わし様と友達な羅刹の物語、なお戦争後   作:メイシュトロ

15 / 25
エラッタのプロフィール

 

真名:エラッタ

 

クラス:アサシン

 

☆3

 

「キャラ詳細」

マハーバーラタに登場する羅刹。

ドゥリーヨダナに招かれ、気に入られた事で友となる。

羅刹らしからぬ見た目を持ち、人の中に居てもまるで違和感がない奇妙な鬼種。

何の突然変異か、あるいはどこか羅刹ではない別の鬼種が混じった結果こうなったのか……それは誰も知らない。

ただ一つ言えることは、彼には神々も魔もなんら関与していない。

彼の行いはすべて、使命も何もなく行われたものである。

 

 

「ステータス」

筋力A

耐久C

敏捷B

魔力C

幸運A

宝具C

 

 

「プロフィール1」

身長/体重:160cm・体重50kg(女性に変身時のもの)

出典:マハーバーラタ

地域:インド

属性:中立・中庸 副属性:地 

性別:本来ならば男性、ただしカルデアでの召喚においては逸話の切り取られ方の都合上女性で召喚されている

 

 

「プロフィール2」

男性の羅刹は異形として多くの場合描写されるが、エラッタは不思議な事にとても人間に近い見た目であったという。

力が弱く、他の羅刹のように狩りで人を殺せないし、あまり人を殺傷できるような性格ではなかった。

その上羅刹内で気味悪がられ、食べ物(つまり人肉)を分けてもらえなかったせいで食事をする機会も少なかった。

そんな話がどこかで噂になり「エラッタという羅刹は人を食えないのでは」という話が、都に住まうドゥリーヨダナの元にまで届く。

当時ドゥリーヨダナは長年の宿敵であるビーマが羅刹を手下にしたという噂を聞いた(厳密に言うとヒディンバーという羅刹を嫁にした)。

ドゥリーヨダナは対抗心に駆られ、自分も羅刹を手元に置いてやる!と言い出したが当然周囲は止める。

だがそれでも折れないドゥリーヨダナの為に周囲は人を食わないと噂であるエラッタを連れてきて、それで気を済ませようとした。

結果的にはドゥリーヨダナはエラッタを気に入り友となる。

 

 

「プロフィール3」

戦争開始時までエラッタの出番はあまりない。

羅刹らしからぬ高い社会性をもってしてドゥリーヨダナの周囲にも馴染んでおり、聞き上手だとドゥリーヨダナからは評価されている。

そんなエラッタは、戦争後とある大事件を起こす。

 

クルクシェートラの戦いにおける戦死者の遺体を悉く食い荒らした。

パーンダヴァもカウラヴァも関係なく。

 

これの何が悪いかと言うと、弔いができなくなる。弔いができ無くなれば、死者の魂は天に登れなくなる。

未曽有の大戦争の為、死者の数はとんでもない数であった為死者の尊厳を壊すこの行いに嘆き悲しむ者は多く国中が戦争が終わったというのに悲嘆にくれた。

そのうえにあの戦争には何某の神の化身やら転生体やら血筋やらが大勢参加していたためそれらすべてを食らいつくしたエラッタは何故無事なのか分からないが大いに栄養を付けた結果どんどん強くなってしまった。

アルジュナに倒されたカルナの死体も当然エラッタは食らっている。

息子であるカルナの昇天を待っていたスーリヤはカルナの魂が昇れなくなるエラッタの行いに大激怒し、焼き殺そうとするが取り逃してしまう。

そこでスーリヤはパーンダヴァに依頼し、エラッタを焼き殺すように命じる。それさえ果たされれば、エラッタの食らった戦死者たちも天に迎え入れられるだろうと。

最終的にはナクラとサハデーヴァの作戦によりおびき寄せられ、アルジュナに片目を射抜かれ、火葬にされる。

 

戦争に直接の関与はしてないというのに、羅刹よりも恐ろしい羅刹という大それた悪名をエラッタはこうして手に入れた。

 

 

「プロフィール4」

突然変異鬼種EX

彼は生まれついた時から他の羅刹とは違い、人のような見た目だった。ただ一つ、人を食らうその種族本能だけは据え置きで。

しかしそれは神々や魔の差配ではない、ただ骰子を振った出目がそうなった唐突な偶然に過ぎない。

立ち振る舞いも言葉遣いも見た目も気配も非常に人間のようであり、魔性を感じさせず人の集団に馴染む。

このスキルのおかげで羅刹であると悟られない。また、仮に知られたとしても警戒されにくくなる。

 

七化けの幻術B++

逸話においてエラッタは様々なものに化けている。

多くの鳥獣に化け死体を食べた事もあれば、蛇になりスーリヤを撒き、人の女に化け市井に紛れた事もある。

非常に高度かつ、複数の存在に分裂し変身することもできる。

変化スキルと似ているが、元々羅刹に備わった幻術ベースであるという点で差別化されている。

ちなみに、今回の召喚では生前この幻術で人の女に化けた逸話が反映された結果最初から女性で召喚されている。

 

 

「プロフィール5」

サイコロプランニングC++

目的意識の欠如したまま行動し、結果を発生させてしまうスキル。

目的意識が曖昧であり、骰子を振った出た出目で決めるような……つまり偶然任せの挙動を行う為、例えば同じマハーバーラタに出てくるカルナの持つ貧者の見識のような相手の本質を見抜くスキルでも本質をとらえにくくなる。

本質を前に、偶然と気まぐれな挙動のせいでそれが隠されるようなものだ。

 

エラッタのスキルは全てのスキルが絡み合い相乗効果をもたらす。

サイコロプランニングで本質を煙に撒き、見た目も七化けの幻術でその集団に合わせた化け方ができ、突然変異鬼種のおかげでそもそも魔性の者であると悟られない。サーヴァントとしての気配を誤魔化すこともできる。

このようにして相手に本質を悟られず、警戒されにくくなる。かつて生前、カウラヴァの者たちの中に溶け込んだ時のように。

 

宝具『羅刹であり羅刹より悍ましき者』

ランクC 対人宝具

クルクシェートラでの大量の戦死者食いの逸話を再現した宝具

スーリヤ曰く「大量の戦死者を食らい取り込んだ、あいつの体は戦死者の骸で出来ている」と言い放った逸話から、食らった相手の力や能力を得る。

しかしこの宝具の本当に恐ろしい点は、サーヴァントのような本来死体が残らないような存在もこの宝具に捕捉されると無理やり食べる為死体を残させるという点だ。

まさに食べる為の宝具。

食す為にいかなる相手でも死体を必ず残させるという、文字通り悍ましさを感じさせる宝具。

 

 

 

 

 

「プロフィール6」

エラッタには物騒な逸話が多いが、パーンダヴァに捕まり焼かれ残った骨から小鳥に化けたエラッタが逃げ延びた後、放浪するアシュヴァッターマンに手助けや施しをしたという逸話が残されている。

友と呼んだ人間の死体を食らい昇天できないようにする共感性の欠如した側面もあれば、三千年の放浪をすることになったアシュヴァッターマンに小鳥になったせいで言葉は通じなくとも寄り添おうとする人間性も同時に存在する。

それはどちらか一つが本性で、どちらか一つが偽りなのではない。

シームレスに「生きているうちは友達、死んだらただの肉」という価値観が彼にとっては意識するまでもなく言葉にする必要もないくらい当たり前に一貫しているだけなのである。

 

人の社会に紛れ込み、魔性を誤魔化しながら人の死肉を食らう。

人の社会システムと認知をハックするエラッタのような鬼種がもしこの特性を持ちながら個体数を増やしたらもっと大変な事になっていただろうが……結果論で言うなら、エラッタは神々や魔の関与もなく偶然による突然変異的に生まれ最終的にはたった一人同類の居ない新種としてその姿を消した。

 

でもエラッタは生前から知っている、種族の垣根無く友達は作れると。

同類が居なくても、決して寂しい思いはしないと知っている。

それはサーヴァントとして召喚されても、きっと生前と同じだ。

 

 

 

……ね?マスター。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。