前世は剣帝 作:イタク
「さてマリウス!戦の準備は整ったか!」
そこには玉座に座る主神に溜め息混じりに答える
「…………戦の準備は整っていますが……ですが何故この時期に攻めるのですか?」
今回初めてアレスが参謀を勤める……現在第一王子であり眷属の中でも若くして最も頭が切れる男としてアレスは今回の戦いの総指揮を任せた
「簡単だ現在オラリオは我が計略によって!闇派閥と呼ばれる集団により疲弊している……そして何より主力となるファミリアが出ているこれが好機として何とする!」
その言葉にマリウスは頭を抱えていた……
(国庫の減りがおかしいと思ったらこの筋肉……勝手に着服して)
だがアレスの謀略により確かに今以上に好機は無い、何より魔道王国との同盟もあり今までの中でも好機とも言える……アレスの言うとおり勝てるかも知れない……しかし今回勝ったとして世界の中心になったとしてもこのファミリアが暗黒竜と呼ばれる存在に勝てる訳がない
それに魔道王国との同盟があるがあの魔道王国は確実にこちらを囮にする気が満々だったその証拠に条件に出した魔道王国からの援軍はレベル1が殆どでレベル2が十人もいない
希望が在るとすればクロッゾの魔剣を作る事が可能となったヴェルフだが本人は頑なに作る事を拒否している
(さて……どうしたものか)
アレスはウキウキとしてながら号令をかける
「では明日明朝出陣とする!!!」
「「「「「「オーーーーーー!!!!」」」」」」
アレスの言葉に国王を初め将軍達は声たかだかに雄叫びを上げマリウスは頭を痛むのであった
「………」
それを見つめる1人の新人給仕はアレスのコップにお茶が無くなりお茶を注ぐのであった
翌日
「では我が精鋭達よ!!これよりオラリオに進軍する!」
アレスの号令により出陣するアレスファミリアは念のために部隊を三つに別けた……その理由は簡単だもし高ランクの冒険者に出会えば直ぐに軍は瓦解する、それを避けるためにあえて軍を別け進軍をしていた
「…………それにしても筋に……ゴホン、アレス様何故軍を別けるのですか?」
「オォーマリウスよくぞ聞いてくれた!実はなこの進軍方法は新人給仕が教えてくれたのだ!」
その言葉にマリウスは疑問に考える
(新人の給仕等…………最近雇ったか?)
アレスの発言にマリウスはふと疑問に考える……マリウスは給仕等は徹底的に経歴を調べ上げどこの家の者か、背後関係を当たることに力を入れている、もし間者など入ったら目も当てられないそれは何故か
この筋肉バカはいくら情報統制しても聞かれた事は何も考えず全て答える程のバカ……尤も最近の重要なことは教えてないがそれでも国の秘密等はアレスの方が知っている事が多い
「それにな最近その給仕がある事を教えてくれたのだ!」
「フム」
「何でも最近我が城に賊侵入しているらしくてな」
「…………はぁ?」
「そしてその賊の目的が我が秘宝クロッゾの魔剣だとか」
「はぁ!?」
「だからその賊から守りやすくするために出来る限りクロッゾの魔剣を1ヵ所に固め我が精鋭が……」
「何やってんだ!!この筋肉頭!!!!!」
マリウスは叫び急ぎ命令を下す
「全軍反転!!これより王城に戻り賊を捕縛する!!」
「何を言う!?その命令は却下だ!全軍オラリオに……」
「このバカ筋肉頭!脳ミソまで筋肉なのか!?それでも全知全能の神か!!」
「バカじゃあありません!バカって言った方がバカ何です!」
「子供かあんたは!」
マリウスは頭をかきむしりながら最悪の想定をする
「それに何を慌てている?我が秘宝クロッゾの魔剣は……」
「だから!敵の狙いはクロッゾの魔剣だ!俺は最近給仕は雇って無い!新人給仕は5年前雇ったのが最後だ!」
「何を言っている?」
「それに魔剣を1ヵ所に固めたのは確かに守りやすい……だが精鋭とはいえ精々レベル2だ……そして恐らく敵はオラリオの冒険者……つまりレベル2以上の敵が王城に侵入している!」
マリウスの推理は正しく現在の王城は……
ヘルメスファミリアがラキア王国に侵入していた
「いや~それにしても助かったよアレスが口が軽くて」
ヘルメスと新人の給仕はラキア王国精鋭を一瞬で制圧していた
「全く……いくらバカな神とはいえ嘘を吐かずに騙すなんて私以外出来ない芸当だよ……ヘルメスお兄タマ~」
「よっさすが副団長のリディスちゃん~」
そう新人給仕の正体はリディス……この数ヶ月前アフロディーテからの依頼を受けたヘルメスは戦闘が出来ないリディスをあえてラキア王国に侵入させゆっくりとアレスに近づいていた
「全くお兄タマ~は人使い荒いんだから……何回あの顔だけが良い筋肉バカ神のベッドを回避したと思っているんですか~」
リディスは弱り果てた給仕の格好をしながら「ヨヨヨ~」と言いながらヘルメスを遊ぶ
「この~リディスちゃん~そろそろお宝持って帰ろうぜ~今アスフィ達が大量の罠を使って侵攻を遅くしているんだからさ~」
「はーいヘルメス~」
リディスはヘルメスファミリアの団員を使いここにある魔剣を回収する
「それにしてもヘルメス様~全て回収しなくて良かったんですか~」
「あぁ勿論、もし全部回収したら次攻めるとき高ランクの兵士を今以上に配置するから次からもっと楽に戦えるから良いんだよ」
「成る程、次攻められる時いかに楽して勝つのかそこまで計算するなんて抜け目無いですねヘルメス様~」
「だろ~もっと俺を褒めても良いんだぜ」
「よっさすが女の敵!この特殊性癖持ち!」
「今関係無いだろ~この~」
そんなヘルメスと副団長のリディスの会話に少し呆れながらも自身の仕事を優先していた
「にしてもアスフィ……大丈夫かな~」
「なんだい?リディスちゃん、もしかしてアスフィの事が心配かい?」
「まさか~でも団長の座を渡すのは少し早い気がしてさ」
「なーに大丈夫だよ……あのアスフィは元々団長の素質は俺の子供の中で一番さ……それに暗黒期の時わざとアスフィに団長の仕事をさせていたんだろ?」
「乙女の心を読まないでよ~女の敵~」
「許してくれよ~可愛い可愛いリディスちゃ~ん」
一方ヘルメスファミリア新団長アスフィ
「くしゅん」
アスフィはマジックアイテムで姿を消し、上空で小さなくしゃみをしていた
「……あのブラック神とリディスさん……また変な事を言っている気がする」
アスフィは現在ファイを抱き抱えながら上空を飛んでいた
「……初めて空を飛んだ」
「でしょうね……これ持っているのは私だけですので」
「…………」
ファイは初めの上空散歩を楽しむ……
訳もなく正直怖くアスフィの腕を必死で掴んでいた
「意外ですねファイあなたが怖がるなんて」
「俺にも苦手な物がある……」
現在ファイとアスフィの役割はどこかに居る切れ者の存在の足止めプラスその軍の壊滅を目的としていた
その為最も軽く戦闘力があるファイを降下させ足止めその後ヘルメスファミリア主力とアーディによる挟撃と言うシンプルな闘いかた
これによりファイは誰も殺さずに済む程楽な闘いに加えて本軍が壊滅により他の軍は引き返させず終えない様に仕向けられる
そしてヘルメスファミリアのルルネとメリルによる糧食の放火により戦闘継続を困難にする二段構え……もしどちらかが失敗しても撤退させると言うヘルメスの作戦に息をのんだ
「どうやら気がつかれたみたいですね」
アスフィはそう言うとファイに分かりやすくするために指を指しファイも気がつく
「……ざっと四千くらいか?」
「ですね……下に待機しているファルガーに連絡します」
アスフィはそう言うと何かを書いた物を下に向け落としファルガーがそれを受け取り自身の大剣を大きく振るった
「ではまずファイ貴方を敵の前に投下し作戦通りに行動します。準備の方は良いですか?」
「いつでも」
「よろしいでは行きます」
アスフィはそう言うと上空を飛んだ
「急げ!我々の王城に侵入した賊を叩くぞ!」
「「「オーーーーーー!!」」」
マリウスの号令で進軍するアレスファミリアに主神アレスは……
「あの給仕!!絶対に許さん!後でベットで寝かし付けてやる!」
「この筋肉バカ神!今はそう言っている場合じゃあ無いだろが!!」
現在ラキア王国軍は馬を走らせ必死で王城に戻る最中……突然黒い剣が上空から降ってきた
ドドドドド!!
その剣はラキア王国の兵士の間に突き刺す
「フッ!我が精鋭がこの程度当たるものか!!」
アレスは呑気に強気な事を言うがマリウスはその逆だった、マリウスは直ぐに被害報告で確認すると誰も怪我を負っていなかった……現在兵士との間はたった十数センチ……そして剣が降ってくるまで誰も気がつかなかった
そんな敵の攻撃に、当たらない訳がない無い……なのに誰も当たっていなかった
それは何故か
簡単だ敵はあえて攻撃を外したのだ
マリウスは敵の正体……いや相手の力量を考えていると上空から何かが落ちる……砂煙で相手は良く見えないが明らかに子供、もしくは小人の様に見える
「悪いが全員……骨を折って貰う」
そう言った子供は木刀を持っていた
その様子にラキア王国兵士は笑い声をあげる「あんな小さい子供に何が出来るか」と……
しかしマリウスだけは違った……相手は恐らくオラリオの冒険者で少なくともレベル3だと考え
「騎馬隊突撃体制!弓兵射撃用意!」
マリウスの言葉にラキア軍は直ぐに陣形を整え騎馬隊は直ぐに突撃体制に入り弓兵も一斉に構える
「撃て!!」
マリウスの言葉で数百の矢が上空から落ちた子供に向かって降るが子供は数歩移動する
「騎馬隊!突撃!!」
マリウスは大声を上げ騎馬を突撃させた
「マリウス様少々やり過ぎではないか?」
そのような事を言う側近にマリウスは苦虫を噛み潰したような顔をしながら答える
「……あれは恐らくオラリオの冒険者だ、そして」
その瞬間子供に矢が到着するが……
その子供には矢が1本も当たらずその場に立っていた……そしてその光景にマリウスは確信する……
「最近オラリオで名を馳せたアストレアファミリア所属の……【剣帝】だ」
その瞬間突撃した騎馬隊は雨の用に戦場に落ちる
「なっ……何だあれは!?」
アレスは自身の精鋭と語る自慢の騎馬隊がまるで紙切れを切るかのように切り捨てていた
アレスは自身の眷属の兵士の神の恩恵は1人足りとも減って居ない事に気がついたアレスは馬を走らせる
「我が精鋭たる眷属を吹き飛ばすのは見事だ!だが力任せに我が精鋭を吹き飛ばすと言うことはアビリティー任せの筋肉バカの様だな!!」
アレスの突然の行動にマリウスは驚きの表情をする
「この筋肉バカ!あれは手加減していると何故分からない!!」
マリウスは突撃するアレスを追うために馬を走らせるのであった
「…………弱」
ファイは現在ラキア王国の兵士をアスフィが用意した殺傷能力が無い木刀で吹き飛ばす
アスフィの魔道具は殺傷能力が無いが当たったら死ぬほど痛い魔道具で吹き飛ばされた兵士はひたすら痛みに耐えられず唸っていた
「…………はぁ」
ファイはひたすら突撃する馬の前足を軽く叩き馬はその痛みに耐えられず乗せている人が前に落ちると同時にただ上空に向けて飛ばす…………たまに数が多くなると馬事飛ばす
そんな事をやっていると
「貴様が我が精鋭を吹き飛ばす筋肉…………筋肉?」
馬に乗り派手な格好をする変な人はファイの事を見る……その体型は鍛えては居るが……とても強く見えず……アレスは勝てると考え
「貴様を我が剣の錆びにしてくれる!」
アレスは馬から降り剣を構える
「我が名は軍神アレス我が剣で相手してくれる!」
その言葉に流石のファイも警戒する……が
(何だ?あの構えは?)
神アレスと名乗る神の構えを見たファイが思った事は
(隙だらけ……)
その行動に困惑するファイ……ファイは神の事はよく知らない……ファイが知っている神は主神のアストレアを初めとした数人のみ……だが武闘派の神と言われている神、アストレアの剣術は卓越しておりもし神の恩恵が無いと敗北する程と考える程ファイは武闘派の神は警戒している…………
(いや相手は軍神と名乗る神だ武闘派の神と考えて言いだろう……なら隙を見せてカウンター狙いか)
ファイが警戒している中アレスはニヤリと笑みを浮かべ
「貴様が来ないなら俺から行ってやる!見よ!我が最強の剣を!」
アレスはそう言う剣を振るう
「なっ!?」
ファイは困惑する……それは
ただの力任せの上段斬りだった
「…………」
ファイは黙りアレスの攻撃をあえて剣で受け止める
「やるな!オラリオの冒険者!我が最強の剣を受け止めるとは!」
アレスはそのまま力任せで押しきろうとするがアビリティーの差もあり全然押しきれない
そしてファイは呆れ……
「…………」
ファイは木刀でアレスの剣を斬り真っ二つにする
「…………はぁ?」
その事にアレスは思考が止まりファイはアレスに木刀を構え
「構えろ……自称軍神」
その日ラキア王国は……史上初めての圧倒的な敗北戦となるのであった
今日の作者の独り言
初めてのアンケート……新しいヒロイン候補としてベルの事が好きと出しているキャラと「コイツは原作通りになってほしい!」キャラを外してアンケートしました
現在のアンケート情報~
現在圧倒的人気のキャラはアミットさんです!!
やっぱり聖女は人気者ですね
2位が皆のママにして未婚の未亡人のリヴェリアさん
そして3位がファイと同じファミリア所属で極東毒舌女事!輝夜さん
正直アミットさんがヒロインはムズ!!と思っていますが……頑張ってストーリーを考えてみます……
まぁ正直面白く無いと考えたらボツにする事をここで宣言しますが!!
今後も面白い!と思った事を投稿しますので応援の程よろしくお願いします!!
面白かったら好評!お気に入り登録よろしくお願いします!
あとアンケートの期限なのですが3ヶ月はてきとう過ぎだったのである程度投票が落ちついたら締め切ろうと思います!!
何故なら!!
「…………オリジナル展開の話を書くの……難い……」
あと純粋なネタ切れの方が速いからです!!
こんな作者ですが、よろしくお願いします!!!
ファイのヒロイン候補何となく募集します!(アリーゼとアルフィアは除く) 期限は……特に無いがだいたい3ヶ月後には終わる予定
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リヴェリア
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アスフィ
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フィルヴィス
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アーニャ
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クロエ
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ルノア
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ダフネ
-
椿
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シャクティ
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アミッド
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輝夜
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イリア (何となく入れてみた)
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ゼノス ファイ
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ヘイズ