閃乱カグラ 小さな先生と忍学生たち   作:ダーク・リベリオン

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模擬戦

シノビマスターズの講師としてやってきた長門だったが、着任早々にトラブルに巻き込まれてしまった

 

 

焔「先生になるって言うんだったらその実力を見せてもらおうじゃねぇか!」

 

 

雅緋「私たちがお前がそれに値するか見極めてやる」

 

 

長門が先生になることに焔紅蓮隊のリーダー「焔」と秘立蛇女子学園のリーダー「雅緋」が異論を唱え

 

 

場は一色触発の空気に包まれていた

 

 

月光「な、何を勝手なことを言ってるんですか!?閃光、今すぐ2人を止めましょう…あら、閃光?」

 

 

事態をどうにかしようと月光が協力を求めるも、閃光は動こうとしない

 

 

月光「ちょっと、閃光どうしたの?」

 

 

閃光「…月光、私はあいつらの言うことも一理あると思っている」

 

 

月光「えっ?」

 

 

再度声をかけるや閃光から発せられたまさかの言葉に月光は驚きを隠さなかった

 

 

月光「きゅ、急にあなたまで何を言い出すの?」

 

 

閃光「まぁ待て、これも良い機会だ。あいつが本当にここに来たのに相応しい奴ならこの状況もなんとかして見せるさ」

 

 

月光「だけど…」

 

 

閃光「それにこの程度で手を焼くようじゃあの方の力には決してなりはしない。お前だってそう思うだろう?」

 

 

事態を収めようとする月光に閃光は自分の考えを伝える

 

 

彼女の言葉に理を感じた月光はそれ以上何も言い出せず、口籠もってしまうのだった

 

 

 

 

そうこうしているうちに話しは進み、模擬戦へと発展していった

 

 

既に会場の中央では長門と焔、雅緋が向かい合う互いを見据えていた

 

 

他の面々は観客席となっている上の段でその様子を眺めていた

 

 

雅緋「臆せず我々の挑戦を受けたことは褒めてやるが、すぐに私たちの力を思い知らせてやるぞ」

 

 

睨み合いの中、雅緋がやや挑発めいたセリフで長門に物申す

 

 

焔「さぁ、どうする?どっちから相手をしてほしい?なんなら手加減してやってもいいんだぜ?」

 

 

さらには焔もそれに便乗するかのように長門に挑発をかける

 

 

長門「必要ありません。2人で来なさい」

 

 

焔「おいおい、人の話しを聞いてなかったのか?」

 

 

長門「聞いてたから言っているんです。それにいい機会ですし、この模擬戦であなた方がどれほどの実力なのかを査定するとしましょう」

 

 

焔・雅「「――っ!」」カチン!

 

 

自分たちがこれほど挑発的な言葉を投げかけているのにそれをまるで意に返さず、さらに長門はこの勝負自体も自分にとっては2人を図るための機会の場としか見ていない

 

 

煽るどころかナチュラルに煽り返されてしまっているこの状況に焔も雅緋も憤慨していた

 

 

焔「あぁ、そうかよ。だったら!」

 

 

雅緋「それだけの啖呵を切るその実力を!」

 

 

焔・雅「「私たちで確かめてやる!」」

 

 

次の瞬間、焔と雅緋が長門に向かって斬りかかる

 

 

長門「――っ!」

 

 

長門はそれを躱すやすかさず反撃に出る

 

 

一対二と言う側から見れば不利な状況下にあるにも関わらず、対応していた

 

 

しかし、優勢に思えたのは最初だけであり、少しずつ焔と雅緋が押され始めていた

 

 

焔「(くそっ!?なっ、なんでだ!?)」

 

 

雅緋「(こっちは2人がかりだと言うのに攻め込もうとすれば防がれ、逆に攻められていく!?)」

 

 

攻撃に転じていたはずの彼女たちがずるずると防戦に回らざる負えない状況下に追い込まれていく

 

 

忌夢「そっ、そんな…雅緋が押されてる!?」

 

 

未来「嘘でしょ!?焔が守るしかできてない!?」

 

 

戦闘の様子を観客席から見ていた忌夢と未来はその光景に驚愕していた

 

 

閃光「あの状況をあんなにも簡単にひっくり返してしまうとは…」

 

 

月光「小さい見た目からは想像もつかないほど離れした洗礼された戦闘技術。これなら申し分ないと思わない閃光?」

 

 

閃光「確かにな、流石はあの方が呼び寄せただけのことはある」

 

 

同じく別の観戦席から様子を伺っていた月光と閃光が長門の戦いっぷりを見て期待を募らせていた

 

 

焔・雅「「はあ…はあ…はあ…」」

 

 

一方、当の長門は焔と雅緋を追い込んでいた

 

 

防戦一方の状況に追いやられた焔と雅緋の消耗は激しく、息も荒々しいものになっていた

 

 

彼女たちとは対照的に長門の方は全く体力が減っていない様子だった

 

 

長門「もうやめにしましょう」

 

 

焔「なっ、なに?」

 

 

長門「ここまでであなたたちの技量などはだいたい把握できました。今日のところはここまでにして後日見合ったトレーニングスケジュールを組みますから」

 

 

手合わせをして2人のことをある程度把握した長門は模擬戦を終わらせ、2人に関する今後のデータをまとめておくと進言する

 

 

焔「ふざけるな!」

 

 

雅緋「私たちはまだ終わってなどいないぞ!」

 

 

しかし、その発言が2人の怒りを買ってしまったようであり、意地でも長門を倒すと言う雰囲気を作り出してしまった

 

 

長門「まいったな…」

 

 

終わらせるつもりでいたのにこうなってしまい、完全に失策だったと長門は困ったように呟く

 

 

焔「こいつで決めてやる!」

 

 

雅緋「覚悟しろ!」

 

 

次の瞬間、焔と雅緋が力を込める

 

 

焔・雅「「秘伝忍法!!」」

 

 

さらに2人は術の発動を宣言する

 

 

焔「いくぞ![(さきがけ)]!!」

 

 

雅緋「焼き尽くせ![悦ばしきInferno(インフェルノ)]!!」

 

 

刹那、秘伝忍法の力を刀に込めた2人が長門に向かって飛び込んでいく

 

 

瞬く間に間合いを詰め、目前まで押し寄せてきた

 

 

長門「土遁・岩壁の術!!」

 

 

その直前、長門は術の名を唱えると左手を地面につける

 

 

 

ドドオオオオオオン!!

 

 

 

すると地中から岩石の壁が出現し、焔と雅緋の前に聳える

 

 

焔「そんなもので!」

 

 

雅緋「私たちが止められるか!」

 

 

 

シュイン!ジャキイイイイン!!

 

 

 

前方の現れた岩壁を諸共せず、焔と雅緋はそれを粉々に打ち砕いてしまった

 

 

雅緋「――…なにっ!?」

 

 

焔「いない!?」

 

 

しかし、破壊された岩壁の向こうにはいるはずの長門の姿はどこにもなかった

 

 

長門「――っ!!」シュン!

 

 

焔「しまった!?」

 

 

雅緋「後ろか!?」

 

 

次の瞬間、その隙を突くようにして背後から現れた長門に2人が驚愕する

 

 

長門「王手…です!」ドスッ!

 

 

焔・雅「「――っ!?」」

 

 

長門「八卦掌底!!」ドオオン!!

 

 

背後をとった長門が焔と雅緋の腹部に掌底をくらわした

 

 

数秒の沈黙の後、長門が2人の腹から手を離す

 

 

長門「勝負ありです。掌底に混ぜて動きを阻害する気を送りました。これであなたたちはしばらくはまともに動けないでしょう」

 

 

技を打ち終え、その効果についてを長門が説明し、それを裏付けるかのように2人は体がピクピクとしか動かなかった

 

 

 

…ビリッ

 

 

 

長門「んっ?」

 

 

だがその最中のこと、妙な音が聞こえたので音のする方に長門が目を向けた時だった

 

 

 

ビリィイイッ!

 

 

 

長門「……へっ?」

 

 

次の瞬間、ものすごい勢いで2人の着ていた衣服が消し飛び、そこには生まれた時のままの姿の焔と雅緋の姿があった

 

 

長門「き、きゃあああ////っ!?」

 

 

それを見るや最初に発狂したのは長門の方だった

 

 

長門「なななな、なんで服が吹き飛んで!?あの技にこんな効果ないはずなのに!?ボクまだ力を使ってもいないのに!?」

 

 

繰り出した技に衣服を吹き飛ばす力などないのにこうなっていることに長門は驚きを隠せない

 

 

焔「くっくそ、よくもやってくれたな!?」

 

 

雅緋「まだだ。まだ私たちは、負けてなど!?」

 

 

生まれたままの姿になってしまったにも関わらず、2人は長門に仕掛けようとする

 

 

長門「す、ストップ!?止まってください!これ以上来ないでください!?八卦掌底でろくに動くこともできないんですから!だからもう模擬戦は終わりです////!?」

 

 

焔「なん、だと…ふざけるな!」プルプル

 

 

雅緋「私たちにこんな恥辱を味合わせておいて勝ち逃げなど許さんぞ!?」プルプル

 

 

必死に止めようとするも聞く耳を持ってはくれず、技の影響でふらふらになりながらも長門に近づこうとする

 

 

焔・雅「「あぁっ!?」」コテン

 

 

長門「――っ!?」

 

 

 

ドテェエエン!?

 

 

 

しかしそれが災いし、案の定2人は足をつまづかせ転倒してしまう

 

 

だが、事はそれで終わりではなかった

 

 

焔「痛たた…ってあれ?」

 

 

雅緋「あんまり痛くない?」

 

 

こけたにも関わらずあまり痛みを感じなかったことに違和感を感じた2人が不意に下を向けてみる

 

 

長門「////っ!?」

 

 

なんとそこには2人の下敷きになった長門がいた

 

 

焔「なっ、お前何をしている////!?」

 

 

雅緋「どう言うつもりだ///!?」

 

 

長門「あ、あばれないでくだしゃい////っ!?」

 

 

この状況を目にした焔と雅緋が離れようともがくも、身動きがうまくとれずにいた

 

 

その間に2人の豊満な生まれたままの姿にもみくちゃにされていく長門

 

 

長門「きゅ…きゅうーん////っ!?」ぷしゅ〜

 

 

とうとう羞恥心が限界を超えてしまったのか、顔を真っ赤にして頭を爆発させた長門の意識は一瞬にして消えてしまうのだった

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