前世は剣帝 作:イタク
「ここがおじいちゃんと一緒に耕している畑!」
ベルは自慢するかのように畑を紹介する
「へーここが……結構大きいな」
「村の中では一番小さい畑だけどね」
「そうなんだ」
「うん!最近お義母さんが来て今は少し畑を大きくしている所だよ、この前お義母さんと一緒に畑を耕したんだ」
(あの……暴力女が畑を耕した……だと!想像出来ない)
(でも何だろう……あの格好で桑を持って耕しているって……少し面白いかも)
「けどお義母さん魔法と拳一つで一瞬で畑を耕したんだよ」
「あー成る程理解した」
「あっうんそれなら簡単に想像出来るね」
ファイとアーディは理不尽な権化だなと考えていると
「あと種も……こう指で弾いて埋めるんだ」
ベルは一生懸命アルフィアの真似をするが、ただ種が飛ぶだけで土に埋まらなかった
「……何だろう……アルフィアが無駄な才能の使い方をしている気がする」
「でもアルフィアさんってリオンから聞いたけど「才能の権化」って言ってたから納得もできるよね」
二人はベルに聞こえない声で喋っていると
「ファイお兄さんとアーディお姉さんももしかして出来る?」
「うーんお姉さんは無理かな?ファイなら出来る?」
「流石に俺の魔法だと難しいな……」
「えっ魔法!?お兄さん、お義母さん見たいに魔法使えるの?」
「まぁ……持ってるが?」
「ホント!?」
「あぁ本当だ、何ならアーディも持ってるぞ?」
その言葉にベルは嬉しくなり跳び跳ねながら
「ねぇねぇどんな魔法が使えるの?」
「私はね拘束魔法と回復魔法かな?」
「俺は……分類的には付与魔法だ」
「分類的に?」
ファイの「分類的」と言う言葉にベルは頭を傾ける
「まぁ見せた方が早いな……」
するとファイは農機具を地面に置き詠唱する
「【ひと振り決殺】【我が身、我が心は常時戦闘也】」「【血統技能
するとファイの影が少し大きくなり黒い剣が地面から出てくる
「これが俺の魔法
「「オオーー」」
二人はパチパチと手を叩き
「分類的には付与魔法って言ったが俺の魔法は影から剣を作り出す……そしてマインドが持つ限り剣を作り出す魔法と……
するとアーディの影から複数の剣が現れアーディを拘束した
「簡単な拘束も出来る魔法で色々と応用が出来便利な魔法だ」
「凄い!」
ベルは目を光らせファイの魔法を見る
「あの~ファイ?この拘束解けないかな?」
「アーディならギリギリ解けるだろ?」
「いやびくともしないよ!?これ本当に簡単な拘束魔法なの!?」
アーディは必死に抵抗するが全然拘束が解ける様子が無かった
「簡単な拘束魔法だ、アルフィアは約2秒で解いたぞ?」
「いや、アルフィアさんを2秒も拘束出来るだけでも凄いけど!?」
「いやあの時は俺の魔法を知らなかっただけで今のアルフィアに次拘束魔法をかけても0.1秒もかからずに解ける」
「えーーそんなのあり?」
「あれは天才だからな……」
ファイは遠い目をしているとベルはファイに近づき
「ファイさんは……もしかして物凄く強い?」
その言葉にアーディは「うん強いよ」と言おうとするがファイは首を横にふる
「……いや弱い」
「「えっ……」」
アーディとベルはファイの言葉に驚く……特にアーディは知っている……あのアルフィアが近接戦闘を避けるほどの実力を持つファイが首を横にふった事に
「そんなに強いのに?」
「いや……俺は弱いよベル」
その言葉にベルとアーディは黙る
「俺は……本当に守りたかった者を守れなかった……弱者だ……」
ファイの言葉は重く……ベルとアーディは黙ってしまう
(あれ?……何で俺はこの事を話して居るんだ?)
ファイは首を横に振り
「それよりもベル?今からどこを耕せば良い?」
「あっうんこっち!」
ベルは空気を読み急いで耕す畑に案内する
「ココ!」
ベルはそう言うと農機具で畑を耕す
「小さいのに偉いねベル」
「うん!」
ベルは一生懸命農機具で固い地面を掘る
「うんしょ……うんしょ」
ベルは自身の身長と同じ位の農機具を使い一生懸命掘る……しかし深い根元まで入っては無いせいぜい数センチだがベルは一生懸命農機具で掘っていた……
「うんしょ……うんしょ」
ベルはあまり掘れていないのを自覚しており何回も同じ所を掘るが上手くいかない……
「おじいちゃんやお義母さん見たいに行かないな……」
ベルは少し落ち込んでいるとファイは
(剣しか作らなかったが……出来るか?)
「
(案外出来る物だな)
見た目は同じ農機具を魔法で作り出し軽く振り使えるかどうか確め
「ベル……これを使え」
「黒い……鍬?」
ベルはファイから貰った鍬を受け取るととても軽かった
「オー」
ベルは直ぐに地面を耕すと一気に固い地面が柔らかくなった
「凄い!」
ベルは何度も地面を耕す
「じゃあファイ私達もやろっか」
「分かった」
ファイはそう言うとアーディの分まで魔法で鍬を作り3人で畑を拡張した
「凄い!おじいちゃんが2週間で作った畑と同じくらいの規模を1日で出来た!」
ベルは喜び自分で作った畑に感動した
「所でアルフィアはどれくらいで出来たんだ?」
「お義母さんは……」
ベルは少し顔を横に向けて
「10秒……位?」
「あっうんやっぱりアルフィアさんは凄いや」
アーディはもう思考が停止する程の驚愕をした
「……所でベル?」
「何?ファイ兄さん?」
「……兄さんって……まぁ良いか、それよりもアレどうすんだ?」
それは畑から出てきた大量の木の根や草が1ヵ所に固められた場所を指差した
「えっとおじいちゃんは……確か火で燃やして畑の肥料にするって」
「成る程……火か…少し危ないから水が必要だね」
アーディはどう燃やすか考えていると
「まぁ火事になってもアルフィアの魔法で吹き飛ばせば良い、何なら明日アルフィアに任せるか」
その言葉にベルとアーディは驚愕する
「……アルフィアさんに対してそんな事を言えるのはファイくらいだよ?」
「うん……お義母さんにそんなこと言えるのはファイ兄さん位です」
「何を言うベル、良いか俺の保護者何て何故か胸が無いのにずっと胸を張ってバカな事を言って俺を常に振り回すんだ、それに比べたら俺は可愛い方だ」
「あー確かにそうかも」
「そんなんですか!?アーディお姉さん!」
「うん……アリーゼ……簡単に言うとファイの所の団長さんで、ファイを常に振り回しているね……それにしても姉さん……姉さんか」
その瞬間アーディは何かに目覚めようとするが……その事を知るのはまだ少し遠い未来の話
「まぁとりかえず今日は帰るか、きっとザルドが美味しい料理を作ってるだろうし」
「うん!叔父さんの料理楽しみ!」
ベルはそう言うと家に走り出す
「待ってよベル」
アーディはベルを追いかけて走り出しファイは明日の予定を何となく考えていた
(……明日は魚釣りでもするか)
ファイはそう思うと持ってきた釣竿を少し手入れしようと考えるのであった
今日の作者の独り言
いやーそれにしても…オリジナルストーリーを書くのって難しいね
そしてなんだかんだ投稿したら常に約5000のUAがあって嬉しいです!!
今後も面白いオリジナルストーリーをちょくちょく書いて行きますので
面白かったら高評価お気に入り登録よろしくお願いしま~す