不死者がヒーローとなる未来を選び取る物語   作:ちゃがまくら

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不死者の対談

教室にオールマイトと向かい凍刀止丸を収納し、机に座り話す。

 

「まず聞きたいことがいくつかあるから、聞いてもいいかい?」

「ええ、構いません」

 

何を聞きたいのかは知っているから答えを用意しておいた

 

「まず、なぜ私の''true form''を知っていたのかを聞きたい」

「それはサーから聞きました。教えてもらった理由は『唯一オールマイトを救えるかもしれない』だそうです」

 

オールマイトの表情が少し険しくなる。

怒りというよりは真剣さが増した感じで。

 

「その『救う』は、私が凄惨な死を迎えなくなるということかい?」

「サーの視点ではそうですね」

 

少し違和感を感じたのか考え

「...君の視点では?」

「僕がいなくても救われますよ」

「根拠はあるのかい?」

「根拠というより知っているが正しいですね」

 

少し考えたが答えは出なかったようで

 

「知っているとは‘’方法を‘’ということかい?」

「‘’そういう未来を‘’知っています」

「しかし君の個性は未来予知ではなかったはずだ」

 

説明が面倒だから言っちゃおうか。遅いか早いかの違いしかないし

 

「未来予知もありますよ」

「...へ?」

「未来予知もあります」

「え!?」

「なんなら未来を選べます」

「えええええぇぇぇぇぇぇ!!???」

 

口をあんぐりとさせ、ムンクの叫びのようになったオールマイト

その状態のオールマイトに更に情報を浴びせる。

 

「さっきの会議の未来予知もサーからあの情報以外にも俺が見たものも載せてます」

「...AFOからもらったのか?」

「いえ、AFO(頭FACTORY男)からもらってないですよ」

「?...ならば、なぜ二つも個性を持っているんだい?」

「普通に遺伝ですね。父方の祖父に一回限りの未来予知の個性がありました。」

「一回限り?それなら妄想だった可能性もあるだろう?」

「うちの両親が結婚の挨拶に来た際に未来を見たそうです。その時に見たのが僕の名付けの瞬間だったらしいです。」

 

少し考え込み

 

「だから未来予知の個性だと...君とお祖父様を疑ってすまない」

「疑われるのは分かってたので...不死身の方も説明しましょうか?」

「してもいいのなら頼むよ」

「まず母親が人魚の個性持ちで母方の祖父が半魚人、祖母が再生の個性を持ってました。」

「つまり母方の祖母由来の個性だと」

「それもありますが...八百比丘尼って知ってます?」

「八百比丘尼?」

「人魚の肉を食べて不老長寿になった女性のことなんですが...二百年以上前の書物に記されていることなので知らなくても無理はないかと」

「微妙に昔だね」

「まあ、その八百比丘尼が不老不死になったという説があっておそらくその伝説も影響しているのかと。実際に首を刎ねられても生き返ってますし」

「まあ実際に見たからね、死んでから生き返るの」

 

うんうんと納得するオールマイトに更に未来予知の詳細を話す

 

「未来予知も伝説ありますよ」

「そっちも!?」

(くだん)ていう死の間際に災いを預言する牛と人の混ざったような妖怪が」

「ちなみに家系に牛の個性の方が?」

「父方の祖母が牛の個性ですね。件のことをより詳細に話すなら、預言する時は人に殺される前だから災いの起こる未来を選んで復讐するっていう説もありますよ」

「こわ!?...あ、未来を選べるってそういうこと」

「あくまで‘’可能性の高いものなら‘’ですけどね」

「それなら、いいのか?」

「見る条件が‘’死んだら‘’ですから」

「つまり...デメリットなし?」

「はい」

「えぇ...」

 

そろそろ話を戻して

 

「それで見た未来ではオールマイトは死にませんよ。なんなら、AFOが死にますから」

「...殺すのかい?」

「別に干渉しなくともAFOは殺されるんですが、放っておいたときの被害の方が大きいので」

「一応、被害を聞いておこうか...」

「干渉しなければ日本はほぼ壊滅、日本のヒーローと海外のヒーローもたくさん死にます、干渉すれば街の一部が。最低限が街の一部です」

 

ここでの目的は

 

「被害を最小限にするために、協力してくれますか?」

 

彼は少し考え込んだ後

「君は最悪の未来も見たのかい?」

「見ましたよ」

「どんな様子だったか教えられるかい?」

「アレは個性を更に奪って、若返ってました。そして、日本は壊滅しOFAも奪われる。」

これは嘘だが、最終決戦でヒーローが負けた時に限りなく起こりうる最悪の未来でもある。

 

「殺すのはなしにできないのか?」

「それをして無理だったから、殺すんです」

「一度は拘束できたんだね?」

「あなたが合宿で攻めてくる敵連合に連れ去られた爆豪を救出するために向かった時にアレが出ます。そして、あなたは勝った」

「それなら...」

「しかし、敵連合には逃げられ、力をつけた彼らにアレは解放され、中の犯罪者と共に日本を半ば壊滅させました」

「…」

「半ばだったのはアレが若返るための個性を奪うための時間稼ぎとバカにすることが目的だったから」

「...」

「それでも、止めますか?」

「...あぁ、止めるとも。君には殺させない」

「僕は手を出しませんよ。‘’口‘’は出しますが」

「そうか。ならいい。アイツは...AFOは私が倒す...!」

 

オールマイトにはこれでいい

後は、青山優雅だけだ




ノリと勢いで書いたので変になってたら報告お願いします
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