前世は剣帝   作:イタク

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翌日ファイはベルから川を教えて貰い釣りをする事にすると何故かベルとアーディが興味を持ち……気がついたら何故かアルフィアも参加していた


第26話ー名もなき村四話

「これが……ファイ兄さんが作った釣竿……」

 

ベルはファイから借りた釣竿を見て興味津々だった

 

「まぁな……そこそこ上手く作れた自信作だ」

 

ファイはそう言うと針に餌を着けて川に糸を垂らすとベルも真似して川に糸を垂らす

 

「ファイ兄さん、魚食いつくかな?」

 

「食いつくが……結構時間が掛かるぞ?」

 

ファイは時より釣竿を動かし疑似餌が生きている生き物のように動くとベルもファイを真似する

 

「釣れない……」

 

「そう言う物だ、簡単に魚は釣れない……だからといってアルフィア」

 

そこには手のひらサイズの石を握るアルフィアの姿だった

 

「何だ?」

 

「その石を投げて捕まえるのはやめろ」

 

アルフィアも魚が釣れず少し苛立ち小石を掴み投げて直接魚を捕まえようとするがファイに止められた

 

「それにこう言うのはのんびりやるものだ」

 

ファイは大きいあくびをしながら釣りを楽しむ

 

「静かな森に川が流れる音……自然でしか味わえない音だ……アルフィアはこの音は嫌いか?」

 

「いや………ここの音は心地良いい」

 

アルフィアはそう言うとベルの横に座る

 

「ベル釣れると良いな」

 

「うん!」

 

2人は本当の親子のように楽しく釣りを楽しむとアルフィアはその幸せに微笑む

 

「アルフィア」

 

するとアルフィアは直ぐに真顔になる

 

「……何だ?」

 

「お前笑えたんだな」

 

「……………………福音(見るな)

 

その瞬間ファイは10数メートルまで吹き飛ばされる

 

「いきなり何すんだ!この暴力女!」

 

ファイは咄嗟にアルフィアからの魔法をギリギリ回避するが魔法の余波は受けてしまった

 

「…………お前が変な事を言うからだ」

 

アルフィアは置いた釣竿を持ち座る

 

既に攻撃する意志が無いと考えるとファイはため息を吐きながら離した釣竿を持ち魚釣りをする

 

 

その様子を見ていたベルとアーディは2人に聞こえない声で話す

 

「…………アーディお姉さん、もしかしてアルフィアお義母さんは……ファイ兄さんの事が……」

 

「うん合ってると思うよ……でもシーだよベル。ファイ本人は気がついて無いみたいだしこれは本人同士の問題だから暖かい目で見守ろう」

 

「うん!」

 

ベルとアーディは暖かい目で見守って要ると

 

「どうやらベルと小娘にはお仕置きが必要のようだな」

 

しかし相手はレベル7の冒険者……獣人とまでは行かなくても小声程度の会話は拾える

 

「お義母さん!?」

「アルフィアさん!?」

 

「そこに直れ、今回だけはデコピンで許してやる」

 

「そんな!?」

「許して下さいアルフィアさん!」

 

「黙れ」

 

その後アルフィアによる音を超えたデコピンによりベルとアーディのおでこにはデコピンされたと言う結果だけが残るのであった

 

「ドコッッっっ!?」

「オデコがー!オデコがー!!」

 

2人はあまりにも痛みにオデコを、押さえつけるベルとアーディだった

 

(なにやってんだ?)

 

そんな光景をつい知らずファイは居眠りしながら釣りを楽しむのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルとアーディは少し涙目になりながらも一緒に釣りをしていると

 

「ファイ兄さん……」

 

「何だ?ベル?」

 

「どうして英雄が嫌いなの?」

 

「嫌いって訳じゃあ無いが……逆にベルは英雄が好きなのか?」

 

「うん!特にエピネテウスとかが好き!」

 

(俺が嫌いな英雄か……)

 

「でもファイ兄さんは……何でこの英雄が嫌いなの?」

 

「…………はぁ」

 

ファイはベルの答えに少し口が重くなるが

 

「俺が嫌いな理由は……」

 

「理由は?」

 

「…………報われてない英雄だからだ」

 

その言葉にベルは口を閉じファイは語る何故嫌いなのか

 

一人は明らかに内容が喜劇とされている…………あの時代どう考えても喜劇はあり得ない……恐らくだがアルゴノート自ら内容を喜劇にしたんだろう……だから嫌いだ……自ら犠牲にして自ら『英雄の船』だの『始まりの英雄』だの……自身を犠牲にして未来を託しその後数々の英雄が生まれた……だがその代償として報われない人生を送った

 

そして最も嫌いな英雄……エピネテウス……彼は『自ら平凡な人』と名乗り、たまたま『聖炎のが降ってきた』と言いその力を人々の為に振るった……最初はまさに英雄の所業だった……しかし醜い人間に翻弄され……最後は辛辣な人生

 

何故放棄しない!何故止めない!皆から後ろ指を指されながら何故前に進んだ…何故……最後まで戦った

 

何故……何故何故何故!報われない人生を自ら進む

 

これがファイが語った2人の英雄が嫌いな理由

 

その言葉にアルフィアとアーディは黙る……

 

「2人の英雄は……結局何も報われない……いや違うな何も無い。残った事と言えば、今も人々から後ろ指を指されるだけ……」

 

報われない英雄……それがファイが思う英雄だった

 

「違う!」

 

「ベル?」

 

ベルは悲しい顔をでは無い……ただ

 

「確かにアルゴノートとエピネテウスは報われない人生を送ったけど……ちゃんと残してる物がある!」

 

「それは……何んだ?」

 

「僕が生まれた!」

 

「!!」

 

「ファイさんが嫌いなアルゴノートやエピネテウスだけじゃあ無い!きっと名もない英雄達のお陰で僕が生まれた!」

 

それはきっと純粋な言葉だったんだろう……けどその言葉はファイの心に響く……ファイの前世は黒い異形に関連する物を全て消して回った……それは自分自身が戦った痕跡も全て

 

だから何も残らない……

 

しかし……ベルは違うと否定する。それはたまたまの言葉だったかも知れない、しかし……あの戦いに意味はあったと答える

 

「……」

 

ファイは驚きの表情を浮かべる

 

「確かにそうだね!ベル!私もアルゴノートやエピネテウスの物語がもっともっと大好きになったよ!」

 

ベルの言葉にアーディは感動のままにベルに抱きついた

 

「アッアーディお姉さん!!」

 

ベルは顔を赤くしながら慌てていると

 

「私の前でベルに抱きつくとは、言い度胸しているな……小娘」

 

「「あっ」」

 

福音(ベルから離れろ)

 

「ギャーー!!」

 

「アーディお姉ちゃん!!」

 

「…………学習しろよ……アーディ」

 

しかしファイは少し報われた顔をするのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼頃ファイとアーディは先に帰りザルドに釣った(ファイとアルフィアは)魚を(結局石を投げて)渡した(無理やり捕まえた)

 

「言いたい事はあるが……まぁ大量だな……一部は保存食を作って置くか」

 

ザルドは魚の一部が妙に損傷している事に気がついたが……もはや慣れた様子だった

 

「所でベルとアルフィアはどうした?」

 

「ベルとアルフィアはまだ釣りしている」

 

「…………そうか」

 

ザルドは深く聞かなかった……

 

「まぁ取り敢えず飯を作るか……ファイとアーディ少し手伝え……流石に片手だと少しやりずらい」

 

「分かった」

「ザルドさん分かりました~」

 

2人はザルドの指示で保存食を作っているとアルフィアとベルが帰って来た

 

「ザルドにファイ……丁度良いな」

 

アルフィアは帰って来たそうそう2人を見ると

 

「ベルが私に向かって英雄に成るとほざいた」

 

「ほう……ベルがか」

 

ザルドはニヤリと笑みを溢す

 

「まぁそう言う訳で……今日から特訓する手伝えザルドとファイ拒否は私が許さない」

 

「おい……暴力女……」

 

「…………手は出すのは後で良いとして……何だ?ファイ」

 

「何故俺を巻き込む?」

 

「何だ?不服か?」

 

「あぁ不服だ」

 

アルフィアはため息をつきながら

 

「お前の剣術はオラリオ1といって言い。そんな逸材がベルの師と成るのに何が不服なんだ?」

 

「僕からもお願いしますファイ兄さん!」

 

ベルは必死にファイにお願いする……それはまるで自身の命に関わる程の必死さにファイは疑問に思い恐らく原因を作った張本人に聞く

 

「因みにだがアルフィア……ベルの修行に何を言った?」

 

「特に難しい事を言った訳では無いが……強いて上げるとしたら……生と死の狭間を経験しろ後はそうだな……限界を300は超えろと言ったな」

 

(((あっ絶対それだ)))

 

アルフィアの発言に全員が納得しファイも知り合いが死ぬのは流石に寝覚めが悪いと考え

 

「…………分かったベル修行に付き合ってやる」

 

「!!」

 

ベルは少し希望が見えたと考えるが

 

「なら先ずは今から倒れるまで走り込みだ」

 

「…………えっ」

 

「ベルは俺から見ても才能が無いように見えるからな先ずは先に逃げ足を鍛える…………ゲロをぶちまけながら走れ」

 

「…………っっっ」

 

「後は…………そうだな……最終的には致命傷を受けても動けれれるように痛みに慣れ……後は」

 

「…………」

 

ベルはあまりにもアルフィアと同等の修行メニューに立ったまま気絶するのであった

 

「お前もか!!」

「ファイもそっち側なの!?」

 

「俺はアルフィアみたいに当然とは思ってないが?何なら自分でもおかしいと思ってる」

 

「尚たちが悪いわ!!」

 

流石の冷静なザルドもツッコミを入れずに居られなかった

 

 

尚ベルの修行メニューは主にザルドにより修正されたが……

 

「ザルドさん」

 

「何だ?」

 

アーディはザルドが作った修行メニューを見た感想は

 

「…………2人に比べればましだけどさぁ…………これも十分酷いよ?」

 

「…………否定はしない」

 

どっちにしろベルは地獄のメニューが完成するのであった




今日の作者の独り言

…………まぁ話を読んだ通り新しいヒロインアルフィアさんです

正直アルフィア……書くのが難しい正直積極的な事を何度か書いてみたのですが……「これはアルフィアじゃあない!」と思い何度もボツにしてしまいました



そんな作者の苦労はほっといて楽しく読んで頂ければ幸いです!!


面白かったら感想と高評価お気にいり登録よろしいお願いします!!



ん?待てよ……もしかしてアルフィアさんがサブヒロインとは言えヒロインとして出る二次作品初めてじゃね?

投稿する直前に気がつく作者であった
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