長門が講師として着任してから早数日が経過した
初日からトラブルに見舞われ、散々なことになってしまったものの
教員としての業務を重ねて行くうちに徐々に生徒たちからもその技量を評価され
信頼を得られるようになっていった
――AM:訓練所――
長門「え~っ、それでは今日の授業を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします」
飛・雪「「はい」」
葛城「おう!」
未来「うん!」
両奈「は~い♪」
今回この場に集まったのは5名の忍学生たち
半蔵学院から飛鳥と葛城、焔紅蓮隊からは未来、月閃女学館からは雪泉、蛇女子学園からは両奈という面子で構成されていた
長門「本日は皆さんに組み手をしていただきます」
雪泉「組み手ですか?」
長門「はい、そうです」
本日の授業は組み手をすることを長門が皆に告げる
未来「えーっ、あたし圧倒的に不利じゃん」
両奈「未来ちゃん。それをいったら両奈ちゃんだってそうだよ~ん?」
遠距離型の自分には組み手はキツイという愚痴を未来が零す
長門「気持ちは分かりますが、銃火器に頼ってばかりではいざ敵に間合いを詰められた時には身動きが取れず相手の思う壺になってしまいます。故にこうして組手を通して対策手段を得ていただきたいのです」
未来「…わっ、わかったわよ」
不満を吐露す未来に長門はこの授業がどう必要なのか、その根拠を未来に伝える
説明を受けた未来はその合理性を理解できたため、渋々ながらもこれに同意するのだった
そうして組み手の授業が始まり、飛鳥と雪泉が初戦として模擬戦を行っていた
長門「雪泉さん、少し動きが硬いです。もっと柔軟に動いてください!飛鳥さん、踏み込みが浅いです。もっとガツガツと行かなければ!」
雪泉「はっ、はい!」
飛鳥「うっ、うん!」
組み手をする2人の動きを見ながら長門が的確なアドバイスを送っていた
葛城「…そう言えばさ長門」
長門「な、長門って…?な、なんですか?」
急に呼び捨てで自分を呼ぶ葛城に困惑しつつも長門が何かと問う
葛城「会った時から気になってたんだけど、お前四六時中いっつもゴーグルしてるよな?」
長門「えっ?」
さらにこの数日で長門がゴーグルを外したことがないことについてを尋ねてきた
未来「確かに、言われてみればそうかも?」
両奈「うんうん。先生ちゃんがゴーグル外したところって両奈ちゃんも見たことないな〜?」
葛城「だろ?」
話しを聞いていた未来と両奈もそれに対して興味を示し始める
葛城「なぁ、なんでいつもゴーグルしてるんだ?なんで外したりしねえんだ?」
皆も興味があることを知り葛城がさらにそのことを長門に追求する
長門「こっこれはその…あっ、ボク目にゴミが入りやすいのかしょっちゅうショボショボしちゃうんです。だからそれを防ぐ為につけてるんですよ、あはは」
必死に質問に答えを返す長門だったが、明らかに取ってつけたような言い訳なのが誰の目から見ても明らかだった
長門「とっ、ともかく、今は授業中なんですから必要ない質問は控えてくださいね!」
そういうと半ば強引に長門は話題を終わらせた
葛城「…未来、ちょっと耳貸してくれ」
未来「何よ?」
葛城「こしょこしょこしょ…」
話題を切られてしまい、不満な顔を浮かべていた葛城が何か閃いたように未来に耳打ちをする
未来「なるほど、それはいいわね?」
葛城「だろう?…決行は次の組み手の時だ」
未来「OK」
示し合わせたようにやり取りをする2人は長門を見て不敵な笑みをこぼすのだった
長門「では次の組、用意をお願いします」
2人が企みを抱えていることなどつい知らぬまま組み手は次のカードに変わる
次なる対戦は案の定、葛城と未来だった
長門「ではお二人とも、はじめてください!」
位置についたことを確認すると長門が2人に開始の号令をかける
葛城「…うっ、痛っ!?痛たたた!?」
未来「せっ、先生大変、葛城が急に倒れたわ!?」
長門「なんですって!?」
突然腹痛を訴え出した葛城の元に長門が急いで駆けつける
長門「大丈夫ですか葛城さん!?」
葛城「なっ、長門…」グヌヌ
長門「どこが痛むんですか!?」
苦しそうな葛城を心配そうに見ながら長門が声をかける
葛城「……ふっ」ニヤリ
長門「えっ?」
葛城「今だ未来!」
未来「うん!」ガシッ!
すると唐突に痛みを訴えていた葛城が不適に笑みをこぼし、それに長門が困惑していると
直後、その隙を突いた未来が長門を捕まえる
長門「なっ、未来さん!?」
未来「大人しくしてよね。葛城!」
葛城「おう!」
長門「えっ、ちょっと待っ!?」
捕まえられたことに驚く暇もなく、畳み掛けるように葛城が飛び込んできた
静止も虚しく葛城が長門の顔からゴーグルを外してしまう
長門「し、しまった!?」
未来「やったわ!でかしたわ葛城!」
連携プレーで長門からゴーグルを外すことに成功し、未来はしてやったりといった顔を浮かべる
葛城「きしし、どんな問題…さて、長門の素顔はどんなもの……っ!?」ドクン!
長門「まずい、早くゴーグルを返してください!?」汗
未来「いやよ。こっちはあんたのゴーグルの下の顔を見たくてこうしてるんだから、ねっ葛城?」
全ては長門の素顔を見るためだと彼の必死の願いも耳をかざす未来が葛城に同意を求める
未来「…あれ、葛城?」
しかし、当の葛城はゴーグルを外してからピクリとも動かない、どうしたのかと思っている時だった
ゴーグルを奪い取り、その場に佇んでいた葛城の長門を見る目が突如として変わる
葛城「――っ!」ドン!
未来「きゃっ!?」
次の瞬間、葛城が素早い動きで長門を捕まえていた未来を突き飛ばした
未来「なっ、何するのよかつら…ぎ?」
いきなり自分を吹っ飛ばした葛城に文句を言おうとした未来だったが、その直後に言葉を失う
振り返った先には馬乗りになって長門を押し倒している葛城がいたのだから
葛城「ぐへっ、ぐへへっ…愛らしい、愛らしいぜ長門~♪」
囁くように長門に語りかける葛城の様子は明らかに変になっていた
彼を見るそれは明らかに発情したメスの顔だった
その目にはハートが浮かび上がり、口から漏れる吐息はとても荒々しかった
長門「かっ、葛城さん!落ち着いて、正気に戻ってください!?」
身動きが取れない状況の中、長門は必死に葛城に訴える
葛城「きししし、嫌がってる姿もまた愛らしいぜ、ほんと食べちゃいたいくらいにな♪」
長門「ちょ、かっ葛城さん///!?」
しかし、発情しきっている今の葛城に長門の声は届かず、それどころか意図せずして彼女の自分に対する愛らしさを上げてしまったようである
さらにそれにより葛城は手慣れた手つきで長門の上半身の衣服やネクタイなどを1枚一枚脱がしていき
あっという間に長門の上半身の衣服はワイシャツを残すのみとなってしまった
葛城「ひひひっ、あと一枚♪」
長門「ちょ、ちょっとまっ///!?」
残るワイシャツを前に葛城は手をわきわきさせ舌なめずりをしながら最後の一枚を抜かそうとする
飛鳥「ストップ!?」
雪泉「そこまでです!?」
するとその直前、葛城暴走を止めるべく飛鳥と雪泉が仲裁に入る
飛鳥「何やってるのかつ姉!?先生くんが嫌がってるじゃない!?」
雪泉「そうですよ。大丈夫ですか先生!?」
拘束から逃れようとする葛城を抑え込みながら長門の安否を確認するため、彼に視線を向けようとする
長門「ダメです2人とも!?今のボクを見ては!?」
飛・雪「「えっ…――っ!?」」ドックン!
2人が自分の方を振り向こうとするのを長門が止めようとする
しかし、時すでに遅かった
飛・雪「「……っ」」
声をかけるタイミングが僅かに遅く、2人が長門を見てしまった
彼を直視するや飛鳥と雪泉が先ほどの葛城同様に一瞬固まる
飛・雪「「////っ〜♪」」
長門「はっ!?」
硬直から数秒後、意識を取り戻した2人だったが、その目は今の葛城同様メスになっていた
飛鳥「先生くん。かわいいよ先生くん♪」
雪泉「先生、あなたを見るだけでわたくし、体が温かくなってきました♪」
長門「そっ、そんな…2人まで」汗
ミイラ取りがミイラになってしまい、2人もまた自分に発情し、そのことに長門はショックを受ける
???「違うよ先生ちゃん。2人じゃなくて、3人だよ♪」
長門「えっ?」
両奈「は~い♪」
絶望に打ちひしがれる中、声のする方を見るといつのまにか自分の頭上で顔を覗かせる両奈がいた
長門「りょ、両奈さん!?」
両奈「きゅふふふ〜ん♪」
顔を覗かせてきた両奈も案の定、他3人と同じになっていた
葛城「残念だったな長門。救いの手は来なかったようだな?」
長門「ぐっ!?」
葛城「年貢の納め期だぜ。おりやつ♪」
長門「ひやっ///!?」
救いの手は悉く消え、打つ手の無くなった長門の上半身を覆っていたワイシャツのボタンが全て外され
そこから顕になったのは長門の柔肌だった
葛城「お〜お〜、こりゃなかなか〜♪」
飛鳥「鍛えているはずなのにそれを感じさせないぷにっとした可愛らしい質感♪」
雪泉「とても愛らしくて、とても美味しそうですわ♪」
両奈「きゅふふ、先生く〜ん。両奈ちゃんたちますます熱っちゃったよ♪」
顕になった長門の肌に葛城たちの興奮はさらに高まりを見せる
長門「み、みなさん!?そこまでです、これ以上は////!?」
葛城「何言ってんだよ。ここからが本番じゃねぇか、たっぷりと一緒に気持ちよくなろうぜ…ぺろっ♪」
長門「ひゃう///!?」
三度静止を試みるも叶わず、次の瞬間に葛城が長門の肌をぺろっと舐め出した
くすぐったさに長門の口から変な声が漏れる
飛鳥「かつ姉ったらずるい!」
雪泉「そうですよ!そっちがそう行くならこちらはこうです…」ムニュ♪
それを見た飛鳥と雪泉も対抗して行動に移す
互いに長門腕を引き、直後雪泉が自分の胸にその手を押し当てる
雪泉「あん///!?…さ、さぁ先生。わたくしの胸を存分に揉みしだいてくださいませ////♪」
触られた感触に喘ぎ声を発しながら雪泉が長門に甘い言葉を囁く
飛鳥「ちゅぱっ…ちゅぱちゅぷ…先生くんの指先、とても甘いよ。病みつきになりそう」
一方の飛鳥は手にした長門のもう片方の腕を引き寄せ、その指先を口に咥えて舐めていた
長門「あっ、あうう///っ!?」
次々と自分の体を愛玩具のように使い出す3人に長門の意識が薄れ始める
両奈「ダメだよ先生ちゃん、まだ両奈ちゃんがいるのを忘れちゃいけないよ〜ん……ちゅ♪」
長門「――////っ!?」
するとその直後、追い討ちをかけるかのように両奈が行動を起こす
向かい合う向きの関係上、上下逆さまな状態による接吻を両奈がしてきた
長門「むぐっ!?ぷはっ!?やっ、やめてくださいみなさん、お願い、正気に戻って!?」
必死に接吻する両奈を振り払い、長門は諦めずに訴えかける
両奈「もう往生際が悪いよ…そんな駄々っ子は先生ちゃんには、こうだ♪」
長門「はむっ!?」
うるさい口を黙らせるように両奈が自身の豊満なそれを長門の顔に押し立てる
顔を覆い尽くされ、息もできず苦しそうにもがいていた
葛城「さて、そろそろこっちのほうに進むとするか」キュピン!
あらかた上半身を堪能した葛城が目を光らせて見据える先
それはまだ手付かずの長門の下半身だった
獲物狙う獣かのように葛城が長門の下半身のほうに位置をずらす
下半身のほうに位置を移動せた葛城がベルトを外し始める
長門「むっ!?むぅうう~///!?」
雪泉「もう、往生際が悪いですよ先生!」カチコチン!
長門「むぅっ!?」
しかし、それを良しとしない雪泉によって足首を凍らされてしまう
葛城「でかしたぜ雪泉…さぁてと」
抵抗が止んだことで葛城が一気に仕掛ける
それによりベルトが外され、さらにはボタンとチャックを外されてしまう
ついに
するとその下から顔を見せたのは
葛城「さぁ、ショータイムと行こうぜ♪」
メスの本能全開にした葛城が
長門「むぅうう〜////!?」
絶望の声を上げる長門
もはやこれまでかと思われた
その時だった
???「長門!」
長門「――っ!?」
自分を呼ぶ声が聞こえてきたのを耳にする
未来「これを、受け取りなさい!」
耳をすませば声の正体は未来だった
さらにその声と共に何かを投げる音がする
長門「――っ!!」ググググッ!
飛・雪・葛・両「「「「――っ!?」」」」
見えてないものの、長門はそれが何かを察し、火事場のクソ力で自分を押さえ込む4人を押し切り起き上がる
長門「――っ!」ガシッ!
刹那、投げ込まれたそれを長門はキャッチする
長門「デュワッ!」ギュリュリュリュ~ン!
まるで某有名ヒーローのような掛け声でそれを顔にかける(何故か聞こえるはずのない効果音まで込みで)
飛んできたもの、それはゴーグルだった
さらに飛んできた先に目を向けるとそこには未来がいた
あの混乱の中、未来がゴーグルを手に入れ、長門に投げ渡したのだ
葛城「……あれ?」
飛鳥「私たち…」
雪泉「いったい何を?」
ゴーグルを長門がつけたことにより、葛城たちが正気を取り戻した
葛城「って、なんじゃこりゃ////!?」
雪泉「きゃあ///っ!?せ、先生、なんて格好をして…って、氷!?これはまさか私が!?」
飛鳥「な、ななな、なんで私、先生くんの指をなめて////!?」
両奈「はう〜ん。なんだかよくわかんないけど、身体中に気持ちいい感覚が〜///♪」
正気を取り戻した4人がそれぞれ困惑していた
長門「みなさん、ちゃんと説明するんで、早くどいてくださ〜い!?」
事態が治ったことで力尽きた長門が弱々しい声で飛鳥たちにそう懇願するのだった
この事件以降、不用意に長門のゴーグルを外さないようにすると言う暗黙のルールができたのだった
ちなみにその後、この事態を引き起こした葛城は罰として反省文100枚
加担した未来は土壇場で事態を収めることに貢献したことで情状酌量の処置として反省文は30枚と言う処置をとられることになるのだった