前世は剣帝 作:イタク
第28話ー新たな旅立ち
「旅を再開しようと思う」
突然のファイの発言に全員が食事の手を止める
「えー私もう少しここに居たい~ねぇーベルくん」
アーディは出ていきたくないと考えるが
「そろそろ逃げないとあのヘルメスがめんどくさい依頼を持って来そう、だから逃げる」
「「確かに持って来そう」だ」
アーディとザルドはファイの予測に同意しつつ
「それでどこに行くつもりだ?ファイ」
「そうだな……いっそのことラキア王国にでも行って見ようかな?」
「ラキア王国にか?」
「特に行くこと無いし……何かでかい国らしいから行って見たい」
「そんな理由で行くのはファイ位だよ?」
理由がデカイだけでその国に行くと理由でアーディは少し頭を悩ませる
実は理由はもう一つあるが……
「まぁそんな訳だ……」
ファイはチラリとベルの方を向くと
「兄さん……どっか行っちゃうの?」
「あぁ旅を再開しようと思う」
ファイの言葉にベルは少し涙だ目になるが
「泣くなベル」
「アルフィアお義母さん?」
「お前が好きな英雄達は旅立つ者に涙を流すのか?」
その言葉にベルは涙を拭う
「僕は泣かない!」
ベルはまだ少し涙目になりながらも笑顔を向ける
「それで主発はいつにのするファイ?」
「2日後だ少しやることが有るからな」
「?分かったよファイ、じゃあ私は荷物の整理をしておくよ」
その日の食事はいつもより騒がしかった
次の日ベル、アーディ、アルフィアの三人は修行では無く少し遊んでいた
「ごめんね。ファイ、今日は少し用事があって遊べないんだ……」
「うん!大丈夫ファイ兄さんとはいつも楽しい……楽し……い」
ベルは楽しい思い出を思い出そうとするが…………
ベルはファイとの記憶は
魔法で作られた剣をベルに向けて飛ばし、それからひたすら逃げる訓練をしたり
アルフィアお義母さんと一緒になってゴブリンの巣に投げ入れられたり
見学としてアルフィアお義母さんとファイの2人の剣劇で余波で自身の皮膚にかすり傷を負ったりなど
楽しい記憶は一切無く逆に辛い修行の記憶しか無く…………ベルの顔は青ざめた
「辛い記憶しか無い……」
「アハハ……ファイもそっち側の人間だったね…………」
アーディも何回か一緒にベルと修行をしたが、ファイとアルフィアの修行は、神の恩恵が有ろうととても辛い修行だった
「けどファイとアルフィアさんとの手合わせのお陰で私も少し強くなったよ!」
アーディは自身の剣を触り誇らしげに語る
「だからベルも強くなってるよ!」
「うん!」
辛い記憶があるが確かにベルは強くなった事を確信していた
「まぁ私達に比べればまだまだだがな」
「「…………」」
その言葉にベルとアーディは一つ疑問に思い質問する
「因みにですが……アルフィアさんはレベル4に成ったのはいつ頃ですか?」
「私か?……確か15……でレベル5だったから13歳ぐらいだったか?特に気にしたこと無かったがそれぐらいだ」
その言葉にアーディは流石最強と名乗ったファミリアだと理解した
「ん?待ってじゃあもしかしてファイは……」
「あぁ私と同じくらい強く成る……いや近接戦闘に関しては既に私に勝てるだろう……まぁ短期決戦に限りだがな」
アルフィアは短期決戦の近接戦闘では負けるが長期戦の戦いでは勝つと答える……しかしそれは負けず嫌いの言葉に過ぎなかった……しかし今のファイの戦いスタイルは短期決戦に過ぎずもしファイが本気で戦ったら遠距離では無い限りアルフィアでも負ける事を示していた
だからアルフィアもファイとの手合わせは自身の剣の才能を開花し今も尚成長し続けていた
「それで……最後に釣りか……」
「うん!ファイ兄さんが最初に教えてくれた物だから……」
ベルは最後の思い出作りにファイとの釣りを望んだが本人は居なかった……
それを察したアーディは
「じゃあ今日は沢山釣ってファイを驚かせよ!」
「うん!」
その様子を見たアルフィアはアーディに冷たい目線を向けるが
「…………今日ぐらいは良いか」
アルフィアは少し我慢をしようとするが
「
結局我慢出来ずアーディを吹き飛ばすのであった
その日の夕方ベル、アーディ、アルフィアの三人は釣った魚を持ち自宅に帰って来た
「おっ帰って来たか」
ザルドは今日も器用に片腕で畑仕事をし終え夕飯の支度をしていた
「ただいま!叔父さん!」
ベルは釣った魚を自慢するかの如くザルドに見せる
「今日も一杯つれたよ!」
ベルは自身の成果をザルドに見せ
「良くやったなベル!偉いぞ」
「エヘヘ」
ザルドはベルの頭を撫でられてれる
「所でファイ兄さんは?」
「ん?ファイはまだ戻って来て無いが?」
「そっか……」
ベルはファイにも褒めて欲しかったがまだ帰って来てなく少し落ち込んでいると
「ザルド戻ったぞ~」
ファイは珍しく汗を流しながら帰って来た
「お帰りファイ兄さん!」
ベルはファイの汗を特にきにせずファイに近づき
「ファイ兄さん見てよ!今日こんなに釣れたよ!」
ベルは自身の釣った魚をファイに見せる
「今日は大量だなベル」
「エヘヘ凄い?」
「あぁ凄いぞベル」
ファイは少し褒めると何故かザルド以上に照れていると
「おいファイ」
「何だアルフィア?」
「今日釣った魚だ」
アルフィアはファイに釣った魚をファイに見せる
「この量……凄いな……そっちの才能も有るんだな」
ファイの言葉にアルフィアは少し頬を赤くしながら胸を張る
「当然だ」
「けど相変わらずお茶は不味いのに……何でなんだ?」
その言葉に部屋は圧迫感に包まれ
「
そしていつも通りファイは壁を破壊しながら十数メートル飛ばされるのであった
そんないつもの日常に慣れたザルドは飛ばされたファイに向かって
「ファイ少し汗を川で流してからこっちに来い」
ファイは今すぐにでもアルフィアに文句を言おうと考えたが自身の服は汗まみれを確認し渋々であったがファイはザルドに返事をすると汗を流しに川に向かうのであった
夕暮れになりファイは威力が殆ど無い魔剣で火を付け明かりを付けると汗を流すために川に入った
「少し冷たいな……」
ファイは未だ汗をかき少し熱を外に出すために川に浸かっていると
「ファイ貴様代えの服を忘れて居るぞ?」
ファイは振り返るとそこにアルフィアがファイの着替えを持ちそこに立って居た
「アルフィア!?何でお前がここに居るんだよ!?」
ファイは突然のアルフィアの登場に驚いてしまう、確かにファイは汗を流すために川に入ることをザルドに言われ入りに来たが…………まさか川に入る事を勧めたザルドでは無く、まさかアルフィアが入って来るとは思わなかったせいぜいザルドの代わりにベルが来るぐらいだと考えていた
「少しお前と話したくてな」
その言葉にファイは体を岩影に隠しながら顔だけ出しアルフィアの方を向いた
「それで……話しとは何だ?アルフィア」
「以前ベルとの会話でお前が何故英雄が嫌いなのか分かった、だが何故お前は剣を握った?」
それは誰もが思う事だった例え英雄の器が有ろうとも挫折した人間は決して剣を握らない……だがしかしファイはもう一度剣を握ったそれは何故か?
アルフィアは分からなかったファイとは違いアルフィアは常に剣を振るう覚悟は有った
だが挫折したファイには剣を振るう覚悟は無かった……そんなファイを動かしたのはいったい何なのか……アルフィアは気になっていた
「答えないとダメか?アルフィア」
「今答えなければこのままお前を村の方に吹き飛ばす」
(理不尽!!)
ファイは相変わらずのアルフィアの理不尽に頭を悩ませながら
「一つは俺の保護者を名乗るアリーゼを助けるためそして」
ファイはアルフィアの方を指を指し
「世界の踏み台になろうとしたバカ2人を助けるためだ」
「……別に助けを求めた訳では無い」
「あっそう、でも俺はそれを気に入らなかった……だから助けた文句あるか?」
「…………」
ファイの言葉にアルフィアは少し黙り込みタオルをファイの顔にに投げた
「さっさと上がれベルが待ってる」
ファイは顔に投げられたタオルを握り体を拭くのであった
その日の夕食はいつも以上にザルドは腕を振るい豪華な食事で夜遅くまで全員と話をするのであった
翌朝
ファイとアーディの荷物を荷馬車に乗せ直ぐにでも主発の準備を整え
「ファイ兄さん……アーディお姉さん……ほんとに行っちゃうの?」
「あぁそうだ」
「そうだよベルくんまたファイと2人で旅を再開するよ」
ベルは今にも涙を流れそうにするが涙を腕で拭い
「僕……泣かないよ」
「うん……偉いねベル」
アーディはベルの頭を撫でるとベルは少し顔を赤くするが
「いつか大きく成ったら僕も英雄の都オラリオに行く!」
「それは楽しみだ、だがオラリオに行く前にちゃんとアルフィアの修行をしろよ?」
「うっ……うん……ちゃんとアルフィアお義母さんの修行をする……します」
ベルは少し言葉を詰まりながらあの苦しい修行を続ける事を宣言を確認したファイは一つの短剣をベルに渡す
「ファイ兄さん……この短剣は?」
ベルは渡された短剣を見ながらファイに尋ねる
「これか?昨日俺が打った短剣だ」
「ファイ兄さんが?」
「あぁ…まぁ初めてちゃんとした短剣を打ったから出来は少し悪いがな」
ファイは少し照れ臭そうに喋ると隣に居たアルフィアがファイに近づき
「私の分は無いのか?」
アルフィアは今にも攻撃態勢を取りファイを攻撃しようとする
「…………そう言うと思って部屋に置いてあるついでにザルドの分もな」
「俺の分まであるのか?ファイ」
「あるぞ?アルフィアは軽い剣でザルドは…………まぁ多少雑に扱っても壊れない用に耐久力重視で打ったから多少重いが……」
「問題ねぇな、逆に重い方が助かる」
「だと思った」
ファイはため息をつきながらベルの方を向く
「ベル大きくなってオラリオに来たらその時は改めて剣を教えてやる」
その言葉にベルは満面な笑みを浮かべ
「うん!僕強くなって絶対にファイ兄さんの居るオラリオに行く!!」
「そうか……」
ファイはベルの頭を撫でると嬉しそうにするベルに別れを告げ
「そろそろ行くよファイ」
「分かった」
アーディの言葉を受けファイに荷馬車に乗り込む
「じゃあねベル、アルフィアさん、ザルドさん!」
アーディは元気良く挨拶をすると荷馬車に乗ると直ぐにでも出そうとする直前
「出して良いぞアーディ」
「おいファイ」
その言葉にファイはアルフィアの方を振り……
「チュ」
振り向いた瞬間アルフィアはファイの胸ぐらを掴み強引に自身に近づけさせファイの唇をアルフィアの唇に重ねた
「…………は……あ……えっ……はぁ!?」
最初ファイは自身に起きたことが認識出来ず混乱するがアルフィアとキスした事を少しずつ自覚する
「残念だが私は小娘見たいな恋愛は勝手が分からない……だが」
アルフィアは瞳を開けて宣言する
「お前は私の獲物だ……絶対に逃がさない」
その言葉を聞いたファイは顔を赤くする
「じゃあなファイ……それと小娘」
アルフィアは馬の方を向くと馬はアルフィアに見られ一瞬で汗を流し
「ヒン!!」
その瞬間馬はアーディの手綱を無視し走りだした
「えっ!ちょちょと!」
馬はアーディの命令を無視しアルフィアから逃げるように走り出すのであった
一方残されたベルとザルドは…………
「やっぱりお義母さんはファイ兄さんの事が…………」
「あぁ……あのアルフィアがあんな女の顔をするとは…………夢にも思わなかった……」
2人はヒソヒソと会話をしていると
「
アルフィアは魔法で2人を吹き飛ばし
「全く……私は
等とほざく最恐の英雄だった
今日の作者の独り言
これにてもう一人のヒロインアルフィアがアリーゼより先に思いを伝えました!!
正直照れるアルフィアを想像したのですが……うんアルフィアらしくないと考えこのストーリーになりました!!
いやーそれにしてもやっぱり爆弾ヒロインって言ったらアルフィアだよね…………いやアルフィア以外にも爆弾ヒロインはいたけど個人的にはアルフィアが一番かな?(某酒場の待ち娘は除く)
というかアルフィア……このままじゃあメインヒロインのアリーゼに勝つじゃあねぇ?
等と考える今日の作者であった
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ファイのヒロイン候補何となく募集します!(アリーゼとアルフィアは除く) 期限は……特に無いがだいたい3ヶ月後には終わる予定
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リヴェリア
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アスフィ
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フィルヴィス
-
アーニャ
-
クロエ
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ルノア
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ダフネ
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椿
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シャクティ
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アミッド
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輝夜
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イリア (何となく入れてみた)
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ゼノス ファイ
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ヘイズ