いつもと変わらない晴天の下の忍基地
長門「……っ」
今日も長門はいつものように執務室で業務を行っていた
コンコン!
長門「…っ?」
そんな中、ドアの向こうからノックをする音が聞こえてきた
???『「長門先生、いらっしゃいますか?」』
長門「…はい、いますよ」
向こう側からの声に長門が返事を返す
???『「失礼します」』
直後、ドアが開くとそこには斑鳩と芭蕉がいた
長門「これはこれは、斑鳩さんに芭蕉さんも?どうされたんですか?」
少し意外な組み合わせだなと思った長門がそのことについて質問を投げかける
斑鳩「あぁいえ、大したことではないんです。以前お借りしていた参考書を返し行こうとしたらたまたま芭蕉さんもこちらに用があったとのことでご一緒させてもらったんです」
長門「なるほど、そうだったんですね。それで芭蕉さんはどうしたんですか?」
芭蕉「あっえっと私は…もし時間があったらまた将棋でも指しませんかと誘いに」
質問をされた芭蕉は少し恥ずかしそうにしながら自分がここにきた理由を口にする
斑鳩「あら、お二人は将棋をなさっていたのですか?」
長門「はい、以前に親睦を深めるために指したことがあって、それから暇があれば指し合ってたりしてましたね」
芭蕉「とは言っても先生は将棋の腕もすごいようでして私なんて全然勝てないんですけどね」
若干苦笑いを浮かべながら芭蕉は長門の将棋の腕を称賛する
斑鳩「それはすごいですね。もしよろしければわたくしとも一局お相手をしていただきたいですね」
将棋の腕を芭蕉から聞き、興味を示した斑鳩が自分とも対戦して欲しいと願いでた
長門「お誘いはありがたいです。でもすみません、今手が離せないので対局は後日にでも」
斑鳩「なるほど、そうでしたか」
芭蕉「残念ではありますがお仕事のお邪魔をする訳にはいきませんし、また改めて機会があったら」
長門「はい、申し訳ありません」
せっかく誘ってくれたのに断らないといけないことに長門も内心申し訳なさを感じていた
そんな時だった
ガタン!
四季「よーすよーす♪先生ちーん♪」
長門「えっ?し、四季さん?」
突然勢いよくドアが開いたと思ったらそこには四季がいた
いきなりの登場で3人ともびっくりしていた
四季「あれ?斑鳩ちんに芭蕉ちんもいるじゃん?」
斑鳩「ど、どうも四季さん」
四季「2人も先生ちんに会いにきてたの?」
芭蕉「はっ、はい。そうです」
部屋に入るや斑鳩と芭蕉もいることに四季も意外そうな顔を浮かべていた
長門「それで四季さん、突然どうされたんですか?」
四季「おっとそうだった。じゃーん!先生ちんに食べささようと思ってシュークリーム買ってきたんだ」
そう言うと四季は手に持っていたシュークリームの入った箱を見せてきた
四季「よかったら斑鳩ちんたちも食べて、少し多めに買ってきてたからさ」
斑鳩「えっ?いいんですか?」
芭蕉「あっ、ありがとうございます……あっ、おいしいですね」
四季「でしょでしょ♪」
軽快な動きで四季が斑鳩と芭蕉にもシュークリームを渡していた
四季「は〜い先生ちん。これ長門ちんの分だよ」
2人が喜んでくれているのを見て意気揚々な気分のまま四季が長門にシュークリームを渡す
長門「ありがとうございます……ふぅ、ご馳走様でした」
四季「って早!?」
長門「えっ?」
すると長門は受け取ったシュークリームを瞬時に完食し、茶碗に注がれている茶を一飲みすると再度業務を開始した
※この間僅か1分
四季「もう先生ちん、仕事に気を取られすぎだよ?せっかくあげたシュークリーム全然味わってなかったじゃん」
長門「す、すみません!?」
喜んでもらおうと思って買ってきた四季にとって先の長門の行動は看過できなかった
彼女の気持ちを無碍にしてしまったと長門は心から謝罪をしていた
斑鳩「…それにしても先生はいつもこんなにお仕事をなさっているのですか?」
長門「あっ、えぇまぁ…それなりに数もあるのでキリがないくらいでしてね」
芭蕉「それではなかなか個人の時間も取れないのでは?」
長門「はい。でも教師として皆さんを育て上げるためにも張り切っていかないといけませんから」
みんなのために頑張ると豪語する長門だったが、側から見ればまるでブラック企業に勤める社員のようだった
大人でも苦労しそうなものなのにそれをまだ齢10歳の少年がするような場面があっていいのかと斑鳩と芭蕉も心配そうな顔を浮かべていた
四季「………よし決めた!」
するとその直後、それまで黙っていた四季が急に何かを閃いたように声を上げた
3人は何事かと言った顔を浮かべる
四季「行くよ先生ちん!」
長門「えっちょ!?まっ、待ってください、行くってどこに!?」
直後、四季は長門の手を掴むとドアに向かって行く
四季「決まってんじゃん、遊びに行くんだよ!」
長門「はいっ!?まっ待ってください、まだ仕事が!?」
四季「そんなの後回し!」
長門「ええっ!?」
仕事が残っていると訴えかける長門だったが、四季はそれを後回しとばっさり切り捨て、とうとうドアを開けてしまう
四季「斑鳩ちん、芭蕉ちんも何ぼさっとしてんのさ?2人も早く行こう!」
斑鳩「わ、わたくしたちもですか!?」
四季「当然、みんなで楽しいお出かけだよ!」
芭蕉「まっ待ってください四季さん!?」
自分たちも面子に含まれているとは思ってもいなかった斑鳩と芭蕉も慌てて2人を追いかけるのだった
そうして半ば強引に連れてこられたのは街のとあるデパートだった
長門「……っ」
デパートに来るや長門はソワソワしていた
だがそれも無理もない話しだった
なぜなら今、長門がいるのは女性物の衣類のコーナーだからである
カラカラ!
するとその時だった。長門の背後の試着室のカーテンが開く音がした
音を聞いた長門がすぐさま試着室の方に顔を向ける
四季「じゃーん♪」ポインポイン
振り返った先にはビキニタイプの水着を身につけた四季がいた
四季「ねぇねぇ、どうかな先生ちん?あたしの水着姿〜♪」ポヨン
長門「あ、あのその……と、とても綺麗…です///」
四季「やだもう、先生ちんたら赤くなってもじもじしちゃって〜♪」
綺麗だと言われ四季は気分を良くする
さらにはそれに好悪するかのように彼女の美体に備わっている大きなたわわなものがぷるんぷるんと弾んでいた
長門「で、でもやっぱり破廉恥です、際どいと思います〜///!?」
もう持たないと長門は瞬時に四季から目を逸らし、赤くなった顔を両手で覆っていた
四季「え〜?これくらい今どき普通だよ?ほらちゃんと見てよ。全然際どくなんかないからさ♪」
長門「けっ、結構です///!?」
初々しい長門の反応が面白いからか四季は見られていないにも関わらず
次々とポージングをとり誘惑めいた言葉を投げかけるも長門も必死に拒否をしていた
四季「もう、行けずなんだから…そういえば、おーい2人とも?そっちはどう?」
斑鳩「こっちも問題ありません」
芭蕉「はっ、はい。今出ます!」
思い出した様子で隣の試着室の方に声をかけるとカーテンが開いた
カーテンが開いた先にはホルダーネッグタイプの水着に身を包んだ斑鳩とパレオタイプの水着に身を包んだ芭蕉がいた
四季「おほ〜!いいじゃんいいじゃん!2人ともちょ〜似合ってんじゃん!」
斑鳩「もう褒めすぎですよ四季さん」
芭蕉「でも、そう言ってもらえると恥ずかしいですが嬉しいです」
自分たちの水着姿を褒められた斑鳩と芭蕉は照れながらに嬉しいと公言する
四季「ほらほら先生ちん、2人のも見てあげて」
長門「えっ、ちょ四季さん!?」
さらに2人の水着姿を見せようと四季にくるっと向きを変えられた長門の目に斑鳩と芭蕉が映る
斑鳩「せっ、先生…」
芭蕉「いかが、でしょうか?」
先ほどとは違い、少しソワソワした様子で感想を尋ねてきた
まだ10歳とはいえ異性である長門の自分たちに対する感想が気になるようだった
四季「ほらほら、遠慮しないで正直なこと言っちゃいなよ長門ちん」
長門「あっあの…い、斑鳩さんはとても大人びてて素敵ですし、芭蕉さんも衣装がとっても似合ってていつにも増して可憐…です///」
2人の水着姿に長門は四季に急かされながらも正直に心から思ったことを口にする
斑鳩「…あ、ありがとうございます先生///」
芭蕉「とっても、嬉しい…です///」
綺麗、可憐と言う感想を述べられたことに斑鳩も芭蕉も長門と同じくらい顔を赤くしていた
四季「うんうん、いいねいいね♪」
互いにもじもじとしている3人の様子を見ていた四季もまたご満悦な反応をしてきていた
そうして長門たちはその後も四季のエスコートの元、デパートで思い思いの時間を過ごし、充実なる1日を過ごすのだった
本当はもう少し長くする予定だったんですが、いろいろ忙しくて短くなってしまいました(ショボーン