前世は剣帝   作:イタク

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ファイの魔法によりモンスター半分が消え残ったモンスターも殆ど虫の息で戦えるモンスターは2割も居なかった


第13話ー暗黒期最終章三話

オラリオに黒い剣が降り……モンスターの大半が行動不能になる……その事に……1人の闇派閥の幹部が発狂していた

 

 

「クソッタレぇぇぇぇぇ!!!!」

 

闇派閥のヴァレッタは叫び怒りだす……何せたった1人で、モンスターを殆どを殲滅してしまう程の実力者に、しかも警戒もしてないレベル2の人間に盤面をひっくり返された、ヴァレッタはイラつき怒り出す……そして現在の生き残った戦力を冷静に確認する……

 

ヴァレッタが見渡す限り現在オラリオの地上で生き残りはあの狂ったディース姉妹にゼウスファミリアのザルド、たまたまモンスターを盾に出来たテイマーが十数人……そして闇派閥の戦闘員が50人弱……戦えるモンスターは…数百しか居ない

 

「あのクソガキ~~!!」

 

そして問題のクソガキ…………ファイだったヴァレッタは急ぎファイを見ると

 

「……おや~~」

 

ヴァレッタは急に上機嫌になった、それもその筈、現在ファイは無理に魔法を発動した為目や耳、鼻からも血が流れている……言うまでもなくファイは現在一番弱っている……そして

 

将来が危険な冒険者を刈るのに絶好の機会……

 

「見逃す訳には行かねぇな~~!!!」

 

ヴァレッタはファイの方に向け走り出す、そして生き残った闇派閥もそれに続く……そう現在生き残った闇派閥は全員ファイの方に向かう「アイツは危険……危険すぎるのなら弱っている今がチャンスだ」闇派閥の生き残りはファイの方に向かう…………そして

 

「よくも私達の盤面をひっくり返させてくれたな~~ファイ~!!」

 

その言葉を聞きファイは立ち上がる

 

「よぉ……いや初めましてかな?オバサン」

 

「テメェ……誰がオバサンだぁ?」

 

「いや失礼した…………拗らせババア」

 

「テメェ……殺す」

 

ヴァレッタ達闇派閥はファイ目掛けて突進する……周りに居る熟練の冒険者達はファイを守るため、前に出るが既に全員がボロボロだった……とてもじゃあ無いが勝負にならない

 

 

そして肝心のファイだが既にマインドダウンを起こしているそれでも何故立てるか誰もが疑問に思うがそれはどうでも良い…………今は命の恩人にどうするべきかそれだけが今熟練の冒険者達の認識だった

 

しかしかファイは

 

「…………まぁここまでしたんだ……ライラの婚約者さん」

 

その言葉を聞いた人間は一瞬何の事か分からなかっただがしかしたった1人だけそれを理解する

 

「それは勘弁だよ……ファイ」

 

ヴァレッタの大剣の攻撃を槍で受け流し逆にヴァレッタを攻撃する

 

「チッ!」

 

ヴァレッタはフィンの攻撃を回避するが首の皮が少し切れ血が流れる

 

「会いたかったぜ~~フィン~~愛しているぜ~~」

 

突然現れたフィンに興奮するのを見てファイが思った事は

 

「…………勇者(ブレイバー)……ってもしかして厄介な女に好かれやすい?」

 

その言葉を聞いたノワール達は笑いフィンはどのように返せば良いのか分からず苦笑いした

 

「うーん、僕としては団員の命の恩人を助けるためにカッコ良く登場したつもりなんだが?」

 

「…………いやそれならライラと結婚してくれ……だってほら目の前のババアより若いライラの方がましだろ?同じ小人だし、それに性格とかも目の前のババアよりましだろ」

 

「ファイ……キミ…………それ地味にライラを貶しているよ?」

 

「…………」

 

その言葉にファイは黙り

 

「さて……俺は行くよ……愛し合っている男女にイチャイチャしてるのも悪いし」

 

そう言ってファイは逃げようとするが……

 

ドコッ!!

 

槍がファイを、仕留める如く投げられた

 

「ちっ……ダメだったか」

 

ファイはそう言うと既に闇派閥の人間が包囲していた

 

「フィンはアタシが相手してやる!テメェらはそこのガキを殺せ!!」

 

フィンが駆けついたお陰でヴァレッタの攻撃から守られたが……しかし今も危機的状況は変わらなかった

 

「…………フィン……援軍は?」

 

「もう少しかかるかな?でも……1人ぐらいなら直ぐに来るよ」

 

フィンの言葉通り1人の男が来た……しかしたった1人だけでこの絶望的な戦況は覆られない……

 

 

ただ1人を除いて

 

「テメェか、黒い剣の雨を降らせたやつは」

 

そこには槍を持つ猫人が1人怒り出す顔をしながら建物の上に立っていた

 

「…………誰?」

 

しかしファイはその人物を知らない……ただでさえ冒険者に興味が無いファイは殆どの冒険者を知らない

 

だが何故フィンの存在を知って居る理由はライラから何故か自慢気に語るため知っているだけで殆どの冒険者はファイは知らなかった

 

「テメェ……だがまぁ良い」

 

そう言うと猫人は建物から降りる

 

「テメァのおかげでモンスターが粗方倒された……そして今、全ての砦や拠点から冒険者共が撃って出た……」

 

すると猫人は槍を構え

 

「だがテメァはもう満身創痍だ……モンスター共の掃除した礼だ、雑魚はもう休んでいろ」

 

それは猫人……アレンからの遠回しの優しさだった……

 

「俺は女神の戦車だ……なら全て轢き殺す」

 

アレンは走り出す、残っていたモンスター、闇派閥を襲いかかる

 

「さぁどうする?ヴァレッタ……もう終わりだ」

 

しかしヴァレッタは笑顔が止まらなかった……何かを隠しているこの危機的状況で……まだ何かを……まだ……

 

「あぁそうだなフィン……ここはアタシの負けだ……だがな」

 

ヴァレッタは闇派閥の人間を方を向くとフィンに襲いかかる

 

しかしフィンは直ぐに倒そうとするが……

 

カチッ

 

その音を聞いたフィンは親指が疼き直ぐに距離を置く、フィンの直勘は正しかったもし距離を取って居なければ……

 

 

ドカン!!

 

闇派閥の人間が爆発し、それに巻き込まれればフィンは死んでいた

 

「お前ら!!突っ込め!!コイツらをここで倒せれば!数年後弱体化したオラリオを倒してやる!!」

 

ヴァレッタの言葉を聞いた闇派閥はフィン…アレンに突撃する

 

「じゃあなフィン!また会おうぜ!今度こそお前を陵辱してやるからよ~~!!」

 

「…………ヴァレッタ……」

 

闇派閥は直ぐに殲滅出来たが……既にヴァレッタが逃げていた、そして何よりヴァレッタを追えなかった最大の理由は爆発音を聞いた生き残りのモンスター達が集まってしまったからだ

 

「…………アレン悪いがここは一緒に戦って貰うよ」

 

「チッ!」

 

アレンは悪態をつくが状況を理解し、フィンと一緒にモンスターを倒す……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴクッゴクッ

 

そしてファイは気に入らない奴等をなぐりつけるために、かつてアリーゼから貰ったポーションを飲む

 

その効果はすまじく直ぐにボロボロだった体が回復し驚愕した

 

「…………」

 

ファイは軽く体を動かし自身の状態を確認する

 

「よし」

 

ファイは自身の状態を確認すると街を歩く……まず最初に近くにいる殴るべき相手の元に……かつて最強を名乗ったファミリアの生き残りに

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこはまだ決着がついて居なかった……その剣劇の音は周囲の音を消し、ただひたすらに大きい剣と剣の音……その大きさ故か二人は周囲の状況が分からなかった……ただ一つ分かっていることは……黒い剣が降った事だけだった

 

しかし男達は止めない……最強に導く為に……そしてその事を分かって……目の前の男に勝利する為に男は剣を振るう……しかし……その思いと裏腹に最後の大剣は持たなかった……

 

「つっ!」

 

大剣は折れた……その事にザルドは残念がる……男は一瞬周囲を確認する……それは闇派閥の壊滅だった……ならばまだチャンスはある……それならまた、大怪我をさせ敗北の泥の味を味わって貰おう……そのたった一瞬

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

現代の最強はその一瞬を見逃さなかった

 

「ウオッオオオオオオ!!!」

 

現代の最強はその一瞬を使いザルドの顔面に渾身の一撃を食らわす

 

「グウッ!」

 

その一撃は重くザルドは十数メートルが吹き飛ぶ

 

「まだ俺は……折れては居ない……ザルド!!立て!!」

 

「このクソガキがぁぁ!!武器も無い癖に何をほざく!」

 

 

「なら武器は俺のを使え」

 

その言葉に二人の男は驚き現代の最強オッタルの前に地面に黒い剣が刺す

 

「小さいな……」

 

オッタルは今まで使っていた大剣よりはるかに小さく困惑する

 

「良いから取れ」

 

その言葉にしぶしぶだが剣を握るオッタルであったが

 

「ムッ」

 

黒い剣は徐々に大きくなり……先ほど使っていた大剣と同じ大きさになる

 

「とはいえそれは俺の魔法で作られた物だ、耐久力は低いが……切れ味は保証する」

 

「一撃が撃てれば十分だ」

 

するとオッタルは構えを取る

 

「最後だ!ザルド!」

 

「来い!クソガキ!!」

 

それは最後の一撃……互いに全てをこの一撃にかける

 

「【銀月の慈悲】」

 

オッタルの魔法の詠唱にザルドは笑い

 

「【父神よ、許せ、】」

 

二人は詠唱する……互いの最大攻撃を

 

「【黄金の原野、この身は戦の猛猪を拝命せし。駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】」

 

「【神々の晩餐をも平らげることを。】【貪れ、炎獄の舌。喰らえ、灼熱の牙!】

 

「ヒルディス・ヴィーニ」

「レーア・アムブロシアー」

 

二人の攻防に周囲の物崩れは吹き飛び……そしてザルドの魔法により炎が周囲に広がる二人を包み込む

 

その光景に全員が息を飲む……それはもしこの状況でザルドが立った場合闇派閥の勝利に終わってしまう可能性が有るからだ……

 

しかし人の執念とは恐ろしい者だ……男は幾度も挑み続けては敗北し、その度に泥をすする。

 

それでも決して勝てない相手にも挑み続けた……1人の男が居た、全ては自分を地獄から救ってくれた女神の為に

 

だがしかし今だけは許して欲しい、女神だけでは無く、全ての者のために剣を振るい

 

勝利する事を……

 

 

炎の海に1人だけ前に進む影が見えた……その者は雄叫びを上げる

 

 

「ウオオォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」

 

 

その雄叫びを聞いた全ての冒険者も雄叫びを上げる……それは地上戦の勝利の雄叫びだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……その勝利とは裏腹に1人の男の子は大きい荷物を運んで居た

 

「…………重い」

 

自身の2倍以上の長さに加えて2倍以上の重さ…………神の恩恵が有るとはいえとても子供が持てる重さでは無かった……しかし男の子はとある目的地いやとある人物に向かって歩く

 

すると1人の神が近づく

 

「やぁファイ?そんな所で何をしているんだい?」

 

「ヘルメス…………お前から来たのか」

 

「まぁね……それよりもその荷物、俺に預けてくれないかい?」

 

「あぁ良いぞ、と言うよりお前に預けるために持ってきた」

 

男はその荷物を近くに用意した荷台に置く

 

「もしかして……最初っから剣を抜くつもりだったかい?」

 

「いや、剣を抜くつもりは無かった……だがこの荷物をだけは回収しようと思って安全な所に荷台を置いていた……まぁ少しごげてしまったが」

 

ファイはそう言うと周囲を確認しながら荷物を見えないように布に被せる

 

「さてと……もう一つの荷物を回収しに行くが……この荷物当分の間ヘルメスの所に預けてて良いか?」

 

「勿論良いとも、俺も思う所が有るからな……それに未来の英雄の頼みなら聞いてやるさぁ!」

 

胡散臭い笑みを浮かべるヘルメスをファイは

 

(何故俺の周りの男はめんどくさい奴しか居ないんだ?……いや女もか)

 

ファイはため息をつきながらダンジョンに向かう

 

「少し良いかファイ?」

 

「何だ?ヘルメス」

 

ヘルメスは笑みを浮かべ

 

「俺達二人しか友人が居ないあの引きこもりを、殴ってやってくれ」

 

その言葉にファイは拳を向ける

 

「最初からそのつもりだ」

 

ファイは荷物をヘルメスに預けてダンジョンに走り出した…………暴力女(アルフィア)友人(エレボス)を殴るために

 

 

 

 

 

 




今日の作者の独り言

いや~……それにしても更新してないのに1日のUAが6000を越えたのはびっくりしたが……何より12話は投稿したその日UAが9400を越えたのは物凄く驚いた……いやほんとマジで

そして何より現在!お気に入り登録が1650を越えました!……なにこれ??


特に最近思う事は……



















無いな……何ならこの後の展開を仕事の間に考える事が楽しみになっている……位だしまぁその分没のストリーが多いけど……

今後も楽しんで読んで頂ければ幸いです!

今後は完全不定期で更新しますので応援の程よろしくお願いしまーす!!
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