワシの古い友人も、似たような力を持っていた。奴は力を暴走させ、守りたかったはずの仲間を傷つけ、その結果…まあ、昔話はよそう。要は、お主が悲しい結末を辿らんために、ワシは制御を最優先に教えとるわけじゃ」

 

 『太歳頭上動土』には、もともと敵味方の判別機能がない。それを知った時、あなたは決意を新たにした。誰かを傷つけないために。そして、自分が 『処分』されないために。この力を、より深く、完全に支配しなければならない、と。

 

 修行をはじめ、三年目に至る一か月ほど前。七歳の誕生日のことである。

 あなたはウェルスの監視の下、久しぶりに実家へ帰ることを許された。

『七歳までは神のうち』。父はそう言って、少し大人びた扱いをあなたにしてくれた。

「これからは、自分の力に責任を持つことを覚えていきなさい」

 その激励は、相変わらず子供にかける言葉ではなかったが、その意味を、あなたは誰よりも深く理解していた。

 誕生日のプレゼントは、父からは複雑な紋様が刻まれた美しい短剣。母からは月の雫のようなイヤリング。姉からは、彼女が最近凝っているという、高価な装丁のタロットカード。

 父がくれた短剣は、ただの美術品ではなかった。ほのかに、しかし確実に禍々しいオーラを放っている。後で判明したが、それは一世紀前の伝説的な殺人鬼、ベンニー・ドロンが自らの手で鍛えたという曰くつきの品、通称『ベンズナイフ』の一本だった。

 ナイフに刻まれた『157』の番号を見た瞬間、あなたの魂のどこかで、錆びついた歯車が噛み合う音がした。

 人を傷つけるためだけに造られた、『剣』という概念。

 それに触れたのは、これが初めてだった。

 

 ――できる。

 一度もやったことのない行為。しかし、心の奥底から絶対的な確信が湧き上がってくる。

 あなたは無意識に、しかし流暢に、意味も理解していない詠唱を口ずさんでいた。

『So as I pray――』

 

 自らの骨肉を触媒とし、魂を歯車とする。大丈夫、家族は傷つけない。創が付くのは、自分だけ。

 あなたにとっては、それは当然のことだった。

 

「やめるんじゃ、__!」

 師の叫びは、すでにあなたの世界には届かなかった。

 

 ベンズナイフを握った小さな右腕。その肌が、内側から押し上げられる。

 ブツリ、と皮膚が裂け、肉が割れる音。

 そこから現出したのは、血に濡れた、もう一本の『157』。

 

無限の剣製(アンリミテッド・ロストワークス)発動判定

無理解により、自傷によって発動。制御により、『攻撃対象:なし』を選択。未熟により、自傷程度軽減不可

1ほど軽傷 10ほど重傷 8以上で後遺症=血肉の不足を治すために『視肉EX』が自動発動(露見)10で『視肉EX』によって治癒できない骨まで損傷し、治療のために取得経験点減少。

1d10=1 極軽傷

 

無限の剣製(アンリミテッド・ロストワークス) Lv- → Lv0

制御を獲得。『心象風景』への理解が少し深まった。

自分の肉体の一部を触媒に、『構造分析』したことのある『剣』種別の任意の物質を具現化する。爪、髪などの『死んだ細胞』は触媒にならない。

具現化した物質は任意もしくは一定時間で消失する。

 

 肉を割った、と思ったが、裂けたのは薄皮一枚だった。

 真皮に癒着するように、にょきりと生えた複製のナイフ。あなたはそれを、かさぶたを剥がすようにぺりっと剥がし、テーブルの上に置いた。

 

 完璧な静寂。ケーキの上の蝋燭の炎が揺れる音だけが聞こえる。

 一分ほど後、姉が震える声で言った。『__ちゃん、……それ、何?』

 あなたは、こともなげに答えた。『二つ目』と。

 

 ウェルスは天を仰いで頭を抱え、父はこめかみを引きつらせて無言になり、母は悲鳴を上げてあなたを抱きしめ、泣いた。

 あなたは、このカオスな家族の風景を前に、とりあえず微笑んでみせたが、焼け石に水だった。

 

 

 修行から四年目。あなたは齢八歳となった。

 今や、材料さえあれば神字を刻み、自らの呪いを封じる簡単なアイテムを自作できるまでになっていた。元々手先は器用なのだ、理論が分かれば、お茶の子さいさい――というのは、いささか誇張だろうか。

 だが、それはあくまで『自分の力』を封じる技術。他者の呪いを解く『除念』は、全く別の領域だと痛感していた。

 

 ともあれ、目標の片方である外部統制は目処が付いた。

 しかし、内的統制に関しては頭打ちだった。一度も本気で能力を解放したことがなければ、その底を知ることも、完全に制御することもできない。

 その日、師であるウェルスは、覚悟を決めた顔であなたに試練を告げた。

「村の向こうの森へ行け。そこで、お主の『一つ目』――『太歳頭上動土(タイソエイ・アウェイクン)』を、初めて全力で解放するのじゃ」

 

 情操教育を鑑み、これまで殺傷に関わる訓練を一切避けてきた師が、初めて課した危険な試練。

 ウェルスは、オーラが込められた銅鏡(知性ある生物を探知する念具)、サバイバルナイフ、GPS、そして護身用にと、大型の拳銃――デザートイーグル、最新式の50AE――まで持たせると、あなたの背中を強く押した。

「良いか。周囲に人がおらんことを必ず確認しろ。そして、できるだけ狭い範囲を、野生動物だけを対象にするよう、強く意識せい。それができれば、この経験はお主の糧となる」

 

 今日、村では年に一度の祭りがあるらしい。三時のおやつを食べ終え、森へ向かう道すがら、村の家々には提灯や松明が飾られ、どこか浮足立った空気が漂っていた。

 

現在地判定:国家

『規模7の都市がある』ことから、候補はⅤ5 + カキン帝国 +ジャポン + バルサ諸島 なおミンボ共和国はミンボ共和国もしくはパドキア共和国となる。カキン帝国は原作の情報量が多いので確率高め

1.ベゲロセ連合国 2.サヘルタ合衆国 3.オチマ連邦

4.ミンボ共和国(もしくはパドキア共和国) 5.クカンユ王国

6~8.カキン帝国 9バルサ諸島 10.ジャポン

1d10 = 8 カキン帝国

 

 この国は、そういえばカキン帝国だったな。あなたは、ぼんやりとそんなことを思い出しながら、森の奥へと足を進めた。

 

 森の奥、指定された開けた場所に辿り着く頃には、夕陽が木々の向こうに沈みかけていた。

 銅鏡で周囲に人の気配がないことを確認し、首にかけた自作のネックレスを外す。

 そして目を閉じ、精神を深く、深く、沈めていく。

 

 

 そこは、あなたの精神の最深部。禍つ星――太歳。木星の凶星としての側面だけを写し取った、仮想の惑星が眠る、静寂の宇宙。

 あなたが踏みしめるこの大地に比べればちっぽけで、あなたが仰ぐあの太陽に比べれば矮小かもしれない。それでも、一個の人間がその魂に抱えていい質量ではなかった。

 だが、あなたには資格がある。

 そして――覚悟もまた、ある。

 禍つ星を、精神のエネルギーで編んだ網に掛け、現実世界へと引きずり上げる。

 災厄の星屑群は輪の形を崩し、軌跡となって精神世界に尾を残す。

 

 現実世界において、あなたの血肉を狙う狼の群れが、あなたに狙いを定めていた。

 あなたはまだ知らないが、あなたの血肉は不老長命をもたらし、生前に口にしておけば死後蘇ることも可能という秘薬だった。

 それを本能的に察知するほどの嗅覚があったのだろうか、狼たちはあなたの肌をその牙で裂き、血を啜り、肉を喰らい、臓物を嚥下するために狙いを定めていた。

 

 狼たちが飛びかかった。あなたの柔肌に牙が突き刺さる――寸前。

 

 あなたは、目を開いた。

 瞬間、あなたの頭上に、小屋ほどもある禍つ星が、音もなく顕現する。

 星が放つ呪いの波動は、声なき魔神の咆哮を思わせた。半径百メートルに及ぶ祟りの波が、狼たちの命を弄び、その鼓動を内側から握り潰していく。眼窩から血を流し、一匹、また一匹と、狼たちは崩れ落ちていった。

 呪殺された獣の骸は、僅か数秒で腐り果て、青緑色の、生命を冒涜するかのように蠢く膿へと変わる。

 

あなたは、その光景を見て……。

 

性格判定:この後の念能力系統判定の確率変動

1.その現象に驚いた(単純で一途)

 2.能力の威力に驚いた(短気でおおざっぱ)

 3.その威力を冷静に分析した(理屈屋でマイペース)

 4.その外見に気分を損ねた(気まぐれでうそつき)

 5.その威力に満足した(個人主義者・カリスマ性あり)

 6.その匂いを不快に思った(神経質)

1d6 = 6 神経質

 

念能力系統判定

あなたは特殊な生まれのため、通常でも特質系の可能性が高い。

ただし、システム上、能力系統はフレーバーである。苦手な系統能力を開発するときは努力で補ったと処理する。

1.強化系

2.放出系

3.操作系

4.変化系

5~8.特質系

9~10.具現化系

1d10 = 8 特質系

 

 あなたは、その光景をただ静かに見つめ、そして――眉をひそめた。

 鼻をつく、腐臭。威力や現象よりも、その不潔さと悪臭が、あなたの気分をひどく不快にさせた。

 水見式を行えば、あなたの念能力系統は間違いなく特質系だろう。だが、その潔癖ともいえる気質は、具現化系のそれにも似ていた。

 

 あなたは、この四年の修行の成果を確かめ、深く息を吐いた。

 これまでの努力が、確かな『技能』として魂に刻まれていくのを感じる。精神と肉体、そして二つの『宝具』。バラバラだった歯車が、ようやく噛み合い、回り始めた。

 

精神技能点獲得判定:

魔力B++,理論派の師,自閉的環境,修行期間を総合的に考慮。

獲得判定A。

1~5:かなり(5点) 6~8:とても(6点) 9~10:驚くほど(7点)

1d10 = 10 驚くほど

 

製作技能点獲得判定:

魔力B++,理論派の師,自閉的環境,修行期間を総合的に考慮。

獲得判定A++。

1~3:かなり(5点) 4~6:とても(6点) 7~10:驚くほど(7点)

1d10 = 4 とても

 

感覚技能点獲得判定:

敏捷E,理論派の師,自然豊かな環境,修行期間を総合的に考慮。

獲得判定C。

1~5:普通に(3点) 6~8:そこそこ(4点) 9~10:かなり(5点)

1d10 = 7 そこそこ

 

その他技能点獲得判定_1:

修行期間のみを考慮し獲得判定C固定

1:運動 2:白兵 3:移動 4:生存 5:交渉

1d5 = 5 交渉

1~5:普通に(3点) 6~8:そこそこ(4点) 9~10:かなり(5点)

1d10 = 3 普通に

 

その他技能点獲得判定_2:

修行期間のみを考慮し獲得判定C固定

1:運動 2:白兵 3:移動 4:生存 5:交渉

1d5 = 5 交渉

1~5:普通に(3点) 6~8:そこそこ(4点) 9~10:かなり(5点)

1d10 = 3 普通に

 

保有技能点を確認、消費していきます……

 

現在保有技能点

運動技能点1

白兵技能点5

移動技能点0

生存技能点8 (視肉2 防弾1 単独1)

精神技能点23 (太歳の禍6)

感覚技能点7

製作技能点14(剣製1 道具1)

交渉技能点7

 

以下をあなたは新規に修得した。

オーラ総量Lv1:[生存5]=[生存4]+[生存(視肉)1]*1(関連なし)

オーラ精度Lv1:[精神5]

肉体強化Lv1:[白兵5]

構造分析Lv1:[感覚5]

物質加工Lv1:[製作5]=[製作3]+[製作(道具)1]*2(関連あり)

演技Lv1:[交渉5]

太歳頭上動土Lv1:【オーラ精度Lv1】

[精神15]=[精神]+[精神(太歳の禍)6]*2

無限の剣製Lv1:【構造分析Lv1】

[製作10]+[精神5]=

[製作8]+[製作(剣製1)]*2+[精神5]

 

残存技能点

運動技能点1

白兵技能点0

移動技能点0

生存技能点3 (視肉1 防弾1 単独1)

精神技能点4

感覚技能点2

製作技能点1

交渉技能点2

 

幼少期の成長パートを終了。冒険パートを開始します。

現在地・能力・コネクションを総合的に算定し、シナリオを策定中……

完了しました。

幼少期冒険シナリオ『ヨイ祭り』を開始します。

 

 森の静寂が、戻ってきた。

 だが、その静寂を裂くように。

 村の方角、遠くから響く、距離によって減衰した音――悲鳴。

 それを、あなたはするどく察知した。




今回はアンケートはありません。
明日……というか、一週間ほどお休みを頂くかもしれません。
色々と忙しくなってきましたので。
今後の展開に乞うご期待。
ブックマーク・感想・高評価・ここすき待ってます。
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