ターンプレイヤー:電(バトルフェイズ)
リ級 LP600 手札3枚
<モンスター>
なし
<魔法・罠>
なし
電 LP3300 手札4枚
<モンスター> ※「燃料電池メン」以外は攻撃済み
電池メン-単三型(ATK3000)
電池メン-単三型(ATK3000)
電池メン-単三型(ATK3000)
充電池メン(ATK3300)
燃料電池メン(ATK2100)
<魔法・罠>
なし
「……私は、これでバトルフェイズを終了するのです」
勝利を目前にして下された、電の攻撃「中止」宣言。このターン中の決着を確信していた観戦者たちは、それを聞き、揃って目を剥いた。
「なっ……、ちょっと!? なに考えてるのよ電!」
真っ先に我に返った雷が、電を問いただす。
「どうして攻撃しなかったのよ! 今のバトルフェイズでダイレクトアタックしていれば、このターンで勝てたじゃない!」
眉を逆立てて、雷は電の失策を非難する。それに対し、電は首を横に振って答える。
「だからなのです。攻撃したら、相手のライフをゼロにしてしまう……だから、電は攻撃しなかったのです」
電はリ級に体を向けると、相手の目を見つめて正対した。
「あなたに、お願いがあるのです。……このデュエル、サレンダーしてもらえませんか?」
「は!?」
声を上げたのは、外野にいる陽炎である。驚いているのは彼女たちだけではなく、当事者となるリ級本人も目を丸くして電を見る。
「面と向かって言うのは失礼ですが……このデュエル、あなたに勝ち目はないのです。さっき電が攻撃を中断しなければこのターンで決着がついていたように、勝敗は歴然としています。そして、ライフがゼロになったら、あなたは沈んでしまうのです」
でも、と電は言う。
「電は、できればそんなことはしたくないのです。味方も敵も関係なく、沈む船を一隻でも減らしたい……それが、電の願いなのです。勝負がついたあとまで、無用な争いはしたくありません。今までの砲撃戦では、攻撃の加減が難しくてできませんでしたが……デュエルなら、それができるのです」
「……敵ニ、情ケヲカケル気カ? サレンダー シタカラト言ッテ、沈マヌ保証ナド、存在シナイノニ?」
「確かにその通りなのです。でも、それを言うなら、サレンダーが沈没に直結するとも言い切れないのです。少しでも可能性があるなら、電はそれに懸けたいのです」
「電、あんた正気か!?」
「そうよ、深海棲艦を助けるなんて――」
「二人とも、やめて」
鋭い口調で言った雷が、黒潮と陽炎を制する。
「ここは、あの子の好きにさせてあげて」
「なぜです、雷。あなた自身も、先ほどは電の行動に驚いていたではありませんか」
訝しげな表情を浮かべ、不知火が雷に問う。
「ええ、最初は驚いたわ。けど、電がサレンダーを勧めた瞬間に、あの子がなにを考えているのか理解できた」
「考え……?」
「そう」
雷は頷き、言葉を続ける。
「あの子は……電は、自分の信念を貫こうとしている」
「それは、電が今言ってた、沈む船を減らしたいという?」
「そうよ」
首肯した雷は、今度は三人に問いかける。
「陽炎たちは、スラバヤでの私たちの話は聞いてるかしら?」
「まあ、大まかなところは」
「確か、沈めた敵艦の乗組員を二人で助けたんやったな」
雷の問いに、陽炎と黒潮が答える。
「ええ。あの子はああいう性格だから、たとえ敵兵だとしても、漂流してる人を見捨てるなんてできなかったのよ。ま、それは私も似たようなものだったけれど」
「……つまり、これもその時と同じだということですか?」
「そういうこと」
不知火の問いに、雷は頷く。
「戦争には勝ちたいけれど、命は助けたい――それが、電が
雷は、当時をともに過ごした妹を見つめ、彼女の胸中を代弁する。
「だからこそ、電は自分の想いを貫き通したいのよ。あの時は、命を助けただけで戦いに勝つことはできず、逆に自分を含めた大勢の仲間が沈んでしまった……。救助行為そのものは後の世にも語られる美談になったけれど、勝利を目的とする軍艦にとっては、あの戦争の結末は最悪なものでしかない。それは、あなたたちも分かるでしょ?」
「せやな……」
「今度こそ、自分の信念を実現したい。電は、そう思っているわ。敵も味方も可能な限り傷つけず、そのうえで勝利する――前はできなかったことを成し遂げて、その二つが両立できることを証明したいのよ。私もあの時、電と一緒に救助活動をしたから、あの子の気持ちはよく分かる。だから三人には、静かに電の決意を見守っていてほしいの。お願い」
「雷……」
懇願する雷を前に、陽炎たちは顔を見合わせる。そして、
「……分かった。うちらも、電のことを応援するわ」
「本当?」
「もっちろん。……電! あなたの想い、このデュエルで私たちに見せてちょうだい!」
「危険な決断ではありますが……これは、電の戦いです。不知火は、彼女の意思を尊重します」
「黒潮、陽炎、不知火……。みんな、ありがとう」
「うちらこそ、雷たちの気持ちも知らずに酷いこと言いかけてごめんな」
「別にいいわ。格好つけて語っておきながらこう言うのもなんだけど、私もこれが常識外れな行動だってことは分かってるから」
「二人とも、電のターンが終わるわよ!」
陽炎の言葉により、二人は会話を終わらせ、フィールドに視線を戻す。
「電はこれで、ターンを終了するのです」
「このエンド宣言で、ターンは相手プレイヤーに移る。……はてさて。あのリ級は、素直に降伏してくれるかな……?」
リ級の右手に焦点を合わせ、鈴谷が独語する。雷たちも、同じ場所に視線を集める。
「……最後にもう一度、電の気持ちを伝えるのです。電は、敵も味方も傷つけたくありません。勝負がついたら、それ以上の争いはしたくないのです。お互いが一番傷つかずに済む方法はなにか……それを、よく考えて決めてほしいのです」
「…………」
自らの右手へ目を落とし、リ級は沈黙する。
五秒……十秒……六人の注目が集中する中、リ級は沈黙を保ち続ける。そして――
「ドローッ!!」
リ級は、電に答えを返した。
「なっ……あいつ、電の恩を仇で返しよった!」
リ級の行動に、黒潮が憤りを示す。
「どうしてなのです!? もう勝負は見えているのに……」
電の言葉を、リ級は鼻で笑う。
「フン! 馬鹿メ。コノ私ガ降伏スルト、本気デ思ッテイタノカ? ダトシタラ、トンダ ロマンチスト ダナ!!」
「ソシテ」と、リ級は一枚のカードをデュエルディスクに挿入する。
「ソノ甘サガ、貴様自身ノ命取リニナル! 魔法カード発動『貪欲な壺』!」
《貪欲な壺》
通常魔法
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。
「私ハ、墓地ノ『インヴェルズの先鋭』三体ト『インヴェルズの魔細胞』『インヴェルズ・マディス』ヲ デッキニ戻シ、二枚ドロースル!」
「このタイミングで手札増強カード……! まずいわね。リ級の手札は今三枚。引いたカードによっては、盤面をひっくり返されかねないわ」
雷が警戒の表情を浮かべて言う。その懸念は、不幸にも次の瞬間に現実のものとなる。
「フハハハッ! キタゾ、コノ デュエル、私ガ貰ッタ! 私ハ手札カラ『インヴェルズの魔細胞』ヲ特殊召喚、サラニ『インヴェルズ万能態』ヲ召喚スル」
《インヴェルズ万能態》
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻1000/守 0
「インヴェルズ」と名のついたモンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースとする事ができる。
「一気に二体のモンスターを……。でも、その二体では私のモンスターを倒すことはできないのです。召喚権も使っているので、さっきのように上級モンスターを召喚して攻めることも無理なのですよ」
「ククク……。浅ハカナ奴メ、通常召喚ガ一度シカデキナイナドト、イツカラ錯覚シテイタ?」
「えっ、でもそれはルールに――」
「ソノ ルール ヲ、変エル カード ガ アレバ、話ハ別ダ! 通常魔法発動、『
《
通常魔法
このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。
「コレデ、コノターン、私ハ モウ一度通常召喚ガ可能トナッタ。……サァ、イクゾ。私ハ、魔細胞ト万能態ヲ リリース シテ、アドバンス召喚! コノ時、万能態ハ二体分ノ リリース トシテ扱ウ!」
「三体をリリースして、アドバンス召喚……!?」
「トクト見ロ。コレガ、インヴェルズ ノ 王ノ姿ダ! 現レロ『インヴェルズ・グレズ』!!」
《インヴェルズ・グレズ》
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3200/守 0
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、自分フィールド上の「インヴェルズ」と名のついたモンスター3体をリリースして召喚しなければならない。
1ターンに1度、ライフポイントを半分払う事で、このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
「攻撃力、3200……。けど、どんなに強いモンスターでも、一度の戦闘で倒せるモンスターは一体だけ。まだ形勢逆転には――」
「インヴェルズ・グレズ ノ効果発動! ライフ ヲ半分払ウコトデ、フィールド ニ存在スル、コノ カード以外ノ全テノ カードヲ破壊スル!」
リ級 LP600→300
「そ、そんなっ!?」
「ヤレ、グレズ! ソノ チカラ デ、全テヲ葬レ!」
おぞましい雄叫びとともにグレズが四本の腕で海面を突き、大波を起こす。波は電のモンスターたちを頭から呑み込み、それらを海の藻屑とした。
「バトルフェイズ。インヴェルズ・グレズ デ、直接攻撃! クラエッ!」
「きゃあああぁっ!!」
電 LP3300→100
グレズの巨大な拳が、電を殴り飛ばす。いくら艦娘とはいえ、電の体格は子供と同程度。巨木のような腕の一撃を受け止めることなど到底できず、小石のように宙へ打ち上げられ、海面に落下した。
「電っ!!」
着水の瞬間、雷たちが悲鳴に似た声を上げる。やがて、着水によって生じた水飛沫が晴れると、海上に横たわる電の姿があらわになった。
「電、大丈夫!?」
「はい。どうにか……」
雷の叫び声に、電は立ち上がりながら応じる。
「ホウ……。コノ一撃ヲ受ケテモ、マダ立テルトハナ」
「防楯を使って、攻撃が直撃するのを防いだのです。代わりに、防楯は壊れてしまいましたが」
「攻撃ヲ受ケル瞬間ニ、ソレヲヤッタト言ウノカ……」
「言ったはずなのですよ。電のことをあまり見くびらないでほしい、と」
重い一撃を受けたにも関わらず、電は笑みを浮かべて答える。それを見た雷は、ほっと胸を撫で下ろした。
「よかった……。大したことはないみたいね」
「果たして、本当にそうでしょうか」
しかし、不知火は雷の見解に対して疑問を呈する。
「駆逐艦は、高機動性の代償に装甲を極限まで排した艦種。その防楯に、そこまでの防御力があるとは思えません」
「それは……」
不知火の言葉を受けて、雷は響とイ級のデュエルを回想する。
あのデュエルの最中、響の防楯は下級モンスターの攻撃を受けただけで歪みを生じた。彼女の同型艦である電の防楯も、その強度は変わらない。だとすれば、その程度の防御力しか持たない防楯が、本当に攻撃力3000以上のモンスターの攻撃を防ぐことができるのだろうか。
「電の表情をよく見て下さい。一見すると、彼女は余裕の笑みを浮かべているように見えますが、笑っているのは口元だけです。よく観察すると、両足も小刻みに震えているのが分かります」
「それって、電の傷は深いってこと?」
「断言はできませんが……」
不安をあらわにする雷に、不知火は答える。
「ですが、防楯がほとんど役割を果たすことなく、電が直撃に等しい衝撃を受けたことは確実でしょう」
「電……」
電の体を案じる雷だが、彼女ができることは何もない。彼女の視線の先で、電とリ級のデュエルは続行する。
「マアイイ。貴様ノ ライフハ残リ100。スグニ、トドメヲサシテヤル。カードヲ一枚伏セテ、ターンエンド」
「私の……ターン」
カードをドローする瞬間、電が僅かに顔をしかめる。目に見える傷こそないが、やはり彼女の体は相当のダメージを負っているようだった。
「……ソウダ。サッキノ礼ニ、一ツ教エテヤル。貴様ガ攻撃ヲ ヤメタオカゲデ、命拾イシタカラナ」
「教える……なにを、ですか?」
「前ノ ターン、私ガ グレズヲ召喚デキタノハ、『貪欲な壺』デ手札ヲ増ヤセタカラ。ソシテ、ソノ『貪欲な壺』ハ……アノ ターンノ、ドローデ引イタ カードダ。……コノ意味ガ、分カルカ?」
「電が……この状況を招いたと、言いたいのですか……?」
「ソウダ。コレハ、貴様ノ甘サガ生ンダ結果ダ。イラヌ情ケヲ、敵ニカケタセイデ、コウナッタノダ。次ノターン、私ハ再ビ グレズノ効果ヲ使イ、ソシテ貴様ニ攻撃スル。モハヤ、何ヲシヨウト貴様ニ勝チ目ハナイ。ククク……馬鹿ナ奴メ。己ノ甘サヲ恨ンデ、沈ムガイイ!」
勝ち誇った表情のリ級が電を嘲笑う。それに対して電は言葉を返すことなく立ち尽くしていたが、やがてぽつりと言った。
「……確かに、電の考えは甘いのかもしれません」
独り言のように呟かれた言葉は、辛うじて聞き取れる程度の声量しかない。電は、そのままの声量で先を続ける。
「敵艦を助けても、それがいい形で自分たちに返ってくるとは限らない。それどころか、その敵艦を助けたことで、あとあと自分や仲間が命を落とすことになるかもしれない……。もしかすると、電の考えは、ただの理想論にすぎないのかもしれません」
「でも!」と、電は語気を強める。
「それでも、電は自分の信じる道を進むのです! 戦争には勝ちたいけれど、命は助けたい。その想いが、単なる理想論でないことを、今度こそ証明してみせるのです! だから――」
電は、手札から一枚のカードを引き抜く。
「こんなところで、倒れるわけにはいかないのです! 魔法カード発動、『死者蘇生』! 自分または相手の墓地から、モンスターを一体特殊召喚します。私は、自分の墓地から単三型を攻撃表示で特殊召喚! そして、この特殊召喚に成功した時、手札から地獄の暴走召喚を発動するのです!」
《死者蘇生》
通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
「二枚目ノ、暴走召喚ダト!」
「二度目なので、効果の説明はもういりませんよね。私は墓地から二体の単三型を攻撃表示で特殊召喚するのです」
「クッ、インヴェルズ・グレズ ハ、特殊召喚ガ不可能ナモンスター……。私ハ モンスターヲ呼ベナイ」
図らずもグレズのデメリット効果を突かれる形となったリ級は、苦い顔を作る。
「ダガ、単三型の攻撃力ハ、ドレモ3000。私ノ グレズ ニハ届カナイゾ?」
「もちろん、それは分かっているのです。その対策も用意してあります。魔法カード発動、『
《
通常魔法
自分フィールド上に「電池メン」と名のついたモンスターが3体以上存在する場合に発動できる。
相手フィールド上のカードを全て破壊する。
「漏電は、電池メンが三体以上いる時に、相手フィールドのカードをすべて破壊するカードなのです。これで、グレズを破壊するのです!」
「ソンナカードヲ、マダ手札ニ持ッテイタノカ……!」
電が発動したカードを見て、リ級は驚きの色を浮かべる。そこへ、落ち着いた電の声が届く。
「電も、ただのお人好しで敵を助けたいと言っているわけではないのです。敵を助けることが、自分たちにとって大きな危険であることは分かっています。だけど、それでも電は自分の想いを貫きたいのです。そのための覚悟は、できているのです」
「覚悟、ダト?」
「そうです」
リ級の問いに、電は首肯する。
「深海棲艦とデュエルをする時は、勝負が決まりそうになったらサレンダーを勧める。それが、電が自分で決めたルールなのです。相手がそれに応じたら、デュエルをやめてそのまま逃がすのです。でも、もし今のように相手が戦う意思を見せたら……」
ここで一拍の間を置き、電は鋭い目をリ級に向ける。
「その時は、容赦なく敵を倒すのです。次のターンで、確実に」
「ソンナコトガ、デキルト思ッテイルノカ……?」
「できるのです」
即答した電は、片手で自分のフィールドを示す。
「電が決めたルールは、もう一つあるのです。それは、サレンダーを勧めるのは、敵の反撃への対抗手段を持っている時だけにするということ……。敵を助けようとして逆に自分が沈められ、その敵が他の艦娘にも牙を剥くようなことがあったら、それは最悪の事態なのです。
もちろん、電が敵を助けようとする限り、そこから生まれる危険を完全になくすことはできません。ならせめて、最悪の可能性だけは、常に私自身が責任をもって封じる……。それが、自分の想いを貫くために決めた、電の覚悟なのです」
「……ツマリ、貴様ガ今発動シタ三枚ノ魔法モ、コノ ターンデ引イタ モノデハナイト イウコトカ」
「その通りなのです。たとえ相手が反撃してきても、次のターンには確実にとどめを刺せる。その条件が揃っていたからこそ、電はサレンダーを勧めたのです」
「舐メタ真似ヲ……!」
「今度こそ、終わりです。まずは漏電の効果で、あなたの場のカードをすべて破壊します!」
三体の電池メンに蓄えられた電流が一つに束ねられ、巨大な
しかし、それも束の間。靄のような煙は、海風によってすぐに流されていく。電は、視界が晴れ始めたころを見計らってデュエルを再開する。
「バトルなのです。三体の単三型で、プレイヤーにダイレクトアタ――」
だが、またしても電の直接攻撃宣言が下されることはなかった。
今度の理由は情けなどではない。薄れゆく煙の向こう、そこにある「影」を、電は見つけたのだった。
「うそ……なの、です……」
電の口から、震え声の呟きが漏れる。驚愕に見開かれた彼女の瞳は、煙の奥に
「どうして……どうしてグレズが、フィールドに残っているのです!?」
煙の奥の影が、図太い腕を一振りする。風圧によって残りの煙が掻き消え、そこから現れたのは……紛うことなき、インヴェルズ・グレズの姿だった。
「そんな! グレズは、確かに破壊したはずなのに……」
「クククッ。驚イタカ?」
動揺をあらわにする電を、リ級が嗤う。
「漏電ノ効果ガ発動シタ瞬間、私モ リバースカードヲ発動シテイタノサ。速攻魔法『侵略の汎発感染』……コノターン、自分ノ『ヴェルズ』モンスターハ、魔法・罠ノ効果ヲ受ケナイ。当然、貴様ノ漏電ノ効果モナ」
《侵略の汎発感染》
速攻魔法
自分フィールド上の全ての「ヴェルズ」と名のついたモンスターは、このターンこのカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。
「そん、な……」
リ級の言葉を聞いた電は、がくりと膝をつく。
電の攻撃宣言は、グレズが破壊されている前提でおこなおうとしていたもの。その前提が崩れていては、攻撃を命じることはできない。そしてそれは、このターン中に勝利するという彼女の計画が水泡に帰したことを意味していた。
「ドウシタ? コノ ターンデ、私ヲ倒スンジャ ナカッタノカ?」
リ級の挑発にも、電は言い返すことができない。しかし、このままターンを終了してしまっては、残りライフが100の彼女は次のターンで確実に敗北してしまう。それだけは避けようと、電は急拵えの防衛線を構築する。
「……私は、レベル3の単三型2体でオーバーレイネットワークを構築、『機装天使エンジネル』をエクシーズ召喚するのです。さらにエンジネルの効果を使い、残り一体の単三型を守備表示にしてターンエンドなのです」
《機装天使エンジネル》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/光属性/天使族/攻1800/守1000
レベル3モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示にし、このターンそのモンスターは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「私ノターン!」
力ない声の電とは対照的に、リ級は威勢よくカードをドローする。一時は敗北寸前まで追い詰められたリ級だが、今やデュエルの主導権は彼女の掌中にあった。
「私ハ、グレズノ効果ヲ再ビ発動! ライフ半分ト引キ換エニ、貴様ノカードヲ、全テ破壊スル!」
リ級 LP300→150
「エンジネルの効果を発動。このカードを守備表示にして、ターン終了時まで戦闘・効果で破壊されなくするのです」
自身の効果により、エンジネルは破壊を免れる。ライフの半分を支払ったにも関わらず、リ級は電のモンスターを一体しか破壊できなかったが、その顔に落胆の色はなかった。
「ソウダ……貴様ニハ、ソウスルシカ道ハナイ。ダガ、コレデ、モウ一体ノ壁モンスターハ破壊サレ、ソノモンスター モ、モウ効果ヲ使ウコトハ デキナイ」
「くっ……」
渋面を作る電に、リ級は余裕の笑みを向ける。
「ソウ言エバ、貴様ハ サッキ、覚悟ガドウノト、言ッテイタナ? サレンダーヲ拒ンダ相手ハ、次ノターンデ確実ニ倒スト……。ダガ、結果ハドウダ?」
その問いに、電は答えられない。今彼女の目の前にある光景が、その答えだったからだ。
「貴様ノ覚悟ナド、ソノ程度ダ。所詮ハ甘イ、愚カ者ノ考エ……。ソレヲ誇ラシク語ル姿ハ、傑作ダッタナ! 見テイテ、笑イヲ コラエルノニ必死ダッタゾ!」
嘲笑とともにリ級が言う。膝をつき、うな垂れる電を見下ろして、リ級はエンド宣言をする。
「サア、貴様ノ ターンダ。ト言ッテモ、モハヤ貴様ニデキルコトナド ナイダロウガナ」
電のターンが始まり、ドローフェイズになる……が、電がカードを引く気配は見えない。膝をついたまま微動だにせず、その場で俯き続けている。
彼女の手札は二枚、しかしその中にグレズを無力化できるカードはない。頼みの綱のエンジネルも既にオーバーレイ・ユニットを使い切り、効果を失っている。次のターンになれば、グレズの効果によって確実に破壊されるだろう。
「……電は、負けるのでしょうか……?」
消え入りそうな声で、電は呟く。
「このまま負けて……海の底に沈んで……そして……」
そんなのは嫌だ、と電は思う。だが、彼女の目に入るものの中で、その運命を覆せそうなものは一つもなかった。
「……やっぱり、彼女の言うように、電は甘かったのでしょうか……。命も助けて戦争にも勝つなんて、結局はただの夢物語なのでしょうか……」
電は、
「司令官さん……ごめんなさい、電は、約束を守れなかったのです……」
浮かんだ顔の一つに向かって、電は謝罪の言葉を漏らす。
「ああ……もっと、司令官さんとみんなと、一緒の時間を過ごしたかったのです。でも……」
それはもう、叶わぬ夢。そう言おうとした時、彼女の背後から大声が響いた。
「なに座り込んでるのよ、電!」
「……雷、ちゃん?」
声を聞き、電は後ろを振り向く。そこでは、眉を吊り上げた雷が電を睨んでいた。
「敵を助けて戦争にも勝つ、上等じゃない! 今も昔も、電はその想いを持ち続けてきたんでしょ? だったら、誰に何を言われようと、それを貫けばいいじゃない! それとも、あなたの覚悟はたった一回の失敗で折れるようなものだったの? だとしたら――」
雷は艤装の背面についている錨を外し、右手で振りかざす。
「そんな不甲斐ない妹は、私がこれで根性叩き直してあげるわ!」
「いや、それやったら深海棲艦にやられる前に沈んじゃうでしょー」
雷の横に立つ鈴谷が、呆れ顔でつっこみを入れる。その様子を見ていた電は一瞬呆然とし、それから肩を揺らして笑いだした。
「くっ……あははは……! 確かに、雷ちゃんの言う通りなのです」
電は立ち上がると、再びデュエルディスクを構えた。
「電はこれまで、何度否定されても自分の信念を持ち続けてきたのです。それに比べれば、たった一度の挫折なんて、どうってことないのです!」
「戦意ヲ、取リ戻シタカ。ダガ、口先ダケデデハ、勝負ハ決メラレナイゾ。今ノ貴様ニ、コノ状況ヲ変エラレル手段ガ アルノカ?」
「今の電には、ないのです。でも、まだ希望は残っているのです」
「ソノ ドローカード、カ……。シカシ、果タシテ望ミノ カードヲ 引ケルカナ?」
「引くのです」
答えた電は、デッキの上に手をかける。
「電の想いを……司令官さんとの約束を果たすために……どうか応えてほしいのです、私のデッキ! ……ドローッ!」
電は、ドローしたカードを横目で確認する。そして、
「私は守備表示のエンジネルを攻撃表示に変更。そして、エンジネルでグレズに攻撃するのです!」
「ナニッ!? コイツ、血迷ッタカ!」
攻撃力に劣るモンスターでの攻撃に、リ級は当惑する。しかし、当然ながら電は血迷ったわけでも自暴自棄になったわけでもない。迎撃するグレズの拳がエンジネルを砕こうとする寸前、彼女は今ドローしたカードを相手に見せる。
「ダメージステップ時に、私は手札の『オネスト』の効果を発動! これで、エンジネルの攻撃力はグレズの攻撃力分アップします!」
《オネスト》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1100/守1900
(1):自分メインフェイズに発動できる。
フィールドの表側表示のこのカードを手札に戻す。
(2):自分の光属性モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
「ソンナ奥ノ手ヲ、マダ隠シ持ッテイタノカ!」
「いいえ! これは、たった今ドローしたカード……諦めない心が引き寄せた、電の、想いの結晶なのです!」
オネストの効果を受け、エンジネルの攻撃力は5000にまで上昇する。そして、リ級にこの攻撃を防ぐ手立てはない。
「今度こそ、本当に決着です。エンジネルで、グレズを撃破!」
「グ……アアアッ!」
リ級 LP150→0
グレズの巨体が爆散し、その衝撃でリ級は後ろへ吹き飛ばされる。この戦闘によって勝敗は確定し、長かったデュエルは終わりを迎えた。
戦いに敗れたリ級には、敗者を襲う共通の運命が待っている。電がよろめきつつリ級のもとへ歩み寄った時、彼女の下半身と上体の左側は海中へと没していた。
「……ごめんなさい」
沈みゆくリ級を見下ろし、電は痛ましげに顔を歪める。リ級はそれを見て、怪訝な表情を浮かべる。
「ナゼ、謝ル?」
「電は、あなたを沈めてしまったのです。助けることができなかったのです」
「私ニ、降伏ノ意思ハ ナカッタ。ソノ状況デハ、コウスル他ニ道ハ ナカッタダロウ。……敵ノ私ガ言ウノモ オカシイガ、貴様ハ正シイ判断ヲシタ」
「それでも……やっぱり、できることなら助けたかったのです」
「フン……。マッタク、ドコマデモ 甘イ奴ダ……」
リ級は呆れを含んだ苦笑を漏らす。それを最期の言葉として、次の瞬間、リ級の体は水面下に消えた。
「電、大丈夫!?」
リ級が沈んだ地点を見つめる電に、雷たちが駆け寄る。振り向いた電は、微笑してそれに応じる。
「はい。大丈夫なのです」
「いやー、それにしてもハラハラさせてくれたねぇ。一時はどうなるかと思ったよ」
「う……。みんなには、心配をかけたのです」
「ま、最後は勝てたんだからいいじゃない! 電も頑張ったわ。よく最後まで自分の意思を貫いたわね。偉い、偉い」
雷に頭を撫でられ、電は、はにかんだ笑みを浮かべる。
「それじゃ、任務も済んだし、私たちも泊地に帰投しましょ。電、一人で帰れそう?」
「平気なので――」
頷きかけた電だが、不意にその足がふらつく。体勢を維持できず、電は雷に向かって倒れ込む。
「わわっ。ちょっと電、本当に大丈夫なの?」
「はい……少し、目眩がしただけ……」
そう言うものの、電の瞳は焦点が合っていない。そのまま、電の視界は暗転し、彼女の意識はそこで一度途切れた。
◆◇◆◇
目を覚ました電が見たものは、木張りの天井だった。
彼女はこの天井に見覚えがある。「艦娘寮」と通称されている、鎮守府にある艦娘用の官舎。その中の一室、電たち暁型四姉妹に割り当てられている部屋だ。
「お、眠り姫のお目覚めだよー」
声を聞いて顔を少し右に向けると、こちらを覗き込む鈴谷と目が合った。まだ少しぼやけている視界の中で、鈴谷は「やっほー」と手を振る。
「ここは……私たちの、部屋……? でも、どうして……」
意識が戻るにつれて、電は現状を徐々に理解していく。
彼女がいるのは、床に敷かれた布団の上。髪をほどかれた頭の後ろからは、氷枕のひんやりとした感覚が伝わってくる。横になったまま左右を見回すと、彼女の左に姉の雷の姿があった。
「雷ちゃん。これは、一体……」
「私たちが、あなたをここまで運んできたのよ」
電の問いに、雷が答える。
「リ級が沈んだあと、帰ろうと思ったら急に電が倒れちゃって……。それで、みんなで協力して連れて帰ったの。覚えてない?」
「あ……」
雷に言われ、電は気を失う直前の記憶を思い出す。
「おぶえれば楽だったんだけど、艤装を背負ってるせいでそれはできないからねぇ。だから、交代で電を抱きかかえながら帰投したんだよ」
右側にいる鈴谷が言葉を加える。
「……重ね重ね、迷惑をかけて申し訳ないのです」
「気にしなくていいって。仲間を助けるのは当然のことじゃん?」
「そうそう。もし、それでも謝りたいのなら、あの人に言ってあげなさい。電のこと、すごく心配してたんだから」
「あの人?」
雷が指す先へ視線を向けた電は、そこにいる人物を見て目を丸くする。
「え……司令官、さん……?」
「おはよう、電」
驚く電に、春瀬は微笑を投げかける。
「どうして、司令官さんがここに? 艦娘寮は、艦娘以外は立入禁止のはずじゃ……」
「それはね~」
部屋の入口の方から、また別の声が聞こえる。電が顔を少し起こすと、戸の近くに立つ二人の艦娘が目に入った。
「龍田さん。それに、天龍さんも」
「よう。よく眠れたか?」
「元気そうで良かったわ~」
自分たちに気づいた電へ、二人は声をかける。
「提督はね、長官から特別に艦娘寮への立入許可をもらってきたのよ~」
「長官には相当無理言って頼み込んでたよな。部下が心配でたまらない、って」
「……うるさい。まったく、そのことは言うなと釘を刺しといただろ……」
天龍にからかわれる春瀬だが、すぐに気を取り直して電に話しかける。
「それにしても。意識を失って運ばれてきた時はどうなるかと思ったが、無事に目が覚めてなによりだ」
「……すみません、司令官さん」
「謝る必要はないさ。お前は、何も悪いことはしてないんだから」
「でも、今回は私のせいで、みんなにたくさん迷惑をかけてしまったのです。敵を助けようとしたせいで、逆に自分が負けかけて……。どうにか勝てたからよかったですけど、場合によっては、電は、司令官さんとの約束を破ってしまっていたかもしれないのです」
「そうか……」
相槌を打った春瀬は、「それで、次はどうするつもりなんだ?」と続けて尋ねた。
「もちろん、同じなのです」
即答し、電は言葉を続ける。
「今回はこういう結果でしたけど……それでも電は、やっぱり自分の想いを貫きたいのです。次はもっとうまくやって、今度こそ、みんなに迷惑をかけないようにするのです。みんなから見れば、単なる電のわがままになるかもしれませんが……」
そう言って、電は布団の中から不安げに室内の面々を窺う。電に視線を向けられた彼女たちは互いに顔を見合わせ、それから一斉に噴き出した。
「えっ? な、なんなのです?」
「……っくく、わりぃわりぃ。お前の台詞が、あまりにも予想通りだったもんでよ」
「電が眠っている間に、目を覚ましたらどんなことを言うか、みんなで考えていたんだよ。いま電が言ったことは、それとまったく同じだったから……つい、ね」
予期せぬ反応に戸惑う電に、天龍と響が答える。
「そして、それへの答えも、もう決めてあるわ。私だけじゃない、みんなで話し合って決めた、全会一致の返答よ」
二人のあとを継いだ雷は、その答えを口にする。
「その意気だ――これが、私たちの答えよ。迷惑だとか、そんなのは気にしないこと。思う存分、自分の信じる道を進みなさい」
「……でも、本当にいいのですか?」
尋ねる電に、天龍は「ああ」と首肯する。
「確かに、お前の言ってることは甘い。オレたちがやっているのは戦争だ。沈めるか沈められるか、そのどちらかしかない。その中で敵を助けようとするなんてのは、とんだ大甘野郎の考えだ」
だがな、と天龍は続ける。
「それは決して、悪いことじゃねえ。お前は、自分の考えが甘いと言われることを理解して、それでもなおその考えを貫こうとしている。それは一種の強さだ。その強さは、お前の武器になる」
「天龍さん……」
「困った時は、暁たちに相談しなさい。妹の面倒を見るのも、姉の仕事なんだから。水臭いことは言いっこなしよ」
「姉妹に話しづらければ、鈴谷が聞いてあげるよ。お悩み相談なら鈴谷にお任せ!」
暁と鈴谷が言い、他の面々が同意を示す。それを見回した電は、瞳を潤ませて頷いた。
「はい……。みんな、ありがとうなのです」
「いいって、いいって」
屈託のない笑みを浮かべ、鈴谷が答える。
「それよりも、目が覚めたんなら早く入渠しないとね。一応、明石さんが応急処置はしてくれてるけど、電は帰ってきた時に気を失ってたから、まだ入渠できてないし」
「あっ……そういえば、そうなのです」
「ゆっくり休んでくるといいよー。なんなら、鈴谷がおんぶして連れてったげる」
「ダメー!! 鈴谷さん、ちょっと待って!」
電を布団から起こそうとする鈴谷を、雷が慌てて制止する。
「えっ、どうして?」
「この部屋には司令官もいるのよ? 電の服は戦闘で破れてたりするんだから、ここで布団から出したらダメじゃない!」
「そうじゃん! 忘れてたし!」
「なら、俺は執務室へ戻るとしよう」
「すみません、司令官さん。なんだか追い出す形になってしまって……」
「気にするな。ただ、いくら長官から許可を貰ってるとはいえ、いま俺が一人で外に出たらまた変な誤解をされかねん。誰か、艦娘寮を出るまで付き添ってくれないか?」
「ったく、仕方ねぇな。オレが行ってやるよ」
「助かる、天龍」
立ち上がった春瀬は戸口へと向かい、廊下へと通じる扉を開ける。そこをくぐる直前、彼は足を止めて後ろを振り返った。
「電」
「はい?」
不意に名前を呼ばれて、電はきょとんと首を傾げる。そんな彼女の仕草を微笑ましく思いながら、春瀬は続きを言う。
「俺との約束、よく守ってくれたな。――おかえり」
一瞬、電はそのままの体勢で春瀬を見つめる。が、すぐに姿勢を直して笑顔で頷いた。
「はい――ただいま、なのです!」
暁「まったく……ハラハラさせてくれるわね。一時はどうなることかと思ったわよ」
電「みんなには、本当に心配ばかりかけて申し訳ないのです……」
暁「まあいいわ。無事に帰ってきてくれたんだし。それに、本編でも言ったように、私たちはあなたの想いを尊重するわ」
響「暁の言う通り。気兼ねする必要はない」
雷「そうそう。もーっと私を頼ってちょうだい!」
電「みんな……ありがとうなのです!」
暁「さっ、それじゃ早くあとがきを終わらせちゃいましょ。響、次はどんな話なの?」
響「次回からは、私たちもD型艦と戦うために本格的に動き出すよ。次回『第六決闘教導隊、結成!』。デュエル・スタンバイ」
P.S.
既にお気づきの方もいると思いますが、深海棲艦の使用デッキについて一応解説しておきます。
深海棲艦が使うデッキは艦種ごとにデッキの構築レベルが決まっていて、上位の艦種になるほどレベルが上がっていきます。そのため、20話のイ級が単属性で固めた単純なデッキなのに対し、今回のリ級はしっかりとテーマでまとめたデッキを組んでいます。
厳密な基準を設けているわけではないので若干の変動はありますが、おおよそ以下のような関係になっています。
【弱】駆逐艦<半人型(軽巡、雷巡など)<人型(戦艦、空母など)【強】