ひとまずドラゴンメイド達がいるのは受け入れたので、自分がいつも使っているドラゴンメイドデッキを確認する……。
おかしい、いつかはハイレートデッキにしようと思ってイラスト部分は全て光らせていたハズだが、メインモンスターはもちろん魔法・罠カードも全てギラギラに光っていた。
……とりあえずレアリティはともかく内容は変わっていなかったので一安心した。
それからこの世界がどのアニメシリーズなのか思い付く限りで検索をしていく。さすがに物騒な物は検索していないが都市伝説を含めてシリーズを特定にかかる。
海馬コーポレーション…なし、ペガサス.J.クロフォード…なし、都市伝説でファラオ系…なし、デュエルアカデミア…これは多分違う、E.HERO使い…そもそも有名な人がいない、ライディングデュエル…なし、モーメント…あきらかに違う論文、ジャンクウォリアー…マイナーカードとしか出ない、No.…なし、カオスエクシーズ…なし、ハートランド…なし、モンスターの実体化…なし、アクションデュエル…なし、ハノイの塔…元ネタの方しか出ない、デュエルAI…なし。
それからいくつか知っている名前を入力して検索してみたが出てこず、其ならばと大会優勝者の名前も探してみたがアニメキャラクターはついに出て来なかった。
手に持っているデュエルディスクやルールを見た感じ、ラッシュデュエルでは無い事はわかったがその低度だ……。
「とりあえず現実が遊戯王の世界になったって認識でいいかなぁ、現実ってなんだよ……」
先ほどの検索でわかった事だが、モンスターが実体化する事は無さそうだ……。だったら今目の前にいるドラゴンメイド達はなんなのだろうか……、考えた所で答えが得られる訳ではないので気持ちを切り替える。
ひとまず自分の状況を改める、職業は相変わらずだったし親戚関係もスマホの履歴を見る限りその辺はかわりないっぽい。
「何コレ?」
遊戯王ニューロンを起動して大会の履歴を見ようすると、あきらかに記憶よりも機能が充実しており、今までの対戦履歴が大会どころかフリー対戦を含めた全てが記録されていた。
そこでは当然自分が使っていたデッキが確認できる、そのデッキ内容は通常モンスターに装備魔法を合わせて攻撃する装備ビートと呼べるようなデッキだ、現代遊戯王にさらされている身からすれば弱すぎると表現せざるを得ない、今まで対戦してか対きた相手側のデッキは流石に確認できないが、勝率がそこそこあるので、ドラゴンメイドデッキなら十分に無双できそうだ。
安心して画面から視線を外すとハスキーと目が合った、ハスキーは微笑みながら首を傾げていたので「可愛いなぁ」と素直に言ってから体を伸ばす。
「本日は賞味期限が近い物が多かったので鍋にさせていただきました」
作業が一段落したタイミングでティルルが大きな鍋を素手で持ってきた、さすが炎属性でドラゴン属だ、この低度の熱さは平気なのだろう。
「ナイスタイミング、というかよくあの設備で料理できたね」
「はい、料理ならおまかせ下さい」
料理が趣味の人間でも料理しなくなるような設備しかない中でよく作り上げたと感心した、料理が趣味だったおかげで道具類は最低限あるので何とか完成させたようだ。
それから全員で美味しい鍋を食べた後は一気にやってきた疲労に身を委ねて眠ってしまった。
デュエルは、するんですかね?