前世は剣帝 作:イタク
「何だ?生きていたのか?」
「不利になるといきなり魔法を当てやがって……この暴力女」
「ほう……まだやるか?」
アルフィアとファイは互いに戦闘態勢に入るが
「落ち着け二人とも……小僧が見ているぞ」
「あっ」
「…………」
ファイとアルフィアはベルを見ると涙目になっていた
「…………お兄さん…………お義母さんを苛めるの?」
「いっ苛め何て……俺はしないから」
「ほんと?」
「ほんとほんと」
「良かった……」
そう言うとベルはアルフィアの方に近づく
「お義母さん!畑仕事終わったよ」
「そうか……良くやったな」
「うん!」
その光景をみた3人は思った
(((誰!?)))
少なくともファイは不味いお茶を出された記憶と理不尽な暴力を受けたが……とても同一人物とは思えなかった
「まぁ取りあえず……自己紹介からだな……俺はさっきしたし」
ファイはチラリとアーディとザルドを見るとアーディは元気良く手を上げる
「はいはーいじゃあ私から!」
アーディは少ししゃがみ
「今はファイの保護者代行勤めてるレベル4!いつも元気なアーディ•ヴァルマだよ!じゃじゃーん!!」
(じゃじゃーん!!ってそこいる?)
と考えるファイだが……どうせガネーシャ辺りのいれ知恵だろうなと考える
「そうだな……」
ザルドはザルドで何か言おうするが
「俺はザルドだ……お前の父親の叔父に当たる」
「叔父…さん?」
「そうだ」
「叔父さん!?」
ベルはそう言うとザルドに抱きつく
「僕の……僕の…家族はお義母さん……だけじゃ無かったんだ……叔父さんも居たんだ」
「あぁ……いるとも」
「もうどこにも行かない?」
「…………俺の命尽きるまでここに居るつもりだ」
それは嘘ではないだがザルドの肉体は少しずつ毒が回って行く……それがいつまで持つか分からない……だが
「やったーー!!!」
ベルの喜びを見たザルドは……頑張ってもう少し長く生きてみようと考えた
「それで……君の名前は?」
アーディの言葉にベルは直ぐに落ち着きながら
「僕の…名前はベル•クラネルです」
照れながら言うベルにアーディは
「かっ……」
「か?」
「可愛い!!」
アーディは直ぐにベルに抱きつこうとするがファイはアーディの頭をチョプした
「痛った」
アーディはチョプしたファイを見る
「何するの~ファイ~」
「いやそれはこっちのセリフだアーディ……何をしようとした?」
「えっ……何って…ウサギさんみたいで可愛いから……抱きつきたくなって」
「いや初対面の人間を抱きつこうとするなよ……」
「いや可愛いから……つい」
「ついって……お前」
アーディはベルを見るとそのベルは顔を赤くしていた
「かっ可愛い!?」
ベルは顔を赤くして下を向き……少し照れながらモジモジする
「まぁいいや……それよりも客にお茶位出さないのか?アルフィア?」
「お前は泥でもすすってろ」
「俺は客だぞ?ベルの教育で客にはお茶を出さないのは良いのか?」
「…………」
アルフィアは少し考えると不器用なりにお茶をファイとアーディに出す
「……アルフィア?俺の分は無いのか?」
何故自分にはお茶を出さないのかザルドは不思議に思い聞くと
「お前はベルとここに住むのだろう?ならお茶は要らない筈だ……欲しければ自分で入れろ」
ごもっとも……と思いザルドは自分でお茶を入れる
ゴクゴク
ファイはそんは会話を気にせず飲むと
「……少し腕を上げたなアルフィア」
「当然だ……」
ファイの言葉にアルフィアはそっと背を向ける
(お義母さん?)
「けど相変わらず不味いなアルフィア」
「
するとファイが座っていた一角事吹き飛ばされ…………静寂が生まれた
「「「…………」」」
3人は何故褒めてから貶す?と考える前にアルフィアの理不尽?とは言えないが過剰な攻撃にアーディは恐る恐る飲む
(…………苦い)
と思いつつも黙ってアルフィアから出されたお茶を飲むのであった
十数分後帰ってきたファイは
「相変わらず、理不尽な攻撃だなアルフィア」
「貴様が余計な事を言うからだ」
「「…………」」
二人は黙っていると
「所でお前達はいつまで居るつもりだ?」
それはザルドからの質問だった、ファイの目的はザルドをここに届ける事……それが終わればここを去ると考えていると
「うーん特に決めてないな……旅をする事は決めているが……どこに行こうとは決めてない」
「あーやっぱり」
「てな訳でどこか行きたい所が決まるまでここに居させてくれアルフィア」
「何故そうなる?」
「だって外の知り合いお前らしか居ないから」
「…………静かにしてくれるのなら構わん」
「分かった、空き部屋有るか?」
「二階に一つある、今は物置になっているが……それからザルドは狒々爺と同じ部屋だ」
「何故そうなる」
「若い娘が泊まる……他に理由は居るか?」
「……あぁそうだな……そうだった」
「ん?ちょと待って一つ部屋足りなくない?」
「お前達は恋人では無いのか?」
「それはない」
「それはないよ」
「そうなのか?」
「うん!ファイは確かに命の恩人だけど……ちょと趣味じゃ無いかな?……英雄譚とか嫌いだし」
「えっそうなんですか?」
その言葉にベルは驚愕な顔をしながらファイを見る
「……好きじゃあ無いだけだ」
ファイは顔を横に背ける
「でもファイは特にアルゴノゥトとエピメテウスとか嫌いだよね」
「……確かにアルゴノゥトとエピメテウスは嫌いだが?」
「私はアルゴノゥトが好きなのに~何で嫌いなのファイ?皆と違ってちゃんと読んだのに……」
アーディは凄くも不満そうにするとアーディ
「どうせ暇だし教えてよ~」
アーディはファイの腕を引っ張るが
「いつかな……それよりもアルフィア?それだと部屋が一つ足りないが?」
「……フム確かにな……ベル」
「何?アルフィアお義母さん」
「今日から私の部屋で一緒に寝るぞ」
「……えっ」
「嫌なのか?」
「いっ嫌では無いです……けどその……」
ベルは恥ずかしそうにするとアーディが手を上げ
「はいはーいならベルくん、私と……」
その瞬間……音を置き去ったアルフィアの拳がアーディを襲い……そのままアーディは壁にまで吹き飛んだ
「ベルと寝るなど十年早い」
「キュー」
とアーディはそのまま気絶するがファイが思った事は
(…………何故俺の時は手加減しないんだ?)
と考えるのであった
ファイとアーディ、ザルドは荷馬車から各々必要な物を卸し部屋に運びだしていた
「あっそうだアルフィアこれお土産」
ファイは木箱をアルフィアに渡す
「……これは?」
「…………精霊樹の枝だ、正規ルートで手に入れたから大丈夫だ……まぁ少々厄介な貸しを作ってしまったがな」
アルフィアはその木箱を開けると確かに精霊樹のえだだった
「これは……私は貰えない、貰う資格など私には……」
そう言うとアルフィアはファイに返すが
「良いから貰っとけアルフィア……それにこちらにも都合がある……お前が死ぬと…せっかく助けた俺の目覚めが悪い」
ファイはそう言うとアルフィアから返そうとする木箱を押し返す
「それに……せっかく助けたその命が死ぬなんて目覚めが悪いからな」
ファイはそう言うと自身の荷物を部屋に置くのであった
その日の夕食
「旅の道中……ザルドが料理していたが……」
ファイ、アーディ、ベルの3人はザルドが作った料理を食べていた
「叔父さんの料理美味しい!!」
「うん、美味しい!旅の道中「簡単なスープだ」って言ったけど……厨房で作るとこんなに美味しいなんて!」
「…………これ……二度とアリーゼとリオンの料理は食えない……あれに比べると……」
「アハハ……ファイあれは食べ物じゃあ無いよ?」
「……一応食えるが……アーディそれ十分酷いこと言ってるぞ?」
「それ、ファイもだよ!?」
と仲良く飯を食べていると……
「ワシを置いて飯を食らうな!?」
するとそこにアルフィアが狒々爺と呼ぶお爺さんが現れた
「随分と遅かったな……狒々爺」
そのお爺さんは土に汚れていたが……何故怪我が無い事にファイは驚いていた……が
「何じゃあ?アルフィアそんな嫌そうな顔をしよって」
「美味い食事を邪魔したからな」
「それよりも爺、今日から俺もここに住むことにした」
「何じゃあ?そんな事か別に構わんぞ?空き部屋も有るし」
「あとついでにそこの小僧と小娘も少しの間住む事となった構わんか?」
「娘は方は構わんが……野郎はのう……」
するとお爺さんはファイを見ると
「パッとしない男じゃあ………の…う?」
しかしお爺さんはファイを見ると一瞬驚愕な目をする
「…………まぁええじゃろ………じゃが」
「じゃが?」
「代わりに畑仕事を手伝え、それが条件じゃ」
「まぁそれくらいなら」
こうしてファイとアーディが住む事とが決定した
「なら早速お嬢さん親睦を深めるために今から一緒に混よ……」
「
するとお爺さんは直したばかりの壁を破壊し山の向こうに飛ぶのであった
「おじいちゃーん!!」
「お爺さん!?」
ベルとアーディは驚き飛ばされたお爺さんを見たがファイとザルドは食事を続けていた
「良く死なないな……あの爺さん」
「俺もそう思う」
今日の作者の独り言
何故連続投稿だって……簡単だよダンまちの最新刊を買って読んだら面白く書きたくなるものものさ……
特にレフィーヤの魔法……マジで神……感動した……
感動のあまり話を進ませる単純な作者であった
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