「雨だからダンジョンで実戦しようか」
「そんな雨の時の運動部みたいな」
空が雨模様のため克己と伽凛はダンジョンに来ていた。……もっとダンジョンに潜ったらどうだろうか
・むしろ雨の日が本番な件
・雨の日は校舎走らされてたな運動部
・我、仙山市民、……許さねぇからな運動部共が……ッ!
・何があった仙山市民!?!?
何か運動部に恨むを持ってる変なヤツがいることに伽凛は気づくが無視する事にした。地味に人気がある事に嫉妬しているのだ。
「雨が降りつつける階層とかもあるにはあるけどね。まぁ原因は何かしらのモンスターなんだけど」
「それ深層レベルなんで当分先です」
・天候に干渉するレベルの化物のさらっと話題に出してきやがった
・実際どうやって天候変えてるんだろうな
・我、仙山市民、今回は先に言っとくけど上層の入った直後辺りで天候変えるレベルのモンスター来るよとここに記す
・そのダンジョンやっぱおかしくねぇか!?
話を聞く限り、明らかにダンジョンのレベルがおかしいと伽凛は思った。……まぁ、初手で通常のダンジョンならば上層の前半に出てくる岩龍にエンカウントしている時点でおかしいのだが。
「そういえば、今日は知り合いの爺さんも潜ってるらしいから、モンスター少ないかもしれないね」
「……絶対ヤバいおじいちゃんであることが確定している気がする」
・我、仙山市民、仙山にまともな老人がいると思うなよとここに記す
・なんならお前おかしい
伽凛は何かが怒る事が確定している様な気がして一瞬気が滅入りそうになるが、まぁ撮れ高になるしいいかと切り替えダンジョンに潜って行くのであった。
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ダンジョンに潜り30分ほど経った頃
「なんか八つ裂きになったモンスターしかいないんですけど!?!?」
ダンジョンに潜った2人だったが、どれだけ歩いても八つ裂きにされたモンスターの肉片しか落ちていない
「アッチャー」
アッチャーとかいってる克己は流れる様に八つ裂きにされたモンスターをマジックバックの中に突っ込んでいる。
・アッチャーじゃないんすよ
・何アッチャーっていいながら食料確保してるんですか
克己の奇行にチャット欄ではツッコミの嵐だ。
チャット欄をチラッと確認した克己は
「だって、坂根さん斬るだけ斬って満足して狩ったモンスター回収しないからね」
どう考えても危険人物である坂根という男の名前を出し言い訳をしだした。
「切り裂き魔の類い???」
イカれた年寄りの存在に戦慄する伽凛である。……まぁ、そんな爺がいたとら誰だって戦慄するだろう。
「……そろそろ坂根さんとかち合いそうだし、間違えて斬られ無いように気をつけようか」
「斬られる可能性あるんですか!?」
・危険人物やん
・そんなやつに剣を持たすな
・ボケ老人の切り裂き魔か……
チャット欄ではそんな危険人物に武器を持たすのという声が大半を閉めている。当たり前である。
「爺さんとか言ったからボケ老人だと思っている人が多いと思うけど……あれ気配に反応して反射で斬ってたりするからもっと質が悪いよ」
「怖い怖い怖い!?!?」
伽凛はいったいどうなってしまうのだろうか。