前世は剣帝   作:イタク

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ファイとアーディはオリンピアに向かう事10日が経った道中とある場所で夜営をしていた


オリンピア
第34話ーオリンピア一話


「ハムハム」

「モグモグ」

 

ファイとアーディは夜営の準備を終え2人はザルドが作った保存食を食べていた

 

「ハムハム……保存食なのに……ザルドさんのご飯なんでこんなに美味しいんだろう」

 

「モグモグ……ゴクン……それはザルドだからとしか言えないじゃあねぇのか?」

 

「そうかも……ハムハム」

 

アーディとファイは仲良く夕食を食べて居ると……

 

ファイは急に明後日の方向を見る

 

「ファイ?急にどうしたの?」

 

「ん?……いやなんでもない」

 

「???……ハムハム」

 

その様子を見たファイは

 

(リス見たいに頬張って……何か可愛い)

 

「?」

 

その後2人は馬車の中で寝るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝になるとファイは珍しく起きていた

 

「アレ?ファイ起きるの速いね」

 

「そうか?」

 

「そうだよ!ファイは朝なかなか起きないんだもん」

 

「そんな日もある」

 

「いつもだよ……ファイ」

 

アーディは少し溜め息を吐くが……

 

「朝何にする?」

 

「ん~魚?」

 

「じゃあベルくんが釣った魚の保存食にしよっか」

 

ファイとアーディは保存食を食べながら馬車で進んでいると

 

 

「ん?」

「何……アレ」

 

ファイとアーディは目の前の山……いや何とも言えない光景に驚いていた

 

「赤い……門?」

 

「いやあれは炎か?」

 

アーディとファイは驚きながらも

 

「近くまで行ってみる?」

 

「……あぁ」

 

2人は急ぎ問題の山の炎?が近くで見える所に行く

 

 

 

 

 

 

 

「これ……何だ?」

 

その異様とも言える炎に2人は止まる

 

「これって……もしかして」

 

「何か分かるのか?アーディ」

 

「えっ……あくまでも私の予想だけど……これって原初の炎だと思う」

 

「原初の炎……エピメテウスか」

 

「うっうん……多分だけどね……けど原初の炎だと仮定すると……」

 

アーディは問題の炎を確認する

 

「上空まで伸びて見る限り炎の切れ目が見えない辻褄が合う」

 

その言葉にファイは納得する……目の前の炎がもし魔法と仮定するのならそれは不可能と言っても良い……しかし魔道具だとするのなら可能性はあるが……それでも聞いた事がない聞いた事があるのは長期保存する事が可能と言う話だけでそれ以外は聞いた事が無いからだ

 

(炎の保存……)

 

ファイは近くにある木の枝を折りそのまま炎に投げ込むと一瞬で燃え尽きる

 

「アリーゼ以上の炎……アーディの原初の炎と言って良いだろう」

 

しかしそれと同時にファイはとある事に気がつく

 

(もし俺の仮説が正しければ……アルフィアとザルドの命を繋げられるかも知れない)

 

そう思うとファイは決断する

 

「どうにかして侵入出来ないかな?」

 

「ん~難しそうだね」

 

「じゃあ取りあえず魔法で吹き飛ばして……」

 

「ちょ!ファイ駄目だよ」

 

「何故だアーディ?」

 

「多分だけど……この原初の炎……攻撃したら駄目だと思う」

 

アーディの言葉はあくまでも勘に過ぎないだがしかし

 

「…………ならどうする?」

 

「う~ん」

 

アーディは少し考え

 

「ヘルメス様が言うようにオリンピアが今も存在するとしたらどうやってその存在を知っているのかな?」

 

「どうやってて…………そんなのヘルメスが天界と言う所にいる時に知ったんじゃあ無いのか?」

 

「けどあのヘルメス様だよ?……そんなあやふやな情報で私達に依頼するかな?」

 

「確かにそうだな……」

 

2人は考えるが

 

「ん~分かんないやこう言う時は……」

 

アーディは高いところを探し

 

「取りあえず歌を歌いながら高い所に行こ!」

 

「何故そうなる」

 

「今日の~」

 

「ってもう歌ってるし!」

 

アーディは歌を歌いながら馬車を走らせファイは原初の炎と呼ばれる炎を観察していた

 

(この炎……天界の炎と言う事は分かったが……何だろう違和感がある)

 

ファイは深く考えると……とあることに気がつく

 

(この炎……神の神威に似ている気がする……似ている?……似ている…………!!)

 

ファイは急ぎとある物を炎に向けゆっくりと近づけさせ炎に当てる…………そして

 

(燃えない……成る程伝承通りか……けどこれだけだと侵入は無理だな)

 

ファイは人知れず確めるが不可能だと理解した

 

「さて……と」

 

ファイはとある事に気がつきファイはアーディの服を掴み馬車から離れる

 

「えっちょとファイ!」

 

「喋るな!舌を噛むぞ」

 

「いやでも行きなりすぎだよ!何でそんなに急いで!」

 

「厄介なお客さん2人こっちに来ている!」

 

その言葉にアーディは納得し

 

「分かった私も走るから説明をお願い」

 

その言葉にファイはアーディを放し2人は走る

 

「それでそのお客さんって誰かな?」

 

「分からない……けど強い事は分かる……」

 

「えっ私達よりも強いの?」

 

「あぁ……俺達よりも強い……強さで言うと…………シャクティより少し上くらい?」

 

「お姉ちゃんよりも!?」

 

「まぁそう言う訳だ逃げ…………」

 

「逃げれると思っているの??」

 

その言葉はファイとアーディの目の前に現れる

 

「…………ちっ」

 

「【ひと振決殺、我が心、我が身は、常時戦場也】!!」

 

その瞬間ファイの影は動く

 

「【血統技能!影の剣(スパーダ)】!!」

 

ファイとアーディはせめて挟撃されないように横に飛ぶ

 

「どうする?ファイ」

 

「戦闘は……正直したくないが」

 

ファイはアーディを見て

 

「あのうるさい子供好きのガネーシャから頼まれたんだ」

 

ファイは慣れない笑顔をしながら

 

「アーディだけは必ず助ける」

 

「へー私達に勝てるつもり?」

 

その言葉に敵と思われる人物が現れるそれは美しいエルフだがその格好は露出が高くまるでアマゾネスの格好だった……しかしその人物が問題だった

 

「ディース……姉妹」

 

「そうよ!私達は美しい妖精」

「の姉妹よ」

 

ディース姉妹……彼女らは残酷で狂った闇派閥のエルフ、彼女達に手にかけた冒険者は数が知らない残虐な性格の持ち主

 

(厄介だな……)

 

「「剣帝……貴方を愛して愛して愛してあげる!!」」

 

その言葉にアーディは冷や汗をかくが……

 

「……戦う前に少し良いか?」

 

「何かしら?」

 

「剣帝って誰だ?」

 

「「……………………えっ?」」

 

その言葉にディース姉妹は動きを止める

 

「剣帝は貴方の事よ?」

 

「…………初めて知った」

 

 

「ねぇディナお姉様……剣帝ってもしかして天然さん?」

 

「かもね……うっかりさんかも知れないわ」

 

「「可哀想~けど私達はそんな貴方を愛して愛して愛して愛して(殺して)あげる」」

 

「そんな愛は要らねえ」

 

そんなファイの、言葉に戦闘は開始するファイとディース姉妹のレベル差は二つもある本来のレベルの差だとファイは直ぐに負けるが

 

「やっぱり強いわディナお姉様とてもレベル3とは思えない」

 

「そうねヴェナけど……」

 

ファイはディース姉妹の攻撃を捌けず右足の太ももにディナの攻撃を受ける

 

「ようやく隙を見せたね剣帝」

 

本来の冒険者は受けた方の右足を庇うかの如く普通は下げるが

 

「えっ……」

 

ファイはそんな事を無視し攻撃を食らった右足をヴェナの腹を蹴り飛ばした

 

「ディナお姉様!?」

 

「アーディ……回復」

 

「うっうん」

 

アーディは直ぐにファイを回復させ

 

「さて……続きをするか」

 

「「なめるな!剣帝!!」」

 

しかしディース姉妹の激しい隙の無い連携にファイは苦戦する……ディース姉妹はレベル5……そして現在ファイのレベル3

 

ファイの卓越した剣術により負けてはいないが……このままだと長期戦となりファイは負けが見えてしまう

 

「……拘束(スパーダ)!!」

 

ファイはダークエルフのヴェナに魔法で拘束するとホワイトエルフに向け激しい攻撃を仕掛ける

 

「ヴェナ!」

 

「ディナお姉様!」

 

妹のエルフのヴェナは拘束魔法を解こうとする瞬間

 

「私の事忘れてない?」

 

その瞬間アーディは直ぐに拘束された妹のヴェナ方に攻撃する

 

「ちょ!」

 

ヴェナはアーディからの攻撃にギリギリの攻撃を短剣で防ぐが

 

(私だって伊達にアルフィアさんやザルドさん……ファイに剣を習ってない!!)

 

アーディはヴェナの攻撃を的確に避け反撃する

 

「ヴェナ!」

 

ファイとアーディは連携はある程度出来るが目の前のディース姉妹には負ける……なら分断した方がまだ勝ち目があると考えたファイとアーディは分断し個別で戦う

 

「私達の方がレベルが上なのに!」

 

「何で勝てないの!?」

 

ディース姉妹はレベル以上に戦えるファイに驚愕していたそれはまるで……小さいころ……自分達を助けてくれると信じた幻の

 

「「英雄……」」

 

その瞬間ディース姉妹はファイに憎悪を向ける……何故今私達の前に現れた……私達は…………ただ綺麗な妖精に戻りたいだけなのに何で今さら私達の前に現れた

 

「お前が…………」

「今さら…………」

 

「「現れるな!!!」」

 

ディース姉妹は激しい攻撃を仕掛けるヴェナは魔法の拘束を解きファイの所に向かう

 

「ファイ!!」

 

アーディの言葉にファイが気がつきヴェナの攻撃をギリギリ避ける

 

「「ムカつくムカつくムカつく!!」」

 

ディース姉妹の攻撃に……ファイは笑い始める

 

「アハハ」

 

「「??」」

 

「アハハハハハハハハハ」

 

その笑いにディース姉妹は後退りする

 

「怯えたな……」

 

ファイの言葉にディース姉妹は怒り狂いファイに向かう

 

「「嘗めるな!!!」」

 

「走れ!斬激(スパーダ)!!」

 

ファイの攻撃に姉妹は防御が間に合わず刃で受けとめようとするが……

 

ピキ……ピキピキ

 

パリン

 

ディース姉妹の刃が砕けたが……そのまま上空に打ち上げられた

 

(仕留めきれなかった!)

 

ファイは直ぐに動こうとするが

 

「!!」

 

ファイの足は見えない糸で拘束されていることに気がつき剣で糸を切ると

 

ディース姉妹は地上に着地すると同時に予備の短剣を持ち

 

「ディナお姉様!」

 

「分かっているわヴェナ!」

 

2人は森の茂みに隠れ移動する

 

「【荒れ狂え、第二の園。甘く腐れ、第九の歌】」

 

その瞬間ファイは急ぎ声の主ディナに向けて突撃する

 

(しまった!あれはヘルメスが言ってた!)

 

 

 

 

 

 

『あっそうだファイくん一つ伝えておきたい事があるんだ』

 

『突然何だ?ヘルメス』

 

『ディース姉妹の姉のディナの魔法が使えるから気を付けておいてくれ』

 

『何だ?強い魔法か?』

 

『ある意味強い魔法だ……ディース姉妹は魅了の魔法使える』

 

その言葉にファイは驚く

 

『……それ防ぐ方法はあるのか?』

 

『…………無い……うちのアスフィに頼んで魔道具を作成してみたが何せ魅了の魔法自体珍しいから作成には時間がかかる』

 

ヘルメスは首を横を振るい現時点の対策をファイに伝える

 

『だからファイには発動前にディース姉妹を仕留めるしか無い』

 

「剣帝!お姉様の魔法を邪魔させないわ!」

 

ダークエルフのヴェナはファイの攻撃を防がれる……

 

「【ディアルヴ・リミニス】」

 

そこには不気味な笑みを浮かべるディナの姿を最後にファイの意識は途切れた…………

 




今日の作者の独り言




皆さんお久しぶりです

二週間ちょいぶりに更新しました~

いや~仕事の間にちょくちょく書いて投稿出来そうなので投稿しました

まぁそれは置いといてとうとう始めました!オリンピア編!!

いったいどうなるのか!楽しみにしていて下さい!!






所で話がバチコーン変わるけど実はタイトルの【前世は剣帝】……元々【前世は剣帝、今生は冒険者】にしよーと思ったのですが自分より先に投稿している方が居たので

「あっダブル……ムリだな……タイトルどうしよう……もう【前世は剣帝】で良いや」

と思い投稿しましたが……しかしこのタイトルはどう変更しようと何度も考えた結果……

【前世は剣帝、今生は正義のお荷物(フリーライダー)】

にしようか迷ってます……しかし急にタイトルを変えても良いだろうか……悩んだ結果決めました!

アンケートど決めよう!

てな訳で急遽ヒロインアンケートとは別にタイトルアンケートをします!

いつも少しテキトーな作者ですみません!

面白かったら高評価お気に入り登録よろしくお願いします!

ファイのヒロイン候補何となく募集します!(アリーゼとアルフィアは除く) 期限は……特に無いがだいたい3ヶ月後には終わる予定

  • リヴェリア
  • アスフィ
  • フィルヴィス
  • アーニャ
  • クロエ
  • ルノア
  • ダフネ
  • 椿
  • シャクティ
  • アミッド
  • 輝夜
  • イリア (何となく入れてみた)
  • ゼノス ファイ
  • ヘイズ
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